2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:
P1/P2/P3/P4/P5 [全6P]
<//頭////

【人:14】宝涙の娘 ネージュ 09/13 09:22
>>5 チーフル
(昨日の話)

チーフルは、スケッチを差し出してくれた。
ネージュは、少し震える手でそれを受け取り──色んなネージュが書かれたページをぴり、ぴり、と丁寧にちぎった。

そのページを嬉しそうに眺めて……スケッチはチーフルに返す。

「ありがとう──チーフルくん。とても、うれしいわ」

切り取ったページを胸に抱いて、ネージュは……失せ物が戻ってきたときのような……そんな心地で、チーフルに笑顔を向けた。

【人:15】宝涙の娘 ネージュ 09/13 09:33
朝。
ネージュは……部屋で目が覚めた。
ほ、とため息をつく。

「──良かった」

ここから居なくなっていなかった。それはつまり……レナートがきっと、居なくなってしまったのだろうけれど。
いつもよりも急いで支度をして──部屋の机に置いた、昨日のチーフルの言葉をもう1回読む。

あの家では無い場所にいて、涙を流さなくても良い自分を想像する。
このお屋敷で、どこかの村で、どこかの森で、どこかの空の下で──刺繍をしている自分。

そこには、痛いことも、つらいことも、怒鳴り声も、ない。
ノイシュやトワと、チーフルと、ネフェリルと、レイヴンと……ほほ笑みを浮かべ、話す自分を想像する。

少し、どきどきする。そんなこと、ほんとうになるのだろうかという……不安と、期待と……それと、これからのこと。

ネージュは最後に鏡を見て、広間へ向かった。

【人:17】宝涙の娘 ネージュ 09/13 09:42
「あの……お、おはよう……ございます……」

そろりと広間に入る。今日も裁縫道具は持って来た。

「あ、あ、の……私……残ったみたいで……えと……昨日、申しました通り……残らせてもらった、からには……あの。ちゃんと……昨日よりもっと……がんばって……あの、わ、私、何も……あの、吸血鬼じゃないっ、て……信じてもらえるように、します……」

誰にともなく、カーテシーをして。
ネージュは水晶玉で、自分が寝たあとから今までのことと、ネフェリルの宣言(>>8)、それからティキの発言(>>7)を確認した。

>>8 ネフェリル

「そう、ですか。ネフェリルさまが……」

ネージュはほろ、と微笑んだ。

「……もう、ネフェリルさまのこと……疑わなくて、いいのですね。良かった……」

【人:19】宝涙の娘 ネージュ 09/13 10:03
>>18 トワ

トワに声を掛けられて、振り向く。
昨日渡した袋を差し出され、「あ……」とそれを受け取った。
そのときに少しだけ触れた彼女の手は、変わらずひんやりとしていただろうか。

「は、はい……。ありがとう……。では、そう、します」

刺繍を褒められたら、目を細めて微笑んだ。

「ありがとう……あなたに、そう思ってもらえるなら、よかった。

あの、トワ……気になって、いたのですけれど……あの……ノイシュは、だいじょうぶ、ですか?」

【人:20】宝涙の娘 ネージュ 09/13 10:07
「あ……あの……ええと…………私の、願い、に、ついて……なのですが…………

水晶玉を見たら……あの、皆さま……お話を、されている、から……私も……今日、こうして残った、ので、ちゃんと、言おうと……お、思っ、て。
その……お恥ずかしい、話で。き、聞いていて、ご不快に、なるかも……ごめん、なさい」

これから話そうとすることを考えると、顔がだんだん熱くなってくる。身内の恥であり、自分の恥であり……「不死者」様に助けを求めた手も、その場で掴んでは貰えなかった、ネージュの願い。

「──わ、私は……本名は、ネージュ・ル・シエルと、申します……。元は、貴族……でした。私の、体質の、せいで……両親が、亡くなった2年前から、兄と、兄嫁に……部屋に、閉じこめられて……毎日のように、涙を。

それと……血も。
涙より時間はかかりますけれど……私の血も、宝石に……変わるのです。それも、兄が、私に涙を……流させようと……痛いことをしたときに……気づかれて、しまって……」

深呼吸をする。

「…………私が、ひどく弱ると……品質が、あの……とても落ちる……みたいで……それで……何とか、動ける程度には」

【人:22】宝涙の娘 ネージュ 09/13 10:19
>>20 (続き)
「……わ、私は……とにかく、助けて欲しくて…………ただ、今の、環境、から…………に、逃げたくて、「自由」を、守りたくて……失いたくなくて、それだけで……ここへ…………

それ以上、それ以外、考え、られなくて。「自由」が、なんなのか……どうしたいのか、どうすれば、いいのか……『ゲーム』が始まってからも、わ、わから、なくて」

目を伏せて、手を組み合わせた。

「で、でも……皆さまに、お話を……聞いて、もらって……あの……ほんとうに……いろいろと……自分についても、か、考え、られる、ように……私……」

きゅっと手を握る。顔が熱い。
一方的にこんな話をして、皆の邪魔になってはいないか。
変なふうに見られるのではないか。
そんな不安が頭を過ぎるけれど。

「──私、目の前のこと、ばかりで……あ、たぶん……今も……。でも……いっぱい、お話を、聞いてもらって……言葉を、もらって……ようやく、「自由」の、意味もちゃんと……あの。してみたい、ことが。だから……」

「改めて……よろしく、お願いします」

[A1]宝涙の娘 ネージュは、ぺこりと頭を下げた** 09/13 10:20
【人:36】宝涙の娘 ネージュ 09/13 13:35
>>23 トワ

ノイシュが聞いていた、と言われ、ついきょろきょろと周りを見た。
しかしネージュからは見えるはずもなく。

「まあ……そうだったの?
そう……ノイシュは、見守って、くれているのね。

……苦しいことがないなら、良かった。
これを渡すとき……チーフルくんにも、伝えます」

少し首を傾けて、ふわ、と微笑んだ。

「……はい。またお話するときを、楽しみに」

【人:38】宝涙の娘 ネージュ 09/13 14:20
>>26 アルジャン

「ネフェリルさまのお言葉を信じれば、今日は、レイヴンさん、あるいは私をこの場から追い出して、残った方におチカラを使っていただければだいじょうぶ……ということ、ですね。

わ、私、じつは昨日……勘違いを。
勝つためには、最初の吸血鬼を、絶対にこの場から追い出さねばならない、と、思っていて……血人に戻せば……私たちの、勝ち、なのですね……。ごめんなさい。認識を、改めました」

[A3]宝涙の娘 ネージュは、(ネフェリルさまのお名前は発音しにくいのかしら?)と思った 09/13 14:43
【人:41】宝涙の娘 ネージュ 09/13 14:57
>>チーフル

チーフルの姿を見かけたら、手を振って駆け寄る。
トワから返してもらった、小さな袋を持って。

「チーフルくん」

いざ、手の中にあるものを直接渡すとなると、改めて緊張した。
少しの間もじもじと、両手の中に隠していたそれを、なんて言って渡そうかとおろおろしてしまって――覚悟を決めて、つかまえた蝶を放すときのように両手を開いた。

「あの、これ……昨夜、寝る前に……作ったの。もし、私がいなくなったときも……チーフルくんに、持っていてほしくて。お守り、なんて、たいそうなものでは、ないけれど……。あの、中にね……私の涙を、入れたから……。私が、いなくても……そばにいる、って思えてもらえたら、と」

だんだん顔が熱くなってくる。きっと、また赤くなっている。

「この、刺繍は……これは、私の地方の、歌が上手な……小鳥、なの。あの……チーフルくんの、お願いが、叶いますように、って……願掛けを……えと……チーフルくんは、私に、見せて、くれたから。色んな、私を……」

「――もらって、くれるかしら」

[A6]宝涙の娘 ネージュは、エルフ族 ネフェリルに、考えていることがお見通しな気がして赤くなった。 09/13 15:00
【人:44】宝涙の娘 ネージュ 09/13 15:25
>>42 ネフェリル

ネフェリルに声をかけられて振り向いた。
ほっ、と微笑んでカーテシーをする。

「ネフェリルさま、ごきげんよう。
いいえ……私こそ……昨日、うかつなことを、申しましたし……ネフェリルさまを信じたいのに、ネフェリルさまが吸血鬼だったら、という心配を捨てることが、できず……。今、とても、ほっとしているのです。
少なくとも……もう、ネフェリルさまを、指さすことは、しなくてよいのですから……」

「エドさまが吸血鬼でないならば……あの、お言葉は本当かと。
レナートは……もしそうであれば、吸血に肯定的なことは、言わないのではないかと、思います。その……そういうおチカラのかたの、心情として。だから、ネフェリルさまが、退魔のおチカラを持つ方であることは、信じられると、私は思っています」

ネフェリルの励ましの言葉と微笑に、小さく首をかたむけて微笑みを返した。

「はい。こうして、ここにいるからには。貴重な一手が、むだにならないよう……できることを、しようと思います」

【人:46】宝涙の娘 ネージュ 09/13 15:50
>>24 チーフル

水晶玉に残されていたチーフルの言葉に、困った顔をして首を傾けた。

「チーフルくんの、質問、ですが……。

『ゲーム』で勝つ……ためには、えと……心強そうな、方を……発言がしっかりしていて……追い出されそうに、ない方、かなと。
そうでなければ……たとえば、お願いを、聞いて……その方が、「このひとのお願いも叶えてあげたい」と、思う方、など……」

「ただ、これは……漠然と、しすぎている、ので……私から見て、可能性のあるかた……今までは……あまり、疑って、いなかった……レイヴンさんも、吸血鬼の、か、可能性を……見て……その、もし、この人なら……この人かな、みたいな……のを、考えて、みようかな、と……
なので……あの、もう少し、お時間を……」

【人:49】宝涙の娘 ネージュ 09/13 16:20
指を組み、伏し目がちにぽつぽつと話す。

「あとは、ええと……チーフルくんは……今日も積極的に、議論を……呼びかけて……そして、昨日から……吸血を、された人……についても、言及している、のは……あの、吸血鬼側のひとなら……不自然、です。
なので……血人になっていることを疑っても、いません」

「えと……その点では……アルジャンさまも、そう、ですね。

んん……レイヴン、さんは……どう、かしら。えと……私……レイヴンさんに、声をかけて、いただいて……だから……その、そういう、イメージ、だったのですが……聞き上手、な方だからか……あの、他の方とのお話を、拝見、したら、その、意外と……受け身?な感じが……それは……うーん、様子を、見ている……とも……見える、ような、気も」

両手を小さくきゅっとにぎった。

「だから、レイヴンさんと……これから、ちょっとお久しぶりに……お、お話しようと……思います」

【人:51】宝涙の娘 ネージュ 09/13 16:31
>>36 ティキ

ティキの姿を見かけたら、ハッとして近くへ行く。
ちゃんと面と向かって話をするのは、これが初めてだから……決心はしていても、やっぱり緊張する。ぱっと顔に赤みがさすのがわかる。

「あっ、あっ、あの、私、ネージュと申しま……あ、全然、ティキさまとお話が……できて、いないのです、けれど……あ、あの……吸血鬼では、ない、と……信用、出来る……と、いう点で……えっと……」

あわあわと手をぱたぱたひらひらと泳がせてから、しゅんと力なく手をおろした。

「あ、あの……ご、ごめんなさい……それも本当では、あるのですが……そ、その……じつは、『呪い』が、こわくて……あまり、近づけて、いないのも……あって……ご、ごめんなさい。ティキさまは……わるく、ないのに。

あの……お聞きしたいことが……。あの……昨日、私を、残してくださる、選択を……なさったの……もし、比較して……もし『レナートが吸血鬼らしい』と、お思いになった点が、あるのなら……あの、それも参考に、したいので、もう少し、詳しくお聞きしたく……」

申し訳なさそうに、ティキをそろりと上目遣いで見た。

【人:52】宝涙の娘 ネージュ 09/13 16:38
>>36 ティキ

それから、ハッと目を見開いた。
水晶玉を見て、いっぱいいっぱいすぎて、今、ティキと話してようやく実感した。そうだ、ティキは確か――。

「あ、そっ、そ、そういえば、あの、今日、呪い、わ、私の方にって……あ、あの、の、呪いって、あの、な、な、何か痛いこととか……あのあの、えっと、あ、あったり……ああ、ご、ごめんなさい……わ、私……と、取り乱して……うう……」

今更、自分の身に呪いがかかっているのではと思うと怖くなってきて、先に呪われてしまったティキを縋るように見た。

【人:53】宝涙の娘 ネージュ 09/13 16:56
>>9 レイヴン

どこかの時間、レイヴンの姿を探す。
その姿を見かけたら、「あの、」と声をかけて小走りで近づく。

「れ、レイヴンさん。ごきげんよう……。な、なんだか、お久しぶりな、気が……いたします、ね」

あのときは知られたくなくて隠した自分の事情も、今日すべて語ってしまった。
恥ずかしくてまっすぐに顔が見られず、そわそわと自分の指をもてあそび、下を向く。

「あの……その……レイヴンさんに、お聞きしたい、ことが……あの、れ、レイヴンさんは……昨日、コインで……あの、決定を……決め手に……なさっていたと……思うの、ですが……えと……ふ、ふだん、旅を、なさっているときから、そう、なさる……のでしょうか?
こ、今回、特別……?

あの……その前、ネフェリルさまを、指さしていた、ときも……気のない感じで、指を、指しているような、印象を、受けたので……だ、だいたん、だな、と思いまして……」

[A9]宝涙の娘 ネージュは、ふう、とゆっくり息を吐いた。** 09/13 16:59
【人:65】宝涙の娘 ネージュ 09/13 20:43
>>62 チーフル

どきどきしながら刺繍入りの袋を見せると、チーフルは目を大きく開ける。くりっとした瞳がかわいらしかった。

そのまま待っていると、チーフルはスケッチに文字を走らせる。
そこに書かれたお礼の言葉に、「嬉しい」ということばに、ネージュはほっと息をついた。

「よかった……。受け取ってもらえて。私こそ、たくさん……ありがとう。
あのね、さっきトワから聞いたのだけど……ノイシュも、私たちを見守ってくれているのですって。だから……がんばりましょうね。最後まで……」

そして、チーフルが更にスケッチに書いていくのを待つ。くるりと見せてくれたその言葉を見て、ネージュは、目を細め、ふわりと微笑んだ。

「――ありがとう。とても、とても心強いわ。私も、チーフルくんを信じているわ」

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:
P1/P2/P3/P4/P5 [全6P]
//頭////