2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:人
P12/P13/P14/P15/P16 [全16P]
//////

【人:111】狂信の渦 アルバ 09/11 00:38
夜がふけるということは約束の朝が近づいているということである。
ノイシュに一声かけて行く人達を見て、首を竦めた。おっと、似つかわしくない仕草だったな。

>>ノイシュ

「お役目を果たされます事、お慶び申し上げますわ」

「ワタシの指も、あなたに向いている。順序の違い故に罪悪感はないが」

僕もひと声掛けておこう。

「ま、あとは気楽に見てなよ」

耳元で囁いて、

「アナタのために、祈りましょう。『星が瞬きますように』」

僕は歌うように言った。僕の声が力になって、夜空では星が瞬いたことだろう。まあ、館の中じゃ見えないんだけどね。

【人:112】執事 ノイシュ 09/11 00:40
>>105 チーフル
「……」

彼がスケッチをめくりやすいよう、静かに腰を落とす。

そうしてめくられていく少年の懸命に紡いだ文字は最後まで自分を気遣うもので。
ああ、どうしてこの子は。あの人は。

本来なら自分が護るべき立場だろう。自分が謝るべき立場だろう。

「……本当に情けないな」

込み上げてくる想いに目頭を軽く押さえれば、次の言葉に頷いてそのままチーフルの次の行動を待っただろう。

[A13]見習い執事 レナートは、哀傷の無声 チーフルに、にこーーーっと笑って返した。気分が良さそうである。 09/11 00:43
【人:113】哀傷の無声 チーフル 09/11 00:44
>>112ノイシュ
[屈んでくれれば。
ノイシュさんの頭へと、手を伸ばす。
ここに来て、沢山の人が労わるように僕を励ましてくれたから。
僕も。これから、皆に消えろと念じられる、ノイシュさんへ。
きっと心細いだろうノイシュさんを、励ましたくて。

彼の頭を、よしよしと撫でる。
どうか、この人の心が。一人きりなりませんように。

また後で。だから今は、さようなら。

彼の髪に触れて。顔を見ながら。そう、心でノイシュさんへと思った]

『ごめんなさい。
嫌じゃなかったですか。
またゲームが終わった後に、お話したいです』

[僕は恥ずかしくてはにかんでしまいながら。
ノイシュさんへと、改めて文字を伝えた]

【人:114】執事 ノイシュ 09/11 00:57
きっと、二人との会話の後。
>>111 アルバ
自分は、ブラムの友人である彼にどんな目を向ければいいのだろう。
そして紡がれるその言葉には、先ほどなら喜んでいたのかもしれない。

「……ようやく、楽になれると思ったのですがね。
彼らを残して気楽になど見れましょうか」

そう自嘲気味に笑うが、瞳は確かな意思を持って、アルバを見据える。
最早全ての歯車は回り出し、終わりまで止まる事はないのだろう。

だが、決して目を背ける事はしないと静かに誓った。

「……感謝、します」

隣国の教祖が奏でる歌が、本当に自分を祝福しているのかは分からなかったが、その言葉に宿る"何か"は、確かに存在していて、それが自分の背を押しているのだと思う事にした。

【人:115】宝涙の娘 ネージュ 09/11 01:04
>>108>>110

おずおずと差し出した巾着は、すぐには取られなかった。余計なことだったかしら、と遠慮がちな上目遣いでノイシュを見た。
すると。

「!」

ノイシュの頬を、ひと粒の光がつたっていく。わずかに光を反射して、流れる彼の涙を見て、息をのんだ。
男の人が泣くのを初めて見たので、驚いた。ネージュが目をぱちぱちと瞬かせているうちに、彼はそれを拭う。

「あ……」

なんと言葉をかけたものかおろおろしていると、彼はネージュの贈り物を大事そうに受け取ってくれた。
その言葉は、なんだかおとぎ話の騎士のようで――渡したものの粗末さが、少し恥ずかしくなってしまった。けれど、その気持ちが嬉しかったので、今度は自然に微笑むことができた。

「お返しなんて……。受け取っていただいて、ありがとう、ノイシュ」

そうして別れ際、控えめに人差し指を彼に向けただろう。

「それでは、しばらくの間の……お別れですね。また、お会いしましょうね」

[A14]宝涙の娘 ネージュは、>>115 ノイシュ 09/11 01:05
【人:116】執事 ノイシュ 09/11 01:07
>>113 チーフル
チーフルの小さな手が、頭を撫でる。
言葉を口で紡ぐことのできない彼の、彼なりの"言葉"
『頑張ってくれて、ありがとう』と言っているように、聞こえた。

そこまでする価値は、自分にはない筈なのに。
否応なしに、自分を認めてくれる人達の心が寄り添ってくる。

撫でられた頭から、じんわりと身体の芯が温まっていく感覚が広がっていく。

「嫌なんかじゃないさ。……救われたよ。
キミの想い、確かに受け取った。
……ああ、必ず話そう。
オレも、キミに返したい物が沢山できた」

手始めにはにかんでいるチーフルの頭をわしゃわしゃと撫でて「またな」と笑みを浮かべ礼を言っただろう。

こんなものでは全然足りないが。
分けてくれた想いに応えたい。
ただ、純粋にそう思った。

[A15]執事 ノイシュは、宝涙の娘 ネージュの言葉に頷いた。>>115 09/11 01:12
【人:117】哀傷の無声 チーフル 09/11 01:25
>>116ノイシュ
『約束ですよ』

[撫で返されて。その手が温かくて。
良かった。少しだけでも、この人の心の傍にいれたなら。

御礼を言いたいのは僕の方だから。
もしも願いが叶えば。ありがとうを言いたい人がまた増えた。

僕は、笑うノイシュさんへと、最後まで手を振って。
その日の恐いも、なんとか乗り越えておやすみなさいが出来たのだと思う]

[A16]執事 ノイシュは、哀傷の無声 チーフルに、「ああ、約束だ」と頷いた。>>117 09/11 01:31
【人:118】宝涙の娘 ネージュ 09/11 01:50
>>43 ネフェリル

どこかのタイミングで。
一人考え事にふける美しいひとの姿を見たら、ハッとする。
昨日、助けてもらったのに、名乗りもしなかったことを思い出した。(>>31

(礼儀として、そのくらいはしておかなくては)

しばらく遠巻きに声をかけていいものかおろおろとしていたが、最後に意を決し、彼に近づく。

「あの、ネフェリルさま」

彼がこちらを向いてくれたならば、両手をそろえてぺこ、と頭を下げた。

「ご、ごきげんよう……。あの、私……昨日、助けていただいたのに、名乗りもせず……失礼をいたしましたので、せめてごあいさつを、と。

私は、ネージュ、と申します。このような場で、言うのもおかしなことかもしれませんが……改めて……どうぞ、よろしくおねがいいたします……」

そう、最後まで挨拶ができたら、いくぶんかほっとした様子で息を吐いただろう。

【人:119】過去への渇望 レイヴン 09/11 02:19
>>97 チーフル
ノイシュを探しに行く、と言ったチーフルと別れた後に考える。

村と森から出たことがない。だから、外の世界が羨ましい、のだろう。
俺にしてみれば…自分の身が長くおける場所があることが羨ましい。

外から来た俺に対して、明らかに警戒する国もあった。
逆に親切にしてくれる人も居た。そういう国もあった。
…ただ、どちらにせよ『余所者』であることだけは越えられなかった。
プラスもマイナスも異分子であるからこそ向けられた感情で。

「…俺も無いもの強請り、か」

【人:120】エルフ族 ネフェリル 09/11 02:20
>>118ネージュ
会話を聴きながら、それぞれの特徴を掴んでいく。
ふと、視線を上げればおろおろとしている少女。
決めた顔をしてこちらに歩んできた。
前屈みになっていた姿勢を直し、
微笑みながら彼女が来るのを待つ。

「ごきげんよう。
ネージュか、昨日は…大丈夫だったか?
それに昨日のはお礼を言われるようなことでは無い。俺のお節介が出ただけだ。」

「こちらこそよろしく頼む。
皆とは会話出来たかい?」

隣に椅子を持ってきて座るよう促す。
執事が近くにいればネージュが飲みやすいものを頼むだろう。

【人:121】過去への渇望 レイヴン 09/11 02:23
俺はノイシュの姿を探す。

ゲームに参加するならば、やらなければならない事がある。

その背を見つければ、真っ直ぐに指を指して
『お前が消えろ』と念じた。

…何か言うべき、なのだろうか。少し考えてみたが適切な言葉は浮かばない。

念じ終えれば、手を下ろしその場を離れることだろう。

【人:122】宝涙の娘 ネージュ 09/11 02:32
>>120 ネフェリル

ネフェリルは優しく迎えてくれた。
優雅な所作は、子どもの頃に貴族の社交で見かけた紳士のようで、なんとなくなつかしい気持ちになる。

隣に座るように促されれば、「は、はい」と緊張して縮こまりながらも、素直にその言葉に甘えることにした。

「お気遣い、それから、このような席を、ありがとうございます。ええと……チーフルくんと、レイヴンさんに、よくしていただきました。あとは、使用人のみなさまと。まだ、なかなかそのほかのかたとはお話する機会をつかめないでおりますが……」

困り顔で微笑み、用意してもらった果実水に口をつけた。ここに来てから食事のときは水を飲んでいたから、それがとても美味しくて、なつかしくて――両親がいたころを思い出してしまって、つい、ぽろ、と涙をひと粒落としてしまった。

あ、と思ったときには、雫型の水晶はネフェリルの前に転がっていっただろう。

【人:123】エルフ族 ネフェリル 09/11 03:01
>>122ネージュ

「あまり気にすることはない。
ネージュはしっかりしているな。
…いや、しっかりしなくてはいけなくなった…のだろうか。」

年端の子がこんなにもしっかりしているのは大抵裏がある。
エルフ族の子だったら外をはしゃぎ回っている頃だ。

「ネージュは強い子だな。
俺なんぞ話したのは数えるくらいだ。」
指を2.3本と出しては折りたたむ。

「チーフルやレイヴンとはどんな話をしたんだ?」
なるべく、気負わせないように。
しかし、彼女の緊張を緩和させるように
話題のリードをする。
そんな中、彼女の瞳からぽろりと落ちた
形容し難い程綺麗に輝く水晶。

【人:124】エルフ族 ネフェリル 09/11 03:01
それを拾い上げて息を呑む。
それと同時に彼女にある背景をなんとなく察してしまった。
「………苦労、したのだな。」
ネージュの頭を抱き寄せる。
少しでも彼女に安寧が訪れるように、
今だけはゲームの事を忘れて祈った。

【人:125】宝涙の娘 ネージュ 09/11 03:29
>>123 ネフェリル

ネフェリルと話していると、ネージュはまるで幼い子どもに戻ったようだった。
外見は年若く美しい男性なのだが、落ち着いた余裕のある雰囲気は、もっとずっと年を重ねたひとのまとうもののように思える。

「い、いいえ。そんな……私などは、ほんとうにいっぱいいっぱいで……たくさん失礼をしていると、思います。皆さまが、よくしてくださって……ようやく、慣れてまいりました」

ネフェリルは、想像していたよりもずっと聞き上手だった。
チーフルやレイヴンと話したことを聞かれれば……二人にとって支障なさそうなこと、これからの不安や、ゲームについての会話など、そういったことを話しただろう。
ネージュがたどたどしく、時折、変に沈黙をしてしまっても、次の言葉を引き出しやすくするように話題を出してくれて、だんだん肩の力を抜いて話すようになった。

気が緩んだのは、それも原因だったかもしれない。
つい、人前で涙を流してしまったことに焦り、恥じ、ネージュは「あ……」と真っ赤になりながら口元を隠した。

ネフェリルはそれを拾い上げて、驚いた表情をしたように感じた。

【人:126】宝涙の娘 ネージュ 09/11 03:38
>>124 ネフェリル

何と言ったらよいのかすぐに思い浮かばず、小さく震えるしかできなかった。ただその次の涙をこぼさないように何とか我慢しようとしていた。
そんなときに――ネフェリルが優しくネージュの頭を自分の方へ抱き寄せる。

突然のことに驚いて、幸いに涙は止まった。
けれど、嫌ではなかった。男性との距離が近すぎることに戸惑いはしたけれど、先刻の話しぶりから……この人はおそらく、小さい子どもにそうするように、なぐさめてくれようとしただけなのだろうということは、すぐに思い至った。
きっと、親や親戚のように、ネージュを慰めてくれようとしている。そう、こうして優しく包んでくれる感じは……。

「……おとうさま……」

そうしてしばらくネフェリルの厚意に甘えさせてもらい、彼の胸元へ宝石になる前の涙が吸われていった。落ち着いたころ、すん、と鼻をならして離れ、ネージュは改めて赤くなる。

「と、取り乱してしまい……申し訳ありませんでした……。つい、甘えてしまい……。あ、あの、ええと……私……し、し、失礼いたしました……」

だんだん消え入りそうな声になっていき、最終的に真っ赤になりながらその場を離れただろう。

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:人
P12/P13/P14/P15/P16 [全16P]
//////