2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)
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ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:人 狼 墓 全
P11/P12/P13/P14/P15
[全16P]
</新/頭/末/設/下/>
【人:104】哀傷の無声 チーフル 09/10 23:40
>>93>>94>>95アルジャン
[自分じゃない誰かの幸せを願う。
村の皆もそうだった。だから僕は、僕の願いを叶えにここにいる。皆が、僕の幸せを願ってくれたから。
だから。アルジャンさんの願いを否定する事は、しちゃいけない事に思えた。
不死者様の名の下に。決して豪華では無いけれど。争いも、飢えで誰かが死ぬ事もない僕らの村とは、また違う筈だとしても]
『誰かの幸せを願う人のお願いは、わがままなんかじゃない。
そうであって欲しいです。
だって、誰かが誰かにそう願っているから。幸せに生きていけるんじゃないかって思うから』
[心を言葉にするのが難しくて。上手く文字に出来なかったかもしれないけど。
アルジャンさんの願いは、自分勝手なものじゃないって伝えたかった]
【人:105】哀傷の無声 チーフル 09/10 23:46
>>102ノイシュ
[柱の後ろに、隠れ切れていない大きな身体を見つける。
僕は、『ノイシュさんを知りませんか』のスケッチを大きく掲げたまま。見失わないようにじっと見て彼へと駆けて行く。
彼を見つけられて、良かった。
これからゲームが始まる。その最後の関わりを、消えろなんて思いだけでいさせたくなかったから。
動かない彼へと、もう時間も無いから。スケッチをめくっていく]
『ごめんなさい』
『伝えたくて。
不死者様には、きっと考えがあるから。
苦しまないで欲しくて。ノイシュさんは、気に掛けてくれて。優しかったから。
逃げるように言おうとしてくれて、嬉しかったです』
『背をかがめてくれますか』
[そんな、用意をしていた文字すら必要無く。彼はこれまで通り、目線を僕に合わせていてくれたかもしれないけれど]
【人:106】執事 ノイシュ 09/11 00:04
>>99 >>100 アルジャン
飄々とした様子でやってくるアルジャンに、先ほどレナートと話しているときに目が合ったなと思い出す。
何の話をしただろうか。
ブラムとはどのように会ったのか、なんだかんだ災難そうやな、なんて事も言われたかもしれない。
こちらからは月並みだが彼の特徴的な話し方や、彼の故郷の話を聞いただろうか。
僅かであったとしても、会話が弾んだのは自分が顔を背けてきた相手ではないからだろうか。
だとしたら、そんな自分にやっぱり腹は立ってしまった。
指をさされて、別れの挨拶をする彼には「……はい、また」と返しただろう。
[A10]見習い執事 レナートは、執事 ノイシュの背中にひらひらと手を振る。
09/11 00:12
[A11]見習い執事 レナートは、哀傷の無声 チーフルに見られていたことに気づくと、チーフルにも笑って手を振った。
09/11 00:12
【人:107】執事 ノイシュ 09/11 00:12
ネージュが話しかけに来る直前の話。
あの時の事を思い出していた。(>>1:120)
背中から掛けられた言葉は、労いの言葉で。
それを受け取る資格はないと聞こえないふりをした。
そんな事を考えていたからだろうか。彼女が声を掛けてきた。
[A12]哀傷の無声 チーフルは、見習い執事 レナート[へ、手を振られた事に驚きながら手を振りかえした]
09/11 00:13
【人:108】執事 ノイシュ 09/11 00:20
>>101 ネージュ
「……ええ、承ります」
指をさすと、彼女は言った。正直に言えば、有難かった。
彼女がきちんと別れの意思を持って、突きつけられるならこの後も何とかなるかもしれないという建前と、ようやく楽になれると言う本音。
しかし、そんな邪な考えは、すぐに打ち砕かれる事になる。
「それ、は……」
彼女は、小さな贈り物を作ってくれた。
罪悪感を解消する為の行為だと言っていたが。
自分は、同じ物を抱いておきながら、何をしていたのだろう。
【人:109】執事 ノイシュ 09/11 00:29
>>101 続き
──曇り切った眼で、自分を見てくれる人々から逃げてきたのだろう?
あの時と同じだ。虚ろに、ただ言われたことをこなすだけの優しいお人形。
兄上のスペアとしてだけ存在している。
そして今も。理不尽に苛まれ、『ゲーム』の説明のためだけにそこに立ち、言われた事をこなすだけの木偶の坊。
トワの代わりに追放されるスペアとしてだけ存在している。
重なる。重なる。全てが重なっていく。
視界が黒に塗りつぶされていき……しかし、目の前にある巾着に刺繍された小さな雪の結晶がきらりと光ったように見えて。
【人:110】執事 ノイシュ 09/11 00:33
>>101 続き
「───」
気付けば、頬を何かが撫でた。
それが涙だと気付くには、数瞬を要して。
ネージュを驚かせてしまってないかという一点でそれを拭えば、彼女からの贈り物を大事に受け取る。
「……ありがとう、ございます。
捨てる事など、決してあり得ません。
このお返しは、必ず、いたします。
…必ず」
そして、時間が近い事に気付けば、別れの挨拶をするがきっとその時の言葉は先ほどの男と交わした「また」だっただろう。
【人:111】狂信の渦 アルバ 09/11 00:38
夜がふけるということは約束の朝が近づいているということである。
ノイシュに一声かけて行く人達を見て、首を竦めた。おっと、似つかわしくない仕草だったな。
>>ノイシュ
「お役目を果たされます事、お慶び申し上げますわ」
「ワタシの指も、あなたに向いている。順序の違い故に罪悪感はないが」
僕もひと声掛けておこう。
「ま、あとは気楽に見てなよ」
耳元で囁いて、
「アナタのために、祈りましょう。『星が瞬きますように』」
僕は歌うように言った。僕の声が力になって、夜空では星が瞬いたことだろう。まあ、館の中じゃ見えないんだけどね。
【人:112】執事 ノイシュ 09/11 00:40
>>105 チーフル
「……」
彼がスケッチをめくりやすいよう、静かに腰を落とす。
そうしてめくられていく少年の懸命に紡いだ文字は最後まで自分を気遣うもので。
ああ、どうしてこの子は。あの人は。
本来なら自分が護るべき立場だろう。自分が謝るべき立場だろう。
「……本当に情けないな」
込み上げてくる想いに目頭を軽く押さえれば、次の言葉に頷いてそのままチーフルの次の行動を待っただろう。
[A13]見習い執事 レナートは、哀傷の無声 チーフルに、にこーーーっと笑って返した。気分が良さそうである。
09/11 00:43
【人:113】哀傷の無声 チーフル 09/11 00:44
>>112ノイシュ
[屈んでくれれば。
ノイシュさんの頭へと、手を伸ばす。
ここに来て、沢山の人が労わるように僕を励ましてくれたから。
僕も。これから、皆に消えろと念じられる、ノイシュさんへ。
きっと心細いだろうノイシュさんを、励ましたくて。
彼の頭を、よしよしと撫でる。
どうか、この人の心が。一人きりなりませんように。
また後で。だから今は、さようなら。
彼の髪に触れて。顔を見ながら。そう、心でノイシュさんへと思った]
『ごめんなさい。
嫌じゃなかったですか。
またゲームが終わった後に、お話したいです』
[僕は恥ずかしくてはにかんでしまいながら。
ノイシュさんへと、改めて文字を伝えた]
【人:114】執事 ノイシュ 09/11 00:57
きっと、二人との会話の後。
>>111 アルバ
自分は、ブラムの友人である彼にどんな目を向ければいいのだろう。
そして紡がれるその言葉には、先ほどなら喜んでいたのかもしれない。
「……ようやく、楽になれると思ったのですがね。
彼らを残して気楽になど見れましょうか」
そう自嘲気味に笑うが、瞳は確かな意思を持って、アルバを見据える。
最早全ての歯車は回り出し、終わりまで止まる事はないのだろう。
だが、決して目を背ける事はしないと静かに誓った。
「……感謝、します」
隣国の教祖が奏でる歌が、本当に自分を祝福しているのかは分からなかったが、その言葉に宿る"何か"は、確かに存在していて、それが自分の背を押しているのだと思う事にした。
【人:115】宝涙の娘 ネージュ 09/11 01:04
>>108〜>>110
おずおずと差し出した巾着は、すぐには取られなかった。余計なことだったかしら、と遠慮がちな上目遣いでノイシュを見た。
すると。
「!」
ノイシュの頬を、ひと粒の光がつたっていく。わずかに光を反射して、流れる彼の涙を見て、息をのんだ。
男の人が泣くのを初めて見たので、驚いた。ネージュが目をぱちぱちと瞬かせているうちに、彼はそれを拭う。
「あ……」
なんと言葉をかけたものかおろおろしていると、彼はネージュの贈り物を大事そうに受け取ってくれた。
その言葉は、なんだかおとぎ話の騎士のようで――渡したものの粗末さが、少し恥ずかしくなってしまった。けれど、その気持ちが嬉しかったので、今度は自然に微笑むことができた。
「お返しなんて……。受け取っていただいて、ありがとう、ノイシュ」
そうして別れ際、控えめに人差し指を彼に向けただろう。
「それでは、しばらくの間の……お別れですね。また、お会いしましょうね」
[A14]宝涙の娘 ネージュは、>>115 ノイシュ
09/11 01:05
【人:116】執事 ノイシュ 09/11 01:07
>>113 チーフル
チーフルの小さな手が、頭を撫でる。
言葉を口で紡ぐことのできない彼の、彼なりの"言葉"
『頑張ってくれて、ありがとう』と言っているように、聞こえた。
そこまでする価値は、自分にはない筈なのに。
否応なしに、自分を認めてくれる人達の心が寄り添ってくる。
撫でられた頭から、じんわりと身体の芯が温まっていく感覚が広がっていく。
「嫌なんかじゃないさ。……救われたよ。
キミの想い、確かに受け取った。
……ああ、必ず話そう。
オレも、キミに返したい物が沢山できた」
手始めにはにかんでいるチーフルの頭をわしゃわしゃと撫でて「またな」と笑みを浮かべ礼を言っただろう。
こんなものでは全然足りないが。
分けてくれた想いに応えたい。
ただ、純粋にそう思った。
[A15]執事 ノイシュは、宝涙の娘 ネージュの言葉に頷いた。>>115
09/11 01:12
【人:117】哀傷の無声 チーフル 09/11 01:25
>>116ノイシュ
『約束ですよ』
[撫で返されて。その手が温かくて。
良かった。少しだけでも、この人の心の傍にいれたなら。
御礼を言いたいのは僕の方だから。
もしも願いが叶えば。ありがとうを言いたい人がまた増えた。
僕は、笑うノイシュさんへと、最後まで手を振って。
その日の恐いも、なんとか乗り越えておやすみなさいが出来たのだと思う]
情報/
プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:人 狼 墓 全
P11/P12/P13/P14/P15
[全16P]
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