2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)
情報/
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ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:人 狼 墓 全
P14/P15/P16/P17/P18
[全25P]
</新/頭/末/設/下/>
【人:139】エルフ族 ネフェリル 09/16 17:58
>>137アルジャン
「当分は元ある力と吸血鬼の特性を上手く使えないか、
試すところから始めるさ。無闇に突撃する程愚かではない。」
あまり悠長にはしてられんがな。
と付け足す。
「良い報告な。
お主のこれからやろうとしてる事も
困難を極めるだろうが、きっとできる。」
ぽん、と手を頭に乗せる。
「弱気になったら、あかんで?」
【人:140】宝涙の娘 ネージュ 09/16 18:13
一度部屋に戻り、裁縫道具と――チーフルにもらったスケッチのページを持って、広間に戻った。
涙がのったままのテーブルに腰掛けて、トワにもらったハンカチを広げた。
刺繍枠を嵌めて、ひと針ひと針丁寧に刺していく。
贈りたい相手の顔を思い浮かべながら。
ネージュは、9枚のハンカチにひとつひとつ花を咲かせていった。
【人:141】狂信の渦 アルバ 09/16 18:21
>>134 ブラム
「よし! そう来なくっちゃ」
「見るところは沢山あるんだ。まずは信仰の街の神殿、それから星の村の夜空だろ、あとは果実の村の特産フルーツも食べてもらわないと! それから、後はね……」
いくつか言い募って口を噤んだ。まだ足りないけど、実際に行ってもらった時のお楽しみとしよう。
「……そうだね、トワには挨拶しなくちゃ、おとうさまお借りしますってね」
【人:142】見習い執事 レナート 09/16 18:21
>>128 >>129 >>130 トワ
どこか怒っているようにも見えるトワの様子に、また首を傾げる。
3日坊主。その単語は色んな意味で正しく、自分自身を表すのにぴったりであるようにも感じた。でもそれくらい、きっとトワは今までの自分を見ていればわかっただろうに。
何を今更そんなに──と、思うと同時に、自身を冷たい冷気が包んだ。
こいつ、こんなに冷たかったか、と時間差で気づく。
思えば、この屋敷に来て共に過ごす時間はあれど、トワに触れたことはなかった。触れられたことも。自分に手が伸びることはあっても、直前で引っ込められていたことを思い返す。
憎まれ口を叩く小さな唇も冷たいのだろうか、なんて思考が頭に浮かんで────
「うおっ」
すんでのところで急に引力が消えて、咄嗟に体勢を崩した。
【人:143】見習い執事 レナート 09/16 18:22
「ひでーこと言うな」
どこまでも素直じゃないトワの物言いに薄く笑い、その場を去ろうとするトワの腕を掴み、引き寄せた。
今度は逃げるなよ、なんて考えながらトワの額に口づけをする。
浮かんだり透明になったり、なんてことがなければ、「つめた」と溢すだろう。
「死なねーよ。お前もずっとここにいるんだろ?
また会いに来てやるから、拗ねんな」
掴んでいた手を離せば、にや、と笑った。
【人:144】瑞花の街 アルジャン 09/16 18:38
>>139ネフェリル
「ん。ぜひそうしたってくれ」
付け足された言葉には頷き。
「…………」
固まってしまった。時間にしたら十秒に満たないくらいのことだろうが。
祖母以外の大人にこういった接し方をされたことがない。
間が空いて、思わず破顔して。
「ふふっ、なんや真似っこか?
かわいらしいとこあんのなぁ。
……どうもありがとう。
あんたもな。俺も応援しとるよ。」
歯を見せて笑い、相手の手が離れたタイミングで同じように手を乗せ、銀色の髪をわしゃっと撫でつけた。*
[支]【人:145】メイド トワ 09/16 19:02
>>142 >>143 レナート
「きゃっ……」
後ろを向いてたから油断してたのかしら。
掴まれた腕と共に、レナートの元にぐいっと引き寄せられる。
咄嗟に突き飛ばそうとしたけど、寸前まで近くにあったレナートの顔がまた目の前いっぱいに飛び込んできて、思わず身体が固まっちゃった。
熱なんかない筈なのに、顔がカッとなって熱くなった気がした。
本でしか見た事のないコトをされるって、直感的に悟って。
ぎゅっと目を閉じて、ワタシはそれが終わるのを待った。
[支]【人:146】メイド トワ 09/16 19:04
……でも、レナートはワタシの前髪を僅かにかきあげれば、露になったおでこにキスをして「つめた」とだけ呟いた。
……ぇ?
手を離されて、レナートがにやりと笑みを浮かべれば、からかわれたのか本気なのか分からなくて。
ワタシは両手で額を抑えながら、ぷるぷると肩を震わせて怒る事しか出来なかった。
「なっ……なっ…………。
……拗ねてなんかない! レナートのばかっ! もうくるなっ!」
照れ隠しなのか、捨て台詞なのかも判然としないまま、今度こそ逃げるように踵を返して、レナートから離れていった。*
【人:147】見習い執事 レナート 09/16 19:28
>>145 >>146 トワ
走り去っていったトワの後ろ姿を眺めて、くつくつと笑う。
これまで何度も誰かとの別れというものは体験してきたけれど、こんなに笑って別れたのは初めてだった。
「……もしかして、こういうやつか?」
独りごちる。
他の人間が他者に対して感じるのと同じ感情を今、自分も味わっているのかもしれないと考える。まぁ、気のせいかもしれないし、相手は幽霊だという点では歪かもしれないが。
少なくとも、悪い気分ではない。
鼻歌混じりにトワに背を向け、アルジャンにも声をかけていくかとその姿を探すことだろう。
【人:148】見習い執事 レナート 09/16 19:48
>>アルジャン
「よお、嘘吐き」
アルジャンの姿を視認すれば、軽く手を振って歩み寄る。
「お疲れさん。にしても、お前も変わり者だよな。勝ったのに全部叶えてもらわない、なんてよ」
やはり自分とアルジャンは正反対なのかもしれない、と思う。
自分なら、生きるための手段は問わない。願いを叶えてもらえる権利を有していたならば、きっと全てを叶えてもらっていた。
しかし彼がそうしなかったのはプライドと、屋敷の主人に向ける強い感情故か。そこまでの気持ちを抱けるアルジャンは、人間ではないらしいが、自分からしてみれば充分人間らしく見えた。
「お前はまだ、死ななそうだな」
最初に会った時の会話を思い出してそう言い、笑う。
【人:149】哀傷の無声 チーフル 09/16 19:51
>>不死者様
[不死者ブラムへと。声の無い少年は願いを文字にて嘆願する]
『願いの通りに。僕に声を下さい。
不死者様とのご縁は。残したままで構いません』
[真っ直ぐとした瞳で不死者を見据えている。
それ以上の文字は無かった。
くらい森は、未だ少年の瞳の奥に。
けれどももう。一人きりの心にあらず]
【人:150】宝涙の娘 ネージュ 09/16 20:01
>>ネフェリル
ハンカチを持って、ネフェリルを探す。
彼が一人でいるところを見つけたら、ぴた、と足が止まった。
ただ盲目に信じていた。
信じたかった理想が目の前にぶら下がって、それに縋りついてしまった。
そんな少し前の自分と、先ほどまでの絶望した気持ちとが、ネフェリルの横顔を見て思い出されたけれど。
「ネ……ネフェリルさま」
ネージュはおずおずと声をかける。少し声が震えてしまった。
本当は、もう使用人として……もっとしっかり、声をかけるはずだったのに。
ネフェリルを目の前にしたら、たくさん話を聞いてもらったこと、優しく抱き寄せてもらったこと、そういうことが頭の中を駆けて、子どものネージュが顔を出してしまった。
ネフェリルがこちらを向いてくれたら、スカートをつまんでお辞儀をする。トワとノイシュだったらこういうふうに言うのでは、と想像する。
「この度は……お願いごとを叶えられる権利を得られたこと、お慶び申し上げます。『ゲーム』が終わったあと、ひどく取り乱してしまい、申し訳ありませんでした。このたび、私は……こちらのお屋敷におつとめをさせていただくことになりましたので……ご挨拶に、参りました」
【人:151】不死者 ブラム 09/16 20:12
>>149 チーフル
「……そうか。
チーフル。キミの願いは聞き入れた」
あの時、緊張しながら文字を綴った少年の目はもうどこにもなかった。
確かな意志を湛えた瞳は、ただ一心に願いを訴えかけていた。
右手を翳せば、虹色の奔流が零れだす。
光は静かにチーフルの首元を纏い、彼の身体へと入っていく。
吸血鬼の血を持ってしても再生されなかった音。
ならばそれの本質は"呪い"なのだろう。
探っていけば、予想通り強い違和感を持つ"それ"にぶつかる。
彼を蝕んでいただろう"それ"を引きずり出せば、ティキの時と同じようにそれを光の中に閉じ込め消失させていく。
全てが終われば静かに、チーフルを見た。*
【人:152】瑞花の街 アルジャン 09/16 20:19
>>148レナート
「おつかれさん」
呼び名には眉を僅かに持ち上げる。
何故だか、向こうから話しかけられる気はしていなかった。
「別室からの景色はどうやったん?」
そんな軽口を叩きつ。
「あれが、あいつに叶えることができる僕の願いの上限や。貰えるもんは貰っとかんとな」
ひねくれたことをいうも、客観的に見ればプライドが邪魔をしたり周りを見失ったように見えたりするのかもしれない。心底否定はできなかった。
街の民たちにとって最良の結果ではないことは確かだ。それも、あくまで「現状は」と己に言い聞かせている。
彼を渇き満たすものが館の主から贈られることはない。それに対する思いが、まだ明確なかたちになっていない。
【人:153】瑞花の街 アルジャン 09/16 20:22
「せやね。まだまだ死ねへんわ。
おかげさんで当面の生活は保証されたし、やること山積みや。忙しゅうなる」
己のうしろには守るべきひとたちがいて、別の場所には同じ方向を向いているひとがいる。じきに余計なことを考えるいとますら無くなるだろう。それでいい、と思える。
「……あんたもやろ?」
彼の様子に諦観や悲観の色は見えない。向かいなおって悪戯っぽく笑う。
【人:154】宝涙の娘 ネージュ 09/16 20:23
>>レナート
レナートがひとりで居るときに。
彼の姿を見かけたら、はっとして早足で近づいた。
レナートが屋敷を離れようとしていることはまだ知らないので、後輩として挨拶しておかねば、と思ったのである。
「レナート」
声を掛けてから、レナートが追い出されたあの日は指をさしあった関係だったことに気がついたけれど──ふるふると軽く頭を振って、スカートの端をつまんでお辞儀をした。
「……『ゲーム』おつかれさまでございました。その節は……あらぬ疑いをかけて申し訳ありません。
その……このたび、私は、こちらのお屋敷でお針子としておつとめをさせていただくことになりました。その……なにぶん、あの、はじめてのことばかりで……ご迷惑をおかけすることも多々あると思うのですが……」
レナートの返事を待たず、小さなオレンジのカランコエの花を刺繍したハンカチを差し出した。
「あ、あああの、私の地方では、お花それぞれに言葉が……ありまして……レナートをイメージして、刺繍をしました。ご挨拶として受け取っていただければと……」
【人:155】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:29
>>不死者様
[チーフルの首へと、息吹の様に祝福が注がれていく。
音を、心を蝕み続けていた静寂の呪い。
それが別たれて行って。消えて行くのを見ていた。
ずっと心にあった、くらい森の世界。
さようなら。きっとだからこそ、優しい人達に出会えた。
けれどもう。優しさに甘えた、暗闇からは出て行こう。
神がこの世に落とした願望器が如き力は、確かに少年の願いを叶えていた。
その力はきっと呪いだったし。罰でもあったのだろうけど。
不死者の運命は今。少年の心を救ってくれる、祝福でも確かにあった]
【人:156】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:29
「あ、」
[先ずは一息。試すように。
小さな声を出した]
「あ!!」
[もう少しだけ大きくしようとしたのだろう。
出たのは、自分の耳も痛くなるような、大きな声。
口の中の舌が、使われた事の無い動きをしようとしてツリそうだった]
「あい、あ」
[上手く喋れずに、俯きそうになる。
深く深呼吸。文字を宙に溶かすみたいに。
空に音を思うみたいに。
優しいに、当たり前の言葉を謳うように]
【人:157】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:30
「あい、あ、とう」
[こんな簡単な言葉に追いつくのが。
こんなにも難しい]
「あい、あい、
あいあおう、ごあいます」
[けれど。こんなにも。嬉しい]
「ありがとう、ございます」
[上手に言えたでしょうか?
ねぇ不死者様。きっと貴方は、アルジャンさんに酷い事をした。
とても重い罪と罰だって背負ってる。
けれども。どうか。運命の全部を呪わないで。
貴方の運命が今。こうして僕を。沢山の人を救ってくれているんだから]
【人:158】哀傷の無声 チーフル 09/16 20:47
>>アルジャン
[僕は、不死者様の傍を離れると。
最初に向ったのは、朱いフードのその人の元。
不死者様に連なる血族の人。
まだ。初めての言葉を探しながら。
今僕の願いが叶っているのは。
この人が、ゲームの最後に取った、選択肢のお陰だから]
「あ、お」
[聞き慣れない音で目がくらっとする。
僕はこんな声をしていたんだ
鼻から、準備運動で息を吸う。ちょっとだけ、不満も込めて]
情報/
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