2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:
P2/P3/P4/P5/P6 [全15P]
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[支]【人:28】メイド トワ 09/09 12:29
>>23 ネフェリル
声を掛けられて、振り返ると同時に思わず目をぱちくりさせちゃった。
くっ!すごく綺麗な人…!

聞けば、人族じゃなくエルフだって言うらしいけど、おとうさまと一緒の空間に居たら普通の人は浄化されるんじゃないかしら…。

怪訝そうな顔をされる前に返事を返す。

「あ、はい! 勿論です。……ネフェリル様ですね。
応接間はこちらです、どうぞ」

そうして応接間へと通せば、おとうさまとネフェリル様のオーラに思わずワタシは何も言わずに出ていってしまっていた。

【人:29】過去への渇望 レイヴン 09/09 12:35
>>24 トワ
「トワか。次からはそう呼ぶ様にする」

不死者に付き従うメイド。何か他の人間との違いはあるのか?と思い案内される際に遠慮なしに観察しておいた。
身体的な特徴は見当たらなかったが。

何はともあれ、俺は不死者…ブラムとの面談に挑む。

【人:30】不死者 ブラム 09/09 12:38
>>ネフェリル
「ネフェリルか。
エルフの血を引きし来訪者。

……そうだな、まずは本来ならば気位の高い種族であるキミが何故この場にいるのか。
その胸に抱く願いは何なのか……伺おう」

[A0]不死者 ブラムは、メイド トワが突如消えた事に僅かに首を傾げた。>>28 09/09 12:39
[支]【人:31】メイド トワ 09/09 12:46
>>26 チーフル
「私はトワよ。よろしくね、チーフル君」

言葉を返せば、スケッチブックをぺらぺらとめくり、用意された言葉が彼の胸の前に現れる。
用意がいいのね、ノイシュがやたら気に入ってたけど分かる気がするわ。

ふんふん、と丁寧に書かれた文字を読み上げながら、にっこりとチーフルに微笑む。

「面談ね。丁度今なら空いているから、案内するわ」

[支]【人:32】メイド トワ 09/09 12:54
>>27 チーフル
応接室へと案内する途中、チーフルは他の人の名前を知りたがった。
ん−、全然教える事は構わないんだけど……。

「……そうね、ノイシュに聞いてみた方が確実だと思うわ。あそこにいる執事。
ワタシよりもあいつの方が名前覚えるの得意だし」

それでちょっとは気分転換になって復活するなら、"共犯者"としては有難いし?

チーフルが返事を書く頃には、応接室へと着いたかな。
応接室で彼と同じ目線になれば「ファイト」と呟いて、おとうさまにパスして部屋から出ていった。

【人:33】過去への渇望 レイヴン 09/09 13:01
>>25 ブラム
「話す機会を逃していただけだ。
この場に至るまでの軌跡なんて俺の方が聞きたいぐらいだ」

そう言うと、手帳を取り出す。

「俺はこれに書かれたことから推察してここまで来た」

手帳は簡易的な日記のようであり、最初はなんて事ない日常の話から始まる。しかし、段々と日常は歪んでいく。

妹が病にかかった。
噂に聞いた不死者なら、治してもらえるのかもしれない。

「『明日、レイヴンに相談してみよう』…その手帳の最後はそう書かれていた。元はその手帳は俺の物ではない」

【人:34】過去への渇望 レイヴン 09/09 13:01
>>25 ブラム
「俺の記憶があるのは、3年ほど前の森の中からだ」

男は不死者の前で続ける。

「森の中で若い男と二人で倒れていた。俺が目を覚ました時には男はもう死んでいたが。
その男が持っていた手帳がそれだ。
俺はその手帳に書かれていたレイヴンだと思って今まで過ごしてきた。だが、本当に俺がレイヴンなのかは分からない」

もしかしたら、なんて無限に考えられる。たまたま手帳を渡していて俺があの手帳の持ち主の可能性、レイヴンに相談した結果頼まれた人物、はたまた全くの無関係な…盗賊やら。

「人の手に委ねるしかない願いだ。
俺は『過去が欲しい』。思い出したいに近いかもしれないが、少し違う。
本当の俺が何者であれ、この手帳に書かれたレイヴンとして相応しい経歴、記憶、技能が欲しい」

【人:35】哀傷の無声 チーフル 09/09 13:07
>>31>>32トワ
『ありがとうございます』

[微笑んでくれたのを見て安心した。
良かった。やっぱり、執事さんと同じで優しい人だ。あの執事さんは、ノイシュさんって言うらしい]

『がんばります』

[応接室の前で、応援してくれる言葉に。
心の気合を込めて頷き返した]

【人:36】不死者 ブラム 09/09 13:12
>>32 トワ
「ご苦労様、トワ」

>>35 チーフル
「チーフル、か。
哀傷の村に住まう心優しき少年。
招待状がキミに届いた事は、喜ばしい事だ。

……さて、問の答えを伺おうか。

その上で、私が与えるものは、必ずしもキミを幸福にするとは限らないと知ったら、キミはどうする?」

【人:37】哀傷の無声 チーフル 09/09 13:21
>>36不死者様

[金色の不死者様を前にして、案の定僕の身体はガチガチになってしまいそうだった。
けれど、みっともない姿を不死者様に見せてしまうのは、応援してくれたトワさんにも、村の皆にも申し訳なくて。

喜ばしいと言ってくれる不死者様の言葉にも後押しをされるように。
胸を頑張って張って、出来るだけ堂々と見えるように前に進んでスケッチを開く。
続く不死者様からの問いには、お答えするのに時間が掛かるだろうから。
先に、ご挨拶と先の問への答えをお見せしていく]

『この度は、招待してくださってありがとうございます。とてもとても光栄です。
いつも、村を庇護して下さり本当にありがとうございます。村の皆に変わって、お礼を言わせて下さい。

今日はお時間を頂いてすみません。
声を出す事が出来ないので、こう言った形でのお伝えになってしまいます。
お聞きされた事には、出来るだけ早くお答えしたいと思うのですが。きっとお待たせして、お時間を取らせてしまう事になってしまうと思います。
ごめんなさい』

【人:38】哀傷の無声 チーフル 09/09 13:22
>>36不死者様
[用意しておいた言葉を、不死者様が目を通したと思った頃合いを測りながらめくっていく。
緊張で指が震えそうで。たどたどしくならないように気をつけながら]

『僕のお願いは、皆と言葉で話せるようになる事です。村の皆や、助けてくれた人に。自分でちゃんと、ありがとうを言えるようになる事です。
不死者様の、人の手に委ねても良いのか。と言う問いですけれど』

[スケッチブックの面を一度区切ってめくる。
長い文章は、何枚にもわたって続いて行く]

『僕は、願いを不死者様に委ねます。

手に入れたいものがどんなものなのか、考えて見ました。
僕にとっての声は、気持ちを伝える為のものです。手段?とか、そう言うもので。

手に入れたいものは、皆に僕の心を伝えられる方法なんだって思います。文字でも伝えられるけど、それだけじゃあ駄目で。

文字一つにどれだけの心を込めても。そこにあるのはたった一つの文字でしか無いんです。
助けての心も、ありがとうの心も何処にもいけないんです』

【人:39】哀傷の無声 チーフル 09/09 13:23
[そう。
たった一人で、森の中で。
どれだけ助けてを言いたくても、何処にも伝えられない様に。
痛くても痛いと言えなくて。きっといつか、ありがとうすら言えずに一人で静かに死んでいく。
ずっと僕の心は、森の中から外に出る事が出来ない]

【人:40】哀傷の無声 チーフル 09/09 13:24
>>36不死者様
『村のお医者様や、色々な人に診て貰ったけれど駄目で。
僕の願いはきっと、他の人達や、不死者様にとっては取るに足らないものなんじゃないかって思うのですが。

病気の人が、お医者様に治して欲しいってお願いする様に。
誰かに治して貰うしか出来ないから。助けて貰う事しか出来ないから。
自分ではどうしようも無くて、本当に助けて欲しい時のお願いは。
人の手に委ねる事しか出来ないんじゃないかなって、思いました。

最初に招待状が届いた時は、村の皆の願いを何か叶えてあげたいって思ってました。
僕の周りの皆は、優しい人達ばかりで。傷つく事を知っていて、傷つけられる事を知っている人達で。何処か哀しいのに、他の誰かの幸せを願ってくれる様な人達ばかりで。
だから、少しでも生活が楽になるようなお願いが不死者様に無いかって。

けど村の皆は、僕が僕だけの願いを叶えて良いんだよって委ねてくれました。

これは元々不死者様が与えてくれた機会です。

僕は、色々な物を貰ってばかりだから。
だから僕は、僕の願いを不死者様に委ねます。
これが、不死者様のご質問に沿えているのかは分からないのですが』

【人:41】哀傷の無声 チーフル 09/09 13:33
>>36不死者様
[用意していた文字を全て見せ終えると、不死者様からの言葉への返答を書いて行く。
長く文字を読ませてしまって、疲れさせてしまってはいないだろうか。飽きさせてしまってはいないだろうか。

そんな想像が過りながら、今は恐いを胸にしまって文字を書く。待たせ過ぎてしまわないように。不敬にならないよう丁寧に]

『それでも願うと思います。
不死者様から頂けたものなら。きっと、幸福とは呼べなくても不幸にはならないだろうから。

幸福で無くとも良いんです。もしも例え不幸になったとしても。
僕はその不幸を、誰かと話す事が出来れば嬉しいと思います。心を。痛い事を。
例え辛い事への悲鳴でも。綺麗な物を見た時に、勝手に上がってしまう声とかでも。

そう言うものを、誰かに伝えられればそれだけできっと嬉しいだろうから』

【人:42】宝涙の娘 ネージュ 09/09 13:37
>>18 トワ

広間について……どうしようときょろきょろしていたら、こちらの様子に気がついたメイドが近づいてきてくれた。
知った顔に少しほっとした表情になるけれど。

「おはようございます……は、はい。だっ、だいじょうぶ、です」

と、口では言いながらも頬が染まってきたことに、トワは気がついてくれたようで。昨日と同じ涼しい魔法をかけてくれた。
周囲の温度が下がって、火照った顔に気持ち良い。

「ありがとうございます、トワさ……あ、トワ」

案内の後で応援の言葉もくれたトワに、ぺこ、と控えめに頭を下げる。
なんだか扉がとても重厚に見えたけれど、意を決してノックし、中へと入った。

【人:43】宝涙の娘 ネージュ 09/09 13:43
>>20 ブラム

至近距離で見る「不死者」様は、昨日よりも美しかった。
その美しさは──まさに、おそろしいくらい。背筋に冷や汗が流れる。

息を飲み、緊張にすくんでいると、「不死者」様から声を掛けられる。
ハッと、我に返って少しぎこちないカーテシーをした。
怯えていたのがノイシュに見抜かれていたことが恥ずかしく、また顔に血が上ったけれど、トワの魔法のおかげで落ち着くのは早かった。
それでも緊張が解けるとまではいかず、小さく震えながら言葉を紡ぐ。

「は……はい。畏れ多いことで、ございますが……私は、「不死者」様に助けて欲しいと願い、ここまで参りました。

私の本名は、ネージュ……ネージュ・ル・シエルと申します。
3年ほど前から……零れた涙が水晶に、流れた血がルビーになる、という体質になってしまいました。

当家は、古い貴族の家でございましたが、父の事業が失敗して没落──お恥ずかしいことに、商家に嫁いだ姉からの援助でなんとかやっていけるという状態でございます。
それでも、父と母が生きていた間は、まだ……」

両親のことを思い出して、鼻の奥がツンとする。あ、と思ったときには涙がぽろ、とこぼれてしまった。

【人:44】宝涙の娘 ネージュ 09/09 13:45
>>20 ブラム(>>43 の続き)

頬をつたううちに硬くなったそれは、床に落ちてカツンと音を立てる。あわててハンカチで目頭をぬぐう。

「……し、失礼いたしました……。その、体質のことは家族にも隠していたのですが……2年前に両親が事故で亡くなったとき、この涙を兄に見られてしまいました。それから……貴族生活に未練のある兄が…………あ…………兄は……兄嫁とともに……私を…………閉じ込めて、毎日のように…………」

兄夫婦にされたことを思い出して声が震えてしまい、涙がまたポロポロとこぼれる。胸に手をあててゆっくり深呼吸をした。

「申し訳、ありません……取り乱してしまい…………。そんな中……姉が、逃がしてくれたのです……私の傷を治し、『不死者様のところへ行きなさい』と……。
ご、ごめんなさい、本当は、家からの追っ手が来たら、こちらにも……ご迷惑をおかけするのに……昨日、言えませんでした…………追い出されてしまったらと思うと……怖くて……。

だ、だから、私……私は……」

ころり、ころり、と床に水晶が増える。
ネージュは濡れた目で、「不死者」様を縋るように見つめた。

【人:45】宝涙の娘 ネージュ 09/09 13:48
>>20 ブラム

「私は……誰にも、おびやかされず……『自由』になりたい…………。でも、私は……臆病で……無力で……こんな体質で……自分ひとりでは、何もできません……。
こちらに来れただけでも、奇跡のようなものでした。
「不死者」様に頼るしか、もう方法がないのです……。すべて、「不死者」様に委ねます。どうか……私を助けてください……」

そう言って、祈るように手を合わせて目を閉じた。

【人:46】不死者 ブラム 09/09 14:06
>>33 >>34 レイヴン
「……何者にもなれない、何者か、か。

その手帳に書かれている範囲で"レイヴン"という人物を写すのは可能だ。
だがそれは、写し身の人形と何が違うのだろうな。

キミの願いが人の手に委ねるしかない願いだというのはそうだろうな。
自己を自己たらしめるのに必要なものは他者なのだから。

……キミが"レイヴン"に固執するのは何故だ。
固執する個は、既に新たな存在として確立しているというのに。

過去に縋りたいという気持ちは、分かるが。
……今日はこの辺りにしておこう。キミの願いは分かった」

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
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