情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
そうね、片付けはもうほとんど終わってしまったし…今からお掃除なんてする音が響いて誰か起こしてしまうかも…
[手を顎に当てて考え…]
そうだ!
何か簡単なお菓子作りでもしてみません?
きっと好きな方にプレゼントすると喜ばれますわよ!
お、お菓子…。
それはちゃんと、作れるものなのですか…?
[寮内でもケーキなどを作って出す人は多いが、やはりどうしても「買うもの」という思考が抜けず不安そうな顔をする。]
お菓子作り初めてかしら?
じゃあそうね、とっても簡単なものにしましょう。
ゼリーなんてどうかしら。本当に簡単だから失敗しないわよ。
[にこっと不安そうなセリナに笑いかける]
あら、セリナさんの想い人はユリウスさんだったのね?
[笑みを強くする]
ゼリーは簡単にできるわよ。
そうねえ…コーヒーゼリーと、みかんの缶詰があるからみかんゼリーでもいいわね。
ユリウスさんはどっちが好きかしらね?
[セリナに尋ねる]
えっ…。
[ついするりと名前を出してしまったのはともかく、改めて言われるとさすがに恥ずかしい。頬を赤らめて。]
は、はい…。
ユリウスさま、です。
[そういえば味の好みなどは、たずねたこともなかった。ちょっと、ショック。
どちらがいいか分からず、考え込んでしまった。]
ふふ。
[照れるセリナをかわいいと思いながら]
じゃあコーヒーゼリーを作りましょうか。
コーヒーは嫌いではなかったはずだわ。
粉ゼラチンとお砂糖をまず粉のまま混ぜる。
それをお鍋で水と一緒に入れて、
溶かしながら加熱。ダマにならないようにかきまぜながらね。
軽く沸騰したら火を止めて…
インスタントのコーヒーを入れて混ぜる。
しっかり混ざったら、後はカップに入れて。
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やして、固まったら完成。
…ね、簡単でしょ?
苦味があまり得ではないなら、生クリームを好みでかけるといいわ。
はい、ご教授よろしくお願いします…。
[そしてプルネラの手本を見て…えっ、と小さな声を上げる。]
あ、あの。
ゼリーって、そういうぷるぷるしたものがあって、それを、こう、ええと、彫刻みたいに削って…というのでは…。
[かなりのカルチャーショックらしい。
しかし言われたとおりに、こわごわと作業を進める。]
[材料も量ってもらって、火加減なども逐一教えてもらって、これで失敗するほうが難しい。途中ちょっと火傷しそうになったこともあったが、特に酷いこともなく。]
……で、でき…た?
すごい、ちゃんと、ゼリーです…。
[皿に出したコーヒーゼリーを、横から見たり上から見たり。]
…
[セリナの想像のゼリー論にびっくり]
…ええっと。[気を取り直して]
わからないことは聞いてくださいね。
大丈夫、ちゃんと見ていますわ。ゆっくりやって平気ですわよ。
ふふ、良かった。
[完成したのを見て]
みかんゼリーのレシピも一応書いておきますわね。もし作るときは参考になさって。
[メモ帳にさらさらと簡単な手順を書くと、冷蔵庫のマグネットで止めた]
ありがとうございます、凄く、嬉しいです…。
イチゴ大福もありがとうございます。
[何度も礼を言って、頭を下げた。
嬉しそうに、ゼリー以上にきらきらした目でゼリーを見つめる。]
どうしましょう…こんな時間では、ユリウスさまに、すぐ、お渡しはできませんよね…。
ふふふ、喜んでもらえたならうれしいわ。
[嬉しそうなセリナに微笑む
あまりに嬉しそうな後輩の様子にプルネラも喜んでいる。]
そうね、ユリウスさんはもう休んでいるかしら。
冷蔵庫で冷やしておいて、明日渡したほうがいいかもしれないわね。
はい、そうします。
[言って、冷蔵庫の中に皿ごと入れる。]
プルネラさまは、どなたに、差し上げるのですか…?
[プルネラがお手本に作ったゼリーを指して、たずねてみた。]
私?私は…
[セリナの問いに言葉が詰まる
渡したい相手。言われれば思い浮かぶのはカスミだった。
さっきは暗い話をしてしまった。もう一度謝っておきたい。
しかし、次に会える時間はいつかわからない。もしかしたらあの話で、カスミに嫌な気持を持たせたかもしれない。]
自分でオヤツに食べようかしら。
[プルネラは少し考えてそう言った。]
自分で、ですか…?
[首をかしげる。]
…プルネラさまのこと、よく、分からないのに…言ってしまいますけれど。
自分の心に蓋をしたら、苦しいのは、自分だけではないんです。
苦しんでいる人を見るのも、苦しいんです。
私、プルネラさまに、ゼリーの作り方を教えていただいて、凄く嬉しかった、です。
綺麗にできて、嬉しいです。
きっと、ユリウスさまにも、喜んでいただけます。
そうしたら私は、もっと嬉しくて、幸せになれます。
そんな、私の姿を見て、プルネラさまは、喜んでいただけてますか?
[プルネラの瞳を覗き込む。少し、ユリウスの癖が移ったのかもしれない。]
…セリナさん…
[セリナに覗きこまれて驚く。
彼女はこんなに積極的だっただろうか。
そして、言葉の意味を考える。
…心に蓋を。確かに私は、しているかもしれない。
さっき見たセリナの笑顔は嬉しかった。]
…そうね。
悲しそうな人を見ると、悲しい。嬉しそうな人を見ると、嬉しい。
セリナさんが幸せそうで、私も幸せだった。
ありがとう、セリナさん。
[幾分か心を楽にして、プルネラは笑顔でセリナにお礼を言った。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新