2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:
P9/P10/P11/P12/P13 [全25P]
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【人:94】哀傷の無声 チーフル 09/15 23:55
>>93ノイシュ
[こくり、こくりとノイシュの言葉に頷く]

[時折、ノイシュの言葉に応えるよに微笑みを見せる]

[頭に乗せられたノイシュの手に、小さい手で確かめるように重ね返した]

[きゅっと。そのまま、ノイシュの手を強く握って一緒に歩く]

[広間につけば、床に置いたままのスケッチを手に取った]

[半分に折られた部分を眼で追っている]

[暫くそうしていた。
周りへと首と身体をめいっぱいに動かして、何かを探している]

[一度項垂れたようになり、目を強く瞑っている。
目を開ければ。スケッチを持って、不死者へと近づいて行く]

[支]【人:95】メイド トワ 09/16 00:02
>>92 ネージュ
「勿論」

にっこりとネージュへ微笑みかける。

「『ゲーム』の勝者は無条件で願いを叶えられる。とは言ったけど。
敗者は願いを叶えられない、なんて言ってないもの」

言ってないだけで、騙した訳じゃないわ。

「ワタシ、ずっと貴方の事を見てたわ。
可愛くて、良い子で、怖がりで、誰かの為に出来る事をいつも探してる。
そんな子の願いを叶えもせず帰したら、ワタシがおとうさまを𠮟りつけてやるんだから」

ワタシは自分の胸元を小さくぽんぽんと叩いて安心しなさいなとネージュに笑みを向けた。

「気にせず、貴方の「自由」を伝えなさいな」

【人:96】欠落する心 ティキ 09/16 00:04
>>90 ブラム
「……………あ、不死者の方。大丈夫、忘れていないわ。」

欠落は加速の一途を辿っている。ここに来てからというもの、感じる感じないに関係なく心の振れ幅が激しく、それが原因なのだろうか、最早何を失っているのかすらティキにはわからなかった。

「猶予はないかもしれないわね。このままだと私はさながらお人形のようになってそこらへんに転がることになるわ。お屋敷の調度品にしてくれてもいいわよ。多分死ななくもなるし、腐ったりはしないだろうから。…ただ」


「ただ、本当はもう少しトワと一緒に居たいの。
ここ何日かで、今までにないくらい人の感情に触れたわ。一人でいるのは当たり前だったし、何かを思い出すこともなかった。少ない記憶の中の幸せという感情に縋っていたの。」

「今の私にできることは少ないけれど、トワはそれでもいいって言ってくれたわ。…言っていなかったかしら。多分言ってくれたと思う。きっと。そうだったらいいのに。」


「…だから私は私をこれ以上失わないようにしたい。今もどんどん抜け落ちている感覚だけはあるの。怖いとか悲しいとかの感覚はないけれど、私の大切な幸せが零れ落ちる前に、止めて欲しい。」

【人:97】欠落する心 ティキ 09/16 00:04
願いの言葉は最初と変わらなかったが、そこに込められた意味は確かに違っていただろう。

【人:98】不死者 ブラム 09/16 00:19
>>96 >>97 ティキ
「……そうか。
トワは良い友人と巡り合えたようだ。

ティキ、キミの願いは聞き入れた」

[支]【人:99】メイド トワ 09/16 00:20
>>98 ブラム
おとうさまとティキの話を固唾をのんで見守っていた。

ティキがワタシの事を想っていてくれている事、これ以上幸せを失いたくない事。
それは初めに来た頃はなく、新たに芽生えたものも含まれていて。

その事がおとうさまに響いたのかは分からないけど、おとうさまはティキの言葉を聞き入れて右手をかざした。

あの時、ノイシュが突き刺した時に現れた虹色の奔流が、おとうさまの手からティキへと流れていく。
それは彼女を包み込み、やがて1つの塊を絞り上げていった。

ティキの身体から引っ張り出されたどす黒い"何か"は、虹色の放流に包まれて、空中で四散していく。

見た目には、何も変わってない様子のティキは、どうなったのだろう。
ワタシは、おず、とティキの様子を伺った。

【人:100】過去への渇望 レイヴン 09/16 00:25
>>68 ブラム
「…………」

いらない、とは言いきれなかった。
ただ、このゲームにおいて何かした訳では無い、自分が勝者として何かを受け取るのは違う。

「これが俺の運命だと思って受け入れる」

流れ落ちる命に生を見出すことからは逃れられないのだ。おそらく。

【人:101】宝涙の娘 ネージュ 09/16 00:29
>>95 トワ

「そう、なの……」

トワの笑顔を見たら、絶望で真っ黒だった心がほのかに照らされたようだった。
祈るように、胸の前で指を組み合わせる。

「――私……このまま、家に帰りたく……ないわ……」

「不死者」様との面談の日。「意思なき願い」に慈悲は存在しない、と言われた。
あのときは、自分の願いを叶えてもらえないことにショックを受けるばかりだったけれど。

自分の胸をたたくトワを見て、少し目を細めた。

「ありがとう、トワ。今なら……私……あの時よりも、不……ブラムさまに、ちゃんとお話しができるような、気がするの」

ブラムに自分の今の気持ちを伝えられたら、もし、それが受け入れられたら――また、皆の顔を見て、話が出来るようになるだろうか。

[支][A13]メイド トワは、宝涙の娘 ネージュがおとうさまの元へ向かおうとしたら、それを見送ったよ! 09/16 00:36
【人:102】見習い執事 レナート 09/16 00:40
>>66 トワ
「ああ、トワか。いやー悪かったな?」
そんなに悪いとも思っていないが言葉だけは吐いておく。

果たして自分はゲームに対して頑張れていただろうかと思うものの、よくわからない。一つの物事に執着しきれないのが自分だ。命がかかっていなければ。

「そうだな、美味いもん食って満足したし、ここらで出て行こうかと思ってるよ」

くつくつと笑う。
ここにいても、自分が満たされることがないのなら。移ってみるのも良いのだろう。

【人:103】宝涙の娘 ネージュ 09/16 00:57
>>ブラム

ブラムの顔を見ると、あの日の面談を思い出す。初めてのことでもないのに、やはり小さく震えてしまう体が情けなくて、ネージュの顔は赤く染まる。

「私にまで、こ、このような機会を……いただき、ありがとう、ございます。あ、わ、私――私は……は、はじめて、こちらで……ブラムさまと、お話をさせていただいたとき……ただ、ただ、あなたさまに、助けていただきたい、ばかりでした。自分では、もう何もできないから、ただ、伸ばした手を、つかんでほしくて……こわいことから、解放して、「自由」にしてくださることを……のぞんでいました」

すう、と息を吸う。

「……『ゲーム』なんて、できないって、思いました。実際、たくさん足をひっぱってしまいましたし、ほかの方にもたくさん、頼って、助けて、甘えて……家を出たら泣かないと決めていたのに、たくさん、泣いてしまいました。
ここのひとたちは、ノイシュも、トワも、『ゲーム』の参加者の方々も、みんな優しくて。ご自分の願いもあるのに、私の願いが叶うといい、と願ってくれるような方々で……。ずっと、自分のことしか考えられたなかった自分が、恥ずかしくて」

きゅっと自分の手を握る。

【人:104】宝涙の娘 ネージュ 09/16 01:06
>>103 (続)ブラム

「ようやく、ようやく、ひとの願いが叶うといいなと思えて……ようやく、私は、前にすすめたと、思っていたのに……いざ、終わって、自分の信じていたことが違って、それだけで、私は――。結局、私のことしか考えられませんでした。
私は……最初から、最後まで、きっと『かわいそうな自分』しか見えておらず、『こんなはずではなかった』という……現実逃避しかできませんでした。

私の心が……弱いから。
今のままの私では、おにいさまたちがいなくなっても、この体質が治っても、きっと「自由」にはなれません。自分の「弱さ」に、しばられたままだから。
だから……私、許されることならば、お願いを……変えたいのです」

ネージュは、深呼吸をして背筋を伸ばした。かつて、貴族の娘として教育されたように、意識的に胸を張る。

「わ、私は……もっと、強くて、やさしい人になりたいのです。もう、自分の周りのできごとに勝手におびえて、泣いて、自分の世界に閉じこもることには疲れてしまいました。弱い自分を守りたいから「自由」になるのではなく……堂々と、みなさまの目を見て、誰かのために動けるような、そんな強さが欲しいのです」

【人:105】宝涙の娘 ネージュ 09/16 01:09
>>104(続)ブラム

顔が熱い。いや、きっともう、全身真っ赤になっているのではないだろうか。

「そのために……ブラムさま。どうか、どうか私を……【こちらのお屋敷で働かせてください】。

もしかしたら、兄が訪ねてきてご迷惑をおかけすることもあるかしれません。いえ、それ以前に……私は、ずっと甘やかされてきて、ずっと部屋に閉じ込められてきて、本当に何もできないので……使用人として、至らぬことがたくさんあると思います。

けれど、唯一、私は、刺繍が……刺繍が出来ます。きっと、ほかの裁縫もすぐに覚えます。お屋敷のお針子として……何でもいたします。

お願いです。どうか、私を……こちらで働かせてください」

ネージュは、深々と頭を下げた。心臓が飛び出しそうなくらい胸の音がうるさかった。*

【人:106】欠落する心 ティキ 09/16 01:26
>>98 ブラム
「…感謝するわ、不死者の方。
なにかこう、ぎゅっと握られて絞り出されたみたいな感じがしたわね…。」

自分の身体をあちこち触り、小首を傾げている。

そうして、くるりとトワの方へ振り返る。

「…どうかしら、トワ。私何か変わった?」

“心配そうに”ティキがそう問いかける。
それはいつか失った、他者の気持ちを慮る感情だった。

【人:107】不死者 ブラム 09/16 02:01
>>100 レイヴン
「運命を受け入れる、か。
……耳の痛い話だな。

レイヴン、キミの言葉、しかと聞き入れた。
キミの選択に幸あらん事を」

[支]【人:108】メイド トワ 09/16 02:10
>>102 レナート
悪びれる様子もなく、へらへらと笑うレナート。
相変わらずねえ……。

『ゲーム』には参加してたけど、良くも悪くも彼らしい立ち回りはおとうさまのアピールに繋がるものではなかったし、おとうさまからお声掛けは……ないでしょうね。

だから、どうするの? って聞いたのに、返ってきた言葉にびっくり。

「え、急に出ていくの? どうして?」

口をついて出たのはそんな定型文くらいで、こいつに嫌味のひとつも言えないくらいびっくりしてたみたい。

【人:109】不死者 ブラム 09/16 09:33
>>103 >>104 >>105 ネージュ
「それが、キミの願いか。
……良い目をするようになったな。

先日の面談の際は他者に身を委ね、依存する事を危惧したが、その様子なら問題ないだろう。

強く優しくありたいという、キミの理想を忘れないように。

ネージュ、キミの願いは聞き入れた。

……ノイシュ、後のことはキミに一任する」

【人:110】執事 ノイシュ 09/16 09:40
>>109 ブラム
ネージュとブラムのやり取りを見守っていた。
彼女が、この洋館にきてからどんな想いで日々を歩んできたかを聞いて、そんな事はないと言いたかった。

初めから全てを受け入れられる者など存在しないから。
考えて、悩んで、気付いて、間違いを認めて謝る事もまた強さなのだと。

でも、きっと今の彼女に伝えるのは早計だろう、とその言葉は彼女が前を向く事に自信を付けた時の送る言葉にして胸の中へとしまい込む。

「……はっ」

彼女の願いを聞いた時は、目を丸くさせてしまったが。
ブラムから声が掛かれば、ネージュへと歩み寄る。

>>105 ネージュ
「……一緒に働くなら、敬語はいいか? これからよろしくな、ネージュ……さん」

呼び捨てまでしたら馴れ馴れしすぎるかと思い、取ってつけたように敬称が続いた。
少しばつが悪く、照れ隠しに頬を人差し指で掻けば、握手をする為にもう片方の手を差し出した。

[支]【人:111】メイド トワ 09/16 09:58
>>106 ティキ
"心配そうに"眉を下げてこちらを伺うティキに、ふるふると首を横に振る。

「ううん、何も。
さっきと変わらない、優しくて可愛いワタシの大好きなお友達、ティキのまま!」

感情が戻ったのか、芽生えたのかは分からないけど。
そんなものがなくったって、ワタシの知っているティキは心があって優しい女の子なんだ。

それでも、これ以上ティキが失う事はないのだと知ったら、嬉しくて抱き着きそうになっちゃった。
なんとかぎりぎりで踏みとどまって、彼女の手の甲に軽く手を乗せればへにゃ、と笑顔が零れ落ちた。

「おめでとう、ティキ。
ワタシ、とても幸せよ」

【人:112】狂信の渦 アルバ 09/16 10:46
いつかの時間で。

>>ブラム

「やあブラム。手酷く振られてたね?」

アルジャンとのやりとりを見守り終わってしばらく。いくら不死者とはいえ、さすがにはらはらした。しかしブラムの顔は表面上では涼しげで、それが逆にちょっと心配でもある。

僕は彼にそっと近づき肩に手を置いた。
今の彼といえばみんなの願いを叶えるのに大忙しだ。叶えられた方の顔を見てみれば、満足そうだったり、変わらなかったり、色々な表情を見せていた。

「……大丈夫かい?」

情報/ プロ/1日/2日/3日/4日/5日/6日/エピ/終了
ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:
P9/P10/P11/P12/P13 [全25P]
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