2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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【人:151】不死者 ブラム 09/16 20:12
>>149 チーフル
「……そうか。

チーフル。キミの願いは聞き入れた」

あの時、緊張しながら文字を綴った少年の目はもうどこにもなかった。
確かな意志を湛えた瞳は、ただ一心に願いを訴えかけていた。

右手を翳せば、虹色の奔流が零れだす。

光は静かにチーフルの首元を纏い、彼の身体へと入っていく。
吸血鬼の血を持ってしても再生されなかった音。

ならばそれの本質は"呪い"なのだろう。

探っていけば、予想通り強い違和感を持つ"それ"にぶつかる。
彼を蝕んでいただろう"それ"を引きずり出せば、ティキの時と同じようにそれを光の中に閉じ込め消失させていく。

全てが終われば静かに、チーフルを見た。*

【人:166】不死者 ブラム 09/16 21:22
>>155 >>156 >>157 チーフル
たどたどしくも、言葉を懸命に紡ぐ少年。
礼を言われたなら、あの時と同じように彼の頭をそっと撫でただろう。

「……キミの征く道に幸多からん事を」

神の使いらしいもっともな言葉を呟けば、チーフルが他の者へ駆けて行く背中を見送っただろう。*

【人:210】不死者 ブラム 09/17 01:23
>>141 アルバ
「これは大変な願いを叶えてしまったようだな。
最低でも全て堪能するまで帰らせてくれなさそうだ。

だが、願いだからな。
キミが作った国の一つ一つ、しっかりと見届けさせて貰おう。

……勿論、気に入ったら、後の願いもな」

満更でもない表情を見せながら、続ける。

「出発の前に、準備をしたい。
トワに挨拶をしておいてあげてくれ」

【人:211】不死者 ブラム 09/17 01:30
全ての願いを叶え終えた後の話。

私室に戻り、最低限の荷物をまとめれば、横に伏せた写真立てを手に取る。

写真に映るのは水面に反射した月にような銀髪に、聡明な印象を瞳に堪え、向日葵のような眩しい笑みを浮かべる貴婦人。

『一緒に過ごしたいって言うのは、渋い顔で傍にいてほしいって事じゃないのよ。
あなたと同じ気持ちになれたなら、楽しいわねって事。

だから、夢を見るなら、あなたと一緒がいいわ』

思い起こされた記憶は、今はもう叶わない苦いものだったが、今も色褪せる事なく輝く鮮烈なもの。
そっと写真立てを荷物に加えれば、窓から差し込む陽光に僅かに目を薄めて、広間へと戻る。

【人:212】不死者 ブラム 09/17 01:35
>>アルバ
「待たせたな。アルバ。
挨拶が済んだようなら向かおうか。

……まずは信仰の街だったか?
キミが教祖をしている信徒の街なら、教祖を象った像でもあるのだろうか。

ああ、その前に先日飲んだワインもまた楽しみたいな。あれは美味だった。

星の村、という場所は流星群でも見られるのだろうか。ならばその光の下飲むのも悪くない。

……存外と、やってみたい事というのは探せば見つかるものだな。

キミが歩んできた軌跡を見届けられる事、楽しみにしているよ」

そうしてアルバの手を取れば、彼の願いを叶える為に洋館を後にするだろう。*

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