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[歩み寄ってきた猫に視線は追って、足元の相手へ注がれる。
そっとしゃがみ込むと、猫と視線は近しくなった。
…あたたか。と、少しだけ瞬いて、数秒。
思い出すかのように訪れていた沈黙は
こくん、と頷いたそれに破られる。
少女が思い出す青年の顔は、全部笑っていた。]
…何、て
落としモンやけど
[教室の中で拾われたのだから落し物には違いない。
単純に文化祭のためのプリントなので、
彼女にとって無益なものであることも間違いないが]
…それ、役に立つなら、使ってあげてください。
もう要らないなら、捨ててしまっていいです。
兄は、きっとそういう風にそれを扱ったと思います。
だから、そういう風にするのがいいんだと思います。
せやったら、キミは自分を責めたらいかんよ。
その笑顔は裏を返せばキミがあげたんや。
キミが、その人を笑わせてあげられたんや。
[まん丸い目で、近くなった少女の顔を見上げる]
死ぬって事は、悪いだけやあやへん。
人はいつか死んでまう。
大事なんは何を心に仕舞って行くかや。
――たとえば、百万回死に続けたとして。
最後の最後に、
自分を笑顔にしてくれる白猫が隣にいれば。
それまでの全てに意味が生まれる様に……な。
[飛び出してきた回答に少し目を丸くする。
随分ドライな回答だったということもあるが]
…いや、役に立つ立たんの問題やなくてな。
[溜息一つ]
お宅のにーさんがどうしやるんか、とちゃうねん。
自分はどうしたいん。
とっときたいとか、物を見てから捨てたいとか
そー言う…何やろ、偲ぶ的な何かはないんかい。
せやから、キミは笑っとり。
後悔もなんもせんと、
今は痛ぁて寂しくても。
楽しかった、一緒に居れて良かったて……
最後まで笑っとり。
きっと、その人も……
そう望んどる筈や。
まあ、気にかけるっちゅーか。
席も名前も、近かって、まあそんなもんよ?
[気にかけていた、といえばそうなのかもしれない。
一方的に気に入っていた、というのだろうか。
友人として馴れ合うわけでもなく
だからといって親友とつるむわけでもない
つかず離れずの、ただ一字の縁]
…遺品なんて言うたるほど立派なもんとちゃうかって。
それに
[漠然とした、むしのかん]
事故とか、あんま信じられんから。そんなけ。
私…?
[ふ、と笑う。]
違いますよ。
私が、兄がそうしたようにして欲しいんです。
兄が実際にそうしただろうからそうしてほしい、
ってわけじゃじゃないんです。
兄は死んで、もういません。
でも、私に中にはいるからって、それだけのことです。
…そら、まあ
[その様子を想像できないかと言われたらNOだ。
少し考え、髪を揺らしながら考えたあと]
したら文化祭終わったら放るわ。
文化祭の間は必要になるさかい、
うっかり気ィ向いたら取り来てもええしな。
[笑いながら、そう答え少女の頭に
二回くらい軽くぽんと落ちるてのひら]
ほな、あんま隠さないけんような事ばっかせんと
文化祭くらいは大手振りまくって楽しんだらよろし。
[またいずれ。
少女に告げれば、今度こそは会長の所業をただすべく
火の方へはむかわず巡回の続き**]
そうしてください。
[事故が信じられない、という言葉には少し苦笑。]
…案外、抜けてる人でしたよ。兄は。
[この学園の暗示にも、気付いていなかったのだし。
立ち去る菊見を見送って、あとは、炎を眺めていた。*]
―――、
[じ。と 見やる。
近くなった猫の目に、自分の顔が映る。
猫の話す事は、少しだけ難しくて
…けれど、なんとなく わかるような気がした。
こくん、と。小さく、頷く。
あたしは、 メグでいていいんだ ってことだ。きっと。]
[…キャンプファイヤーの為か
随分と人影のない校舎の隅でちょこん、と座り込んだ。
くるんと、丸くなった猫の背から尾へ。
そっと触れて、なでる。それが温かくて、何度も。
もう殆ど残ってないクレープをもぐ、と一口食べて
美味しいけれど――走ったからだろうか。
随分と 疲れてしまった。
少しだけ名残惜しそうにしながら、
そっと包み紙を下にして地面に降ろす。
…あとで、たべよう。]
[ちょっとやすんで 元気になったら
おうち、かえらなきゃ。
待ってて、って いわれたもん。
――かえって、
クッションにすわって
たくさん ほん よんで。
おそば おいしかったな。
たまごやきも。…つくれるかなぁ。
それから。
…それから。]
[すこしだけ。
すこしのあいだだけ、 おやすみなさい。
うと、と少しだけ開いたあおは、
力の抜けたように、ふつりと、閉ざされる。
――傍から見れば、座り込んだまま うたた寝している様に見えたろう。
その右手は猫の背に、添えるように触れられたまま。
もう一方の手で、ノートを、無くさないように大事に抱え込んだ。]
[…この学園こそ、龍脈となっている場所であり、所謂魔力の噴き溜まり。
ダーナ・メイフィールドがこの場所に“学園(聖杯)”を建て、
『聖杯戦争』たるシステムを構築したのも、それが最たる理由の一つ。
故に学園にいる時と そこから出た際の――
英霊にとって、その魔力の消費は全くもって勝手が違う。
その魔力の溜まり場でもある学園内の中心に置いて、
それでも最早、現界の維持が困難なほどに、
少女の魔力は言葉の如く――枯渇していた。
さらり。
解けるように、溶けるように。
金の砂の粒の形をして、
端から少しずつ少女のかたちは零れていく。]
[――ぱさりと、乾いた音がして、
地面に猫耳フードと、手袋と。
ペン、がま口が地面へと転がった。
傍らには、食べかけのクレープが ふたつ。
…ひとつだけ、足りないそれは
おぼえていられるように。
――だいじな記憶が、零れていかないように。
大切に、持っていったようでもあった**]
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