2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)

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視点:人
P2/P3/P4/P5/P6 [全25P]
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【人:28】瑞花の街 アルジャン 09/14 23:12
 
  「 おまえが つくった 」
 
 
 睨めつける。 
 
 その光を灯さないまなざしは、皮肉にも。
 館の主のものによぅく似ていた。*
  

【人:29】欠落する心 ティキ 09/14 23:15
ティキは、トワの宣言でゲームの終わりを知った。

「…終わったのね。おめでとう、アルジャン。ネフェリルはあとでお話があるわ。大丈夫怒ってない怒ってない。」

軽口を叩く余裕があるわけではない。恐らくは危機感を失ったのだろう。

「不思議な感覚ね。悔しい感じはあるけれど、どうも慌てる気持ちにはなれないわ。本来由々しい状況なのだろうけれど。」

嘆息する。

【人:30】不死者 ブラム 09/15 00:16
私を纏うこの罰は、この日、この為にあったのだという確信を持った。

自らの血を分けた子孫から紡がれた言葉は、呪詛の言葉。
クソ喰らえと言わんばかりに、自らの運命を、境遇を、血を呪っていた。

懐から煌めく銀色の流星がその首元を引き裂けば、紅いカーテンが舞台を覆い隠す。

美しくも儚いその姿を私はしかし、無機質に、無感動に、眺めていた。

【人:31】不死者 ブラム 09/15 00:18
運命という言葉では片づけられない因果に、口は怒号を紡ぎ。

初めから知っていたら来なかったと諦観する心が叫ぶ。

自らの境遇は、お前のせいだと絶望の瞳が語れば。

【人:32】不死者 ブラム 09/15 00:20


──それら全てを一笑に伏した。
 
 

【人:33】不死者 ブラム 09/15 00:23
「キミの言いたい事はそれだけか?

悲哀に満ちているな。

同情するよ。

そしてそれを引き起こした私に全ての咎があるのだろう。
認めよう。その罪は全て私が生み出したものだと。

だが、罪を認めキミを救えば、私は罪を償った事になるのだろうか。
……違うのだろうな」

【人:34】不死者 ブラム 09/15 00:28
「キミは願いを叶えたいと願うか?
この血塗られた、全ての元凶であるこの私に?

私は、救われたいよ。
キミ達全ての願いを叶えて、死ねるようになるのなら。
望むすべてを与えよう。

……だが、違うのだろう?」

【人:35】不死者 ブラム 09/15 00:32
「神に祈る事で救われるなら、私は何度死を得られるだろうか。

そんな神に認められた罪ある存在に救いを祈るキミは本当に幸せになれるのか」

自身と目の前に立つ男の、緋色の想いが交錯する。

【人:36】不死者 ブラム 09/15 00:35
      運
      命
      を
      呪
      う

終焉を願う 緋 は覆されぬ運命を呪い、

      は
      届
      か
      ぬ
      安
      寧
      を
      願
      う
       。

【人:37】不死者 ブラム 09/15 00:38
「……我々の身体に流れる呪いの血は、否応なくその運命を歪めていく。
キミが、その運命に抗う為に私の手を取るというのなら。

私も抗い、応えよう。

………キミの、願いはなんだ」

【人:38】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:42
  
 塞がった傷は灼けるように熱かった。
 服に染みた血液が、指先を濡らすそれは
 対照的に冷えていくのが分かる。
 次第に下に垂れ床に新たに血だまりを作っていく。 
 
 
「……あんたは守るべきもんを、
 自分の子どもを守らんかった。
 つくったことじゃない。本質はそこや」 
 

【人:39】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:46

 大きくため息をつく。
 
 ゆっくりと目を閉じて、再び開き。
 こいつが詫びようが、開き直ろうが、憂おうが、
 こうすると昨日のうちから決めていた。
 

【人:40】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:46
 
 
 「……一年分」
 
 

【人:41】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:48
 
「一年分、生きていけるだけの物資を寄こせ。
 それだけ受け取ったら、もうなにも要らん。
 あとはこっちで立て直す。
 それから僕らがどうなろうが、
 あんたの知ったことじゃない。
 
 お前の言う通りぜんぶ拒否したいとこやけど
 土台がないことにはな。
 あいにくそんな馬鹿じゃないんよ」
 

【人:42】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:50
 
「本当の願いはあんたには叶えさせんし、叶えられへん」
 
「つぐないなんかさせない。
 その罪を雪ぐことを俺は許さへん」 
 

【人:43】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:55
 
 主の背後に、昏い十字架を幻視した。
 悔いを穿つ槌もこの手の中にはあるんだろう。
  
 
「────殺してもらえると思ったか、はは。
 他のやつらはどうする。
 裏切るなんて認めへんからな」
 

【人:44】瑞花の街 アルジャン 09/15 00:59
 
 再び。
 放り捨てるかのように手を開き、フードを被りなおした。
 

「僕たちは雪ん中で生きてく。そんでいずれ死ぬ。
 
 あんたは一生暗闇ん中で、
 精神が朽ちるまで生きていけ」
  
 
 そう言って、へらりと笑って見せた。* 
 

【人:45】不死者 ブラム 09/15 01:26
「──やはり、キミは利口だな、アルジャン。
……シェリルを見ているようだ。

確かに、キミの願いは聞き入れた。
トワ、手配を頼む」

[支]【人:46】メイド トワ 09/15 01:26
>>45 ブラム

「! はい!」

一部始終を固唾をのんで見守ってた。
それは、一つの劇のようで。紡がれる2つの紅い想いは溶けて、混ざって、また離れていった。

もうそれは二度と混ざる事はないんだろうな、というのは話を聞いていれば分かった。

ワタシには難しい話は分からないけど。
もう二度と会えない、というのは寂しいなとだけ思いながら、使用人達に物資を集めるよう伝えに駆けていった。

【人:47】不死者 ブラム 09/15 01:27
>>ネフェリル >>レイヴン >>チーフル
「アルジャンの願いは叶えた。
吸血鬼陣営となった他の者も、願いが決まったら来るといい。

直接話を聞こう」

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