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投票…。
[カップを手の中で弄びながら、呟く。先ほどはクレールに啖呵を切ったようなものだが、ユリウスを信じることと騒ぎの収拾とは何の関係も無い。]
確信が無くても、絶対に、どなたかには入れないといけないのね…。
男性…。
[ふと、ミユキの姿が思い浮かんだ。が、すぐに脳内から消し去ろうと首を振る。放置しておくと違うビジョンに切り替わってしまうから。]
確かにミユキさまは…あんな感じ、ですけれど、わざわざ疑われるような言動を、隠れているはずの男性が、するかしら…?
[残り少なくなったミルクの表面に、漣を立てながら、思考の渦に落ち込んでゆく。]
[悩んでいる様子のセリナを見るが、プルネラは声をかけない。]
[男が学園内にいるという事態を招いてしまった私が口を挟むべきではありませんわ。皆さんそれぞれで、自分で考えていただく事が大事ですわね。]
[セリナから手元の名簿に視線を移し、自分の投票について考える。]
[私は…どうしたら良いのでしょう。
この事態を招いた私が誰かを疑うなんて、そんな事…して良いはずがありませんわ…]
[名簿をもらうとプルネラに会釈した後、さっと目を通し]
『ほのかちゃん、知らないの。
ミサナちゃんと同じ部活なのかな。
そうなら……あんなおいしいもの作る人、疑いたくないの』
[半ば本気でしたためた。
信じられるか、と言われると別になりそうではあったが]
『そういえばラティアの姿をあまり見かけないけど、どうしたのかな』
[奔放な同学年の生徒を名前を見つけ、思い出す。
投票という行為に耐えられ、退寮しても男に襲われる心配がないという意味では。
彼女は「信じる」という消去法でも絞りきれない状況では、投票に適しているかも知れない]
(うー)
[そう考えて、ぶんぶんと首を振る。
適している人なんて、本当は誰もいない]
えっと、私にも、名簿…よろしいですか?
[横から聞こえた声に引き戻され、プルネラにたずねてみる。なるほど。知っている人ばかりのなかで男探しをしていたが、候補…というか、容疑者はもっと多いのだった。]
ほのかさんは、おっとりしていて可愛らしい子ですわよ。
料理はあまり得意ではなくて勉強中ということで、料理研究部に入っていると伺いましたわ。
[名前の後の文章を見ると、ふふっ、とプルネラは微笑んだ。]
ラティアさん…私も今日は見ていませんわ。
心配だから顔を出して欲しいですわね…
[心配そうに名簿のラティアの名前を見つめた。]
ああ、セリナさん、ええ勿論よ。
[セリナから声をかけられ、名簿を手渡す。]
ありがとうございます…。
[名簿を受け取り、学年・所属・名前・顔写真を確認していく。]
…知らない方、結構いらっしゃいます…。
[ため息を吐いた。知っていても判断できないのに、知らなければ余計判断しようが無い。]
どうしよ…っふぁ……。
[言葉の後ろに、小さなあくびが続いた。今日はもう、眠るべきなのかもしれない。]
あの。投票の締め切りは明日ですよね…?
明日、起きてから考えます…。
[冷え切ってしまったミルクを飲み干してから、その場に居る面々に会釈をして椅子から立ち上がった。]
[ほのかの話を興味深そうに聞いて]
『そっか。
いちど、話してみたいな。
その子は、誰か好きな人はいるのかな』
(……あふ)
[セリナのあくびが移ると、くすりと笑う]
『私もそろそろ、眠るね。
おやすみ。みんな、気をつけてね』
―自室―
[夢で見た光景が、どうしても頭から離れない。
夢の中で、マレーネさんは男だった。
私に向かって、こっちへいらっしゃいと微笑む。
私が向かっていくと、急に周囲が真っ暗になって
マレーネさんの気配も消えてしまう。
どこからか、聞こえるはずのないマレーネさんの“話し声”が聞こえてくる。
ごめんね…。
とても悲しそうに、そう繰り返す。
何故だか、マレーネさんが泣いているのがわかってしまう。
ごめんね…。という声を聞くたびに胸が張り裂けそうになって。
ただ悲しむことしかできなかった。]
[別の夢の光景が浮かんでくる。
薄暗い部屋。
ベッドにマレーネさんが布団も被らずに眠っている。
誰か知らない人が入ってきて、マレーネさんに馬乗りになる。
気が付くと、マレーネさんは泣いていて。
必死で逃げようとしていて。
でも、声すら上げることができない。
私はただ見ていることしかできなくて。
目を瞑ることすら許されなくて。
ただ悲しむことしかできなかった。]
――――嫌っ!
[目を閉じて、頭を強く振る。
気が付くと、頬が涙に濡れていた。
私…わからない……。
どうすればいいの…。
嫌な予感は、嫌な現実を引き寄せる。
そんな言葉が頭に浮かび、心は一層重くなる。
嗚咽をもらしながら、力なくうな垂れる。]
[ようやく涙が止まりかけると、セリナの言葉を思い出す。>>167
……ありえません。
クレールの目を見て、そうはっきりと言ったセリナは眩しかった。
眩しすぎて、目を合わしていることができなかった。
想いを寄せる人を信じることのできるセリナが羨ましかった。
セリナちゃんは違う…。
きっと男じゃない。
ユリウス、カーミラ先輩…わからない。
私には、彼女らの言っていることが理解できない。
ユリウスは、「割り切る必要」と言った。>>145
私には到底割り切ることなんてできない…。
……。
もし…マレーネが男だとして、そのことがわかったとしても、クレールには何も出来ない。ただ悲しんで。どうしたらいいのと泣き喚くのが、今の彼女には精一杯だろう。]
[談話室を出てからは、足は自分の部屋とは違う方向に動く。着いたのは、ユリウスの部屋の前。勝手に入ってよいとは言われていたけれど、その一歩を踏み出すのは、まだ気恥ずかしい。
そもそも、部屋の中にユリウスは居るのだろうか?もしかして見回りなど、しているのだろうか?]
……。
[そっと、部屋の扉に両手のひらをつけ、額を押し当てる。]
ユリウス…さま……。
[その名を、小さく、小さく、噛み締めるように呟く。語尾が熱い吐息で揺れる。]
ユリウス、さま…。
[今日は会えなかった。
その代わりに、心の中を彼の人で満たすように、繰り返す。]
……おやすみ、なさい…。
[名残惜しげに、扉から身を引き剥がすと、自分の部屋へと*戻っていった。*]
セリナさん、マレーネさんお休みなさい。
セリナさんは特に。寝不足ちゃんと解消した方が良いですわよ?
[プルネラは2人を笑顔で見送ると、背伸びをした。]
私は…どうしましょうか。
寝る前にカスミさんにお会いしたかったのですけれど…
[昨日の約束の品は、カバンの中に入っている。
プルネラは会える可能性を捨てきれずに、もう少しだけと待ってみることにした]
[変な時間に目が覚める癖がついてしまったらしい。一度目が覚めると中々寝付けなくて。水を飲もうと部屋を出て]
……プルネラ様?
こないな時間まで見回りですのん?
お仕事、お疲れ様です。
[見知った上級生の姿を見つけ、ぺこりと会釈を]
[名簿を元にあった場所に戻してくる。
椅子に座り、冷めた紅茶を一口。
1人きりの静かな部屋でカバンから参考書とノートを取り出し、開く。
大学受験を控えたプルネラは受験勉強を始めた。]
…。
[しかしその集中は、すぐに途切れてしまう。
ペンを置き、ふう、と深いため息をついた。
ぱらぱらと参考書を読むわけではなくただ捲りながら、プルネラは明日の投票の事を考える。]
[…出来ない。でも…]
[誰かを疑い、排除するような事を自分がして良いとは思えなかった。
しかし、上級生で風紀委員である自分が票を誰かに委任するようではいけないとも思うのだ。]
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