2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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視点:
P87/P88/P89/P90/P91 [全117P]
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【人:155】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:29
>>不死者様

[チーフルの首へと、息吹の様に祝福が注がれていく。
音を、心を蝕み続けていた静寂の呪い。
それが別たれて行って。消えて行くのを見ていた。
ずっと心にあった、くらい森の世界。
さようなら。きっとだからこそ、優しい人達に出会えた。
けれどもう。優しさに甘えた、暗闇からは出て行こう。

神がこの世に落とした願望器が如き力は、確かに少年の願いを叶えていた。
その力はきっと呪いだったし。罰でもあったのだろうけど。
不死者の運命は今。少年の心を救ってくれる、祝福でも確かにあった]

【人:156】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:29
「あ、」

[先ずは一息。試すように。
小さな声を出した]

「あ!!」

[もう少しだけ大きくしようとしたのだろう。
出たのは、自分の耳も痛くなるような、大きな声。
口の中の舌が、使われた事の無い動きをしようとしてツリそうだった]

「あい、あ」

[上手く喋れずに、俯きそうになる。
深く深呼吸。文字を宙に溶かすみたいに。
空に音を思うみたいに。
優しいに、当たり前の言葉を謳うように]

【人:157】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:30
「あい、あ、とう」

[こんな簡単な言葉に追いつくのが。
こんなにも難しい]

「あい、あい、
あいあおう、ごあいます」

[けれど。こんなにも。嬉しい]

「ありがとう、ございます」

[上手に言えたでしょうか?
ねぇ不死者様。きっと貴方は、アルジャンさんに酷い事をした。
とても重い罪と罰だって背負ってる。

けれども。どうか。運命の全部を呪わないで。
貴方の運命が今。こうして僕を。沢山の人を救ってくれているんだから]

【独:-702】宝涙の娘 ネージュ 09/16 20:39
チーフルッ

【独:-703】欠落する心 ティキ 09/16 20:39
レナート後で屋敷裏な

【独:-704】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:42
/ティキもレナート屋敷裏に連れ込みそうって思ってたら案の定だった。
ブラム様と二人で詰められるレナート

【独:-705】宝涙の娘 ネージュ 09/16 20:43
チーフルの声の出し方があまりにも愛しい

【独:-706】見習い執事 レナート 09/16 20:43
「悪かったって。でも先にふっかけてきたのはトワだぞ?」

【独:-707】見習い執事 レナート 09/16 20:43
アルジャン………………………………………………………………………………
お返事しますね

ネージュも………………たくさん怖がらせたのに………………ありがとう………………

【独:-708】見習い執事 レナート 09/16 20:44
チーフル

【人:158】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:47
>>アルジャン
[僕は、不死者様の傍を離れると。
最初に向ったのは、朱いフードのその人の元。
不死者様に連なる血族の人。
まだ。初めての言葉を探しながら。

今僕の願いが叶っているのは。
この人が、ゲームの最後に取った、選択肢のお陰だから]

「あ、お」

[聞き慣れない音で目がくらっとする。
僕はこんな声をしていたんだ
鼻から、準備運動で息を吸う。ちょっとだけ、不満も込めて]

【人:159】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:49
「あ、の!」

[込めた不満は、夜に襲われて怖かったですって気持ち。
キーンとなりそうな、大きな音。
けれども、内側から出て行く声と心が、気持ちよくて。
ほっぺたが熱くて。自分が、ドキドキしているんだって気付く。
誰かを呼び止めるって。こんなに胸が緊張して。けれど、自分が広く大きくなったように感じるものなんだ]

【人:160】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:49
「あいあ、おう。おあい、ます」

[まだその言葉に慣れていなくって。
伝わってくれただろうか?僕の言葉は]

「どううて、えいあか?」

[ふるふる、と首を振る。
言葉は難しいけど。ちゃんと伝えたいから。
文字でだって、きっと伝えられる。けど、今は自分の言葉で]

「どうし、て。でしあ、か?」

[どうして貴方は。
勝利が決まった後に。僕を、僕も。勝たせようとしてくれたのでしょう]

【人:161】見習い執事 レナート 09/16 20:49
>>153 アルジャン
「別室? ああ、すげー快適だったぞ、美味いもん食いながら頭悩ませてるお前ら見るの」
くつくつと笑う。

「ふうん。ま、良いんじゃね? お前満足したら死んじまうかもしれないんだろ」

どこかすっきりしたような、楽しんでいるようにも見えるアルジャンの表情に笑った。
自分が彼の気持ちを正確に理解出来る日が来るかはわからないが、生きているならいい、と思う。自分の身の上を打ち明けた人間が0になってしまうのは味気ないように感じられるからだろうか。

「ああ、俺も暫く死ぬ予定はねーよ。機会があったらまた会おうぜ。今度は海を渡ろうと思っててな」

【人:162】見習い執事 レナート 09/16 20:52
>>154 ネージュ
「ああ、お前か」
そろそろ屋敷を出ようとしていた頃だろうか。声をかけられ振り向けば、いつもびくびくとしていたネージュが、いくらか落ち着いた様子で話しかけていた。

と、話される内容に「あ?」と眉を寄せる。

「いや、俺はもう出てくからそういう挨拶とかいらねーぞ。売っ払って金にしても良いなら貰うけど」

じろじろとハンカチを見る。
「趣味って言うだけあるな」と溢した。

【独:-709】見習い執事 レナート 09/16 20:52
すんませんほんとすんません

【人:163】欠落する心 ティキ 09/16 20:57
>>111 トワ
「貴女が幸せなら私も幸せだわ。」

ティキに触れているトワの手を軽く引き寄せ、そっと抱き締める。

「全部貴女のおかげよ。本当にありがとう。」

目を閉じて耳元で囁く。
…そうしているとふととあることを思い出した。

「…トワ。ひとつ大事なお願いがあるの。
とてもいいにくいのだけれど、私、ここに来るまでどこにいたのか全く思い出せないのよ。もしね、もしよかったらなんだけど、ここに置いてもらえないかしら。いえ、わかっているわ。働かざるもの食うべからずよね。都合のいい言葉はなぜか忘れない仕様になっているみたいなの。でも困ったわ。今の私ってそこいらの幼子より役に立たないのよね。一人で靴も履けないし、窓も開けられない。ろうそくも芯がなくなるまで見ていることしかできないし、外に出れば野ウサギにノックアウトされる程度には無力だわ。あと、さっき気付いたのだけど子供がやる三すくみの遊びでハサミを出すことが出来ないみたいなのよね、これは関係ないけれど。…どうしようトワ。“思い返せば思い返す程”私何もできないわ。」

ティキはそう言って“そわそわしている”ようだった。

【独:-710】欠落する心 ティキ 09/16 20:58
意訳:食客にしてください()

【独:-711】瑞花の街 アルジャン 09/16 21:01
/*
よいな…………2140の着席を目指します

【人:164】宝涙の娘 ネージュ 09/16 21:01
>>アルジャン

アルジャンの姿を見つけて、一瞬立ち止まる。
怖くないと言えば、嘘になるけれど。ネージュは挨拶のほかに、聞いてみたいことがあったのだ。

「あ、アルジャン、さま」

緊張しすぎて、血の気がサッと引いたようになる。アルジャンの首の傷痕をつい見てしまって、余計に慌ててしまった。
けれど、胸をはって、丁寧に礼をした。

「……このたびは。お願いごとを叶えられる権利を得られたこと……遅ればせながら、お喜び申し上げます。
私、は……当初の願いの形とは、異なりますが……こちらのお屋敷で、おつとめをさせていただけることになりました。改めて、ご挨拶を……。

それから、もし、お許しいただければ……ですが。わ……私……アルジャンさまに、聞きたいことが、あるのです」

目を伏せて、少しの沈黙。
すっと視線を上げて、アルジャンの瞳を見つめた。

「……その……アルジャンさまは、『自由』って……どういうものだと、思います、か」

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
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