2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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視点:人
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[支]【人:1】メイド トワ 09/14 12:53
魔法は解けて、別室と広間を繋ぐ扉も開放された。

ノイシュ達がやって来たのを見て『ゲーム』が終わったのを確認すれば、勝者を発表する。

「『ゲーム』の結果は……【吸血鬼アルジャンの勝ちね】
アルジャン並びに、ネフェリル。そして協力者となったレイヴン、チーフル君は願いを叶える権利を勝ち得たわ。

ネージュ、ティキ、エド、レナートは追っておとうさまから沙汰が渡されるから、おとうさまが来るまで待っていて」

誰が血を啜られたかまで、きちんと教えてあげた。
彼らが人ではなくなった、とは決して言わないけれど、明確な溝は出来ていて。
それを受けた彼女はどう思うのだろう、少しだけ不安気に白い髪の少女へと視線を送った。

[支]【人:19】メイド トワ 09/14 22:23
『ゲーム』が終わった事をおとうさまに伝えれば、緩慢な動きでおとうさまは広間へと歩いて行った。
その目は、あの日真実を語った時と同じ、郷愁と諦観と絶望。

おとうさまはアルジャンにどうさせるつもりなんだろう。
アルジャンは、おとうさまに何を望むんだろう。

広間の踊り場へとやってきたおとうさまが、参加者に語り掛けるのを後ろでワタシは見守ってた。

[支]【人:46】メイド トワ 09/15 01:26
>>45 ブラム

「! はい!」

一部始終を固唾をのんで見守ってた。
それは、一つの劇のようで。紡がれる2つの紅い想いは溶けて、混ざって、また離れていった。

もうそれは二度と混ざる事はないんだろうな、というのは話を聞いていれば分かった。

ワタシには難しい話は分からないけど。
もう二度と会えない、というのは寂しいなとだけ思いながら、使用人達に物資を集めるよう伝えに駆けていった。

[支]【人:65】メイド トワ 09/15 21:50
>>14 エド
「『ゲーム』、残念だったわね、エド?」

口を尖らせて悔しそうなエドに微笑みながら近づく。
『ゲーム』が始まってから、あんまり話せなかったわね。

何日かぶりの再会に少し心が躍って悪戯っぽい笑みが零れちゃった。

「良いお知らせと、悪いお知らせ、どっちから聞きたい?」

[支]【人:66】メイド トワ 09/15 21:52
>>15 レナート
「ええ、全くね。
ワタシ、貴方に期待してたのに」

広間にやってきたレナートの呟きに、不機嫌な事をアピールしながら話し掛けた。

「貴方、これからどうするの?」

チーフル君やアルジャンと話をしていたのは聞いてたから、なんとなく何を求めてるかっていうのは知ってるけど。

ワタシは彼の願い事に関しても、彼の事も知らないんだなって思ってちょっと寂しくなった。
なんて、そんな事言ってやらないけどね。

[支]【人:83】メイド トワ 09/15 22:56
>>ネージュ
結果を発表した後、ノイシュが彼女を慰めていたみたいだけど……。
今はおとうさまの沙汰を待つの彼女に、少しだけ話しかける。

「ネージュ。お疲れ様。
調子は……良い筈ないわよね、忘れて」

そう言いながら、ネージュの隣に腰かける。

「少ししたら、おとうさまから面談で考え直すように言われた『答え』を聞く事になるけど……大丈夫かしら?」

[支]【人:85】メイド トワ 09/15 23:21
>>29 ティキ
「ティキ! ……お疲れ様」

彼女が嘆息するのを見て、ワタシも声のトーンが幾分か落ちる。
ゲームの結果、彼女の願いはおとうさまの沙汰を待つばかりとなったから。

でもきっと、その待つ時間すらも今の彼女にはあまり猶予が残されていないんだと思った。
だって、彼女はなんとしてでも止めたかった筈の呪いを焦燥する事もしなかったから。

その姿を見て、ワタシはティキに「ここで待ってて」とだけ伝えて、おとうさまの元へと駆け寄っていった。

[支]【人:86】メイド トワ 09/15 23:24
>>ブラム
「おとうさま! お願い、ティキの願いを、今すぐ叶えてあげて!」

悲鳴にも近い懇願を、おとうさまに駆け寄って願う。
おとうさまは私の言葉を聞いて、僅かに瞑目して言葉を紡いだ。

[支]【人:88】メイド トワ 09/15 23:32
>>87 ブラム
「ティキは! ワタシの名前を素敵だって褒めてくれたわ。
自分の大事な名前の由来だって教えてくれたし、ワタシが驚かせれば付き合ってくれた。

ダンスが上手で、呪いの者になってもずっと一生懸命、感情を失いながらも戦い続けたわ。

救うに足る人物かなんて、言うまでもない!
ティキは、私にとって初めてできた一緒に居てくれる友達なの。

お願い、おとうさま……」

[支]【人:95】メイド トワ 09/16 00:02
>>92 ネージュ
「勿論」

にっこりとネージュへ微笑みかける。

「『ゲーム』の勝者は無条件で願いを叶えられる。とは言ったけど。
敗者は願いを叶えられない、なんて言ってないもの」

言ってないだけで、騙した訳じゃないわ。

「ワタシ、ずっと貴方の事を見てたわ。
可愛くて、良い子で、怖がりで、誰かの為に出来る事をいつも探してる。
そんな子の願いを叶えもせず帰したら、ワタシがおとうさまを𠮟りつけてやるんだから」

ワタシは自分の胸元を小さくぽんぽんと叩いて安心しなさいなとネージュに笑みを向けた。

「気にせず、貴方の「自由」を伝えなさいな」

[支]【人:99】メイド トワ 09/16 00:20
>>98 ブラム
おとうさまとティキの話を固唾をのんで見守っていた。

ティキがワタシの事を想っていてくれている事、これ以上幸せを失いたくない事。
それは初めに来た頃はなく、新たに芽生えたものも含まれていて。

その事がおとうさまに響いたのかは分からないけど、おとうさまはティキの言葉を聞き入れて右手をかざした。

あの時、ノイシュが突き刺した時に現れた虹色の奔流が、おとうさまの手からティキへと流れていく。
それは彼女を包み込み、やがて1つの塊を絞り上げていった。

ティキの身体から引っ張り出されたどす黒い"何か"は、虹色の放流に包まれて、空中で四散していく。

見た目には、何も変わってない様子のティキは、どうなったのだろう。
ワタシは、おず、とティキの様子を伺った。

[支][A13]メイド トワは、宝涙の娘 ネージュがおとうさまの元へ向かおうとしたら、それを見送ったよ! 09/16 00:36
[支]【人:108】メイド トワ 09/16 02:10
>>102 レナート
悪びれる様子もなく、へらへらと笑うレナート。
相変わらずねえ……。

『ゲーム』には参加してたけど、良くも悪くも彼らしい立ち回りはおとうさまのアピールに繋がるものではなかったし、おとうさまからお声掛けは……ないでしょうね。

だから、どうするの? って聞いたのに、返ってきた言葉にびっくり。

「え、急に出ていくの? どうして?」

口をついて出たのはそんな定型文くらいで、こいつに嫌味のひとつも言えないくらいびっくりしてたみたい。

[支]【人:111】メイド トワ 09/16 09:58
>>106 ティキ
"心配そうに"眉を下げてこちらを伺うティキに、ふるふると首を横に振る。

「ううん、何も。
さっきと変わらない、優しくて可愛いワタシの大好きなお友達、ティキのまま!」

感情が戻ったのか、芽生えたのかは分からないけど。
そんなものがなくったって、ワタシの知っているティキは心があって優しい女の子なんだ。

それでも、これ以上ティキが失う事はないのだと知ったら、嬉しくて抱き着きそうになっちゃった。
なんとかぎりぎりで踏みとどまって、彼女の手の甲に軽く手を乗せればへにゃ、と笑顔が零れ落ちた。

「おめでとう、ティキ。
ワタシ、とても幸せよ」

[支]【人:114】メイド トワ 09/16 11:29
>>58 アルジャン
「馬鹿正直でしょ? あいつ」

ノイシュが広間で掃除している様子を眺めるアルジャンに話しかける。

「おとうさまに何かしようとしても動揺しないのに、貴方が自傷したら狼狽えちゃって。

止められなかったって後悔しちゃってさ。

おとうさまを守る為の言葉じゃないのそれ? ってね。まあノイシュらしいけど」

ふふっと笑いながらノイシュの背中に視線を送る。ワタシ? サボり。

ふう、と一息つくと彼の顔を覗き込む。

「時間あるかしら。あの時の事、お話したいと思って。(>>3:150)」

[支]【人:115】メイド トワ 09/16 11:30
「……ワタシ、お姉様がいたの。

皆の為に自分が出来る事をいつも探してるようなお人好しで、賢くて、強くて……大好きなお姉様。
お姉さまは言ってたわ。『誰にでも、平等に幸せになる権利がある』って。

ワタシはこんなだし、気付いた時は既に独りぼっちでさ、隣に立ってくれる人なんて誰もいなくって。
皆とワタシだけが違うこんな不平等な世界なんて無くなってしまえば良いのにって毎日を呪ってたけど。

今はそれなりに幸せよ。

貴方も、そんな知己と巡り合えるのを祈ってるって、それだけ!」

もういるのならお節介だったかしら?
少し気恥ずかしくなって、照れ隠しに笑みを浮かべる。

彼が何か言葉を返してくれるのなら、それに応えて退散するかな。

元気でね、ワタシの…… *

[支]【人:125】メイド トワ 09/16 15:50
>>118 ネージュ
おとうさまとのお話が終わった様子のネージュが駆けてきた。

「ん? ……少しくらいなら平気よ」

ネージュは手を取ろうとしてくれたけど、触ってはいけない事を思い出してあたふたと手の行き場を失っていた。
それが可愛かったから、そっと数秒だけそのて手を取り、そっと握る。

じんわりとあの時と同じネージュの暖かい気持ちが流れ込んでくる気がして、顔が僅かにほころんだ。

「……え、という事はネージュとこれから一緒なのね! せ、先生……!? ふ、ふふふっ」

ネージュがここに仕えるというのも嬉しかったけど、それ以上に『先生』というワードに優越感を感じたワタシは、鼻高々に任せなさい! とネージュにどや顔を披露した。

「ん、そしたら場所の案内からね! 今ワタシ、気分がいいから日当たりのいい絶好のサボり場所も一緒に教えてあげるわ」

ネージュについてくるよう促せば、洋館内の案内をしつつ用具室でハンカチを9枚見繕い、広間へと戻って来ただろう。

[支]【人:127】メイド トワ 09/16 16:11
>>119 >>120 アルジャン
「ほんと。生きづらそうよねー」

素直なアルジャンの言葉に、皮肉交じりに返す。
笑みを浮かべながらだから、本気じゃないってのは伝わるといいけど。

「ん? ああ、ここの人達って皆何かしら訳アリだけど、大体の人がおとうさまに大なり小なりお世話になってるから。
頼りになるお義父さん! みたいな? ノイシュからそうじゃないだろって怒られるんだけどね」

それが例えおとうさまが自分の子供を追放した贖罪の為に行ってきた罪悪感の塊だったとしても、当時のワタシは救われていたから。

返してくれた言葉にはふんふんと頷いていたけど。
『使用人同士も仲が良さそう』という点に関してだけは「いや、それだけはないから」と伝えておいた。

やがて、アルジャンを訪ねてくる人が来れば話が始まりそうだったから、ワタシは「元気でね」と呟きその場を後にした。

掃除は、ノイシュに丸投げした。*

[支]【人:128】メイド トワ 09/16 16:25
>>121 レナート
レナートの言葉に沸々と湧き上がる何かがあった。

「……ふーん、へえ、そっかあ。
理由もないのに、ワタシよりも外に興味を見出すんだ? へーえ?

……3日坊主の癖に。

──それじゃあ、旅立ちの前に餞別が必要かしらね?」

[支]【人:129】メイド トワ 09/16 16:26
そう言うと、そっとレナートの首筋に両腕を絡めてこちらに抱き寄せる。
ワタシの冷気がどうかなんて知った事じゃないわ。

「レナートの旅が上手くいかないように、未練がましく貴方の記憶の片隅に残っててあげる」

ぐい、と更に力を込めれば互いの唇が触れるかもしれない距離まで縮んで……

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
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視点:人
P1/P2/P3 [全3P]
//頭////