2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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【人:19】過去への渇望 レイヴン 09/09 11:41
>>1 トワ
ちらほらと広間から姿を消す他の人々。面談をしているのか、別の何かをしているかは分からないが。
そのまま観察を続けていれば、探していた姿を見つける。

「メイド」

近くを通りかかった時に声をかける。

「主人と面談がしたい。案内を頼む」

【人:29】過去への渇望 レイヴン 09/09 12:35
>>24 トワ
「トワか。次からはそう呼ぶ様にする」

不死者に付き従うメイド。何か他の人間との違いはあるのか?と思い案内される際に遠慮なしに観察しておいた。
身体的な特徴は見当たらなかったが。

何はともあれ、俺は不死者…ブラムとの面談に挑む。

【人:33】過去への渇望 レイヴン 09/09 13:01
>>25 ブラム
「話す機会を逃していただけだ。
この場に至るまでの軌跡なんて俺の方が聞きたいぐらいだ」

そう言うと、手帳を取り出す。

「俺はこれに書かれたことから推察してここまで来た」

手帳は簡易的な日記のようであり、最初はなんて事ない日常の話から始まる。しかし、段々と日常は歪んでいく。

妹が病にかかった。
噂に聞いた不死者なら、治してもらえるのかもしれない。

「『明日、レイヴンに相談してみよう』…その手帳の最後はそう書かれていた。元はその手帳は俺の物ではない」

【人:34】過去への渇望 レイヴン 09/09 13:01
>>25 ブラム
「俺の記憶があるのは、3年ほど前の森の中からだ」

男は不死者の前で続ける。

「森の中で若い男と二人で倒れていた。俺が目を覚ました時には男はもう死んでいたが。
その男が持っていた手帳がそれだ。
俺はその手帳に書かれていたレイヴンだと思って今まで過ごしてきた。だが、本当に俺がレイヴンなのかは分からない」

もしかしたら、なんて無限に考えられる。たまたま手帳を渡していて俺があの手帳の持ち主の可能性、レイヴンに相談した結果頼まれた人物、はたまた全くの無関係な…盗賊やら。

「人の手に委ねるしかない願いだ。
俺は『過去が欲しい』。思い出したいに近いかもしれないが、少し違う。
本当の俺が何者であれ、この手帳に書かれたレイヴンとして相応しい経歴、記憶、技能が欲しい」

【人:52】過去への渇望 レイヴン 09/09 16:03
>>46 ブラム
「ああ」

これから先があればいい、とも言えるのかもしれないが。

「…別に、レイヴンでなくてもいい。俺は、普通の人間であれば」

そう言うと広間へと戻った

【人:55】過去への渇望 レイヴン 09/09 16:48
人格は確かに作られているかもしれないが。
広間へと戻りながら考える。それでも、いくら自分らしさがあったところで空白の時間は埋まらない。

空虚に、普通の人間としての過去を埋めたい。
何故と聞かれたら難しいが。

そんなことを思っていれば。


>>51 ネージュ
…人、だよな?
「気分でも悪いのか」

【人:63】過去への渇望 レイヴン 09/09 18:14
>>62 ネージュ
「すまない。怖がらせるつもりはなかった」

どうにも、俺の話し方というか接し方は警戒されるらしい。
一日二日で改善できるものでもないが。
…とりあえず、上から話しかけていたのでは威圧している事になるのでは?と思い隣に座った。

本当のレイヴンが、手帳の持ち主の友人だったならば。
…手帳の主は妹がいると言っていた。その子との接し方でもう少しまともな対応が出来たのではないだろうか。

「何か手伝いが必要なら手を貸す。ここのメイドや執事ほどではないだろうが。
…お前もしてきたのか、面談」

確かに、不死者は何とも言えない存在感とでもいいのだろうか。そんな空気をまとっていたな、と思い出す。

【人:71】過去への渇望 レイヴン 09/09 19:19
>>68 ネージュ
「そうか」

ネージュの身なりを観察する。
年齢は…自分よりは下、だろうか。女だからそう見えるだけなのだろうか。
…悪い癖だ。あまりじろじろと見られていい気はしないだろうに。目線を逸らせばこちらを見ている人物(>>65)に気付いた。知り合いなのだろうか?

「ああ。してきた。あまり良い反応ではなかったが。
ネージュか。俺はレイヴンと呼んでくれ。
この屋敷に滞在する間はよろしくな」

【人:95】過去への渇望 レイヴン 09/09 21:54
>>86 ネージュ
どんな願いをしたのだろうか。
俺は難しい願いだから、という理由で良い反応では無かったが……。
…並の願いでわざわざ足を運ばないか。こんな噂頼りの場所まで。

「そうか。案外良い答えを貰った奴はいないのかもしれない。そう気を落とすな」

親切…結局のところ何かしたわけでもない。だというのに。

「礼をされるようなことはしていない。ただ、それでは気が済まないというなら…そうだな。
お前自身のことが知りたい」

人によっては勘違いされるであろうそんな言葉を真剣な顔して告げた。

【人:96】過去への渇望 レイヴン 09/09 21:59
>>75
ネージュと話していれば、ブラムの声が響き渡る。
決して大声ではないのに、よく通る声だと思った。

『ゲーム』をするという。相手は…俺達の中にいる吸血鬼。

今動いてもしかたない。条件が分からない以上、対策のしようも何も無い。

そんなことを考えていれば、不死者に一番近い人間だと名乗りあげる人物がいるのを目にした(>>87)

【人:121】過去への渇望 レイヴン 09/10 01:49
手帳を再び開く。もちろん記載が増えることは無い。一種の精神安定剤のようなものだ、これは。

…レイヴンとはどういう男なのか。
この手帳から読み取れるのは、頼りになる人物であろうことぐらいだ。

レイヴンの過去のことなど何一つ分かりやしない。だというのに、こんなものに縋り付くしか出来ないんだ。

男は一人、ため息をつく。
不死者…ブラムが言っていたことを思い出す。

思い出したい、ではなく過去が欲しい、なのは今の自分自身が何もかも失ってしまうのが怖いからだ。
自分がレイヴンでなければ?レイヴンだとして想像していた人物像ではなければ?
…耐え難い過去を見たくは無い。ただ自分の居場所が欲しい。
……我儘で奇跡でもなければ叶わない願いだ。

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