2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:
P8/P9/P10/P11/P12 [全25P]
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【人:80】執事 ノイシュ 09/15 22:48
>>70 ~ >>79 チーフル
図書室から聞こえた何かが崩れる音に嫌な予感がし、駆けていけば棚に積んでいた本が下に全て落ちて小さな山を作っていた。
それだけなら、整理整頓が出来ていないこちらに責があるという事で話はつくが。

本の山からもぞもぞと見慣れた背丈の少年が起き上がり、手を伸ばす。

「チーフル君! 大丈夫か!」

ぼうっとした様子で起き上がったチーフルを引っ張り起こせば、深く安堵の息が漏れる。

「探したぞ、チーフル君……。
怪我はないか? どこか悪い所は?」

胸に小さく赤い痕がついていた事以外で、彼の身体に異変がないのを確認すれば、返答を待とうとしてスケッチブックを持っていない事に気付く。
探せば、図書室にもまだ呼びはあると思うが……。

「……スケッチブック、取りに行くか?」

【人:81】瑞花の街 アルジャン 09/15 22:51
>>67ネフェリル
 
「……そんなこと言われると思ってなかったわ。
 そんな理由、想像もせぇへんかった」

 
 額を押さえる。
 混乱とはこういうことか。 
 飲み込んだ唾液、血の味は分からなくなってしまった。 
  
 
「はは、は。僕は、嘘は言わんけど。
 元を辿れば利用するならだれかって話に辿り着くんや。
 自分、それが分からんわけじゃないやろ。
 あんたがそんなふうにしてくれるほど、
 こっちは何もしてやれん。
 なぁ……」

「それでも、絆だっていうんやね」 
  

【人:82】瑞花の街 アルジャン 09/15 22:51
 
 
   「……僕も、そう呼んでええんやろか」*
 
 

[支]【人:83】メイド トワ 09/15 22:56
>>ネージュ
結果を発表した後、ノイシュが彼女を慰めていたみたいだけど……。
今はおとうさまの沙汰を待つの彼女に、少しだけ話しかける。

「ネージュ。お疲れ様。
調子は……良い筈ないわよね、忘れて」

そう言いながら、ネージュの隣に腰かける。

「少ししたら、おとうさまから面談で考え直すように言われた『答え』を聞く事になるけど……大丈夫かしら?」

[A12]瑞花の街 アルジャンは、/*こんな軽快な「殺しておいて」ある???? 09/15 23:02
【人:84】哀傷の無声 チーフル 09/15 23:05
>>80ノイシュ
[手をぼぉっとした顔で掴み返す]

[ふるふると首を振る]

[こくりと首を縦に振る]

[支]【人:85】メイド トワ 09/15 23:21
>>29 ティキ
「ティキ! ……お疲れ様」

彼女が嘆息するのを見て、ワタシも声のトーンが幾分か落ちる。
ゲームの結果、彼女の願いはおとうさまの沙汰を待つばかりとなったから。

でもきっと、その待つ時間すらも今の彼女にはあまり猶予が残されていないんだと思った。
だって、彼女はなんとしてでも止めたかった筈の呪いを焦燥する事もしなかったから。

その姿を見て、ワタシはティキに「ここで待ってて」とだけ伝えて、おとうさまの元へと駆け寄っていった。

[支]【人:86】メイド トワ 09/15 23:24
>>ブラム
「おとうさま! お願い、ティキの願いを、今すぐ叶えてあげて!」

悲鳴にも近い懇願を、おとうさまに駆け寄って願う。
おとうさまは私の言葉を聞いて、僅かに瞑目して言葉を紡いだ。

【人:87】不死者 ブラム 09/15 23:27
>>86 トワ
「……トワ。『ゲーム』を通じて、ティキとの事を見ていた。
ならば、彼女と親しかったキミから判断を聞こう。

キミにとって、ティキは願い、救うに足る人物か?
ティキは、キミにとって何だ?」

[支]【人:88】メイド トワ 09/15 23:32
>>87 ブラム
「ティキは! ワタシの名前を素敵だって褒めてくれたわ。
自分の大事な名前の由来だって教えてくれたし、ワタシが驚かせれば付き合ってくれた。

ダンスが上手で、呪いの者になってもずっと一生懸命、感情を失いながらも戦い続けたわ。

救うに足る人物かなんて、言うまでもない!
ティキは、私にとって初めてできた一緒に居てくれる友達なの。

お願い、おとうさま……」

【人:89】不死者 ブラム 09/15 23:35
>>88 トワ
「………そうか」

トワの言葉を受けて、ティキの元へと向かう。

【人:90】不死者 ブラム 09/15 23:35
>>ティキ
「トワから話は聞いた。
一刻の猶予もままならないとの事だが、形式上聞き入れないとならないのでな。


……キミの願いはなんだ?」

【人:91】欠落する心 ティキ 09/15 23:37
>>85 トワ
「トワ。」

トワに声を掛けられ、ティキは顔を上げる。

「待つわ。いつまでも。」

トワを見るといつも欠けた何かが埋まるようだった。欠けっぱなしのティキの心の隙間に入り込んでくる感情。もう名前を失ったそれをティキは感じることが出来なかった。

【人:92】宝涙の娘 ネージュ 09/15 23:37
>>83 トワ

チーフルへ言葉を残してテーブルに戻り、うつむいて座っていた。
周囲の声や異様な雰囲気で、アルジャンが自分の喉を切り裂いたのは、見た。
その瞬間ネージュは「きゃ」と小さな悲鳴を上げ、両手で目を覆った。
どきどきしていた。見たくなかった。自分の血を思い出した。
彼と「不死者」様の会話は全然、耳に入らなかった。ただ、あの暗い部屋で兄にナイフを向けられる自分のことを思い出して、しばらくテーブルに突っ伏していた。

けれどもう涙は枯れたのだろうか。体は震えていても、新しい水晶は出て来なかった。

どのくらい経ったか、ようやく震えが収まって、身体を起こした。

(なんだか、つかれた、な……)

自分の、弱さに。身の周りのこと、ひとつひとつに怯える自分に。
トワに声を掛けられたのは、そんなときだっただろうか。
自分に向けられた声にびくっと体が跳ねたが、それがトワだと確認したら、少しだけ瞳を揺らして、彼女が隣に座るのを見た。

「――『ゲーム』には、負けたけれど、お願いの話を、しても……よいのですか」

【人:93】執事 ノイシュ 09/15 23:51
>>84 チーフル
スケッチブックを持たない彼は、首を横に振るか縦に振るかでしか表現が出来ない。
広間に戻るまでの間、返答が出来ない彼には悪いと思いながらも、彼が少しでも元気を取り戻せるよう明るく語り掛ける。

「あの時とは逆だな。オレの事をチーフル君が探してくれて……見つけられて良かった。
オレはかくれんぼが苦手だからな、ほら、この大きさだろ? チーフル君にもすぐに見つかってさ、今思い出すと笑っちゃうな」

他愛もない会話のつもりだが、言葉を返せない彼は辛くなってやしないだろうかと段々心配になる。

「……なあ、チーフル君。
辛い、よな。

オレも全く同じだったからさ、分かるよ。
でも、そんなオレを、キミは救ってくれた」

後ろでついてきている少年の頭にそっと手を乗せる。

「キミが別の者になったって、オレを救ってくれたチーフル君はちゃんとここに居るんだ。それを忘れないでくれ。……また会えて嬉しいよ、チーフル君」

話を終えれば、広間に着き、床にスケッチブックが落ちているのを指さすだろう。そして、添えられている手紙も。

【人:94】哀傷の無声 チーフル 09/15 23:55
>>93ノイシュ
[こくり、こくりとノイシュの言葉に頷く]

[時折、ノイシュの言葉に応えるよに微笑みを見せる]

[頭に乗せられたノイシュの手に、小さい手で確かめるように重ね返した]

[きゅっと。そのまま、ノイシュの手を強く握って一緒に歩く]

[広間につけば、床に置いたままのスケッチを手に取った]

[半分に折られた部分を眼で追っている]

[暫くそうしていた。
周りへと首と身体をめいっぱいに動かして、何かを探している]

[一度項垂れたようになり、目を強く瞑っている。
目を開ければ。スケッチを持って、不死者へと近づいて行く]

[支]【人:95】メイド トワ 09/16 00:02
>>92 ネージュ
「勿論」

にっこりとネージュへ微笑みかける。

「『ゲーム』の勝者は無条件で願いを叶えられる。とは言ったけど。
敗者は願いを叶えられない、なんて言ってないもの」

言ってないだけで、騙した訳じゃないわ。

「ワタシ、ずっと貴方の事を見てたわ。
可愛くて、良い子で、怖がりで、誰かの為に出来る事をいつも探してる。
そんな子の願いを叶えもせず帰したら、ワタシがおとうさまを𠮟りつけてやるんだから」

ワタシは自分の胸元を小さくぽんぽんと叩いて安心しなさいなとネージュに笑みを向けた。

「気にせず、貴方の「自由」を伝えなさいな」

【人:96】欠落する心 ティキ 09/16 00:04
>>90 ブラム
「……………あ、不死者の方。大丈夫、忘れていないわ。」

欠落は加速の一途を辿っている。ここに来てからというもの、感じる感じないに関係なく心の振れ幅が激しく、それが原因なのだろうか、最早何を失っているのかすらティキにはわからなかった。

「猶予はないかもしれないわね。このままだと私はさながらお人形のようになってそこらへんに転がることになるわ。お屋敷の調度品にしてくれてもいいわよ。多分死ななくもなるし、腐ったりはしないだろうから。…ただ」


「ただ、本当はもう少しトワと一緒に居たいの。
ここ何日かで、今までにないくらい人の感情に触れたわ。一人でいるのは当たり前だったし、何かを思い出すこともなかった。少ない記憶の中の幸せという感情に縋っていたの。」

「今の私にできることは少ないけれど、トワはそれでもいいって言ってくれたわ。…言っていなかったかしら。多分言ってくれたと思う。きっと。そうだったらいいのに。」


「…だから私は私をこれ以上失わないようにしたい。今もどんどん抜け落ちている感覚だけはあるの。怖いとか悲しいとかの感覚はないけれど、私の大切な幸せが零れ落ちる前に、止めて欲しい。」

【人:97】欠落する心 ティキ 09/16 00:04
願いの言葉は最初と変わらなかったが、そこに込められた意味は確かに違っていただろう。

【人:98】不死者 ブラム 09/16 00:19
>>96 >>97 ティキ
「……そうか。
トワは良い友人と巡り合えたようだ。

ティキ、キミの願いは聞き入れた」

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