2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)
情報/
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ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:人 狼 墓 全
P3/P4/P5/P6/P7
[全25P]
</新/頭/末/設/下/>
【人:41】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:48
「一年分、生きていけるだけの物資を寄こせ。
それだけ受け取ったら、もうなにも要らん。
あとはこっちで立て直す。
それから僕らがどうなろうが、
あんたの知ったことじゃない。
お前の言う通りぜんぶ拒否したいとこやけど
土台がないことにはな。
あいにくそんな馬鹿じゃないんよ」
【人:42】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:50
「本当の願いはあんたには叶えさせんし、叶えられへん」
「つぐないなんかさせない。
その罪を雪ぐことを俺は許さへん」
【人:43】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:55
主の背後に、昏い十字架を幻視した。
悔いを穿つ槌もこの手の中にはあるんだろう。
「────殺してもらえると思ったか、はは。
他のやつらはどうする。
裏切るなんて認めへんからな」
【人:44】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:59
再び。
放り捨てるかのように手を開き、フードを被りなおした。
「僕たちは雪ん中で生きてく。そんでいずれ死ぬ。
あんたは一生暗闇ん中で、
精神が朽ちるまで生きていけ」
そう言って、へらりと笑って見せた。*
【人:45】不死者 ブラム 09/15 01:26
「──やはり、キミは利口だな、アルジャン。
……シェリルを見ているようだ。
確かに、キミの願いは聞き入れた。
トワ、手配を頼む」
[支]【人:46】メイド トワ 09/15 01:26
>>45 ブラム
「! はい!」
一部始終を固唾をのんで見守ってた。
それは、一つの劇のようで。紡がれる2つの紅い想いは溶けて、混ざって、また離れていった。
もうそれは二度と混ざる事はないんだろうな、というのは話を聞いていれば分かった。
ワタシには難しい話は分からないけど。
もう二度と会えない、というのは寂しいなとだけ思いながら、使用人達に物資を集めるよう伝えに駆けていった。
【人:47】不死者 ブラム 09/15 01:27
>>ネフェリル >>レイヴン >>チーフル
「アルジャンの願いは叶えた。
吸血鬼陣営となった他の者も、願いが決まったら来るといい。
直接話を聞こう」
【人:48】宝涙の娘 ネージュ 09/15 01:49
>>18 ノイシュ
(少し前の話)
不甲斐なくひとりよがりのネージュを肯定してくれる、ノイシュのやさしいゆりかごのような言葉に甘えて、しばらく彼の身体にもたれて幼子のようにすがりついていた。
そうしてだんだん落ち着いてきた頃、ふら、と身を起こす。
「──ありがとう、ございます、ノイシュ。ごめんなさい……あなたにも、お仕事が、あるのに……でも、おかげで……おちつきました」
立ち上がろうとした時、周囲にたくさん落ちている涙に気がついて──ひとつずつ、拾い集めようとしたが、すぐに片手いっぱいになり、拾いきれなかった。
(これだけあったら、おにいさまは許してくれるかしら)と、つい思ったとき、アルバの言葉を思い出した。
(──これが、私の、武器に。利用されるだけではなくて……?この体質が、治せなくても……連れ戻されなくても、よくなるのかしら……)
最後にもうひと粒拾って、きらきらと光を反射するそれを、じ、と見つめる。
それからネージュは、座ったままノイシュを見て、にこ、と笑った。
「……もう、だいじょうぶですから。ノイシュは、おしごとに戻って、ね」
【人:49】執事 ノイシュ 09/15 02:45
>>48 ネージュ
縋り付く彼女が漏らす小さな嗚咽が収まるまで、その背中を静かにさすり続けた。
やがて、ネージュはゆっくりとその身を起こすと、礼の言葉と共に腕の中から抜けていく。
その時少しだけ、腕に残った熱を惜しく思った。
「いえ、お気になさらずに。
お客様の……いえ、ネージュ様の希望を叶える事が私の仕事でもありますので」
微笑みを浮かべれば、ネージュも笑みを返してくれただろうか。
起き上がる際、彼女は周囲に散らばった宝石の1つを拾い上げ、何かを思っているようだった。
拾うのを手伝うと申し出たが、大丈夫だと断られてしまえば、一言だけ彼女に伝える。
「何かあれば、お呼びください。必ず参ります」
それは執事としての務めか、それとも自分個人の願いかも判然としないまま、その場を後にした。**
[A6]宝涙の娘 ネージュは、手近な椅子に座り、拾い終わった『涙』をテーブルに置いてぼうっと眺めた**
09/15 03:05
【人:50】瑞花の街 アルジャン 09/15 10:02
>>45
『シェリル』は少なくとも祖母の名前ではない。ならば主の番の方か、と思うけどわざわざ問いただすこともない。
自分の背後に誰のまぼろしを見いだしていようが知ったことではない。己の親族はたったひとりだけだ。今までも、これからも。
「よろしゅう」
そう、なんでもないように返して踵を返す。
【人:51】瑞花の街 アルジャン 09/15 10:04
>>トワ・ノイシュ
「すまんな、汚してもうて。
掃除しろって言うなら言ってくれ」
そのあと、汚れた上着は裏返して手に抱え息をつく。なんだか疲れてしまった。気が抜けたのかもしれない。
用が済んだら帰るつもりだったが、出発する気になれずにいる。ここで数日過ごした彼らの願いの顛末を見届けたい気持ちも勝り、ふらりと歩いてそのまま壁にもたれかかった。**
【人:52】執事 ノイシュ 09/15 13:16
ネージュと別れた後ブラムが舞台へとやってきて、勝者であり血を分けた存在であるアルジャンとの一部始終を繰り広げたのを見届けた。
それは、赦されたいと願う者と赦しを与えない者の会話で。
どちらが、本当に願いを叶える立場なのか、一瞬分からなくなった。
>>51 アルジャン
全てが終わると、アルジャンは汚してしまった舞台について詫びた。
「いえ、それよりも手当は……必要ございませんか」
彼の首に刻まれた痛々しい裂傷は、既に塞がっているとはいえ化膿などの危険性が皆無な訳でもないだろう。
使用人に手配を促せば、医療箱の準備も整うが……。
「お客様の、ましてや重傷人の方のお手を煩わせるつもりはございません」と告げれば、舞台に彩られた朱を掃除し始めるだろう。
【人:53】宝涙の娘 ネージュ 09/15 13:30
>>17 チーフル
ノイシュと離れて、しばらくぼうっと自分の『涙』の山を見ていた。
それにも疲れて、おそるおそるそうっと元いた場所の方を見る。
すると、さっきチーフルと一緒に居たあたりに──見慣れた、大きな紙がひとつ。
見つけてしまった。見つけてしまった。あそこには、きっとあの子の『言葉』がある。怖かったけれど──見つけてしまった。
ネージュは、ふら、と立ち上がり……その言葉を拾いに行く。
そこに書かれた文字は、少し震えていただろうか。
(──チーフルくんは、悪くないのに)
ぎゅっと胸の奥がつぶれたみたいになった。
取り乱して離れていく自分を見て……あの子は何を思っただろうか。
しかし、今のネージュには……あの子の顔を見てまっすぐ、考えていることを言葉にすることはできなかった。さっき、レイヴンに話しかけられた時も──本当はもっとちゃんと、言いたかったけれど、どうしても出来なかったのだ。
(……ごめんね……)
ネージュは、所感メモを書いた時に使ったペンを取りだして、チーフルの残した言葉の下に、自分の言葉を綴った。
【人:54】宝涙の娘 ネージュ 09/15 13:31
>>17 チーフル
『チーフルくん。チーフルくんは、何も悪くありません。ずっと味方をしてくれて、ずっとがんばっていたのも知っているの。誰も悪くありません。わかっているの。ただ私が、かなしくなってしまっただけなの。信じていたことがちがうこと。あなたといっしょじゃなかったこと。でも、それは私の弱い心がいけないだけなの。
どうかこれだけは信じてください。私は、チーフルくんのお願いがかなうのは、よかったって思います。あの刺しゅうを贈ったときと、おなじきもちです。
おめでとう、良かったねって、顔を見て言えなくてごめんなさい。でも、ほんとうに、よかった』
[A7]宝涙の娘 ネージュは、紙を半分に折って、元の場所に置き、席へ戻った
09/15 13:52
【人:55】執事 ノイシュ 09/15 13:54
ネージュと別れた後、どこかのタイミング
>>チーフル
チーフルの姿は、広間を見回しただけでは見つける事が出来なかった。
『必ずまた話そう』という約束は未だ果たされていない。
それもその筈、彼は勝者ではあるが……同時に大事な人を裏切ってしまったのだから。
自分があの時抱いた分と同じだけの罪悪感が、あの小さな肩に伸し掛かっているのだと、そう考えるだけで胸が張り裂けそうになり、少年を探す足取りはどんどん早くなっていった。
「オレはまだ、全然キミに返し切れていないんだ。
どこだ、チーフル君……!」
【人:56】エルフ族 ネフェリル 09/15 15:16
アルジャンとブラムのやり取りをみてから、
少しの時間が流れた。
アルジャンに吸血され、
エルフの血の所為か、もう1つの性質を持ったことをすぐ理解した。
自分の中に流れる血液が、
自分のものではないような気がした。
エルフでありながら吸血鬼?
そんなの聞いた事がない。意味がわからない。
だが
︎︎ ︎︎
直感的に避けてきたが
︎︎ ︎︎
これを求めていたのではないか?
【人:57】エルフ族 ネフェリル 09/15 15:16
伏せていた目を開き、
組んでいた腕を解く。
「アルジャン」
怒り、憐憫、同情。
色んな感情が混じった声で、彼の名前を呼んだ。
「何故」
︎︎ ︎︎
「何故、俺を仲間に引き入れた。」
︎︎ ︎︎
【人:58】瑞花の街 アルジャン 09/15 18:34
>>52ノイシュ
「だいじょーぶ。心配あらへんよ。
あ、でも水は飲みたい。口ン中血塗れやねん」
心配そうな表情に、少し驚く。あの立ち回りをしたことでブラム以外からの視線だって少なからず変わることは覚悟していたから。
なんとなく安堵して、口を半月のかたちにし頼みごとをひとつ。
「自分大げさやなぁー…。
気にせんでええのに。んー………
…………ありがとさん。助かるわ」
しろと言われればするが、まだじっとしていたかったのが本音。目尻を柔め、礼を言い。壁際に寄ってノイシュさんが掃除する様子を眺めていた。
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