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[教会の中を光が包む。外から見れば、ただそれだけの変化。
その内では、辺りの景色が変わり、それは忍びの里となる。
伊賀の里に住むものは民であり忍び。
それは、統率する己と、その主を逃す為に、追う者への障害となる。
敵から逃れる為の、ただ一つの]
俺の手を離すなよ。
[それは、崩れる教会ではない。
通る道には、人の顔が、営みが見える。
己にとっては、懐かしい顔も見えた。
立海の手を取り、里の奥へと駆けて。
その先に抜け、広がるのは――――]
これは……!!
[ランサーの動きが、知られた伝承にある「服部半蔵」らしいものになる。
忍者、と思うと同時、目の前で魔力と光が弾けた。]
[広がったのは、見たこともない風景だった。]
まさか…… 固有結界……!?
[離すなよ、など、言われるまでもない。
手をしっかと握り、引かれるままに足を踏み出す。]
忍びの、さと……
[見えるのは、自然であり、家であり、里人。
彼が統率していたという、忍び軍か。
彼を慕う人々の表情を視界に収めながら、駆けていく。
奥へ。導かれる、その先へ。]
[抜け出すのは、教会の外。
外にいた宍戸には、空中から突然落ちてきたようにも見えただろう。
立海を両腕に抱えて着地する]
宍戸、無事か?
[見えた姿に声をかけた]
[抜けた、と思った直後、]
え、
[空中だった。
すぐさま力強い腕が身体を支え、気づけば着地していた。
ランサーが。]
颯、 さん?
杏里さんも、 ご無事、ですか。
[言う自分が、抱え上げられていると自覚すれば、
急に落ち着かなくなる。
小脇に抱えられるとか、放り投げられることに慣れてしまうと、
この扱いとのギャップに戸惑わざるをえない。]
[外は、入る前とは打って変わっていた。
蠢いていたものはなくなり、既に固まっているようだった]
……終わった、のか?
[立海を腕から降ろし、振り返った。
既に教会は崩れている。
東の空が、僅かに明るく白んでいて。
聖杯の脈動は、もう感じない。
ならば、己が消えるのも時間の問題だろう。
それがいつになるのか、判らないけれども]
――――――…。
[その光景を黙って見届けていた。
この学園の叫びは猛り、そして静まる。
直後、目の前の教会は崩れ始める。]
うまくいったんだな…。
よかった…。
[そんな風に呟いて。
隣で寝ている少女に目を向ける。
何かが――――変わればいいと願いながら。
彼女を縛っていた令呪があの日記の令呪であるなら。
この学園都市同様、解放されたことにはなるが。]
――――――……。
これ…文化祭やんのかな…今日。
[教会は激しく崩れていく。]
[中に残った2人はというと。
突然、空から降りてきた。]
――――…。
またすごいところから出てきたね。
無事って、こっちの台詞。
[抱えられている様子に笑みを浮かべ。]
おかえりなさい。
おわった、でいいのかな?
[そう告げる。]
[東の空から少しづつ差し込んできた光が辺りを照らし始める。
冷え固まった肉塊は姿を消し、いつの間にか盟譜学園は元の形へと戻っていた。
ただあの絢爛とした学び舎の様子は一変し、100年という歴史が流れた、豪華ながらも古びた姿と為っていた――]
[見回せば、既に聖杯がもたらした脈動は、沈静化しているようだった。
時間の感覚がない。
降ろされ、少しよろけながらも己の足で立つ。]
……ええ。おそらく。
[終わった。
完全にというには、と左手の最後のひとひらと、隣のぶじんを見るが。]
えー。文化祭してくれんと困るわぁ。
俺まだ白水ちゃんのお御足拝んでへんのやけどーちょっとー。
[それは、唐突に。
丁度、宍戸の後頭部に投げかけるような。
きっと誰も彼もが気の抜けるような、間延びした声。
空気なんて吸うものだと、そんなことをいっていたのは
確か二次元をこよなく愛する少女同好会だった気がする。
何故そこにいるのか。
何故、ここにいられるのか。
その理由は、菊見にも、誰にも解らない。
取り残されたのかもしれない、というあいまいな結論。
ただ、間違いなく。
192cmの長身は、宍戸からやや離れた後方に立っている。
それこそが、現実]
[大元は壊したという言葉に安堵した。
差し込んできた朝日に学園が照らされ始める。]
――――…。
ずっと…夢見てたみたいだな…。
[常にあった学び舎。
でも、それは突然と姿を変えていて。
吹く風も朝の冷えた空気を伝えるものであった。
その風を感じていれば、背中からかかる声に気付き。
驚きとともに、振り返り瞬く。]
――――……。
[そこに佇む長身の姿に笑い声が零れた。
彼の常と変わらぬ様子が日常へと戻していくのだろう。**]
―???―
[真っ暗な舞台の上、
一筋のスポットライトが照らす中。
猫の仮面をかぶった男が立っている]
お静かに……お静かに……。
[人差し指をそっと立てて、小さくつぶやけば
風も歯のさざめきもすべて止まって、訪れる静寂]
人の人生とは、なんと不可思議なものでございましょう。
人と人との出会い、そこでなされる行動。
それらはすべて複雑に絡み合い、
大きな大きな舞台の装置を動かします。
そしてまた、そこから生まれる
喜怒哀楽。希望絶望の感情は……
まるで舞台で舞い踊り見得を切る芸人達の様ではございませんか。
人の縁というものは、些細なものから押し引きをはじめ
次第に世界という、大きな舞台を動かしてゆく物かもしれませぬ。
此処で皆々様が見た舞台の者達の物語も、
これで終わりではありませぬ。
縁の巡り会わせによっては、どこかの道端で死んでいくやもしれませんし
ひょっとしたら……
ひょんな事から、何処かの誰かと再会していたりするやもしれませぬ。
そう、世界はいつだって誰にだって曖昧でしかない。
だからこそ、この舞台は一時閉幕するのです
[パチン、と
舞台に響く、扇子の音]
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