2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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【人:91】エルフ族 ネフェリル 09/08 19:50
>>81>>82>>83
鈴が鳴ったような澄んだ声と、不思議と重みのある言葉で
一目で、一声で、異常だと理解できた。

それを証明するように、
胸に突き刺されようとした細剣は、ギリリリと啼いていた。
魔力の波動も感じない。正真正銘の''神業''だ。
不眠不休での長距離の移動でさえ、
魔物や盗賊に襲われた時でさえ、汗は掻かなかったのに、
手のひらはしっとりと湿っていた。

[支]【人:92】メイド トワ 09/08 20:20
少し前の話!

>>78 レナート
「物は言いようね。
でもワタシ、オンリーワンよりナンバーワン派なの」

そう言うと、サインをくるくると丸めてレナートの胸ポケットにひょいと載せて即席のコサージュにする。

「くすくす、これで少しはナンバーワンに近づいたわね。
薪や家宝にするよりも役に立つと思わない?」

【人:93】哀傷の無声 チーフル 09/08 20:46
[不死者様に魅入っている間に、お話は終わっていて。
間違えて迷い込んだ訳では無いって事を伝えようと手にした招待状は、見られる事も無く僕の胸にまたしまいこまれた。
不死者様はこれから、面談と言うものをするらしい。

一人だけでお話する事になるんだ。そう思うと、緊張で身体が振えてしまうのを確かに感じた]

【人:94】哀傷の無声 チーフル 09/08 20:47
>>88アルバ
[とにもかくにも、先ずは自分の事を皆さんに知って貰わなくちゃ。そう思って、震えながらカードに字を書こうとする。
僕の心を伝える、大事な事だから。丁寧に、綺麗に書かなくちゃ。
そう思っていると、目を隠した、如何にも高貴そうな人が近くにいて。驚いて、スケッチブックを翳した]

『こんにちは』

『僕の名前は、チーフルです。
どうか宜しくお願いします』


[掲げてから、自分が馬鹿な事をしているように感じた。
この人の目が見えないなら、なんの意味なんて無い事で。
……自分と、この人の世界は一生交わらないままだ。なんて。酷く馬鹿な想像をしてしまった。ずっとずっと不可侵の人生。

想像が続けさせる、自分と人との違いの線引きは。他の人とも交われなくするんじゃないかって妄想は。段々と心の中で広がっていって。

僕は無音でスケッチを降ろした。
他の人達との歓談に混じる事なんて出来そうに無くって、俯く事しか出来なかった]

【人:95】執事 ノイシュ 09/08 20:52
少し前の話。

>>80 レナート
「……おい、レナート。
お客人に礼を欠くものではないぞ」

会話に割って入るなど無作法で失礼な事だと理解しているが、客人に不義を働くのは看過できなかった。

こういう時、体躯に恵まれていると威圧感が出るのは喜ぶべきなのか。

隣の客人……ネージュを怖がらせないよう、静かにレナートを諭した。

【人:96】宝涙の娘 ネージュ 09/08 20:57
>>77 トワ

トワが何かつぶやいたらしいのは唇の動きでわかったけれど、顔に血が上っていたからか、よく聞き取れなかった。
けれどすぐに落ち着いた調子で話しかけてくれて――。

「まあ」

彼女の手が優雅に空気を撫でると、周囲の空気がひんやりとした。
それは熱の集まっていた頬に気持ちよく、思わずふわりと微笑んだ。

「つめたくて気持ちがいいです。ありがとうございます」

そうして、ぺこ、と軽く頭を下げてトワを見送った。

[A9]執事 ノイシュは、哀傷の無声 チーフルの様子を、遠くから見ていた。** 09/08 20:58
[A10]哀傷の無声 チーフルは、メモを貼った。 [リンク] 09/08 20:58
【人:97】見習い執事 レナート 09/08 21:02
>>92 トワ
「どーも器用なこった。俺のサイン丸めておいて得意げだとは大物だねェ」
肩をすくめ、コサージュを見やる。

「お前にとってのナンバーワンってのは何なんだよ。金か?」

【人:98】見習い執事 レナート 09/08 21:05
>>95 ノイシュ
「こりゃ先輩、どぉーも」
ひらっと手を振る。

「客人でしたか。いやー知らなかった知らなかった」

[A11]見習い執事 レナートは、宝涙の娘 ネージュに、遅ればせながら水を用意する。 09/08 21:05
【人:99】宝涙の娘 ネージュ 09/08 21:08
>>80 レナート

執事らしき男性は、こちらを振り向くとぶっきらぼうにこちらの依頼を却下した。
その粗雑さに、ネージュはびくりと肩を震わせた。
今度はさーっと血の気が引いて、顔色は一気に真っ白になったかもしれない。

「きゃ……ご、ごめんなさい。あの、えと、執事の方かと……私、失礼を……」

>>95 ノイシュ

おろおろとしているところに、ノイシュが割って入ってくれると、あからさまにほっとした表情になっただろう。

(やっぱり、この方はお優しい方みたい。よかった)

第三者に入ってもらっていくらか落ち着いたので、ふう、と軽く息を吐いて眉を下げて微笑んだ。

「あ、ありがとうございます……。ごめんなさい、私がいきなりお水をお願いして……急にお呼びつけてしまい、失礼でしたわ」

【人:100】宝涙の娘 ネージュ 09/08 21:09
>>98 レナート

レナートに水を用意してもらえば、それをうやうやしく両手で受け取った。

「あ、ありがとうございます……。とてもたすかります……」

【人:101】見習い執事 レナート 09/08 21:16
>>100 ネージュ
「いいえいいえ」
へらっと笑ってから、ノイシュに聞こえないように、と少し耳元に顔を近づけて囁く。

「これから頼み事はノイシュかトワにしてくれよな、お嬢さん」

【人:102】エルフ族 ネフェリル 09/08 21:22
>>93チーフル

先程の子供を探すために当たりを見渡す。
成人していそうな人物が多いからか、
頭から上の空白が多い事に気付くのは容易だった。

「今少しいいかな?」
なるべく声色を優しくして話しかける。

【人:103】狂信の渦 アルバ 09/08 21:23
>>94 チーフル

「うん?」

何かを差し出されて目を凝らす、……間も無く、紙をさっと下ろされる。

「……?
ああ。大丈夫、見えておりますわ」

まるで仔犬のような仕草だな、と思った。弱きものには慈愛の精神を、とは僕の教えである。
優しく少年の肩に手を置き微笑んだ。

「……こちらの声は聞こえておりますかしら。もう一度見せていただける?」

そう言いながら、少年の手を取った。

【人:104】宝涙の娘 ネージュ 09/08 21:23
>>101 レナート

水をもらってホッとしたのも束の間。彼はこちらの耳に顔を寄せて小さな声で囁いてきた。

「!?」

彼が、ノイシュに悟られないようそうしたことは(生存本能で)察せられたので、ぎこちなく頷きながら「ハ……ハイ」と小さな声で返事をした。

[A12]過去への渇望 レイヴンは、メモを貼った。 [リンク] 09/08 21:28
【人:105】哀傷の無声 チーフル 09/08 21:30
>>96>>99>>100ネージュ
[ちらりと。さっき、一緒に入って来たネージュさんを見る。
ネージュさんは僕とは違って。
沢山の人に囲まれて、賑やかな様子で話しをしていた。

さっき、ぎこちなくても笑顔を見せてくれた時の安心感と。ちょっとだけ抱いていた親近感が、雪解けみたいに溶けていくようだった。

僕とは違って。他の、物語の中の煌びやかな登場人物みたいなお客様達と同じ。
ネージュさんも誰かと、言葉で簡単に繋がりを持てる人だった。

少しでも。知り合いみたいになれて、一人きりにはならないようになれるかもなんて。
そんな。気づけば終わっている冬の季節の様に。いつか溶けてなくなってしまうような気持ちは。持たない方が良いんだ]

【人:106】宝涙の娘 ネージュ 09/08 21:37
>>81 >>83 ノイシュ
>>82 ブラム

少し落ち着いたころ。ノイシュが声を上げ、「不死者」が来ることを告げる。
慌てて、そちらの方へ体へ向けて膝に手を置いた。跪くなどしなくても大丈夫か気になって周囲を確認したけれど、そこまで頭を低くしている人はいないらしかったので、そのまま上目遣いで屋敷の主を見る。

その人は――いや、「人」と言ってよいものか。絵画や彫刻……それのみならず、今まで見た何よりも美しかったと言っても過言ではない。
思わず、ほぅ、と息が漏れ顔が紅潮する。トワに魔法をかけてもらったときの涼しさが、まだ残っていてよかった。
時間を奪われたかのように見とれていたけれど。

呼びかけに答えたノイシュが、主の胸に剣を突き立てようとするものだから目を反射的に口を両手で覆ってしまう。

「きゃあっ」

しかし剣先は主の胸に届くことはなく。虹色の光のような……不思議なモノが主の身体からあふれ、剣を阻んでいた。
先程よりさらに神々しいその姿は、本当に絵にも描けないだろうと思わされる。
胸はまだどきどきと鳴りやまず、自分が今非日常の中にいるのだということを実感するには十分だった。

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
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