2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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ログ/メモ/履歴/村一覧
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【人:105】宝涙の娘 ネージュ 09/16 01:09
>>104(続)ブラム

顔が熱い。いや、きっともう、全身真っ赤になっているのではないだろうか。

「そのために……ブラムさま。どうか、どうか私を……【こちらのお屋敷で働かせてください】。

もしかしたら、兄が訪ねてきてご迷惑をおかけすることもあるかしれません。いえ、それ以前に……私は、ずっと甘やかされてきて、ずっと部屋に閉じ込められてきて、本当に何もできないので……使用人として、至らぬことがたくさんあると思います。

けれど、唯一、私は、刺繍が……刺繍が出来ます。きっと、ほかの裁縫もすぐに覚えます。お屋敷のお針子として……何でもいたします。

お願いです。どうか、私を……こちらで働かせてください」

ネージュは、深々と頭を下げた。心臓が飛び出しそうなくらい胸の音がうるさかった。*

【人:106】欠落する心 ティキ 09/16 01:26
>>98 ブラム
「…感謝するわ、不死者の方。
なにかこう、ぎゅっと握られて絞り出されたみたいな感じがしたわね…。」

自分の身体をあちこち触り、小首を傾げている。

そうして、くるりとトワの方へ振り返る。

「…どうかしら、トワ。私何か変わった?」

“心配そうに”ティキがそう問いかける。
それはいつか失った、他者の気持ちを慮る感情だった。

【人:107】不死者 ブラム 09/16 02:01
>>100 レイヴン
「運命を受け入れる、か。
……耳の痛い話だな。

レイヴン、キミの言葉、しかと聞き入れた。
キミの選択に幸あらん事を」

[支]【人:108】メイド トワ 09/16 02:10
>>102 レナート
悪びれる様子もなく、へらへらと笑うレナート。
相変わらずねえ……。

『ゲーム』には参加してたけど、良くも悪くも彼らしい立ち回りはおとうさまのアピールに繋がるものではなかったし、おとうさまからお声掛けは……ないでしょうね。

だから、どうするの? って聞いたのに、返ってきた言葉にびっくり。

「え、急に出ていくの? どうして?」

口をついて出たのはそんな定型文くらいで、こいつに嫌味のひとつも言えないくらいびっくりしてたみたい。

【人:109】不死者 ブラム 09/16 09:33
>>103 >>104 >>105 ネージュ
「それが、キミの願いか。
……良い目をするようになったな。

先日の面談の際は他者に身を委ね、依存する事を危惧したが、その様子なら問題ないだろう。

強く優しくありたいという、キミの理想を忘れないように。

ネージュ、キミの願いは聞き入れた。

……ノイシュ、後のことはキミに一任する」

【人:110】執事 ノイシュ 09/16 09:40
>>109 ブラム
ネージュとブラムのやり取りを見守っていた。
彼女が、この洋館にきてからどんな想いで日々を歩んできたかを聞いて、そんな事はないと言いたかった。

初めから全てを受け入れられる者など存在しないから。
考えて、悩んで、気付いて、間違いを認めて謝る事もまた強さなのだと。

でも、きっと今の彼女に伝えるのは早計だろう、とその言葉は彼女が前を向く事に自信を付けた時の送る言葉にして胸の中へとしまい込む。

「……はっ」

彼女の願いを聞いた時は、目を丸くさせてしまったが。
ブラムから声が掛かれば、ネージュへと歩み寄る。

>>105 ネージュ
「……一緒に働くなら、敬語はいいか? これからよろしくな、ネージュ……さん」

呼び捨てまでしたら馴れ馴れしすぎるかと思い、取ってつけたように敬称が続いた。
少しばつが悪く、照れ隠しに頬を人差し指で掻けば、握手をする為にもう片方の手を差し出した。

[支]【人:111】メイド トワ 09/16 09:58
>>106 ティキ
"心配そうに"眉を下げてこちらを伺うティキに、ふるふると首を横に振る。

「ううん、何も。
さっきと変わらない、優しくて可愛いワタシの大好きなお友達、ティキのまま!」

感情が戻ったのか、芽生えたのかは分からないけど。
そんなものがなくったって、ワタシの知っているティキは心があって優しい女の子なんだ。

それでも、これ以上ティキが失う事はないのだと知ったら、嬉しくて抱き着きそうになっちゃった。
なんとかぎりぎりで踏みとどまって、彼女の手の甲に軽く手を乗せればへにゃ、と笑顔が零れ落ちた。

「おめでとう、ティキ。
ワタシ、とても幸せよ」

【人:112】狂信の渦 アルバ 09/16 10:46
いつかの時間で。

>>ブラム

「やあブラム。手酷く振られてたね?」

アルジャンとのやりとりを見守り終わってしばらく。いくら不死者とはいえ、さすがにはらはらした。しかしブラムの顔は表面上では涼しげで、それが逆にちょっと心配でもある。

僕は彼にそっと近づき肩に手を置いた。
今の彼といえばみんなの願いを叶えるのに大忙しだ。叶えられた方の顔を見てみれば、満足そうだったり、変わらなかったり、色々な表情を見せていた。

「……大丈夫かい?」

【人:113】不死者 ブラム 09/16 11:09
>>112 アルバ
「フッ……見られていたか。

……彼は私の業そのものだった。
この身に課せられた罰も、愛した彼女の残影も。

手を差し出したとて、赦される事はない。
この両の手は、他者を救う事はあっても、私自身を救う事はないんだな」

僅かに漏れ出る嘆息。
方々を見渡し、瞑目する。

「そんなに悪くはないさ。
ようやく死ぬ事に飽きる事ができそうだ」

「アルバ、キミも『ゲーム』の参加者の一人だ。
ささやかで壮大な願いとやら、聞こうじゃないか」

[支]【人:114】メイド トワ 09/16 11:29
>>58 アルジャン
「馬鹿正直でしょ? あいつ」

ノイシュが広間で掃除している様子を眺めるアルジャンに話しかける。

「おとうさまに何かしようとしても動揺しないのに、貴方が自傷したら狼狽えちゃって。

止められなかったって後悔しちゃってさ。

おとうさまを守る為の言葉じゃないのそれ? ってね。まあノイシュらしいけど」

ふふっと笑いながらノイシュの背中に視線を送る。ワタシ? サボり。

ふう、と一息つくと彼の顔を覗き込む。

「時間あるかしら。あの時の事、お話したいと思って。(>>3:150)」

[支]【人:115】メイド トワ 09/16 11:30
「……ワタシ、お姉様がいたの。

皆の為に自分が出来る事をいつも探してるようなお人好しで、賢くて、強くて……大好きなお姉様。
お姉さまは言ってたわ。『誰にでも、平等に幸せになる権利がある』って。

ワタシはこんなだし、気付いた時は既に独りぼっちでさ、隣に立ってくれる人なんて誰もいなくって。
皆とワタシだけが違うこんな不平等な世界なんて無くなってしまえば良いのにって毎日を呪ってたけど。

今はそれなりに幸せよ。

貴方も、そんな知己と巡り合えるのを祈ってるって、それだけ!」

もういるのならお節介だったかしら?
少し気恥ずかしくなって、照れ隠しに笑みを浮かべる。

彼が何か言葉を返してくれるのなら、それに応えて退散するかな。

元気でね、ワタシの…… *

【人:116】宝涙の娘 ネージュ 09/16 13:53
>>109 ブラム

ブラムから返ってきた声は、あのときより少し柔らかかったような気がした。ネージュが、そう感じただけかもしれないけれど。

頭に、チーフルにもらった言葉(>>4:108)が浮かぶ。

『不死者様に雇って貰ったり、とか』

願いが叶わなかったときただ真っ暗になると思っていた。
――自分ひとりでは、考えられなかった、未来のネージュの姿のひとつ。
それが今、許された。
そろ、と顔を上げる。ブラムの美しい顔を見て、これがネージュの妄想でも、勘違いでもないことを悟る。

「は……はい、私、わたし……きっと……強くなって……ブラムさまにも御恩をお返しできるよう、はげみます」

ネージュは姿勢を正し、ブラムに美しくカーテシーをした。

【人:117】宝涙の娘 ネージュ 09/16 13:59
>>110 ノイシュ

ブラムがノイシュに声を掛けたので、ネージュは彼の方を振り向いた。

今日既にさんざん甘えてしまったひとなので、なんだか新ためて、恥ずかしくなる。
あわあわと顔を赤くしながら、ノイシュにぺこっとお辞儀をする。

「あ、は、はい。もちろん……!あの、ノイシュの……あ、えと、ノイシュ『先生』の、呼びやすいように、お願いいたします。これから、ご、ご指導のほど、よ、よろしく、お願いいたします」

片手を差し出されたら、その手とノイシュの顔を見比べた後、にこ、と微笑んでそっとその手を握った。

【人:118】宝涙の娘 ネージュ 09/16 14:08
>>トワ

挨拶が終わったら、改めてトワを探して駆け寄る。

「トワ!……あっ、」

微笑んで、トワの手を取ろうとして……あわててその手を泳がせる。

「触るのは、よくないのでしたね……あ、あ、あの、わ、私……こ、こちらで、お世話に……なることに……あ。ですからあの、トワ『先生』……こ、これから、改めて……新人の、使用人、お針子、として……よろしく、お願いいたします」

ぺこ、と頭を下げる。
それから、少し申し訳なさそうにそろ、と上目遣いで彼女を見た。

「あの……それから、少しお願いが。白いハンカチをいただきたいのです。できたら、9枚」

【人:119】瑞花の街 アルジャン 09/16 14:10
>>114 トワ
 
 ノイシュが掃除に向かい、ネフェリルに話しかけられる前。

「善いひとやねぇ、あのひとは」
 
 トワさんに話しかけられ、ふっと息をつく。使用人ふたりのそれぞれの様子に交互に視線を遣った。

「なに……あんた、養女かなんかか」
 
 もし詳細な関係性を知っていれば「それはおにいさまとちゃうの」くらいは言ったかもしれないが、簡素な言及にとどめる。自らをおとうさま、と呼ぶような間柄をそばに置いていることに思うところはあったがそこには口を噤み。

【人:120】瑞花の街 アルジャン 09/16 14:10
 
「ああ、かまへんよ」
 
 
 続く話は黙って聞いていた。
 誰にでも平等で倖せになる権利があるとして、あれに、罪人にその資格は残っているのか。そんなことをぼんやり考える。
 
 
「自分、寂しい思いしたな」
 そうぽつりと返す。
 
「今は、倖せか。それに勝ることはあらへんな。使用人同士もなんやかんや仲良さそうやし。
 ………。
 ありがとさん。」
   
 
 よすがを作った自覚も未だないまま、やんわりと笑い返した。*
 

【人:121】見習い執事 レナート 09/16 14:35
>>108 レナート
「なんだ、ずっと俺がここにいると思ってたのか?」
きょとんとしている様子のトワにこちらも少し驚いた。

「理由なんてねーよ」

元々一つの場所に留まるようなタイプでもない。そこまでその場所に情を抱くこともできない。

新しい場所を探して、求めて、そこでなら自分の生き甲斐が見つかるかと少しの期待をする。それが毎度外れるものだから、疲れたのも事実だが。

【人:122】執事 ノイシュ 09/16 15:31
>>117 ネージュ
『先生』という言葉に思わず吹き出す。

「ふはっ! せ、先生って……オレには似合わないよ。ノイシュで構わないさ。
指導は厳しくならないように気を付ける。
……ああ、よろしくな。ネージュ」

握られた手を優しく握り返せば、早速仕事だと言わんばかりにネージュに連絡事項を告げる。

「さて、早速だけど使用人はお客様の事を考えないといけない。
分かるな?」

広間にいる『ゲーム』の参加者たちの方を指さして、ウインクを送る。

「挨拶したい相手はネージュに任せるよ。よろしくな」

そうネージュに伝えれば、優しくその背中を押しただろう。

【人:123】狂信の渦 アルバ 09/16 15:32
>>113 ブラム

「……そっか」

やっぱり、何かが変わってしまったのだ。変化とは進歩であり退化だ。果たして彼にとってこれがどちらだったのか、僕にはまだ判断できない。
彼の出した結論には、まあそうなのだろうとしか思えなかった。賢い彼がずっと目を逸らし続けてきた、分かりやすい因果論。
彼を救えるとしたら、それは……。

「ま、それはいいことだと思うけどね?」

と、悲しい話はそれくらいにして。

【人:124】狂信の渦 アルバ 09/16 15:32
「お、やった〜! 数日拘束された価値があるってもんだよ」

僕にとっては結構昔、彼にとってはほんの少し前。僕は彼に救われた。そして僕は与えられた力を存分に使って────すっかり満たされてしまった。
ひとつに満足したらもうひとつなにか欲しくなるのが人間の性だ。僕も例に漏れずね。

「……見て欲しいんだ、僕が作った国を。
気に入ってくれたらなんなら住んでくれてもいいよ? 君が望むポジションを用意しよう」

自分を救った、次は国を、国民を救った。僕の救いたい病は留まるところを知らず。
眩い太陽や頬を撫でる風、歓声と笑い声。あと美味しい食事とよく整えられたベッド。僕が渡せるものってそれくらいしかないんだけどさ。

君が諦めたとしても、僕は君に救われて欲しいんだよ、ブラム。

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
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