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『ともだち』『いっしょ』
[小さな小さな花は無数に、はらはらと落ちて。
ふっと地面に目を落とせば、そんな文字が見えた。
目をぱちぱちと瞬かせる。]
…と、…もだち、
い、……っしょ?
君が、書いたの?
[偶然にしては出来過ぎてはいて。
膝のさぼてんに書いたのかを問いかける。
ココの顔を踊るサボテンは見ていただろうか?]
…。
僕と一緒に居るって事は、
病院で暮らす事になるんだよ。
この喫茶店だったら、
色んな人が訪れて、
色んな人とお話出来る。
凄く刺激的じゃないかな。
[楽しく賑やかな日々を手放したいの?と問うように。
或いは、ココと居たら退屈かもしれないよと話しかけるように。]
[さぼてんは、ココの頬に手を伸ばして、ちくっと刺した。
……ほんの僅かに。否定する様に。]
[『ともだち』の文字を指さす。
友達の傍に居る方が、大事だと、言いたい。
言いたいのに、言えない。けれども。]
[それは、生と死の入り混じるハロウィンの夜に、サボテンのモノノケの様なきんしゃちに起きた、魔法の様なものだろうか。]
……ココがいやなら、やめる。
[最後に、しょぼんとしながら呟いた気持ち。
音として届いただろうか。]
[ちくっ]
[刺されて、反射的に少し目を瞑りかけた。]
いたた…。
[刺されたのは痛かったけれど、
不思議そうにサボテンを見て。………と、]
[しょぼんとした、声音。]
ふぇっ?
[あれれ?と目を見開いた。
それは、紛れもなく
目の前の踊るサボテンから発せられてるように思えた。]
さぼてん…君、今?
あっ、嫌とかじゃないんだ。
でも、僕の所は、こことは違うんだよって言いたくて。
[慌てて否定する。
鉢は取り落とさなかったけれども、凄く驚いて。]
…。分かった。
[そう言うと、ココは片手を鉢から離し、
緩く手を握ったものを、踊るサボテンに近づけ…]
これで、おあいこだよ。
[小さく小さく、でこぴんを一つ。
くすり、と笑って。]
痛かったんだから。
[にっこりと笑う。
その痛みに、怒っている訳ではなく、嬉しさが滲んでいた。]
[緩く握られた手を見て、何かなと、むしろまじまじと頭?を近付けて。]
[!]
[受けた軽い衝撃に、おでこ?をさすりさすり。]
……。
[その笑顔を見て、鉢を抱きしめられれば。
青緑◆
蘇芳香◆
朱◆
竜胆◆
色とりどりの花が、宙を舞う。
ココはまるで、サボテンではなく、花束を抱きしめている様。]
[ぽわん、ぽわ、ぽわ、ぽわわん。
色とりどりの花は、後から後から宙へ舞う。
でもココは、花束ではなく、
ちゃんとさぼてんを抱きしめている事を分かっている。
花咲かせたさぼてんは可愛いけれども、
咲かせているのは、さぼてんなのだから。]
ありがとう。
…。(何時か、遠くない未来。)
(僕が死んじゃう日が来ても、
その時までは、きっと―――――。)
[暖かい気持ちは、絶え間なく続いていくように思えた。]
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