2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)
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視点:人 狼 墓 全
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【人:32】不死者 ブラム 09/15 00:20
──それら全てを一笑に伏した。
【人:33】不死者 ブラム 09/15 00:23
「キミの言いたい事はそれだけか?
悲哀に満ちているな。
同情するよ。
そしてそれを引き起こした私に全ての咎があるのだろう。
認めよう。その罪は全て私が生み出したものだと。
だが、罪を認めキミを救えば、私は罪を償った事になるのだろうか。
……違うのだろうな」
【人:34】不死者 ブラム 09/15 00:28
「キミは願いを叶えたいと願うか?
この血塗られた、全ての元凶であるこの私に?
私は、救われたいよ。
キミ達全ての願いを叶えて、死ねるようになるのなら。
望むすべてを与えよう。
……だが、違うのだろう?」
【人:35】不死者 ブラム 09/15 00:32
「神に祈る事で救われるなら、私は何度死を得られるだろうか。
そんな神に認められた罪ある存在に救いを祈るキミは本当に幸せになれるのか」
自身と目の前に立つ男の、緋色の想いが交錯する。
【人:36】不死者 ブラム 09/15 00:35
運
命
を
呪
う
終焉を願う 緋 は覆されぬ運命を呪い、
は
届
か
ぬ
安
寧
を
願
う
。
【人:37】不死者 ブラム 09/15 00:38
「……我々の身体に流れる呪いの血は、否応なくその運命を歪めていく。
キミが、その運命に抗う為に私の手を取るというのなら。
私も抗い、応えよう。
………キミの、願いはなんだ」
【人:38】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:42
塞がった傷は灼けるように熱かった。
服に染みた血液が、指先を濡らすそれは
対照的に冷えていくのが分かる。
次第に下に垂れ床に新たに血だまりを作っていく。
「……あんたは守るべきもんを、
自分の子どもを守らんかった。
つくったことじゃない。本質はそこや」
【人:39】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:46
大きくため息をつく。
ゆっくりと目を閉じて、再び開き。
こいつが詫びようが、開き直ろうが、憂おうが、
こうすると昨日のうちから決めていた。
【人:40】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:46
「……一年分」
【人:41】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:48
「一年分、生きていけるだけの物資を寄こせ。
それだけ受け取ったら、もうなにも要らん。
あとはこっちで立て直す。
それから僕らがどうなろうが、
あんたの知ったことじゃない。
お前の言う通りぜんぶ拒否したいとこやけど
土台がないことにはな。
あいにくそんな馬鹿じゃないんよ」
【人:42】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:50
「本当の願いはあんたには叶えさせんし、叶えられへん」
「つぐないなんかさせない。
その罪を雪ぐことを俺は許さへん」
【人:43】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:55
主の背後に、昏い十字架を幻視した。
悔いを穿つ槌もこの手の中にはあるんだろう。
「────殺してもらえると思ったか、はは。
他のやつらはどうする。
裏切るなんて認めへんからな」
【人:44】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:59
再び。
放り捨てるかのように手を開き、フードを被りなおした。
「僕たちは雪ん中で生きてく。そんでいずれ死ぬ。
あんたは一生暗闇ん中で、
精神が朽ちるまで生きていけ」
そう言って、へらりと笑って見せた。*
【人:45】不死者 ブラム 09/15 01:26
「──やはり、キミは利口だな、アルジャン。
……シェリルを見ているようだ。
確かに、キミの願いは聞き入れた。
トワ、手配を頼む」
[支]【人:46】メイド トワ 09/15 01:26
>>45 ブラム
「! はい!」
一部始終を固唾をのんで見守ってた。
それは、一つの劇のようで。紡がれる2つの紅い想いは溶けて、混ざって、また離れていった。
もうそれは二度と混ざる事はないんだろうな、というのは話を聞いていれば分かった。
ワタシには難しい話は分からないけど。
もう二度と会えない、というのは寂しいなとだけ思いながら、使用人達に物資を集めるよう伝えに駆けていった。
【人:47】不死者 ブラム 09/15 01:27
>>ネフェリル >>レイヴン >>チーフル
「アルジャンの願いは叶えた。
吸血鬼陣営となった他の者も、願いが決まったら来るといい。
直接話を聞こう」
【人:48】宝涙の娘 ネージュ 09/15 01:49
>>18 ノイシュ
(少し前の話)
不甲斐なくひとりよがりのネージュを肯定してくれる、ノイシュのやさしいゆりかごのような言葉に甘えて、しばらく彼の身体にもたれて幼子のようにすがりついていた。
そうしてだんだん落ち着いてきた頃、ふら、と身を起こす。
「──ありがとう、ございます、ノイシュ。ごめんなさい……あなたにも、お仕事が、あるのに……でも、おかげで……おちつきました」
立ち上がろうとした時、周囲にたくさん落ちている涙に気がついて──ひとつずつ、拾い集めようとしたが、すぐに片手いっぱいになり、拾いきれなかった。
(これだけあったら、おにいさまは許してくれるかしら)と、つい思ったとき、アルバの言葉を思い出した。
(──これが、私の、武器に。利用されるだけではなくて……?この体質が、治せなくても……連れ戻されなくても、よくなるのかしら……)
最後にもうひと粒拾って、きらきらと光を反射するそれを、じ、と見つめる。
それからネージュは、座ったままノイシュを見て、にこ、と笑った。
「……もう、だいじょうぶですから。ノイシュは、おしごとに戻って、ね」
【人:49】執事 ノイシュ 09/15 02:45
>>48 ネージュ
縋り付く彼女が漏らす小さな嗚咽が収まるまで、その背中を静かにさすり続けた。
やがて、ネージュはゆっくりとその身を起こすと、礼の言葉と共に腕の中から抜けていく。
その時少しだけ、腕に残った熱を惜しく思った。
「いえ、お気になさらずに。
お客様の……いえ、ネージュ様の希望を叶える事が私の仕事でもありますので」
微笑みを浮かべれば、ネージュも笑みを返してくれただろうか。
起き上がる際、彼女は周囲に散らばった宝石の1つを拾い上げ、何かを思っているようだった。
拾うのを手伝うと申し出たが、大丈夫だと断られてしまえば、一言だけ彼女に伝える。
「何かあれば、お呼びください。必ず参ります」
それは執事としての務めか、それとも自分個人の願いかも判然としないまま、その場を後にした。**
[A6]宝涙の娘 ネージュは、手近な椅子に座り、拾い終わった『涙』をテーブルに置いてぼうっと眺めた**
09/15 03:05
【人:50】瑞花の街 アルジャン 09/15 10:02
>>45
『シェリル』は少なくとも祖母の名前ではない。ならば主の番の方か、と思うけどわざわざ問いただすこともない。
自分の背後に誰のまぼろしを見いだしていようが知ったことではない。己の親族はたったひとりだけだ。今までも、これからも。
「よろしゅう」
そう、なんでもないように返して踵を返す。
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