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[ココが出て行った扉と、自分の植わっている土を、じっと見つめているサボテンを見ながら。
僕は考えていた。
サボテンは、寂しいのかな。
ココと一緒行きたかったのかな、と。]
店長代理に許可をもらって。
僕と一緒に、夜の散歩に行く?
[散歩の行先は、勿論ココの所だ。
迷惑でなければ、サボテンを連れて行ってあげて。
ついでに僕は、少し街を、見て回ろうかななんて思う。]
[サボテンは、じぃっと店長代理を見つめた。**]
[ぽすんっ。
枕を抱いたままうとうとしているケイトに軽く枕を投げ当てる。]
こらこら、そんなところで寝ると風邪ひいちゃうぞ!
[お姉さん面したいお年頃なのです。
なんて言いながら、自分もふあ、とあくびが漏れる。]
…スーンさんも夜の散歩に行くの?
……気を…つけて……、ね…。
[サボテンが一緒だから大丈夫かなぁ。
眠気に目をこすりつつ、むにゃむにゃ。]
――ちょっと前――
なーるほど、こう書くんだ。
[>>7『飛難』の文字を見て神妙な顔つきで頷いた。
店長代理としては、なんか飛んでくることに縁があるなあ、というのが率直な認識なのだけれど。
と思ったすぐ後に投げた枕が自爆して、]
くっ、これがホントの飛難……!?
[呟いてスーンの方を見れば、向こうも笑っていた]
枕もランタンもねー……難のうちには入んないんだよなーこれが。
どこに落ちるか予測演算できたから。
さすがにランタンの方はちょい危なかったけど。
[白紙のメモ用紙を準備しつつ、再度ランタンの方をちらり]
なかなか強力な力でねー……。
これは推測に過ぎないんだけど。
そんな力を持つ私は、仮想都市内ではけっこう偉い立場にいたのかもしれない。
管理者とか。
[しかし管理者時代の華やか(?)な記憶はなく、
始まりの場所と言えるのは陽の当たらない薄汚れた街角]
ま、今はただの店長代理だけど。
[そんな感じで、自分語りをいったんは締めくくっておいた]
――>>1へ――
ん?
[さぼてんからの 熱視線を 感じる!
ケイトからの注文であるサンドイッチ作りに取りかかっている最中のことである]
あー……外に連れ出してくれるんだ、その子のこと。
私じゃあこの店の中までしかこの姿を保てないからねー……。
[外に出たい時は端末の中に入らなければいけないうえに、
そうすることで店の性能を著しく落としてしまう。
だから素直にありがたいとは思う。
それから、別の感情も浮かぶ]
あの時はちょーっと、悪いことをしたね。
[オレンジの花を取り上げて巻き寿司の付け合せにしたことを謝るべく、
ぺこりとさぼてんに頭を下げた]
[ほどなくしてサンドイッチが完成した。
ひとり分にしては量が多い(3(10)+10個)のはあえて。他の人もつまめるように。
付け合せは花ではなくパセリやプチトマト。
それでも白一色にはならず、華やか。**]
[>>18疑問視付きの言葉のあとに伸ばされた手を、
こっちからそっと掴みにかかる。
風が動いた、その程度の感触しか得られないはずだが、]
信じるんだよ、この手は実体ある何かに掴まれてるって。
そしたら――ほーらこの通り。
[体温を感じることができるはずである。
しばらくしてぱっと手を離し、告げる]
原理はよく分からないけれど、ここは半分くらい仮想空間みたいなものでねー……。
信じれば――実感さえすれば触ることができる。
要は……この店の中で普通に過ごしてれば、
私を触れないなんてことはほとんどないよ。
[クロノも普通にもふられてたし]
……ある。
[ややあってから、静かに問いに答える]
ハロウィンパーティーをこの目で見られないのが残念とか、
まあそのくらいの気持ちだけど。
[“寂しい”という言葉が一番、自分の思いに近いのだろうか。
さぼてんを見ればふるふる首を振っていて、
とりあえず針を飛ばされるほどではなかったみたいだ……と、
ほっとしつつにっこり。]
………随分とお優しいことで。
だけどねー、できないものはできないと私は思うわけで。
[>>22淡々と、自らの判断を告げる]
なぜかというと、店長がいくら探してみても、
いい方法が見つからないから。
[あまりいい雰囲気ではない間を埋めるために枕をぽふぽふしてみた後、
カウンターの端にある端末を指差した]
それでも、どーしても、何かしたいというなら、
――そこの端末を壊さないように持って、街を出る。
眼鏡のお客さんにできるのはそれくらい。
あれに入れば外に出られる。
街の様子もハロウィンのパレードも、“見たつもり”にはなれるからね。
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