2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)
情報/
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ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:人 狼 墓 全
P57/P58/P59/P60/P61
[全117P]
</新/頭/末/設/下/>
【人:64】過去への渇望 レイヴン 09/15 21:48
>>47 ブラム
自分は何も変わっていない。そう、思っていた。
はずだった。
広がる緋色に懐かしい鉄錆の香り。
帰りたいなどと思っていないはずなのに、故郷の景色が浮かんだ。
ブラムの声がすれば、そちらへと向かう。
「俺は何もいらない」
ゲームに勝ったといえるのかわからない。
自分の願っていたことが本当に望んでいたのかすら、分からなかった。
[支]【人:65】メイド トワ 09/15 21:50
>>14 エド
「『ゲーム』、残念だったわね、エド?」
口を尖らせて悔しそうなエドに微笑みながら近づく。
『ゲーム』が始まってから、あんまり話せなかったわね。
何日かぶりの再会に少し心が躍って悪戯っぽい笑みが零れちゃった。
「良いお知らせと、悪いお知らせ、どっちから聞きたい?」
[支]【独:-498】メイド トワ 09/15 21:50
🦇
>>64 レイヴン
( ᐕ)!?
[支]【人:66】メイド トワ 09/15 21:52
>>15 レナート
「ええ、全くね。
ワタシ、貴方に期待してたのに」
広間にやってきたレナートの呟きに、不機嫌な事をアピールしながら話し掛けた。
「貴方、これからどうするの?」
チーフル君やアルジャンと話をしていたのは聞いてたから、なんとなく何を求めてるかっていうのは知ってるけど。
ワタシは彼の願い事に関しても、彼の事も知らないんだなって思ってちょっと寂しくなった。
なんて、そんな事言ってやらないけどね。
【独:-499】宝涙の娘 ネージュ 09/15 21:56
レイヴンさん!!?
血の香りで物騒な故郷を「なつかしさ」と共に思いだしちゃうの……
かなしい……緋色と鉄錆の表現が好き……
【人:67】エルフ族 ネフェリル 09/15 22:02
>>63アルジャン
「意地悪いのは苦手か?」
「別にお主に噛まれて吸血鬼を恨んでいるといえば嘘になるし、恨んでないと言っても嘘となる。」
「お主の志にも共感し畏敬の念を抱いた。
吸血鬼でありながら、人に与するのは容易ではない。
俺は吸血されて尚、呪いを受けるために動いた。
何故だかわかるか?
お主の行く末を見守れるのは俺だけだからだ。」
︎︎ ︎︎
「お主が寄越した、絆だと思っていた。」
【人:68】不死者 ブラム 09/15 22:08
>>64 レイヴン
「……そうか。
キミがそれを望むのなら、私はキミの征く道を見送ろう。
……過去は、もう要らないのだな」
【独:-500】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:09
/あ〜〜〜ネフェリル
ネフェ×アル。いやアル×ネフェ。どっちも好きです。そうならなくても好き。
長文落とします
【人:69】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:10
[誰にも見つから無いような柱の陰から。
僕はアルジャンさんと不死者様の姿を見ていた。
目を瞑る事は出来なかった。
煌めく鈍色も。飛ぶ朱色も。
目を離せなかった]
[支]【独:-501】メイド トワ 09/15 22:10
🦇
過去に囚われてるブラム「🥺」
【人:70】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:10
[ノイシュさんの、僕を探す声も>>55。
今の僕には答えられなくて、お屋敷の読書の部屋へと隠れに行く。
いつかのノイシュさんは。僕の声が無くても、近づいて来てくれたのに。
不死者様の言葉が、頭と心に響くようだった>>47。
スケッチも置いてきてしまった僕には。この心を表す方法が分からない。
ノイシュさんの声が、何処までも追いかけて来るみたいで。前なんて全然まともに見えないで走っていたら。
図書室の本棚にぶつかって。山盛りの本が、僕の上へと降って来た。
本の森に囲まれて。痛みや色々で、眼の前が暗くなっていって。
僕の心も、くらくなっていくみたいだった]
【人:71】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:11
──くらいくらい。一人っきりの森の中──
【人:72】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:12
たまたまだったんだ。
いつもは大人といっしょ。
ぼくは、他の人とは違うから。
特に気を付けてもらって。危ない事が無いように。
たいせつにだいじに、みんなにやさしくしてもらってました。
けど、その日は。
まだ森は明るくて。生き物達だって穏やかで。鹿の親子連れが、散歩をしている位で。
おとうさんとおかあさんは、ぼくの為のごはんを用意してくれていて。
村の皆は、ぼくを見かけるたびに声を掛けてくれて。
そしてほんのすこしだけ。
ぼくが。みんなからの優しさに、息がくるしくなっていた日は。
一人で森に入ってみたくなったんです。
言葉もつたえられないぼくは。見ていてくれる人が。
傍にいてくれる人がいないと、生きてはいけないから。
【人:73】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:12
一人でもだいじょうぶだったよって。だいじょうぶなんだよって。
だから、しんぱいしなくてもだいじょうぶなんだよって。
そう思って欲しくって。森のほんの少し奥にある、果物を獲って来ようと思ったんです。
それがまちがいだったんです。
足を滑らせて。落ちていったのは、昏い底。
なんてことはないような。少し人目につきにくい、木の洞の奥。
ほんの少しでも声が出せるなら。簡単に人に気付いて貰えるような。そんな場所。
落ちた時に、足が折れてしまったみたいで。
何かに引っ掛かって、擦れて。血が出ていて。
段々と、昏いそこに血の匂いが広がって行って。
あるけそうにありませんでした。
洞をのぼっていくなんて、いたくて、痛くて。出来そうにありませんでした。
どれだけ手を伸ばしても。お日様の届くそこには、届きそうにありませんでした。
【人:74】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:13
──どれくらい経ったかな。
森はもう暗くなっていて。ぼくは静かに息をするだけ。
獣さん達の唸り声が聴こえます。
お昼間とはちがう。弱い動物を食べてしまう、恐いこえ。
木の匂いが、ぼくをゆっくり地面に埋めこんでいってしまうみたいで。
足が痛くって。身体の全部も痛くって。こえを出して、いたいって言う事も出来なくって。
見上げた先の星は綺麗なのに。僕の身体は泥だらけ。月の明かりも。星の明かりも届いてくれない。
なによりもつらかったのは。
時折、村の誰かの声が近づいて来ては、離れて行くんです。
そこにいるのに。ここにいるのに。気づいてはもらえませんでした。
だって。ぼくにはこえが無いから。
なにも、つたえることができないから。
どれだけいたくても。こわくても。かなしくても。こころぼそくても。
痛いって泣けません。恐いって叫べません。
たすけてって、声は出ません。
【人:75】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:14
たすけて
たすけて
たすけて
【人:76】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:15
たすけてが、いいたかったんです。
このまま。誰にも見つけてもらえないまま。
誰にもたすけてをいえないまま。
一人っきりで。しんでいくんだ。
ぼくのこころは。そうおもいながら、しずんでいきました。
【人:77】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:15
──次に気がついたのは、お家のベッドの上でした──
お父さんとお母さんの、眠れていない、クマが酷い顔。
次々に心配をして来てくれる、村の皆がくれるお見舞い。
話を聴いたら。
その時村に来ていた旅人さんが。偶然、僕を見つけてくれたそうでした。
僕の足は、骨折も出血も酷かったけど。後遺症は残らないらしく。
もしもっと時間が掛かっていたら、危なかったそうでした。
ごめんなさい。ごめんなさい。皆にそう言いたかったんです。
心配を掛けてごめんなさい。大丈夫じゃなくてごめんなさい。
助けてをいえないぼくのこころは、ずっと助けてで止まってしまっていて。
その先へと進めませんでした。心がずっとくらいままでした。
【人:78】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:15
でも本当は、こう言いたかったんです。
助けてくれてありがとうって。
いつも。僕を心配してくれて、ごめんなさい。ありがとうって。
助けても。ごめんなさいも。僕には言えなくて。
ありがとうが、とても遠かった。
だからこそ。自分の言葉で、伝えたかったんです。
これが。僕の心の、深い底。
昏い森の、一番奥の原風景。
【人:79】哀傷の無声 チーフル 09/15 22:18
[目を覚ました時には。
周りは本だらけで。
身体は鈍くて痛いけど、何処も怪我はしていませんでした。
少し、鼻から血が出てしまったみたいで。服に血がついてしまっていたけれど。もう止まっていたみたいです。
これが、遠い遠い。不死者様から連なる、身体の変化なんだって感じました]**
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