2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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[支]【人:95】メイド トワ 09/16 00:02
>>92 ネージュ
「勿論」

にっこりとネージュへ微笑みかける。

「『ゲーム』の勝者は無条件で願いを叶えられる。とは言ったけど。
敗者は願いを叶えられない、なんて言ってないもの」

言ってないだけで、騙した訳じゃないわ。

「ワタシ、ずっと貴方の事を見てたわ。
可愛くて、良い子で、怖がりで、誰かの為に出来る事をいつも探してる。
そんな子の願いを叶えもせず帰したら、ワタシがおとうさまを𠮟りつけてやるんだから」

ワタシは自分の胸元を小さくぽんぽんと叩いて安心しなさいなとネージュに笑みを向けた。

「気にせず、貴方の「自由」を伝えなさいな」

[支]【人:99】メイド トワ 09/16 00:20
>>98 ブラム
おとうさまとティキの話を固唾をのんで見守っていた。

ティキがワタシの事を想っていてくれている事、これ以上幸せを失いたくない事。
それは初めに来た頃はなく、新たに芽生えたものも含まれていて。

その事がおとうさまに響いたのかは分からないけど、おとうさまはティキの言葉を聞き入れて右手をかざした。

あの時、ノイシュが突き刺した時に現れた虹色の奔流が、おとうさまの手からティキへと流れていく。
それは彼女を包み込み、やがて1つの塊を絞り上げていった。

ティキの身体から引っ張り出されたどす黒い"何か"は、虹色の放流に包まれて、空中で四散していく。

見た目には、何も変わってない様子のティキは、どうなったのだろう。
ワタシは、おず、とティキの様子を伺った。

[支][A13]メイド トワは、宝涙の娘 ネージュがおとうさまの元へ向かおうとしたら、それを見送ったよ! 09/16 00:36
[支]【人:108】メイド トワ 09/16 02:10
>>102 レナート
悪びれる様子もなく、へらへらと笑うレナート。
相変わらずねえ……。

『ゲーム』には参加してたけど、良くも悪くも彼らしい立ち回りはおとうさまのアピールに繋がるものではなかったし、おとうさまからお声掛けは……ないでしょうね。

だから、どうするの? って聞いたのに、返ってきた言葉にびっくり。

「え、急に出ていくの? どうして?」

口をついて出たのはそんな定型文くらいで、こいつに嫌味のひとつも言えないくらいびっくりしてたみたい。

[支]【人:111】メイド トワ 09/16 09:58
>>106 ティキ
"心配そうに"眉を下げてこちらを伺うティキに、ふるふると首を横に振る。

「ううん、何も。
さっきと変わらない、優しくて可愛いワタシの大好きなお友達、ティキのまま!」

感情が戻ったのか、芽生えたのかは分からないけど。
そんなものがなくったって、ワタシの知っているティキは心があって優しい女の子なんだ。

それでも、これ以上ティキが失う事はないのだと知ったら、嬉しくて抱き着きそうになっちゃった。
なんとかぎりぎりで踏みとどまって、彼女の手の甲に軽く手を乗せればへにゃ、と笑顔が零れ落ちた。

「おめでとう、ティキ。
ワタシ、とても幸せよ」

[支]【人:114】メイド トワ 09/16 11:29
>>58 アルジャン
「馬鹿正直でしょ? あいつ」

ノイシュが広間で掃除している様子を眺めるアルジャンに話しかける。

「おとうさまに何かしようとしても動揺しないのに、貴方が自傷したら狼狽えちゃって。

止められなかったって後悔しちゃってさ。

おとうさまを守る為の言葉じゃないのそれ? ってね。まあノイシュらしいけど」

ふふっと笑いながらノイシュの背中に視線を送る。ワタシ? サボり。

ふう、と一息つくと彼の顔を覗き込む。

「時間あるかしら。あの時の事、お話したいと思って。(>>3:150)」

[支]【人:115】メイド トワ 09/16 11:30
「……ワタシ、お姉様がいたの。

皆の為に自分が出来る事をいつも探してるようなお人好しで、賢くて、強くて……大好きなお姉様。
お姉さまは言ってたわ。『誰にでも、平等に幸せになる権利がある』って。

ワタシはこんなだし、気付いた時は既に独りぼっちでさ、隣に立ってくれる人なんて誰もいなくって。
皆とワタシだけが違うこんな不平等な世界なんて無くなってしまえば良いのにって毎日を呪ってたけど。

今はそれなりに幸せよ。

貴方も、そんな知己と巡り合えるのを祈ってるって、それだけ!」

もういるのならお節介だったかしら?
少し気恥ずかしくなって、照れ隠しに笑みを浮かべる。

彼が何か言葉を返してくれるのなら、それに応えて退散するかな。

元気でね、ワタシの…… *

[支]【人:125】メイド トワ 09/16 15:50
>>118 ネージュ
おとうさまとのお話が終わった様子のネージュが駆けてきた。

「ん? ……少しくらいなら平気よ」

ネージュは手を取ろうとしてくれたけど、触ってはいけない事を思い出してあたふたと手の行き場を失っていた。
それが可愛かったから、そっと数秒だけそのて手を取り、そっと握る。

じんわりとあの時と同じネージュの暖かい気持ちが流れ込んでくる気がして、顔が僅かにほころんだ。

「……え、という事はネージュとこれから一緒なのね! せ、先生……!? ふ、ふふふっ」

ネージュがここに仕えるというのも嬉しかったけど、それ以上に『先生』というワードに優越感を感じたワタシは、鼻高々に任せなさい! とネージュにどや顔を披露した。

「ん、そしたら場所の案内からね! 今ワタシ、気分がいいから日当たりのいい絶好のサボり場所も一緒に教えてあげるわ」

ネージュについてくるよう促せば、洋館内の案内をしつつ用具室でハンカチを9枚見繕い、広間へと戻って来ただろう。

[支]【人:127】メイド トワ 09/16 16:11
>>119 >>120 アルジャン
「ほんと。生きづらそうよねー」

素直なアルジャンの言葉に、皮肉交じりに返す。
笑みを浮かべながらだから、本気じゃないってのは伝わるといいけど。

「ん? ああ、ここの人達って皆何かしら訳アリだけど、大体の人がおとうさまに大なり小なりお世話になってるから。
頼りになるお義父さん! みたいな? ノイシュからそうじゃないだろって怒られるんだけどね」

それが例えおとうさまが自分の子供を追放した贖罪の為に行ってきた罪悪感の塊だったとしても、当時のワタシは救われていたから。

返してくれた言葉にはふんふんと頷いていたけど。
『使用人同士も仲が良さそう』という点に関してだけは「いや、それだけはないから」と伝えておいた。

やがて、アルジャンを訪ねてくる人が来れば話が始まりそうだったから、ワタシは「元気でね」と呟きその場を後にした。

掃除は、ノイシュに丸投げした。*

[支]【人:128】メイド トワ 09/16 16:25
>>121 レナート
レナートの言葉に沸々と湧き上がる何かがあった。

「……ふーん、へえ、そっかあ。
理由もないのに、ワタシよりも外に興味を見出すんだ? へーえ?

……3日坊主の癖に。

──それじゃあ、旅立ちの前に餞別が必要かしらね?」

[支]【人:129】メイド トワ 09/16 16:26
そう言うと、そっとレナートの首筋に両腕を絡めてこちらに抱き寄せる。
ワタシの冷気がどうかなんて知った事じゃないわ。

「レナートの旅が上手くいかないように、未練がましく貴方の記憶の片隅に残っててあげる」

ぐい、と更に力を込めれば互いの唇が触れるかもしれない距離まで縮んで……

[支]【人:130】メイド トワ 09/16 16:27
……やっぱ無理!!

スッと透明化してレナートの後ろに抜ければ、レナートは体勢を崩しちゃったかもしれないけど。
ワタシは少しだけ上ずった声をごまかしながら、振り返ってレナートに指をさす。

「っ……貴方が外で満足出来るような事があったって、ワタシを置いていった事以上に満足できる事なんてないんだから。

……ばーか、しんじゃえ」

それだけ伝えると踵を返してレナートから離れようとした。*

[支]【人:145】メイド トワ 09/16 19:02
>>142 >>143 レナート
「きゃっ……」

後ろを向いてたから油断してたのかしら。
掴まれた腕と共に、レナートの元にぐいっと引き寄せられる。

咄嗟に突き飛ばそうとしたけど、寸前まで近くにあったレナートの顔がまた目の前いっぱいに飛び込んできて、思わず身体が固まっちゃった。
熱なんかない筈なのに、顔がカッとなって熱くなった気がした。

本でしか見た事のないコトをされるって、直感的に悟って。
ぎゅっと目を閉じて、ワタシはそれが終わるのを待った。

[支]【人:146】メイド トワ 09/16 19:04
……でも、レナートはワタシの前髪を僅かにかきあげれば、露になったおでこにキスをして「つめた」とだけ呟いた。

……ぇ?

手を離されて、レナートがにやりと笑みを浮かべれば、からかわれたのか本気なのか分からなくて。

ワタシは両手で額を抑えながら、ぷるぷると肩を震わせて怒る事しか出来なかった。

「なっ……なっ…………。
……拗ねてなんかない! レナートのばかっ! もうくるなっ!」

照れ隠しなのか、捨て台詞なのかも判然としないまま、今度こそ逃げるように踵を返して、レナートから離れていった。*

[支]【人:172】メイド トワ 09/16 22:01
>>163 ティキ
遠慮していた手を優しく引かれれば、そっとティキの体温に包まれる。
きっと、冷たい筈なのに。嫌な顔も違和感も見せず、ただ受け入れてくれて。

自分が命を落としてから、本当に、本当に本当に求めて止まなかった"温もり"が傍に寄り添ってくれて、優しい言葉が耳朶を打った。

その時は、幽霊だとか、人間だとか、そんな垣根なんて一切考えず、ただ求める様に彼女の身体を抱き寄せた。

"数日前は見せなかった表情"を浮かべ紡がれるティキの言葉を聞けば、ふっと笑いが零れる。

「気にしないでいいわ。ティキがよければ、ずっとここに居てほしい。
安心して。自慢じゃないけど、ワタシ不良メイドだから、出来ない事の方が多いわ。

一緒に出来る事を探しましょう。
箒で掃く事が出来なくても、跨って空を飛ぶ事だってやってみれば案外出来るかも知れないし。
大切なのは発想力だって偉い人が言ってたわ。真偽は分からないけど」

そこまで話して、ずっと抱き着いていた事に気付いてぱっと離れて、満面の笑みでお出迎え。

「──魔法の洋館へようこそ、ティキ。改めて、よろしくね!」

[支]【人:215】メイド トワ 09/17 01:52
>>196 ティキ
「素敵なお誘いね! ……でも、ワタシはここから出られないから。
……いえ、諦めるのはまだ早いわね。

ティキが何でもできる気がするなら、ワタシだって何かできる事がある筈だもの」

考えてみれば、ワタシがどうしてこの洋館にずっと居たかなんて考える余裕もなかった。

独りにならないように誰かと繋がりたいという一心でいたから。

隣のティキにお礼を言いつつ、続く言葉にも頷く。

「浮くくらいなら…いえ、なんでもないわ。
どうだったのかしらね。祝福も、罰も、見方によって全然その在り方を変えるから。

ワタシはティキに巣食っていたものは呪いだって思うけど……それにしても、ふふ。絶好調ね、ティキ」

[支]【人:217】メイド トワ 09/17 01:53
>>215 続き
「ええ、他にも木登りやお裁縫に……忘れちゃいけないのは踊りね!
ティキの踊り、見た事がない振付だったから練習してみたいわ!

沢山沢山練習しましょう、ワタシも一緒よ」


冷え性なのか、という問いに対しては目を丸くして笑う。

「ふふふっ……冷え性だなんて言ってくれたのティキが初めて。

ええ、暑い酷暑の日は頼りにしてね」

ずっと一緒にいたら身体には良くないから、どこかで抜け出すかもしれないけど。
ティキがもう少し色々思い出せるようになったら、改めて伝えよう。

きっと、その時になってもティキはワタシを受け入れてくれると思うから。*

[支]【人:225】メイド トワ 09/17 03:37
>>223 ネージュ
「ネージュ?」

弾んだ声と共に呼ばれて振り返ったら、何だか元気そうなネージュの姿。
聞けば、参加者のみんなに刺繍をほどこしたハンカチを渡して回ってるんだって。張り切ってるわね。

「働き者ねー。もう少し肩の力を抜かなきゃダメよ?」

なんて軽口を叩いていれば、差し出されたのはフリージアと呼ばれる花を象ったハンカチ。

その言葉の意味を聞いて、ワタシはネージュが今もまだその感情を向けていてくれる事に、へにゃ、と笑みが溢れた。

[支]【人:226】メイド トワ 09/17 03:40
「ありがとう。ネージュ。
大切にする。

……それに、1つ新しい夢が出来たわ。

このフリージアって花、外に出て貴方と一緒に見に行きたい。
今は、まだここから出る方法も分からない状態だけど、いつか、必ず」

その時には、ネージュと喜びを分かち合えるような仲になれてるかな。
もしかしたら案外すぐかもしれないけど。

そんな彼女との明るい未来を想像するだけでも、夢に届きそうな気がした。*

[支]【人:233】メイド トワ 09/17 06:59
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「みんな来てくれてありがと。
 退屈しのぎにはなったわ。

 じゃあね」


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情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
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P1/P2/P3 [全3P]
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