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>>375
あ…それは。その…えと…今までもこれからもよろしくお願いします。って言う意味です
はは…別に居なくなるとかそういう意味じゃありませんよ
[必死に作り笑いをした]
と…とにかく今は一人にさせて下さい。お願いします。
(『一人』じゃなくて『独り』なんだよなこれから…また独りか…)
[ウィニーの返事を聞かずそのままそこを立ち去った]
―1時限目中・非常階段―
[段に腰掛けてメールを打ち始める]
―宛先 ディーン―Sub …―
『やはり君だけには会って話さなければいけない気がする
というか。会いたい。非常階段の一番上に居る
…きたくなければこなくてもいい。君に任せる』
―送信―
[畳んだ携帯を強く握り締めた]
>>378 着信
……まさか2通目があるとは。
行かなければならないが……今の私にアキヒトを止められるのか。
[簡潔に「20分待て」とだけ返し、トイレに入った]
[握り締めていた着信がすぐさま振動する>>378の内容を見る]
(簡素だ…あいつらしい)
はは…
[携帯を畳んだ後その目には涙が滲んでいた]
[女子トイレ、洗面所]
……。
…………。
………………。
[バシャバシャと顔を洗う。何度も。
アキヒトと会って何を話せばいいのか、何も思いつかない。
退学すると言った以上、アキヒトはこの学園の全てと決別するつもりだ。
それは、クラスのみんなとの思い出。
それは、あのときのアキヒトの言葉、別のときの自分の言葉、共に過ごした時間。
そんな何もかもを失って、あの頃のように独りに戻ることをアキヒトを選んだのだ。
行くなとすがりついて、繋ぎ止められるだろうか?]
ぬるい……。
[水道の水は、ぜんぜん冷たくなかった]
[何が起こったのかは全然分からない。
学園祭の後にでも、何かあったのか?
ただ、勘だけが残った。
しばらく考え込み、それから携帯を取り出し、
メールを打った]
TO:ディーン
SUB:お願い
自分の気持ちを、はっきり伝えてあげて。お願い。
[送信]
[果たしてこれで、意味は通じるだろうか?
通じなかったとしても、今の自分には
これくらいしかできることはないと思った**]
[こんなとき、どうすればいいのだろう?
ユーラス先生は、シニカルに笑いながら教え子を放置してミルーハ先生についていくことを選んだ。
ハリードは、巨きすぎる心で演劇を潰してまでクラムを包んだ。
私は、どうすればいいのだろう。]
違う!
……私だ、私の意思を見せなきゃいけないんだ。
[バシャッ! 洗面所に貯まった水に顔を突っ伏して頭を冷やす]
>>382 着信
[アキヒトが気変わりしたのかと携帯を確認]
ウィニーから?
……。
…………。
………………あやつの才能はハリード以上かぃ。
私の、気持ちか……。
[鏡に映った、水浸しの自分の顔。
こんなに崩してまで何をやってるのか……。]
そうか……そうか……。
そんなにアキヒトが好きか私は……!
[鏡に映る自分にキッと睨みつけた。
今まで投げかけた言葉と同じなのに、意味と価値が違った。
タオルで顔をぬぐい、濡れたままの髪を整える]
To:ウィニー
Re:
本文:ありがとう、決着つけてくる。
[メールを返すと、タオルを投げ捨てて決戦の地へ向かった。
水出しっぱなしで。]
[ −1時間目終了、休み時間− ]
……待たせた。
[鉄製の階段をこれでもかと力強く鳴らしながら上がってくる。
濡れた髪が太陽に撥ねていつもと色が違って見える]
[>>386足音が聞こえる女子のそれとは思えないような響きで]
(ディーン?いや、これは違う気がする)
[そう考えつつも心臓はもう自分で聞こえるくらい高鳴っていた。]
…
[上がって来たのは紛れもなくディーンだった]
ディーン…
[涙を必死にこらえる]
[携帯を開けて、アキヒトからのメールを見せる]
単刀直入に聞く、どういうことだこれは。
こんな一通で済む話か。
[ずいっと突きつける]
[>>389の言葉を聞き話し始める]
ディーン…昨日のライブお疲れ様
[そう切り出した後、しばし沈黙]
…あの、僕、君の事が好きで…君はどう思っているのかわからないけど…
[沈黙]
>>391
あ!あぁ…そのことかい?
…実は…親父の会社が潰れそうでさ
…経営スタンスが古いだよね…で、僕も会社手伝おうと思って退学手続き出してきた。
ごめん…親の会社は潰れてもいいんだけど…その…フェイト君の父親が親父の会社で働いているんだよね。
だから…絶対に潰すことはできなくなったんだ。…僕が参加してたて直るかは分からないけど、このままじゃ絶対潰れる
将来を担うサッカー選手の今の生活と、いつ破綻するかわからない恋愛…天秤にかけたらどっちが大切か明白だろ?
…君の検証でもそうなるはずだ…
[一通り話したらまた黙り込んだ]
>>393
[検証がどうとか聞き流し、荒っぽくアキヒトの襟元を掴む]
そんなこと聞いてないわよ!
……そんなことがメール1通で済まされると思ってるの。
この学園でみんなと会って……ずっと頑張ってきた!
先生がいなくなっても! ハリードたちが転校しても!
自分のやりたいことか、みんなのためとか! ……好きな人のためとか!
何があっても! みんなでテンション上げて乗り切ろうと頑張ってきたのよ!
私も! アキヒトも! みんなも!
……それが何よ。
こんなメール1通で、自分だけ?
キミは今回なんにもやってないんだから!
1人だけテンション下げるような言動するんじゃないわよ!
[首を支点にゆさゆさとゆする]
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