2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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【人:69】欠落する心 ティキ 09/12 21:16
ティキは広間にいた。
皆の声を聴きながら物思いにふけっていた。

「ふと気づいたんだけれど、私が死ぬことを願っていたならいつの間にか死を失って不死の身体になるんじゃないかしら。記憶や心以外にも失われているものって結構あるのよね。火傷でしょう、爪が伸びることでしょう、あとは今朝気付いたのだけど、一人で靴を履くことが出来なくなっていたわ。服じゃなくて本当によかった。」

誰にともなくつぶやいては、椅子に座って素足をばたつかせている。

「…さて。エドが吸血鬼だったかはわからないのよね。
しかも血人が増えているなら私の呪いが吸血鬼を増やしてしまうことになる、と。
吸血鬼が元から不死者の方と繋がりがあったというのならそう簡単にボロを出すとも思えないわね…」

椅子から立ち上がり記憶結晶の前まで進むと、ふむ、と息を漏らした。

【人:123】欠落する心 ティキ 09/13 01:17
「もしも感情がなければ今この時に置いても無慈悲な選択が出来るのかしらね。願いがかかっているとは言え、健気な子供や泣いてる少女を手をかけるのは私のなけなしの心が嫌がっているわ。そこを逆手に取られたら勝ちようがないけれど。」

「吸血鬼の気持ちなんて正直全くわからないけれど、長生きすればするほど何かに対する欲求が大きくなるんじゃないかしら。それか枯れてしまって何に対しても無気力になるかのどちらかだと思うわ。」

「私はレイヴンを指すわ。票を合わせるのは…難しそうね。」

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