2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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【人:116】宝涙の娘 ネージュ 09/16 13:53
>>109 ブラム

ブラムから返ってきた声は、あのときより少し柔らかかったような気がした。ネージュが、そう感じただけかもしれないけれど。

頭に、チーフルにもらった言葉(>>4:108)が浮かぶ。

『不死者様に雇って貰ったり、とか』

願いが叶わなかったときただ真っ暗になると思っていた。
――自分ひとりでは、考えられなかった、未来のネージュの姿のひとつ。
それが今、許された。
そろ、と顔を上げる。ブラムの美しい顔を見て、これがネージュの妄想でも、勘違いでもないことを悟る。

「は……はい、私、わたし……きっと……強くなって……ブラムさまにも御恩をお返しできるよう、はげみます」

ネージュは姿勢を正し、ブラムに美しくカーテシーをした。

【人:117】宝涙の娘 ネージュ 09/16 13:59
>>110 ノイシュ

ブラムがノイシュに声を掛けたので、ネージュは彼の方を振り向いた。

今日既にさんざん甘えてしまったひとなので、なんだか新ためて、恥ずかしくなる。
あわあわと顔を赤くしながら、ノイシュにぺこっとお辞儀をする。

「あ、は、はい。もちろん……!あの、ノイシュの……あ、えと、ノイシュ『先生』の、呼びやすいように、お願いいたします。これから、ご、ご指導のほど、よ、よろしく、お願いいたします」

片手を差し出されたら、その手とノイシュの顔を見比べた後、にこ、と微笑んでそっとその手を握った。

【人:118】宝涙の娘 ネージュ 09/16 14:08
>>トワ

挨拶が終わったら、改めてトワを探して駆け寄る。

「トワ!……あっ、」

微笑んで、トワの手を取ろうとして……あわててその手を泳がせる。

「触るのは、よくないのでしたね……あ、あ、あの、わ、私……こ、こちらで、お世話に……なることに……あ。ですからあの、トワ『先生』……こ、これから、改めて……新人の、使用人、お針子、として……よろしく、お願いいたします」

ぺこ、と頭を下げる。
それから、少し申し訳なさそうにそろ、と上目遣いで彼女を見た。

「あの……それから、少しお願いが。白いハンカチをいただきたいのです。できたら、9枚」

【人:119】瑞花の街 アルジャン 09/16 14:10
>>114 トワ
 
 ノイシュが掃除に向かい、ネフェリルに話しかけられる前。

「善いひとやねぇ、あのひとは」
 
 トワさんに話しかけられ、ふっと息をつく。使用人ふたりのそれぞれの様子に交互に視線を遣った。

「なに……あんた、養女かなんかか」
 
 もし詳細な関係性を知っていれば「それはおにいさまとちゃうの」くらいは言ったかもしれないが、簡素な言及にとどめる。自らをおとうさま、と呼ぶような間柄をそばに置いていることに思うところはあったがそこには口を噤み。

【人:120】瑞花の街 アルジャン 09/16 14:10
 
「ああ、かまへんよ」
 
 
 続く話は黙って聞いていた。
 誰にでも平等で倖せになる権利があるとして、あれに、罪人にその資格は残っているのか。そんなことをぼんやり考える。
 
 
「自分、寂しい思いしたな」
 そうぽつりと返す。
 
「今は、倖せか。それに勝ることはあらへんな。使用人同士もなんやかんや仲良さそうやし。
 ………。
 ありがとさん。」
   
 
 よすがを作った自覚も未だないまま、やんわりと笑い返した。*
 

【人:121】見習い執事 レナート 09/16 14:35
>>108 レナート
「なんだ、ずっと俺がここにいると思ってたのか?」
きょとんとしている様子のトワにこちらも少し驚いた。

「理由なんてねーよ」

元々一つの場所に留まるようなタイプでもない。そこまでその場所に情を抱くこともできない。

新しい場所を探して、求めて、そこでなら自分の生き甲斐が見つかるかと少しの期待をする。それが毎度外れるものだから、疲れたのも事実だが。

【人:122】執事 ノイシュ 09/16 15:31
>>117 ネージュ
『先生』という言葉に思わず吹き出す。

「ふはっ! せ、先生って……オレには似合わないよ。ノイシュで構わないさ。
指導は厳しくならないように気を付ける。
……ああ、よろしくな。ネージュ」

握られた手を優しく握り返せば、早速仕事だと言わんばかりにネージュに連絡事項を告げる。

「さて、早速だけど使用人はお客様の事を考えないといけない。
分かるな?」

広間にいる『ゲーム』の参加者たちの方を指さして、ウインクを送る。

「挨拶したい相手はネージュに任せるよ。よろしくな」

そうネージュに伝えれば、優しくその背中を押しただろう。

【人:123】狂信の渦 アルバ 09/16 15:32
>>113 ブラム

「……そっか」

やっぱり、何かが変わってしまったのだ。変化とは進歩であり退化だ。果たして彼にとってこれがどちらだったのか、僕にはまだ判断できない。
彼の出した結論には、まあそうなのだろうとしか思えなかった。賢い彼がずっと目を逸らし続けてきた、分かりやすい因果論。
彼を救えるとしたら、それは……。

「ま、それはいいことだと思うけどね?」

と、悲しい話はそれくらいにして。

【人:124】狂信の渦 アルバ 09/16 15:32
「お、やった〜! 数日拘束された価値があるってもんだよ」

僕にとっては結構昔、彼にとってはほんの少し前。僕は彼に救われた。そして僕は与えられた力を存分に使って────すっかり満たされてしまった。
ひとつに満足したらもうひとつなにか欲しくなるのが人間の性だ。僕も例に漏れずね。

「……見て欲しいんだ、僕が作った国を。
気に入ってくれたらなんなら住んでくれてもいいよ? 君が望むポジションを用意しよう」

自分を救った、次は国を、国民を救った。僕の救いたい病は留まるところを知らず。
眩い太陽や頬を撫でる風、歓声と笑い声。あと美味しい食事とよく整えられたベッド。僕が渡せるものってそれくらいしかないんだけどさ。

君が諦めたとしても、僕は君に救われて欲しいんだよ、ブラム。

[支]【人:125】メイド トワ 09/16 15:50
>>118 ネージュ
おとうさまとのお話が終わった様子のネージュが駆けてきた。

「ん? ……少しくらいなら平気よ」

ネージュは手を取ろうとしてくれたけど、触ってはいけない事を思い出してあたふたと手の行き場を失っていた。
それが可愛かったから、そっと数秒だけそのて手を取り、そっと握る。

じんわりとあの時と同じネージュの暖かい気持ちが流れ込んでくる気がして、顔が僅かにほころんだ。

「……え、という事はネージュとこれから一緒なのね! せ、先生……!? ふ、ふふふっ」

ネージュがここに仕えるというのも嬉しかったけど、それ以上に『先生』というワードに優越感を感じたワタシは、鼻高々に任せなさい! とネージュにどや顔を披露した。

「ん、そしたら場所の案内からね! 今ワタシ、気分がいいから日当たりのいい絶好のサボり場所も一緒に教えてあげるわ」

ネージュについてくるよう促せば、洋館内の案内をしつつ用具室でハンカチを9枚見繕い、広間へと戻って来ただろう。

【人:126】エルフ族 ネフェリル 09/16 16:08
>>81アルジャン
「どうせお主の事だ。
1人で生きて、独りで死ぬのだろう。」
呆れた顔で、ため息を吐く。

「元を辿ればか。
ふふ、それはわからんぞ?
もしかしたら俺もお主の事を利用する為に
声を掛けたのかもしれぬ。」

「何かを与みし、享受する。
それだけが関係構築の礎ではない。
血の繋がり、一期一会の繋がり。
世の中には繋がりは沢山あるからな。」


「いいんじゃないか?絆と呼んでも。
そう重いものじゃないだろう。」

[支]【人:127】メイド トワ 09/16 16:11
>>119 >>120 アルジャン
「ほんと。生きづらそうよねー」

素直なアルジャンの言葉に、皮肉交じりに返す。
笑みを浮かべながらだから、本気じゃないってのは伝わるといいけど。

「ん? ああ、ここの人達って皆何かしら訳アリだけど、大体の人がおとうさまに大なり小なりお世話になってるから。
頼りになるお義父さん! みたいな? ノイシュからそうじゃないだろって怒られるんだけどね」

それが例えおとうさまが自分の子供を追放した贖罪の為に行ってきた罪悪感の塊だったとしても、当時のワタシは救われていたから。

返してくれた言葉にはふんふんと頷いていたけど。
『使用人同士も仲が良さそう』という点に関してだけは「いや、それだけはないから」と伝えておいた。

やがて、アルジャンを訪ねてくる人が来れば話が始まりそうだったから、ワタシは「元気でね」と呟きその場を後にした。

掃除は、ノイシュに丸投げした。*

[支]【人:128】メイド トワ 09/16 16:25
>>121 レナート
レナートの言葉に沸々と湧き上がる何かがあった。

「……ふーん、へえ、そっかあ。
理由もないのに、ワタシよりも外に興味を見出すんだ? へーえ?

……3日坊主の癖に。

──それじゃあ、旅立ちの前に餞別が必要かしらね?」

[支]【人:129】メイド トワ 09/16 16:26
そう言うと、そっとレナートの首筋に両腕を絡めてこちらに抱き寄せる。
ワタシの冷気がどうかなんて知った事じゃないわ。

「レナートの旅が上手くいかないように、未練がましく貴方の記憶の片隅に残っててあげる」

ぐい、と更に力を込めれば互いの唇が触れるかもしれない距離まで縮んで……

[支]【人:130】メイド トワ 09/16 16:27
……やっぱ無理!!

スッと透明化してレナートの後ろに抜ければ、レナートは体勢を崩しちゃったかもしれないけど。
ワタシは少しだけ上ずった声をごまかしながら、振り返ってレナートに指をさす。

「っ……貴方が外で満足出来るような事があったって、ワタシを置いていった事以上に満足できる事なんてないんだから。

……ばーか、しんじゃえ」

それだけ伝えると踵を返してレナートから離れようとした。*

【人:131】瑞花の街 アルジャン 09/16 16:30
>>127トワ
 
「ふぅん。そういう」


「あぁ、元気でな」 軽く手を振った。 
 

【人:132】瑞花の街 アルジャン 09/16 16:30
>>126ネフェリル

「まあな。遺したないし」
 
「ものは言いようやね。ほーんと喰えんおひとやわー。
 でも言ってたことに嘘はないやろ。
 それくらいは、僕でもわかる」
 
「あんまりそういう繋がりとか。
 よぅ知らんで生きてきたからな。
 育ててくれるひと、
 一緒に暮らすひと、
 石投げてくるやつ。
 こんくらいや。
 
 …知らんこと、いっぱいあるよ」
  

【人:133】瑞花の街 アルジャン 09/16 16:32
  
「そういうもんか。
 そうもあっさりしとるとなんとも言えない気分やけど……ありがたく受け取っとく。
 あんたが気にしてないなら、それでなによりや」 
 
 種族としてか、それともこのひと自身の心の性質か。
 大らかなんだろう、と勝手に考える。
 若干調子が狂う感覚にこめかみを掻き。
 
  
「……そんで。お節介かもやけど。
 ネフェリルさん、自分の願いはどうするん? ともだち、助けるんやろ」*
 
 

【人:134】不死者 ブラム 09/16 17:03
>>124 アルバ
「……そうか。キミの……。
フッ、良いだろう。

暫くここに住んでいたからな。
偶には外の世界に目を向けるのも悪くはなさそうだ。

アルバ。キミの願い、確かに聞き入れた。

……トワとノイシュに留守を頼まないとな」

【人:135】エルフ族 ネフェリル 09/16 17:04
>>132アルジャン
「なら、これから色んな繋がりがお主には出来るだろう。
それを大事にしていくといい。」

「自分の願い、叶えるさ。
お主のおかげで、エルフ族にもない力を手に入れたのでな。」

に、と笑ってみせる。
きっと自分の願望成就の道は茨だ。
一国を相手にするのだから。
部族は使えない。ただ単身で。
吸血鬼の力をもってしても死ぬかもしれない。

「まあ、もしかしたらお主の願望が達成されたら、
助力を頼むかも知れぬな。」

そんな事はしないだろうが。

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
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P12/P13/P14/P15/P16 [全25P]
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