人狼物語(瓜科国)


1035 【銀河間特急便スターライナー】


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英霊 ラーマチャンドラ

[この星で見る、生前の嘗ての過去で有り未来は、
 受肉していない英霊の身にとってもまた、幻覚や幻影であろうか?
 *否、或いは―――*]

( 337 ) 2012/12/25(火) 17:43:44

双子の妹 シリル

―到着前/サロン→駅―

[可愛い車掌さんの説明>>#7>>#8が聴こえれば、
華奢な肩が、何かを怖れるように微かに震えた。
けれど、席を立とうとするマルセー>>236の笑顔が
とても穏やかだったので、少しだけほっとした表情になる。]

 ……はい、どうか、お気をつけて。

 ありがとう、ございました…。

[“また”と言われれば、同じ言葉ではなくただ静かに微笑んで、
背中を見送り。窓の外の星空を、物思う瞳で見つめてから、
バーテンダーに頼んで紙とペンを貰い、何かを書付る。
その紙をたたんでポケットにしまうと、サロンを後にした]

( 338 ) 2012/12/25(火) 17:50:06

お忍びお嬢様 メルヴィ

― ??? ―

 あら、ここは……。

[気づけば無心で歩いていて、周りから人の声がした。
声、というより活気とでもいうのだろうか。
喧騒、人の気配、そういったものがどんどん強くなってくる。]

 あ、ごめんなさ……い。

[不意に人とぶつかったような気がして、慌てて振り返る。
そこに見えたのは――生まれ故郷の景色だった。
驚きに目を見開いていると、下方から声が聞こえる。]

 「ごめんねー! また明日!」

[その声は、どこか自分に似ていて。
その姿は、幼い頃の自分にそっくりで。
今の姿は見えないのだろうか。
周りの大人も、その子どもも、何も言わずに通り過ぎていく。]

( 339 ) 2012/12/25(火) 17:53:33

お忍びお嬢様 メルヴィ

 「メルちゃんきをつけてねー!」

[幼い頃、よく一緒に遊んだ女の子が遠くに見える。
その声の先には、幼い頃の自分がいた。]

 これが……選ばなかった未来。

[無意識に近い状態で呟くと、ふらり。
人ごみの間を急いでかけていく、幼い自分の姿を見やる。
向こうは小回りの利く体だからか、すいすいと前へ進んでいくが、こちらもまた人に当たる心配がない。]

 まるで、幽霊になったみたいね。

[聞こえるはずもないのについ囁きながら、見失わないように早足で小さな背中を追った。
その角を曲がれば。]

 「かあさま、ただいまー!」

[見覚えのある、こじんまりとした家があった。]

( 340 ) 2012/12/25(火) 17:58:44

お忍びお嬢様 メルヴィ

 「おかえりーメル!」

[ドアを開ける必要もなかった。
壁を通り抜けるように家に入ると、少しやつれた母の姿があった。
自然と目に涙が浮かび、体が微かに震える。
見逃すまいと慌ててまばたきをすると、小さな雫が零れ落ちた。]

 「かあさま、今日はたまごがあるからね!」
 「あらあら嬉しいねえ!」

[簡素なキッチン。古びたフライパン。
手にした籠に入れた卵を取り出して、嬉しそうに母に見せる幼い自分。
母はやつれてはいたけれど、以前のはつらつさは失われておらず、大好きな太陽みたいな笑顔を浮かべていた。]

( 341 ) 2012/12/25(火) 18:04:28

【愛】 双子の妹 シリル

―星到着前/サロン>>236>>338

 (…最後に、貴方の笑顔が見られて、よかったです。
  優しいお気持ちと、幸せな瞬間を、
  ありがとうございました…)

[心の中だけで呟いて、まるせーの背中を見送ってから、
バーテンダーに貰った紙に、こう書いた。
もう、誰にも迷惑をかけることのないように]
 

( @34 ) 2012/12/25(火) 18:06:33

【愛】 双子の妹 シリル


【契約書 

もし、わたしが出発までに戻らなければ、
わたしの荷物は処分していただいてかまいません。
わたしの行方を捜して頂く必要もありません。

何があっても、この星の関係者およびスターライナーの乗務員に
責任を問うことはいたしません。】

××××年○月▽日     
                  
                     シリル・グリーン】

( @35 ) 2012/12/25(火) 18:08:31

お忍びお嬢様 メルヴィ

 かあさま……。

[その後の光景は、どれも見慣れたものばかりで。
ちょっと焦げてしまった目玉焼きとミルクに浸したパン。
それを母の元へ運んでいく。
ありがとうと頭を撫でてくれる母。
嬉しそうに微笑んで、一緒に食事をとった。
今日あった出来事を話して、これからのことを話して。]

 「病気だからって、気持ちまで沈む必要がどこにあるんだい!」

[そう言って、からりと笑った母の姿が思い出された。]

( 342 ) 2012/12/25(火) 18:10:27

お忍びお嬢様 メルヴィ

[楽しい時間はあっという間に過ぎて、暗い暗い夜が来る。]

 「かあさま、となりでねていい?」
 「……もちろんさ。おいで」

[優しい声のかあさまの隣に潜りこんで、狭いベッドにふたり横になる。]

 「かあさま」
 「なんだい?」
 「いつもいっしょにいられなくてごめんね」

[服の裾をぎゅっと掴んで、そんな言葉が漏れる。
本当は、ずっと傍にいたいけれど。
現実は優しいだけじゃなくて、生きていくためには働かなければならなかった。
元々母の仕事を手伝っていたから、職に困るということがなかったことだけが幸いで。]

 「メルがいるから、つらくないよ。寂しくないよ」

[そう言って、大好きな暖かい手で頭を撫でてくれる母に抱きついて、静かに泣いた。]

( 343 ) 2012/12/25(火) 18:15:59

お忍びお嬢様 メルヴィ

 かあさまは、寂しく、なかった……?

[聞いたことのない言葉。
つまりこれが、選ばなかった未来なのだろう。
今までと変わらない毎日を過ごして、終わりが来る恐怖に震えている。]

 それでも、かあさまは。

[呆然とただ立ち尽くしたまま、すやすやと眠る幼い自分と、慈愛に満ちた表情でそれを見つめる母の姿を目に焼き付けた。]

( 344 ) 2012/12/25(火) 18:18:15

双子の妹 シリル

―駅→外へ―

 こんにちは、ププモアさん。
 ……え? やっぱり、帰ってこなかった方も、
 いらっしゃるのですね…。

 未来や過去に呑み込まれ、この世ならざる場へ…?

[ププモアの語る内容>>#7に耳を傾け、
少しだけ何かを思案するかのように、俯く]

( 345 ) 2012/12/25(火) 18:23:13

お忍びお嬢様 メルヴィ

 そう、ね。
 うん、大丈夫。覚悟はできていたから。

[母が眠るまでその姿を見つめて、寄り添って眠る親子に背を向ける。
壁を抜けて外に出ると、夜空に満天の星空が輝いていた。
上を見上げる。
よく星が見えるように、涙が零れないように。]

 答えが分かって良かった。
 かあさまに会えて良かった。

[ぽつりと呟くと、少しだけ気持ちが晴れた気がした。
目を閉じると雫が零れた代わりに、今見てきた光景が浮かぶ。
きっと長生きはできなかっただろう。]

 それでも、かあさまは幸せに生きられたのでしょうね。

[そう、信じたい。
けれど、それを信じれば。]

( 346 ) 2012/12/25(火) 18:24:31

お忍びお嬢様 メルヴィ

 私の選択は間違っていた。

[夜闇の冷たい風が、涙の跡の残る頬を撫でた。]

( 347 ) 2012/12/25(火) 18:24:40

お忍びお嬢様 メルヴィ

― ??? ―

[目を開けば、元の場所に戻っていると思っていた。]

 え……ここ、は。

[愕然と目を見開く。
手足は震え、立っているのがやっとだった。]

 ど、して……。

[先程までの家より、ずっと綺麗で白くて広い。
綺麗な花が咲き乱れ、甘い香りに満ち溢れている。
母は、綺麗なものと甘いものが大好きだったから。
見覚えのあるこの場所は、]

 かあさま……?

[選んだはずの未来――病室。
そこに眠る母の姿があった。**]

( 348 ) 2012/12/25(火) 18:31:10

双子の妹 シリル

―駅―

 あの…車掌さんにこんなことをお願いするのは、
 心苦しいのですが、この手紙を…
 少しの間、預かっていただけませんか?

[ポケットから先ほど書いた、畳まれた紙>>338を取りだし、
ププモアに差し出す。]

 ……行って来ます。

[ホームを歩き出すが、ふと心細げに列車を振り返る。
傍らに佇むププモア>>#9の見守っているかのような姿に、
少しだけ安心したような表情を浮かべると、
最後の停留駅駅に向かって歩き出した]

( 349 ) 2012/12/25(火) 18:38:17

【独】 双子の妹 シリル

/*駅がふたつ・・・板からだと、
どうしてこう推敲できないのでしょう、すみません><、
鳩からでちゃんと発言できる方、本当に尊敬…。

( -86 ) 2012/12/25(火) 18:40:45

資産家の三男坊 ハンス

[過去にどんな選択をしても間違っていない。
そんな思いはあの時届いただろうか。
メルヴィの姿が遠ざかり、ハンスも歩き始めた。
荒野は白っぽくも赤茶けている。]

・・・。

[選択はあったのだろうか。
違う未来を見れるのだろうか。]

( 350 ) 2012/12/25(火) 18:44:31

双子の妹 シリル、メモを貼った。 メモ

( A142 ) 2012/12/25(火) 18:47:57

幻獣 キューちゃん

[誰もいない荒野を歩く]

キューちゃんも、未来、ある?

[何も考えられず、ただその先の世界へ向かって歩くだけだった]

( 351 ) 2012/12/25(火) 19:17:18

資産家の三男坊 ハンス、かつんと硬い床を踏んだ。

( A143 ) 2012/12/25(火) 19:23:57


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