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[そろりと耳に当てていた手をおろしつつ、
ただのしかばねをみた。]
でもただのしかばねだからなぁ……。
魔力を注入して蘇ったら
ゾンビなんじゃない?
[ゾンビが既にこの学園にいることを智はまだ知らない。大丈夫かこの学園。]
魔力ねえ。
しかしそもそも魔力とは何なのかねえ。
あれか、やる気っていうか気力とかそんなもんなのかね。
ということはユン○ルとかチ○ビタとかでさっくり回復とかするんじゃないかね。
[魔術師の回復手段がユンケルだったらそれはそれで早死にしそうだが]
何だか随分にぎやかになっているな。
僕たちのような被害者が、まだいたというわけだ。
[奥の部屋から、コーヒーを片手に学が姿を見せた。]
しかし、ただのしかばねって、学園内に死体が転がっていたらえらい事だぞ。
[何となく皆がスルーしていることに突っ込むと、学はコーヒーをすすった。**]
ん………
[頭がぼうっとする。]
あー、そっか、わたし、階段から落ちて――
[ぼやけた視界で手をあちこちに伸ばし、眼鏡を探す。
触れたものを目元に]
ってえええええ靴下あああ?!
[未使用で良かった。
使用済みをこんな鼻先まで近づけていたらと考えるだに恐ろしい。
ごくりと喉を鳴らした。]
犯人の遺留物……
[自分でスっ転んだ癖に。**]
ここは、どこなんだろう?
僕は、誰だ…?
[この世界のクリストファー=ラヴロックは、大人の味以外のことを全て忘れているようだ**]
―地球防衛軍本拠地―
あ、先生。授業お疲れ様です。
[小さく手を振った。コーヒーのいい香りだ。
くん、と鼻を鳴らす。
そういえば本を借りたままだった。と
うっかり付箋だらけにしてしまったかの分厚い本を思い出した。今はまだ家にある。]
そういえばそうですね、
しかばねがあったら大事件だ。
[ぽん、と手を打つ。]
じゃあためしにユンケ○とか、飲ませてみましょうか。
ところでなんですけど
[改めて、ものさし片手に入ってきた
防衛隊メンバーに向き直る]
君は、誰?
僕は一由智っていいます。
[床に正座したまま見上げた。
例によって華麗に忘却している可能性もはらみつつ、さもありなん**]
うーん、へんじがない。ただのしかばねのようだな。
口からじゃダメなんじゃないかね。
[そう言いながら服をめくり、キック・アスなセンターホールに向けて開封済みのユ○ケルをぶっさした]
そおい!!
どうやら、被害はクラスの方々だけでは収まらぬ様子。
一体何者の仕業でしょうか……
[いつもの無表情から、少しばかり眉間にシワ。
本日着用しているのは黒タイツです。
立海の靴下は昨夜+裏+。
表:なんてことだ!ぬすまれていた!
裏:せーふ!まだひがいにはあっていない!]
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