2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)
情報/
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ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:人 狼 墓 全
P1/P2/P3/P4/P5
[全25P]
</新/頭/末/設/下/>
【人:13】過去への渇望 レイヴン 09/14 17:02
>>11 ネージュ
「そうか」
首を振るネージュに短く答える。
自分では何かが変わったとは思えないが、気持ちの問題なのだろう。
それとも、外側からみれば何か明確に変わっているのだろうか。
どちらにせよ、よくあることだ。
共通項を見つけて群れを成し、異端を弾く。
ネージュの中では受け入れられない何かに変化した。それだけの話だ。
「別にどうこうするつもりはない」
自分から距離を取るネージュの姿をただ、見ていた。
【人:14】追憶の片割れ エド 09/14 17:49
「あーららー。軽く捻られたね」
エドは口を尖らせる。
まあいいさ。奇跡になんて元から期待していない。
「願いがこの場で叶わないなら叶うまで旅を続けるまでさ。ボクは絶対に諦めないよ…」
【人:15】見習い執事 レナート 09/14 17:54
「あ? 終わったのか」
満腹になってぐっすりと眠っていた。広間に顔を出せば、トワの結果発表の声が響く。思ったよりも勝利を勝ち取った人数が多いことに驚いた。
「ふうん……つまんねー結果になっちまったな」
願いも叶うか分からなければ、身体に変化が起こったということもない。
まぁそんなものか。都合良く生きやすくなることなんてないんだろう。今までも、これからも。
[A1]見習い執事 レナートは、宝涙の娘 ネージュのカップにお茶を注いだ。
09/14 18:07★
[A2]追憶の片割れ エドは、宝涙の娘 ネージュのカップにお茶を注いだ。
09/14 18:08★
[A3]宝涙の娘 ネージュは、見習い執事 レナートの声が聞こえてビクッとした
09/14 18:15★
【人:16】哀傷の無声 チーフル 09/14 21:59
>>2ネージュ
[僕の顔を見て、怖がるように下がるネージュさんに。
手を伸ばそうとして、伸ばせなかった。
アルバさんが。レイブンさんが。ノイシュさんが。
ネージュさんへと声を掛けてあげているのに。
僕の手は空をぐるぐるするだけ。
こころは、何も伝えないだけ]
[ありがとうを、最初に言いたかった。
村の皆だって特別で、大切で。ありがとうを言いたくて。
けど、このお屋敷で。最後まで信じてくれて、助けようとしてくれて。一人にならないようにしてくれた、ネージュさんには。
僕の初めての言葉は、ありがとうにしたかったのに。
けど今、僕は。声が出せるようになったとして。
どんな言葉を掛けたら良いのか。
掛けても、許されるのか。分からなくなってしまった]
【人:17】哀傷の無声 チーフル 09/14 21:59
[どうしようも無いって気付いたのは、どうしようもなくなってしまった時。
その時に、何か一文字でも。伝えて上げられれば良かったのかな。
そんな、もう遅い事ばかり考えてる。
ノイシュさんの身体の奥から、ネージュさんの泣き声が落ち着いていくのが分かる。
泣かせてしまったのは僕で。止めてあげられたのは、ノイシュさんで。
ノイシュさんにも。ネージュさんにも。
僕が心を伝えても良い言葉なんて。見つからなかった]
『ごめんなさい』
[僕は、その文字を描いたスケッチだけを、床に置いて。
二人がこっちに気付かない内に。
僕の心に、気づいてしまわない内に。
そこを、離れた]
【人:18】執事 ノイシュ 09/14 22:06
>>12 ネージュ
静かに息を整えたネージュは約束を守れなかった事を謝罪した。
彼女は苦しみに晒されても、それでも約束の事を気にするのだと、その優しさと気遣いに胸が痛んだ。
自分は、彼女に何を返せるのだろう。
今はただ、助けを求められたから応えただけだ。
「……いいのです、私は貴方とこうして再会する事が出来ただけでも、最上の喜びに包まれていますから」
彼女が求めている答えを紡げればいいのに、と思いながらネージュが気を揉まないよう言葉を選んだ。
僅かに身体を寄せるネージュの肩を包むように抱けば、彼女の気の済むまで身体を貸しただろう。
[支]【人:19】メイド トワ 09/14 22:23
『ゲーム』が終わった事をおとうさまに伝えれば、緩慢な動きでおとうさまは広間へと歩いて行った。
その目は、あの日真実を語った時と同じ、郷愁と諦観と絶望。
おとうさまはアルジャンにどうさせるつもりなんだろう。
アルジャンは、おとうさまに何を望むんだろう。
広間の踊り場へとやってきたおとうさまが、参加者に語り掛けるのを後ろでワタシは見守ってた。
【人:20】不死者 ブラム 09/14 22:29
「……諸君、『ゲーム』への参加、ご苦労だった。
キミ達が紡いだ感情、意思、物語は全て見届けさせて貰った。
いずれも願いを叶えるという一心で激戦を潜り抜けたキミ達にまずは尊敬の念を贈ろう。
……そして、その果てに勝者はアルジャンを筆頭とした吸血鬼陣営、となった。
勝者には無条件で願いを叶える、その約束は違えない。
今から労いの言葉と共に、聞いて周る事にしよう」
「──しかし、まずはアルジャン。キミの話を聞こう。
私に、何か言いたい事があるのだろう?」
【人:21】エルフ族 ネフェリル 09/14 22:31
「…………。」
掛ける言葉など見当たらない。
180年生きたとしても未だに言葉に詰まることがあるとは。
新しい気付きを得たが、それどころではない。
彼女の蹲る姿をみて、目をそらす。
その姿がこびり付いて離れない。
視線は行き場を失い、天井や壁を伝った結果、
まぶたの裏へと隠れた。
そろそろ館の主が出てきそうな気がした。
だからそれまでは…………。
【人:22】瑞花の街 アルジャン 09/14 22:58
ゲームが終わった。
追放対象を己とした、悪趣味なゲームは終わった。
勝つために、形式とは言えほかのひとたちを追いやって。
仲間に引き入れたひと、そうでないひと。崩れ落ちる少女の姿。
かける言葉を持たないままどれくらいの時間がたったのだろう。
そのうち現れた男の姿に目を見開いて、再び瞼を伏せる>>20
「────僕は、なんも知らんかった。
ここに来たのだって噂を聞ぃたから。
助けてほしかったから。藁にもすがるってやつや。
呼ばれたわけでも導かれたわけでもなんでもない」
知っていたら来なかった。
そう続けるかわりに噛み締めた奥歯がギリリと軋む。
【人:23】瑞花の街 アルジャン 09/14 22:59
はらわたが煮えくり返る思いだった。こいつは、かつて自分のしたことを分かっているのか。僕が、僕らがどんなふうに生きてきたのか分かってこんな仕打ちをするのか。考えれば考えるほど気分が悪くなるから、考えるのをやめていた。
────今この時までは。
【人:24】瑞花の街 アルジャン 09/14 23:00
「……よう見とけよ」
絞り出すような声はぞっとするほど冷たい。
他の客人には背を向ける形になるだろうか。
わからない。
使用人はどうだ。目に入っていない。
館の主に向き直ってフードを脱ぎ、輪郭を露にする。
「………ああ、子供らは目ぇつむってろ」
【人:25】瑞花の街 アルジャン 09/14 23:01
そこから先は早かった。
懐から取り出したナイフは、手首を返して逆手に持ち。
相手への視線ひとつ動かさず、己の首筋へ突き立て、
獲物の命を一瞬で刈り獲るが如く
ためらいなく引き裂いた。
【人:26】瑞花の街 アルジャン 09/14 23:01
平然として立ったまま。
鉄錆の匂いした、緋色が舞う。
【人:27】瑞花の街 アルジャン 09/14 23:12
役目を終えたナイフは空に置くように放り、喉元を軽く押さえ。
「……別に平気よ。
頸斬り落としたら流石に死ぬ思うけど、すぐ治る。見てのとおり血は出るしアホみたいに痛いがな。」
周りの反応を聞いてか否かぽつぽつと呟く。
口に溜まった血はそのまま飲み込んで。
「これでも随分と遅いんやってな。弱い。醜い。出来損ない。ああ。こうも言われたな。気味悪い。なんで平気なんだ。化け物。中途半端。」
手を離せばもう傷口はふさがっていて。
【人:28】瑞花の街 アルジャン 09/14 23:12
「 おまえが つくった 」
睨めつける。
その光を灯さないまなざしは、皮肉にも。
館の主のものによぅく似ていた。*
【人:29】欠落する心 ティキ 09/14 23:15
ティキは、トワの宣言でゲームの終わりを知った。
「…終わったのね。おめでとう、アルジャン。ネフェリルはあとでお話があるわ。大丈夫怒ってない怒ってない。」
軽口を叩く余裕があるわけではない。恐らくは危機感を失ったのだろう。
「不思議な感覚ね。悔しい感じはあるけれど、どうも慌てる気持ちにはなれないわ。本来由々しい状況なのだろうけれど。」
嘆息する。
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