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いや……彼女が本物である保証はないか。
彼女がクレールを調べて男だとわかったなら、今日はそこに投票しても良さそうだしな。
[モニタから聞こえてきた寮内放送によれば、セリナの今日の投票先は、ほのかだった。]
ふふ、女っけのない部屋でしょ?
[ぬいぐるみ等は一切無く、数個のトロフィーや部活の道具が飾られてあるだけの部屋。化粧品も安物が部屋の隅に纏めて置いてあるようだ]
[ぽかぽか叩くようすには、軽く笑った。
はは。なんて。しかし。]
──── ……!!
[次のセリナの言葉。それは、まず許せないものだった。
聞いた瞬間、笑っていた表情は、セリナに対して見せた事もないような、修羅の、怒りの表情。ぎり、と、歯がみする音が、すぐ近くにいるセリナには聞こえただろう。]
……ふざけるなよッ!!!
[怒号。それは憤りのあまり、談話室を易く突き抜ける。両手で、セリナの肩を強くひっつかむ。]
私の言葉を覚えていないのかっ!!
護ると──
お前の身は、渡さないと── !!
[目を見開いて。相手を思い過ぎるゆえの怒りのままに。]
[静かにソファを立つと、給湯室に紅茶のセットを用意しにいった。困ったときはお茶だお茶。ビバオチャ!]
……クレール。
もう、退寮済みなんだ。
[じゃあどうするの、と自問しながら、紅茶セットを持って帰ってくる。ティーパックというものはそんなに嫌いではない。なにより手軽さが。]
いえ……なんだか、ミユキさまらしいお部屋ですわ。
シンプルで、スッキリしていて。
ラヴィはついついぬいぐるみとか集めちゃって……ごちゃごちゃしてしまいますの。
[掃除が大変な自分の部屋を思い出して、軽く困ったように笑った]
はっ……離してください。
腕をつかまれたら逃げられませんよ。そうやって、何人もの女の子を手に入れてきたんですね……。
[フリーデルの視線に気が付く]
ほら、フリーデルさんが見てます、いいから離してください。お願いします……。
[ オットーは哀願するが、ジェルトルーデは全く意に介する様子も無い。
それでも、アジトに連れてこられた他の人に手を出されるくらいならば、という部分もあるのか必死に耐え続ける。]
[談話室に入った直後、ユリウスの怒号に気圧された。
びっくりして、扉の前に立ち尽くす]
『どうしたの?』
[その場にいたヒカリに、メモ帳を見せた]
[初めて見る、ユリウスの本気の怒り。それは、男を退治すると吠えていたものとは、全く次元の違うもので。気圧されたセリナは、硬直したまま瞬きもできない。]
ぁ……あぁ……。
[唇はわななくだけで、言葉が出てこない。熱いものが心の奥底から湧いてきて、息もできないほどに身体中を駆け巡る。くらくらと脳が麻痺して。]
ぁ…。
[また違う喜びの感情に強く支配され、セリナは気を失った。
ぷつりと糸が切れたように、くず折れそうになる。]
/*はーい。*/
そう?でも・・・楽しそう、と思うわ。
今度ラヴィの部屋にお邪魔させてもらおうかしら。
[話しながらぐぅ、とお腹が鳴るのを聞いて]
ちょっとお腹がすいたわね。
少しまってて、サンドイッチでも作ってくるから。
……と思ったらモニターの方でも急展開が。
密かに恋路を応援していたセリナさんが保健委員だったとは。これでユリウスさんが本当に保健委員を守る役でしたら面白いのですが。
そっちの意味でもがんばれセリナさん!
……あ、でもクレールさんが男だと偽った男側の人間と言う可能性も無くは無いんですよね。
[突如談話室に響く怒号に、向けられた先はこちらではないとわかっていても、身をすくめてしまう]
わわっ……にゃ?
[マレーネを見つけた]
んー……よくわかんないんだけど、セリナがありがとうって言ったら、ユリウスが……(こしょこしょ
こんばんは。。。
[...は、談話室に入ろうとした直前に、談話室から突如聞こえたユリウスの怒号にビクっとした。親友のカスミが男に襲われたことを寮内放送で知らされ、不安定な中、聞こえたユリウスの強い声の響きは不安を倍加させる。]
わ、わわ……そ、その時は、教えて下さいましね?
お掃除しておきますわ……!
[少し慌てたように赤面した。そのためミユキの腹の音には気付かず……]
あ、本当、もうこんな時間ですわ。
サンドイッチ、ラヴィも手伝いますわ。は、はさむくらいですが……
[ちょこちょことミユキの後を着いて行った]
そう?じゃあ、パンの耳を切り落として、カラシとバターを・・・大体1:4くらいで混ぜて、片面に塗ってくれる?
はかりを出しておくから、自由に使ってね。
その間に私は挟むものを用意するから。
>>+32
ああ確かに言われてみれば。
ブラフでほのかに入れました、という事もあるかもしれませんが、その場合でも真ならばほのかが男であるのを知った上での投票と考えるのが普通。
あ、自分の立場ばれが怖くて誰かに委任していた線もありますよね。
誰か、委任かどうかを聞く人はいないのでしょうか?
[...は、地下室からたこやきの屋台を引いてきた。どうやら文化祭で使うために準備していたものらしい]
やーやーや、われこそはあじよーし、ほのーかなり。
そこのプロ並のこーひーぜりぃに勝負しにきたでぇー。
あーっはっは、わが軍は圧倒的な戦力を誇っているぅうう。我が店直伝のレシピ、そして10年以上のきゃーりあをもつこのうでー。そしてー鉄板。いまのうちにあやまるんやー!!
[...と、コーヒーゼリーを指差した]
…こほん、出張たこ焼き屋やで…ちょ、邪魔やったかな(汗)
/*もってきちゃった♪*/
[...は今日の投票でクレールに投票し、そのクレールが退寮処分になったことを寮内放送で聞いた。そのヒカリにメモ帳を見せて会話をしているマレーネの姿を見て、自分の投票によっておきてしまった結果について改めて不安と悩みを覚え、すこしみんなから離れた位置に腰を下ろした。]
分かりましたわ!
[まずはカラシとバターを混ぜたものを作り……包丁を握る。緊張で喉がごくりと鳴った。
箱入り娘で育ったため包丁を握る機会は滅多になく、その手つきは見るからに危なっかしいものだった。
……てことで裏が出たら指を切る +表+ ]
[くず折れそうになるセリナを、倒れさせない。
肩を掴んでいた手を一瞬だけ離して、体を抱きとめる形にする。
倒れさせない。少し屈んで、相手の肩に首を置いて。]
お前からもう、離れない。
今晩……いや……
ずっとだ……!
お前を、男なんぞに………
[力の籠った、小さな声。]
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