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[気を取り直したように]
戻りましたわ!
園芸部で育てたハーブティーをご用意しましたわ。
みなさまでどうぞですわ♪
[ポットの中身はカモミールティ。
沈静作用があるため、少しでも和んでほしいという気持ちで選んだ。
少し迷った後で……ラヴィニアは、それをカップに注いで、ミユキとマレーネの方へと近付いた]
あ、あの……ミユキさま、マレーネさま、お茶……いかがです?
[緊張からか、少し声と手が震えていた]
[...は談話室に戻る途中で今日の投票先について考えている。]
。o○(ラヴィニアさんやカスミさん、また2人が仲良くしている高等部のミユキさんやカーミラさんも。。。投票してもし退寮となれば悲しむのをみたくない。投票先は。。。)
[セリナの呟きに]
・・・結論を出しかねているのは私だけじゃない。皆が実感している、圧倒的情報な情報量の不足。
せめて保険委員が誰か解れば・・・。
[投票なんてしたくない、誰かを疑うなんてしたくない。
だがセリナやミユキ、マレーネの話を聞いて、昨日のようにカーミラに委任と言う気持ちにもなれなかった。
カーミラは疑わない。これは既に心に決めてある。
気心の知れた友であるレヴィやテレサもやはりカスミには疑えない。
風紀委員としてこの事態に酷く責任を感じ、昼夜関係なく皆を護るために仕事をしているだろうプルネラのことも、カスミは疑えなかった。
親しい人はやはり疑えない。
だからどうしてもそれほど親しくない人から選んでしまう自分のずるさを思い知りつつ、カスミは投票用紙に震える手であまりお会いした事のない上級生の名前を記入し投票するのだった]
テレサ、給湯室で聞いたんだけど、園芸部のラヴィニアさんが育てたんだよ。
みんないい香りだから飲んで♪
[...は談話室に戻った。今日の投票先のことで悩んでいるが、今はハーブの香りに包まれていたい気分だった。]
[カップを差し出したラヴィニアが、震えていることに気づくと]
(……あ)
[自分が熱くなりすぎていることに気づいて、肩を落とした]
『ありがとう。
うん、ちょっと、落ち着くね』
[カップをゆっくりと受け取ると、無理にでも唇を緩めて笑みを見せた]
おおきに、ラヴィニアはん、テレサはん。
優しい良い香りやね。
嫌な事ばかり考えてしまうけど、こういう時こそハーブの香りで心を安らげるんは良いね。
[...は二人の心遣いに感謝して、ハーブティのカップを受け取る]
[寮内放送を聞いて、もうそんな時間か……と気付いた。
今日はここに来る前に、すでに投票を済ませていた。]
[ミユキたちの会話を聞いた中には、
自分の投票先に悩む者もいるかもしれない。
カスミに身を寄せられると、なだめるようにそっと頭を撫でた。]
[ふたたびミユキの方を向くと]
『言葉が荒かったかもしれない。そこはごめんなさい。
……でも。
今の私には、ユキちゃんが信じられないよ。ユキちゃんが、分からない。
今日は、ユキちゃんに入れるね』
[はっきりと表明した後、ハーブティに口を付けた]
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