人狼物語(瓜科国)


1035 【銀河間特急便スターライナー】


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たむら よしお

 ― 闇の中 ―

 ん…。
 ここはどこだ。

[暗闇の中自分が横たわっているのが分る。
それだけがわかる状態だ。]

 僕は最近のことを覚えているか。
 そうだ。スターライナーの廊下で>>374リアさんに、何か頼まれたような気がする。何の願い事だったんだろう…。
 
[肝心なお願い事を聞く前に、途切れた何か。
何―と声をかけようした時には、聞けずじまいだった。
>>372寂しそうな顔と、>>373何時もと違う笑顔を見て、何かできたろうか。]

 だけど次がある。
 次にあったときには、あの続きを聞くんだ。

( 426 ) 2012/12/25(火) 23:54:36

たむら よしお

 そのためにも、今は現状維持に努めよう。
 車掌さんの言うことを真に受ければ、これが僕が選ばなかった世界なのか。って何故何も無い真っ暗闇なの、なんでさ?
 
[寝たまま右手を振り下ろし、ぎょっとする。
床があると思った右手は空振りし、何かを掴んだ。]

 この形は、コーラのペットボトルか!
 ってことは、僕の選ばなかった未来はあの星の出来事か…。

[ドンナコトダイ?と声が聞こえた気がした。どうせ一人、喋っても何も変わらないだろうと自嘲気味に笑いながら]

( 427 ) 2012/12/25(火) 23:54:47

お忍びお嬢様 メルヴィ

 『――ル、メル』

 え……?

[大好きな、声が聞こえる。
はっと起き上がってベッドを見ると、淡い光が空に舞い上がっていくところだった。
涙が零れそうになるけれど、それよりも驚いたのは。
泣き崩れる幼い自分の隣に寄り添う、母の姿だった。]

 『メル、メル。私はここにいるよ。ひとりにはしないから』

[優しく背を撫でる温もりに、どうして気づけなかったのだろう。]

 母様は、ずっと一緒にいてくれたのね。

[そう言って、自分の横を見上げる。
そこには以前と変わらない、母の太陽のような笑みがあった。]

( 428 ) 2012/12/25(火) 23:55:11

【愛】 流離いの伊達男 マルセー

[壺を取り出し、その桃色の光を見ていた]

 そういえば、師匠の壺に…

[星屑を入れていたことを思い出した。
星屑を入れると淡く光る桃色…――]

 これ…だったのかな

[違うのかもしれない、偶然かもしれない。
しかし、いろいろ思い出した今は、この光が愛おしかった。]

( @45 ) 2012/12/25(火) 23:55:45

たむら よしお

 何年前だったか忘れていたんだけど。
 僕の乗っていた船がこんな暗い星に掴まったのを覚えているんだ。
 僕のほかにも沢山の乗客がいたっけ。
 
 ヒトクイソウのお友達のような、ヒトクイボシ。
 知能を有した生命体を捕獲しては一つの質問を出す、凶悪な星。
 「此方が提示した大事なものを捨てるか、ソレと共に我に食われるか。」
 
 当時僕はコーラが命だった。専ら、体はコーラで出来ていると豪語していたんだ。常時からだのいたるところにコーラを仕込み、食べ物の代わりとしてまで使った自転車すらコーラを補助動力にすることができる機能があった。
 
 星は僕にコーラを捨てるか、コーラと共に食われるかを選ぶよう強制された。熟考の末、僕は手持ちのコーラを捨て、自転車は一部のフレームを残して食われた。

 コーラとともに食われることを選ばなかった。当たり前の、ただそれだけの話だろう。

( 429 ) 2012/12/25(火) 23:55:46

たむら よしお

 …ヒッ!

[話を終える頃から、徐々に周囲に影が浮かんできた。
見回してみると、皆々恐怖に口を開けた顔をしている人影の群れ。
その群れに、不自然に穴が開けられている。

タダソレダケトハドウイウコトダ。オレタチハギセイニナッタノニ。そう、怒りを口にしているようだった。]

 きっと食われた人たち…!
 あの穴は僕が居る場所だったと言いたげだね。
 
[その群れは徐々に近づいて、自分を取り巻いていく。
ゲームのゾンビの群れのようで、背筋が凍る。]

( 430 ) 2012/12/25(火) 23:56:03

たむら よしお

[しかしそれは数秒のこと。
すぐにそばにあったコーラを手に取り、上半身を起こした。]

 やめなよ。
 誰だか知らないけど、死人に鞭を打つような行為、とてもよくないよ。
 
 それにあのとき、確かに僕は断腸の思いでコーラを捨てたのは間違いない。でも僕は悔いは無いし、今ではそれは過去のことだ。
 
[ボトルの蓋を開ける。
いつぶりか、しかし泡が出ないようにあける方法は体が覚えている。]
 
 僕がさっき見たものはこれじゃない、違うものだ。
 僕はそんなものを確かめに来たんじゃ無いんだ!
 
[ボトルのコーラを口に流し込む。瞬間、体が拒否反応を起こし勢い良く吐き出した。]

 ぶほっ!

[周囲が明るくなっていき、それについて次第に意識が掻き消えた。]

( 431 ) 2012/12/25(火) 23:56:45

お忍びお嬢様 メルヴィ

― 荒野 ―

[気づけば辺りは元の荒野に戻っていた。
けれど、そんなことは関係ない。
今隣にいるのは、ずっと心焦がれていた人なのだから。]

 母様、気づけなくてごめんなさい。
 こんなに近くにいたのに。隣にいてくれたのに。

 『メル。これからはずっと一緒よ?』

[からりと笑う声に、涙が次々と溢れる。
そっと両手を伸ばすと、温かな胸に飛び込んだ。
大好きな、お日様みたいな母様の匂い。]

( 432 ) 2012/12/25(火) 23:57:52

【独】 スッチー

こういう雰囲気の中でよっしーが和みすぎて笑えて楽しい。

( -98 ) 2012/12/25(火) 23:57:56

流離いの伊達男 マルセー

― 客室 ―
[自室に戻り、ベッドに倒れ込む]

 …疲れた…

[しかしそれは、不快な疲れではなく、心地良い疲れ。
手の中の小さな壺を眺めて…微笑んだ。]

( 433 ) 2012/12/25(火) 23:58:37

【愛】 流離いの伊達男 マルセー

[そして、返る声がなくなった通信機に語りかける]

 戻ってきてくださいね。
 私は…あなたのお陰で、帰ってこれたのだから。

[聞こえないかもしれないと思いつつ、何度も語りかけた。]

( @46 ) 2012/12/26(水) 00:00:08

英霊 ラーマチャンドラ、メモを貼った。 メモ

( A159 ) 2012/12/26(水) 00:02:57

お忍びお嬢様 メルヴィ

 『メルがいてくれるなら、私は寂しくないよ』

[遠いどこかで聞いたような言葉。
今はもう、思い出す必要を感じないけれど。]

 私も、母様ともっと一緒にいたかったの……!

[体が淡い光を放つ。
それは空に浮かぶ星のように小さな球となり、空へと昇っていく。]





[荒れ果てた地に、ポシェットだけが残っていた。**]

( 434 ) 2012/12/26(水) 00:03:53

【鳴】 お忍びお嬢様 メルヴィ

 約束守れないかもしれないわ。
 ごめんなさい。

[小さく呟いた声は、どこかに届いただろうか。**]

( =27 ) 2012/12/26(水) 00:06:46

資産家の三男坊 ハンス

[そのまま出て行こうとするが、
屈強な執事によって取り押さえられた。
テーブルに押さえつけられ、頭を付けられる。]

  ・・・っ!

[屋敷の中は物音一つなく静かだった。
この先の未来は分かる。
反抗が封じられて軟禁か、もしくは諭される。]

ふぅ。

[重い溜息を一つついた。
こんなものが見たい訳ではない。]

( 435 ) 2012/12/26(水) 00:09:53

ディーラー 一条、メモを貼った。 メモ

( A160 ) 2012/12/26(水) 00:13:27

【独】 たむら よしお

/*
マルセーさんの読んだ。
選ばなかった起点で見てる感じなんだね。

ちょっと自分同窓会を思い出した。

( -99 ) 2012/12/26(水) 00:35:57

ディーラー 一条

―駅>>411

 や、キリト♪

 嗚呼、前の交換だネ。ありがとう。

[キリトの頭を撫でつつ、そう言ったものの、きょろり。]

 キリト、何処でお土産買ったの?

[聞けば、怪しげな謎売店の話を聞けた。]

 へェ。
 まるで幻みたいに。
 俺も少し見てみたかったな。

 じゃあ、俺は交換には、
 薄紫色のハート型おせんべい頂くよ。

[キャンディも少し気になったけれど、無論顔には出さないポーカーフェイス。]

( 436 ) 2012/12/26(水) 00:37:54

ディーラー 一条

―駅>>420

 嗚呼そういや。
 色々あって、キリトとは結局遊べなかったね。
 この星の次は、暫く何処にも星に止まらない。

 銀河と銀河の間を駆ける間、
 一緒に遊ぼうか。

[にっこりとキリトに笑いかけた。]

 大丈夫。
 そんな不安にならなくたっても、
 皆、無事帰って来るさ。

[ぽんぽんと元気付けるように頭を撫でた。
少〜し、リコリスとのサンタクロース計画に誘おうと思ったが、また後で話す機会もあるだろうと、今はキリトを見送るに留めた。*]

( 437 ) 2012/12/26(水) 00:41:45

資産家の三男坊 ハンス、屋敷を歩き、やがて外に出る。カツンカツンと回廊を歩く。造園を横目に、烏黒ダイヤの囁きに導かれ歩んだ。

( A161 ) 2012/12/26(水) 01:13:05


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