2010 緋色の村
(09/17 07:00 に終了)
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ログ/メモ/履歴/村一覧
視点:人 狼 墓 全
P1/P2/P3/P4/P5
[全25P]
</新/頭/末/設/下/>
【人:3】宝涙の娘 ネージュ 09/14 13:09
わかっている。
だれもわるくないって、わかっている。
けれど、ただ──哀しかった。
一緒じゃなくて。信じたことが本当じゃなくて。
【人:4】狂信の渦 アルバ 09/14 14:18
>>3 ネージュ
「……悲しいですか」
僕は宝石をひろいあげる。ゲームだから、仕方の無いことだけど。このくらいの歳の少女には答えるだろうと思って声をかけた。
【人:5】宝涙の娘 ネージュ 09/14 14:30
>>4 アルバ
アルバが床に落ちたネージュの涙を拾う。
観測者、自分達をその布の向こうからずっと見ていた人。
ネージュは、その問いに首を振りたかった。けれど哀しかったのは本当だから、否定できなくて……ただ小さく震えて口もとを覆った。
「あ……わ、私……私……」
アルジャン、ネフェリル、レイヴン、そしてチーフル。
彼らと自分との間に、はっきりと線が引かれてしまったような、そんな気がして。
彼らの方に光が差すのは良いことで、自分もそれを願ったはずなのに。
たくさんのものをもらったのだから、「おめでとうございます」、と言ってあげられたらよかったのに。
「――私……ああ……ごめんなさい……」
目からこぼれる水晶が、からんころんと床に落ちるばかりだった。
【人:6】狂信の渦 アルバ 09/14 14:43
>>5 ネージュ
「……」
小さく嘆息。これが、ブラムが見たかった世界なのかなあ。
きっとネージュの涙を拭う役目は僕じゃない。そんなことしたらまたネフェリルか、そこら辺の男共がすっ飛んできそうだし。
「アナタの涙には価値があるのです。例えアナタがそれを厭うとしても。価値は力。使い方次第では、アナタのそれは強力な武器となるでしょう。喪う前になるだけ持っておくことをおすすめしますよ」
僕はそう言って、拾った宝石をネージュに握らせる。ぎゅっと握れば角がチクリと刺さる、彼女の痛みの証。
近づいたついでに、耳元で囁く。
「『君の痛みが、軽くなりますように』。安心して、今回はただの親切心さ」
ほんの少しだけ、弱い言霊をのせてみる。気休めの、そのまた気休め程度にはなるんじゃないかな。
【人:7】宝涙の娘 ネージュ 09/14 14:53
>>ノイシュ
どうしたらいいのか、わからなかった。
チーフルは、ネフェリルは、レイヴンは、いつから「向こう側」だったのだろう。
「う……」
話したいのに、体が動かなくて、涙はこぼれるばかりで。
ネージュは、
「……ノ、ノイシュ……」
消え入りそうな小さな声で、一番最初に指をさした人の名前を呼んだ。
再会するときは、笑って会えたらと思っていたのに。
涙を抑えられないまま、その名前を呼んだ。
【人:8】宝涙の娘 ネージュ 09/14 15:02
>>6 アルバ
アルバに近づかれたときに、びくりと身をすくませた。
しかし、アルバがネージュに「涙」を握らせようとすれば、小さく震えながら、彼の動作にしたがってそれをそっと握る。
「ぶ、武器……?」
けがをしたときのおまじないのような、ネージュをいたわる祈りの言葉は――怖くなかった。
「あ……」
それに返事ができるほど、まだ感情が整理できていなかったけど。
【人:9】執事 ノイシュ 09/14 15:05
>>7 ネージュ
どうか、『ゲーム』の結果が彼女にとって幸いでありますようにと願ったが、それは残酷なまでに彼女を打ちのめしていた。
絶望の色が瞳を真っ黒に塗りつぶし、押し出されて零れた希望がきらきらと床を彩っていく。
その姿を目にし、そして紡がれた自分の名前を聞いた瞬間、弾かれるようにネージュの元に駆けて、その華奢な肩に優しく両の手を沿える。
「ネージュ様!
お気を確かに……!!
心中、お察しいたします。ですが──」
──どうか挫けないでください、と先日紡いだ言葉が出てきそうになり、口を結ぶ。
結果としてその言葉は彼女にとって呪いになってしまっていたかもしれないと、そう気付いてしまい、数瞬言葉に詰まる。
「……お疲れさまでした、ネージュ様。本当に……貴方は立派でした」
再会した時に伝える筈だった言葉を紡いで、ネージュが落ち着くまで傍にいただろう。
[A0]狂信の渦 アルバは、宝涙の娘 ネージュに微笑み、去っていった。
09/14 15:15
【人:10】過去への渇望 レイヴン 09/14 15:24
>>ネージュ
「ネージュ」
どう声をかけたものか。
ゲームが終わり全てが明らかにされた。俺が何かに作り替えられたことも、全部。
謝れば良いのだろうか?慰めればいいのだろうか?
わからない。
「…怖いか?」
【人:11】宝涙の娘 ネージュ 09/14 16:26
>>10 レイヴン
ノイシュがこちらへ駆けてくる前。
レイヴンに名前を呼ばれると、びくりとして怯えたように彼を見てしまった。
「きゃ……」
レイヴンは元々同じ立場で。血を吸われてしまったひとで。
誰も悪くないのに。それはわかっているのに。
こわいか、と問われれば──ネージュは涙を落としながら、震えながら、ちいさく首を振った。
「あ、わ、わ、私、わたし……私が──」
受け入れられないだけ。けれど、その一言はいえなくて……レイヴンから逃げるようにじりじりと後ろへ下がってしまった。
【人:12】宝涙の娘 ネージュ 09/14 16:27
>>9 ノイシュ
つい、助けを求めるように名前をつぶやいたその人は、こちらへ駆けてきてくれた。
彼に会いたかったのは自分だけではないのに、それが嬉しくて、安心して、情けなかった。
「──あ」
肩に安心する重みが乗って。
このひとは屋敷の人で、同じ立場ではなかったけれど。ネージュの作ったものを喜んでくれたひとで。
ひとつずつ、思い出す。
お疲れ様でした、という労いの言葉に──ネージュはゆっくり息を吸って、吐いた。
ぽろぽろと流れ落ちていた涙が、ゆっくりになり、止まる。
「……ノイシュ、ごめんなさい……また会うときは、笑って、会いたかったのに──」
ノイシュは大きいから、視界は彼の身体でいっぱいになる。
ネージュは落ち着くまで、身を縮こませて隠させてもらっただろう
【人:13】過去への渇望 レイヴン 09/14 17:02
>>11 ネージュ
「そうか」
首を振るネージュに短く答える。
自分では何かが変わったとは思えないが、気持ちの問題なのだろう。
それとも、外側からみれば何か明確に変わっているのだろうか。
どちらにせよ、よくあることだ。
共通項を見つけて群れを成し、異端を弾く。
ネージュの中では受け入れられない何かに変化した。それだけの話だ。
「別にどうこうするつもりはない」
自分から距離を取るネージュの姿をただ、見ていた。
【人:14】追憶の片割れ エド 09/14 17:49
「あーららー。軽く捻られたね」
エドは口を尖らせる。
まあいいさ。奇跡になんて元から期待していない。
「願いがこの場で叶わないなら叶うまで旅を続けるまでさ。ボクは絶対に諦めないよ…」
【人:15】見習い執事 レナート 09/14 17:54
「あ? 終わったのか」
満腹になってぐっすりと眠っていた。広間に顔を出せば、トワの結果発表の声が響く。思ったよりも勝利を勝ち取った人数が多いことに驚いた。
「ふうん……つまんねー結果になっちまったな」
願いも叶うか分からなければ、身体に変化が起こったということもない。
まぁそんなものか。都合良く生きやすくなることなんてないんだろう。今までも、これからも。
[A1]見習い執事 レナートは、宝涙の娘 ネージュのカップにお茶を注いだ。
09/14 18:07★
[A2]追憶の片割れ エドは、宝涙の娘 ネージュのカップにお茶を注いだ。
09/14 18:08★
[A3]宝涙の娘 ネージュは、見習い執事 レナートの声が聞こえてビクッとした
09/14 18:15★
【人:16】哀傷の無声 チーフル 09/14 21:59
>>2ネージュ
[僕の顔を見て、怖がるように下がるネージュさんに。
手を伸ばそうとして、伸ばせなかった。
アルバさんが。レイブンさんが。ノイシュさんが。
ネージュさんへと声を掛けてあげているのに。
僕の手は空をぐるぐるするだけ。
こころは、何も伝えないだけ]
[ありがとうを、最初に言いたかった。
村の皆だって特別で、大切で。ありがとうを言いたくて。
けど、このお屋敷で。最後まで信じてくれて、助けようとしてくれて。一人にならないようにしてくれた、ネージュさんには。
僕の初めての言葉は、ありがとうにしたかったのに。
けど今、僕は。声が出せるようになったとして。
どんな言葉を掛けたら良いのか。
掛けても、許されるのか。分からなくなってしまった]
【人:17】哀傷の無声 チーフル 09/14 21:59
[どうしようも無いって気付いたのは、どうしようもなくなってしまった時。
その時に、何か一文字でも。伝えて上げられれば良かったのかな。
そんな、もう遅い事ばかり考えてる。
ノイシュさんの身体の奥から、ネージュさんの泣き声が落ち着いていくのが分かる。
泣かせてしまったのは僕で。止めてあげられたのは、ノイシュさんで。
ノイシュさんにも。ネージュさんにも。
僕が心を伝えても良い言葉なんて。見つからなかった]
『ごめんなさい』
[僕は、その文字を描いたスケッチだけを、床に置いて。
二人がこっちに気付かない内に。
僕の心に、気づいてしまわない内に。
そこを、離れた]
【人:18】執事 ノイシュ 09/14 22:06
>>12 ネージュ
静かに息を整えたネージュは約束を守れなかった事を謝罪した。
彼女は苦しみに晒されても、それでも約束の事を気にするのだと、その優しさと気遣いに胸が痛んだ。
自分は、彼女に何を返せるのだろう。
今はただ、助けを求められたから応えただけだ。
「……いいのです、私は貴方とこうして再会する事が出来ただけでも、最上の喜びに包まれていますから」
彼女が求めている答えを紡げればいいのに、と思いながらネージュが気を揉まないよう言葉を選んだ。
僅かに身体を寄せるネージュの肩を包むように抱けば、彼女の気の済むまで身体を貸しただろう。
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