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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
遅延メモが残されています。
帰宅部 テレサ は バスケ部 アヤメ に投票した。
演劇部・新米 ヒカリ は バスケ部 アヤメ に投票した。
声楽部員 マレーネ は バスケ部 アヤメ に投票した。
バスケ部 アヤメ は 帰宅部 テレサ に投票した。
園芸部 ラヴィニア は 帰宅部 テレサ に投票した。
生徒会 ユリウス は 帰宅部 テレサ に投票した。
バスケ部 アヤメ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、生徒会 ユリウス が無残な姿で発見された。
闇が村を覆い、村人達は自らの過ちに気付いた。人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
――夜・裏庭――
Sie kämmt es mit gold’nem Kamme,
Und singt ein Lied dabei;
Das hat eine wundersame,
Gewaltige Melodei.
Den Schiffer im kleinen Schiffe
Ergreift es mit wildem Weh;
Er schaut nicht die Felsenriffe,
Er schaut nur hinauf in die Höh’――……♪
[寮内の庭にて一人、異国の唄を紡ぐ。
塀の上に腰掛けて、背後の空を見上げながら]
[遠目に見えるロビーには、今は投票箱が置かれていない。
今日、襲撃がなかったためだ。
本当に男性がいなくなったかを見極めるために、容疑者候補達は未だ拘束されていたが。
用意するカップを一つ減らさずに済んだ談話室は、安堵に包まれていただろう]
(金の櫛で髪を梳き
乙女は歌を口ずさむ
その旋律は素晴らしく
不思議な力を漂わす――……♪)
[同じ唄を繰り返しながら、待ち人を待つ。
自分がことの首謀者であること、ここで待っていることを伝えた手紙を、ある者の部屋の隙間に挟んでおいた。
その手紙ですべてを明かしても別に問題はなかったが、まあ、気分という奴だ]
(小舟を操る舟びとは
心をたちまち乱されて
流れの暗礁も眼に入らず
ただ仰ぎ眺めるばかり――……)
[気配を感じて、唄を止める。
静けさを取り戻した場に、ざ、と靴が草を食む音が大きく響いた。
笑みを濃くすると、正面へと向き直る]
こんばんは。佳い夜だね。
[静かな夜と、真円の月を背景に。
筆談ではない中性的なアルトの「声」で、待ち人へと*呼びかけた*]
[呼びかけられ、ぴくりと手紙を持った手が震える。
その声は、紛れもなく『男』のものだったから……]
……こん、ばんわ……ですわ、マレーネさま。
あの、この手紙と……その声は。
[...はおずおずと、推測を確信に変えるために、問いかける]
ん、この声そんなに男っぽい?
隠してたのは、ほんとにただの趣味なんだけど。
[不服そうに口をすぼめたあと、ふたたび笑顔に戻り]
さ、何か言いたいことか聞きたいことある?
あ、殴るのはやめてほしいな。痛いから。
普段とは、かけ離れていますから……さすがに分かりますわ。
……本当は、ぼっこぼこにして差し上げたいところですけれど。
お聞きしたいのは、1つです。
[すぅ、と一気に冷めた声で]
――ミユキさまはどちらですか。
寮のすぐ裏手の旧校舎。
[冷めた声に眼を細めると、さらりと答えた]
灯台何とやら、って奴だね。
誰も気づかないのが不思議だったよ。退寮した人たちもひそかに拉致ってたのに。
話が終わったら、桔梗に言って鍵を開けて貰う予定だよ。親切でしょう?
[退寮勧告を受け寮を追い出されたアヤメはバスケに打ち込んでいた。]
(体育館でシュート練習をするアヤメ)
・・・。
っと・・・
(ボールをとりそこね、指を打つ)
いて・・・
[...は指を抑え、そのまま保健室に向かった]
そうでしたのね……。ええ。ご親切にありがとうございますわ。[感情のない声で]
……。話は、以上でしょうか?
それだけなら、失礼させて頂きたいのですが……
[今にもそちらへ駆け出しそうに、うずうずしている。]
[ラヴィニアの様子を見ると、くすくすと笑って]
あはは、ほんとに好きなんだね。
もっといろいろ詰問されると思ったのに。
うん、いいよ。いってらっしゃい。
[ひらひらと、手を振った]
……っ!!
[マレーネの言葉が引き金となり、弾けるように旧校舎へ駆け出した]
お話は、後でさせて頂きますわ!!
逃げるなんて卑怯な真似は、なさらないで下さいまし!!
[騙されていた相手とは分かりつつ、そういい残して、今はひたすら足を動かした]
[「コッペリウス」からの合図が届いた。「桔梗」は、アジト内の何もない壁をするりと探ると、ある一点をぐいと押し込む。小さな金属音がして、指紋認証のキーが現れた。
人差し指を押し当てる…。
ピッ。]
…さあ、皆さま、どうぞ外へ……。
[だったそれだけのことで、この数日、皆を閉じ込めていた空間は、あっさりと外への扉を開放した。]
[気が急くようにして出て行く人たちを見送った後、セリナはひとりアジトだった場所でぼんやりしている。]
良かった…コッペリウスさまは、ちゃんと約束を守ってくださった…。
[全員が解放され、男性たちは去る。それが約束だった。]
もう寮には、戻れない…どこに行こうか、な…。
[思い浮かぶは、ユリウスの姿。
しかし痛恨のことに、再会の場所を指定し忘れた。]
あはは、でもみんなでおしかけられると困るからこの辺で……
[言い切る前に行ってしまったラヴィニアの背中を見ると、苦笑する]
(まあ、少しは待とうかな)
[気まぐれに、しばし空を眺めて過ごした*]
[ゆったりのんびりと、寮への道を歩く]
案外近いわね。まぁ、楽でいいわ。
[途中で、契りを交わした女性と出会って]
やー、ラヴィ。一日ぶりかな。元気してた?
・・・ただいま。
[ぎゅっと抱き寄せて、額に口付けた]
[さてどうしよう、と途方にくれていると]
>>13
わ、ミサナっち!
……わたしも、ミサナっちのケーキ食べてなくてさみしかった!
[肩で息をしながら、ミユキの腕の中で]
ミユキさま……!!
[なりふり構わずに、抱きしめて口付けた。
思わずそのまま抱きしめていたくなるが……]
……いけない、マレーネさまが裏庭に……!
それと、扉を開けて下さったセリナさまも……!
マレーネさんが・・・やはり、ね。
セリナならあの場から逃げる気配は無かったよ。
私達がどうこうすべきじゃない、かな。
ユリウスさんに伝えに行こう。
[皆が思い思いの人の元へ行くのを、カスミはぼんやりと見ていた。
嘘を付かれて呼び出された後襲われ、あの場所に監禁されて何日がたったのだろう。曖昧になりそうな記憶の中、カスミは隣にいてくれるカーミラをそっと見上げた。]
[...は少しだけ旧校舎の方を気がかりそうに一瞥するも]
……はい、ですわ!
急ぎましょうっ
[今度はミユキの手を引っ張って駆け出した]
>>ヒカリちゃん
うん…またヒカリちゃんのために作るね。
良かった…私、初めてを他の人にあげたのかと思ってずっと悲しくて泣いてたの。ヒカリちゃんだったんだね。
>ヒカリちゃん
…うん。
最初は、ちょっと、「なんでこんなことするんだろ?」って思ったんだけど。。
でも、ヒカリちゃんがなんであんなことしたんだろ、って思ったとき、きっと私が嫌いでしたんじゃないんだろうな…って思ったんだぁ。
[…と言うと思わず涙がこぼれる。]
ん…ごめん。ちょっと泣けてきた。
>>26
……そっか。
ミサナは、コペや桔梗に渡したくなかったから。
……ミサナは、優しいね。
[零れる涙を、人差し指でぬぐう]
>ミサナは、コペや桔梗に渡したくなかったから
[それを聞いたミサナは、自分が少しでもヒカリを疑ったことを恥ずかしく思い、泣いた。]
ふえええええぇーん…私、初めてがヒカリちゃんで本当に良かった。
ねぇ、またずっと一緒にいてくれるよね?
[上目遣いでヒカリを見上げ]
[時間だ。
談話室を出て、生徒会室へ。
そこは、放送よりも早く情報が得られる場所。
男は全員退寮された、という情報を求めて。]
[「行方不明者はいない」という知らせに、張り詰めていた表情を僅かに明るくした。
そして、生徒会室を、校舎を飛び出す。
また会おうと約束した者を探すために。]
[「セ」という言葉が出かけたときに、ラヴィニアから知らせを。
目を見開いて、踵を返す。
余りの焦りに、礼をも言わぬまま。]
───……セリナぁッ!!!
[蹴り開け、いや古くなっていた為か、抜けた旧校舎の扉。
迷わず足を踏み入れ、下手すれば敷地全体に響きそうな咆哮を。
辺りを、見回した。]
[ぼんやりしていた耳に、あの靴音が乱れ響く。]
……ユリウス、さま…?
[続く声。自分の名を呼ぶ、悲鳴にも似た声。]
ユリウスさまぁ……!
[なりふり構わず駆け出す。地下室から階段を駆け上り、声の導くほうへ。]
[旧校舎へ踏み入れば、鋭い靴音が、静かな旧校舎の中に響き渡る。
痛んだ廊下を踏み散らし、
ただ一人、左右に視線を忙しく動かしながら、
駆ける。 叫びは二度。]
[ふと、自分の叫びに混じって聞こえた"かの声"。
敏感になった神経は、その声の方向を読みとる。
迷わず其方へと足先を変えて、ひたすら走れば──]
セリナ。
[見えた。
目の前にいるのは、確かなその人。
足の動きを、徐々にゆっくりと、歩みへ変えて。]
>>28
ミサナ……。
[涙を流すミサナをぎゅーっと抱きしめた]
……でも、その約束は、できないかも。
わたし、いや。
ボクは男の子なんだよ?しかも……犯罪者、だ。
[アヤメはふらりと旧校舎の方へ行った。中等部の頃体育館をあまり使わせてもらえなかったのでここにゴールをしつらえてよくひとりで練習していたのだった]
……。
[もう一度、聞こえた。自分を呼ぶ確かな声…。]
ゆ、ユリウスさま…。
[走る、走る。なのにユリウスの姿が離れていくようにも見える。
ユリウスが歩を緩めるのとは逆に、セリナはひたすら走り……。]
あっ!?
[ささくれた床の隙間に足を取られ、ユリウスに手が届くほんの直前で、倒れこみかける。]
……会えた。
間違い、ないな…?
君は……、セリナだよな…?
また会おうって、約束した……。
[先ほどの咆哮とは、一転。
口から自然に零れて出てるような小さな声で。
遠くから、駆けてくるセリナを見つめて。]
……ッ!!
[倒れ込みかけたセリナを、咄嗟に出した両手で、掬いあげるように助ける。
そのまま、膝を曲げて、片膝を床に立てる。
まるで数年会っていなかったような、懐かしく感じる顔を見上げる。
その瞳に浮かんだ雫に、窓から差し込む光が反射していた。]
セリナです…セリナです……!
[涙声になる。
倒れかけた身体を支えるその腕から伝わる、じんわりとした温もり。間違いない。]
ユリウスさま、ユリウスさま…。
[ユリウスと向き合うようにして両ひざを突き、見上げる。
その瞳に浮かぶ珠に、自分が映り込んでいる…。]
嬉しい…また、会えました…。
[微笑んで少し背伸びをすると、ユリウスの目元に口付けて雫を舌で舐め取った。]
嗚呼、本当に……
[掠れた声。
支えている腕から伝わる、じんわりとした温もり。
その鼻を擽る柔らかな花の香り。
間違いない。]
…会えない筈がなかった。
私は、君との約束を一度破ったから。
もう破らない。絶対に、だ。
[あの時の。
──「お願いします、耐えてください。」
──…「約束を破る人は、嫌いです。」
その言葉を思い出しながら。囁いた。]
[舐め取られ。
微笑で返した。
もう涙は浮かべない。]
[約束を口にするユリウスに、はにかみながら微笑んで。]
…ユリウスさま、律儀です…。
でもそんなユリウスさまが、大好きです…。
[しかし一転表情を沈ませると、ユリウスの胸にしがみつき、豊かな膨らみに頬をうずめる。
これから話すものは、つらい現実。ユリウスが受けるであろう衝撃に、唇を噛んだ。]
ユリウスさま…私はここで、自分が手にかけた方々に会って、いくばくかの言葉を交わすことができました…。
カスミさま、カーミラさま、プルネラさまです…。
[三人もの名前。ユリウスは初めて聞くことだろう。]
[「大好き」というその言葉、一体いくつ今まで、聞いただろうか。
何回でも良かった。
聞く度に、口元が綻ぶ。その事に違いはなかったし、今もそうだった。]
……?
どうし、た。
[一転し、沈むセリナの表情。それに疑問と不安を思って、少し眉を顰める。
聞いた三つの名前には、流石に驚きを隠せないようで、少し目を見開いてから。]
…そうか。君が。
……それで?
平気だった、か?
[少し声の調子を固く。]
[ぎゅっ、と。ユリウスの服を掴む。「平気だったか」は、間違いなく自分を心配する言葉。涙が零れそうになる。]
カスミさまとカーミラさまは…私の顔ももう、見たくもないようでした…。
お気持ちは分かります。
ですからもう二度と、お二方の前には現れないようにしたいと…そう考えています…。
プルネラさまは、お強いお方です。
私のことは絶対に許せないでしょう…でも、ユリウスさまが一緒ならば、と…。
[ユリウスの胸に、さらに頬をすり寄せる。]
絶対に、ユリウスさまを幸せにするのだと、そう約束することで…その、和解というのは違いますけれど…許すというのも違いますけれど……。
[こういう場合、どういう言葉を当てはめればいいか、とっさに思いつかなかった。
セリナはしばしじっとユリウスに甘えるようにもたれかかり。]
ごめんなさい、今だけ…今だけ……。
ちゃんと、ユリウスさまを守れる男に、なりますから…。
今だけ、ユリウスさまをお慕いするセリナで居させてください…。
く……ッ!
[アヤメにつかみかかろうとするが、途中で立ち止まる]
……愉しむ、ですか。
やっぱりアタイには理解できない。
例え、虚偽のものでも、何でも……悲しみや怒りが生まれるようなこと……
[マレーネを見上げて]
……ずっと、籠の中で、ただ、笑って過ごせるだけでいれたら……
つらい思いもせずに……
そう思ってしまうのは……ダメなんでしょうか。
[胸に更に擦り寄せられれば、当然のように、拒否するような事はない。
それどころか、セリナの背中へ手を回し、余計に、ぎゅう、と押しつけた。]
…そればかりは、仕方ない。
ただ、謝れたか?
謝れたのなら、それでいい。
[「それが、相手の意向に沿った最低限の行為だ。」と。
視線をセリナへと落として、言い終えてから、微笑む。
慰めるように、片手をセリナの頭へ。優しく撫でる。]
[続く言葉を、聞いて。]
…分かった。
しかし、無理をするな。…
甘えたい時は、甘えればいい。
護りたい時は、護ればいい。
お互い、それでいいじゃないか。
私は、無理をするセリナを見るのは……嫌だ。
[抱きしめる。力を込める。]
や、だ…これでは私、赤ちゃんみたい、です…。
[ぎゅうと抱きしめられてはっと気づき、離れようとするが敵わず。]
…謝れた、のでしょうか…?
分かりません…。
謝ることすら、拒否された…そんな感じで…。
[頭を撫でられ、気持ちよさそうに目を細める。
そしてさらに強く抱きしめられ、かけられる言葉に、セリナは眩暈すら感じる幸せがこみ上げる。]
幸せです…私は、ユリウスさまと居られて本当に幸せ…。
でも、その幸せが私を苛むのです…。
良いのですか?ユリウスさま…。
ユリウスさまと睦みあうときですら、否応なく、思い出してしまう…。
目の前にはユリウスさまが居るのに、他の女性のことが…思い出されてしまう…。
それは私が犯した罪であり、背負う罰。
ユリウスさまは、それでいいのですか…?
[ぽろぽろと、涙が零れた。]
[離れようとするセリナを強く抱きしめたまま、
「離れさせない」なんて耳元で囁いた。]
………
…良い、なんて言えるわけがない。
しかし、
[少し俯き気味に、表情を暗く。
声を潜めて、これは本音。
言葉を繋げて、一拍置いて。]
君は、どうしたい…?
[セリナの、涙が溢れ出る瞳を、哀しげな面持ちで覗きこんだ。]
[諦める、と言われるとため息をついて]
ダメだなあ、踏ん張りが足りないよ?
そこはセリナちゃんを見習わないと。
頑張れば、私に和平なんてことをさせるくらいできるんだから。
そ、素敵な大人。私みたいなね?
[そこまで言って、周囲を見回す。
さらに旧校舎の方から響く声を聞くと、眼を細め]
そろそろ潮時かな。
アヤメちゃん、ほのかちゃんが待ってるよ。
ちょっとひどいことになってるかもしれないから、早く行ってあげなよ?
[適当なことを言って、最後にその反応を愉しんだ後。
音も立てずに、と塀の上から飛び降りた。
人が集まってくる頃には、その向こうにはもう、*誰も居なかった*]
そう?じゃ、喜ばせてもらおうかしら・・・ね。
[くいっと手を引き、導くは自分の部屋。]
・・・でも、その前にご飯ね。向こうに行ってから何も食べてないのよ。
やっぱり……わからないよ……。
[マレーネが消えた方向をしばらく茫然と眺めながら呟いて]
……ッ!
[ひどいこと、という言葉に蒼白になり、踵を返して旧校舎へ戻って行った]*
[「離れさせない」の声が耳をくすぐり、思わず首をすくめて唇を振るわせる。しかし続く言葉に心臓を掴まれるような恐怖を覚えた。
アジトでミユキと対立したとき、思わず売り言葉に買い言葉で、随分と大きな口を叩いてしまった自分が恥ずかしくなる。]
どう、したい…?
[自分を見つめる悲しげな瞳。こんな顔をさせたくない。
しかし、記憶は…記憶は……。]
プルネラさまが仰いました…。
罪は忘れずとも、それ以外のこと……ええと、具体的には、秘密ですけれど……それを、忘れて欲しい、と。
[知らず、頬を赤らめて一瞬何かを思い出したような仕草。さすがのユリウスも、それが何を意味するか理解できるだろうか?嫉妬の心に、火をつけるだろうか?]
だ、だから、頑張って忘れるとお約束したので、それを…。
[その目で、ずうっと、セリナが述べている時にも、瞳を覗きこんでいた。
不安を煽っただろうか、と一瞬考えて表情を少し和らげたが。
かけた問い。答えは難しいだろうと踏んでいた。
ただ静かに、その答えを聞いていたが……。]
………。
[察したらしい。その人は、この事件においてセリナと関わる事を通して、
相手のするところを察する能力を、多少は身につけたらしい。
表情を少し固めて、少し黙っていたが。
ふと、口の端を吊り上げて、]
……仕置き。
[セリナのうなじ。
抱きしめた格好のまま、右手をそっと…わざと、"くすぐったい"ように触れる。]
[ただどうやって忘れればいいのだろうか、そんなことを一瞬言葉を切った間に考えていたら。「お仕置き」の言葉。]
え…?
[ついと視線を上げると、例の、少し意地悪そうな瞳。]
ぁ…ああぁ、や…っ…!?
[抱きしめられて、自分の両手は二人の身体の間で自由が利かない。逃げられない、かばえない状態で施される「お仕置き」に、果たしてセリナは、予想通りの反応を見せる。
目の端に涙の珠を浮かべ、頬は紅潮し、唇はわななき、熱い吐息は細く長く。まつげは緩く伏せられて、全身でその刺激をやり過ごそうと悶えていた。]
[例え離れようとしても、この腕力差。しかも、相手は力を発揮するのに不利な手の位置。
まさに、成すがままであった。
セリナの反応を意地悪な目で見て、吊った口の片側を余計に上げる。]
[つつ、とうなじを這う指を、一旦離す。
セリナは"お仕置き"の終了だと思っただろうか。
抱いてお互い、近い身体の状態のまま。
身体を抱く腕を少し上げて、セリナの頭を包むようにして。
首を伸ばして、セリナの顔と擦れ違うようにして、肩に頭を乗せたと思えば、
少し顔の向きを、斜めにして…]
[れ、 ろ。
悶えるセリナの"急所"を、舐めた。]
にゃー、濃ゆい、濃ゆすぎるお。みみかきさんーーっ!!
私、見物人で正解でしたねw
オットーさん、楽しませていただきました。フフフ
[おかしい、おかしい。ちゃんとそれなりの腕力を身につけたのではなかったか。しかし振りほどけない。むしろ力が抜けて抵抗すらできない。]
は、ぁ、はぁぁ……あぁぁ…。
[繰り返されるお仕置きに、セリナの中に小さな灯が点る。この感覚には覚えがあった。…なんだったっけ……?
そう思って記憶を辿り始めたところで、すっと指の動きが止まった。]
ぁ……。
[終わった。そう思って、知らず安堵の息が漏れた。
くたりとした身体を抱き寄せられる。包み込まれる。温かな腕に…。セリナはあの日の朝のユリウスの腕の中で目覚めたときのことを思い出していた……ら。]
――――――!!!!!
[もう、声にならなかった。身体を緊張させ身を伸ばし、カタカタと小さく震えたのち…そのまま、ユリウスの腕の中で気を失った。]
[...は、解放されると同時に自室、そして学園長室へ向かい、
"寮住まいから自宅登校への切り替え"を願う旨の封筒を提出した]
「…はい、はい。御校のセキュリティシステムへの疑念と共に寮への恐怖感を抱いてしまった為に、もう寮で住まう事はできないと判断しました」
[彼女は、学園長にそう伝えた。
─これは嘘だ、と彼女は思う。
これは外面的な台詞だと。
今回の事件で、父の言いなりにならずに済む理由ができたのだ、と。
彼女の進学先も変わるのだろう。父の求める物から、彼女の求める物へと─]
感謝しているよ、あんた達には。
"ありがとうね"
[寮を出、自宅への帰路。彼女は、空に向かって一言、呟いた。それは誰の耳にも*届かなかっただろう*]
[舐めれば、セリナの体が大きく震えた事を、くっつけた身全体で感じた。
くっ……くっ、くっ、くっ、く……
相手を拘束したまま胸部を揺らして、笑う。
反応が消えてしまった事に不思議に思い、少し、自分の身から腕を離してみれば、
くったりと腕の中に倒れるセリナ。]
……やりすぎたかな? は、は。
[呟いて、暫くセリナの失神した顔を見つめていた。
やはり再び一度、くっ、と笑う。
肩へ手を置き直して、ぐらぐら、揺らしてみる。]
[揺さぶられ、半分だけ覚醒する。紅潮しとろんとした瞳のまま何とか右手を身体の隙間から引き出し、持ち上げる。そのままユリウスの頬にのばしそのラインをなぞった。
まるで誘うような仕草で。]
は、ぁ……ゆりうす、さ、まぁ……。
[瞳が緩む。失神と絶頂は似て非なる。
セリナは芯に生じた火がくすぶったまま、持て余すように身じろぎして、内腿同士をもじもじとさせた。]
[相手が半分だけ目覚めたのには、お、と小さく声を出して。
セリナの指が頬を這えば、僅かなくすぐったさに、一瞬だけ肩を震わせて笑み。
誘っているのか? なんて、少し鋭くなった感覚で相手の様子を見ていれば。]
[もじもじと内股を擦り合わせるセリナを見つけ。
一度、小さくながらも噴き出しかける。
我慢したのだが。]
…… は、 ははは、 はははは はっはっははは!
[高く、笑い。
セリナの腰へ、片腕を回した。]
地下に、人は?
[いたずらっぽい、探るような視線で、相手の顔を覗き込んだ。]
ゃ…み、見ちゃ、や……。
笑わない、で…。
[ユリウスの視線の先に確かに息づく、不自然な箇所。やっと自由になった右手を伸ばし隠そうとするが、全く届かない。]
ひ、酷い、です…ユリウスさまぁ…。
[涙ぐんで抗議をすればユリウスの腕は腰に周り、ただそれだけでぞくぞくとした感覚が背筋を駆け上りかけた。]
ぅ、ううぅ…。
[何とか耐えきるが、いっぱいいっぱいだ。そんなセリナには、余裕綽々でいたずらっぽい視線で問いを投げかけられても、まともに返事ができようはずもない。
ただ首を振って「いない」の答えを。]
[くつくつと笑いながら、セリナの下半身へ視線を落とす。
なんともまぁ、厭らしい視線を送り。
紅潮する相手の様子を、おもしろく見やる。]
ふーん、酷い、か………
…じゃあ、何もしないでおくかね?
[言葉を発した最初、表情を突然消す。
勿論、それは演出。
「じゃあ、」という言葉と同時に、やはり"意地悪"なにやつきを、
セリナへと投げかけた。
腰へ回していない片手、その指先で、地下を示したが。]
あっ、やっ…そんな……!
[「何もしない」
この状態では、そのほうがずっと酷いに決まってる。涙目でぷるぷると頭を振った。
下を示されれば、半ば観念したように、ひとつだけコクリと頷く。そのまま俯いて、恥ずかしさに耐えている。紅い顔がさらに赤くなり、ユリウスの目の前に無防備に晒された耳たぶも首筋もばら色に色づき、香り立つように誘う…。]
[ラヴィニアを連れて部屋に入り―当然鍵をかけるのも忘れない―料理本をテーブルの上に置いて]
さーて。何にしようか?
ラヴィ、リクエストはあるかな?これ食べてみたい、とか。
なるべく尽力はするよ。
[ミユキに連れられて部屋へ入った。
何故か鍵をするミユキに一瞬首を捻る。もう、男騒ぎは終わった筈では……。しかしすぐにその意味を知り、少し顔を赤らめる。]
んーとですわね……
またかと思われそうですけれど、オムライスがいいですわ!
ラヴィ、この前は、一口しか頂けませんでしたから……
可愛いやつ。
[相手の反応の様子を見ていた。にやぁり。悪どい笑みを深くして。
口に出して、言った。
ふっ、と鼻で軽く笑ってから、片手で前髪を掻き上げて。]
『ユリウスさまを守れる男になる』 ……だなんてさ。
変わったか!なんて思わせておいて、……
……何も変わってない!可愛いままだ。
[耳元で、囁いた。その足はセリナを連れて、地下へ向かおうとする。]
オムライスね、よしよし。
じゃあ、ラヴィはチキンライスをお願い。
素をご飯と混ぜて炒めるだけだから、そんなに難しくないと思うわ。
私は乗せる卵を作るから。
「がーん!」
[ユリウスの言葉に、絵に描いたようなショックの顔を見せる。
あまりのことに口をぱくぱく。悲しいが、ユリウスの所作はどれも、多少の誇張はあるが、格好いい。さまになっている。対抗不可能な現実に、セリナは抗おうとして。]
わ、私、いつまでも、可愛いままじゃ、ない、です…。
[必死になって出したのが、この程度。可愛いのは認めているようなものだが、頑張ってユリウスを見上げ、上目遣いで睨んでる。]
…ぁ。ま、まって…。
[しかし地下へ向かおうとすると、トコトコと素直に歩き出した。ちょっと前かがみなのが、なんとも。]
……可愛いままじゃ、ない?
ほう!
[セリナのその言葉。その姿を見れば、合わない、にも程がある宣言。
それを聞けば、いかにもからかい調子で、演技っぽい感嘆詞。
手を打った。
上目づかいながら、睨まれれば「怖い、怖い…」なんて。]
格好良くなる、 …と?……
[顎に手をやって、顔を斜めにして、流し目にセリナを見返る。
…いや、やはり、信じられないな。と。]
[前屈みなセリナに気付けば、「隠さずとも良い!」なんて無茶な言葉をかけつつ、
地下室への階段を降りる。
降りれば、そこは、静かな密室空間。
ひんやりとした空気が肌を撫でた。
振りかえって、微笑を。]
……あ、ああぁ……
[一部が焦げたオムライスが出来てしまった。
悲しげにしょぼくれながら、こっそり焦げた方を自分の皿に移す]
[絶対に信じてくれていない。ユリウスが自分を見る目は、雄弁にそう語っている。]
身長だって、これからまだまだ、伸びます…。筋肉だってつくし、力だって…!
だから、そのうち、ユリウスさまをお姫様だっこだって、できるように…。
[絶対、絶対。そんな気を込めて言う。…信じてもらえそうにない。
何だかちょっと、しょんぼり。
ユリウスの、斜に構えた流し目が、やたらと格好よくて色っぽくて、悔しい。
それに隠さなくてもいいとか、言わなくても。ムキになって直立姿勢をとる。
一応男の沽券としては…なんて考えると笑われそうだが「お手本」ビデオのコッペリウスのモノを目にしてからは、もうちょっと育ってほしいとか思わないでもない。そうしたらその分だけ、ユリウスよりも優位に立てるような気が…。
もちろん、ユリウスにはそんなこと口が裂けても言わない。言えない。
先ほどまで居たアジトは、改めて見るとただのがらんとした空間だった。既にモニターの類は作動を停止し、照明も最低限。そして良く考えたら…。]
何だか、体育館倉庫、みたい…。
[ベッド代わりに運び込まれたマットレスが片隅に積まれ、かけ布団もその横に。とにかく閑散としていた。]
調理師 ミサナは、演劇部・新米 ヒカリにぷにゅぷにゅぷにゅぷにゅぷにゅぷにゅぷにゅ( ´ω`)σ)Д`)σ)Д`)σ)Д`)σ)Д`)σ)Д`)
>>99
[ミサナの勢いにたじたじっ]
……むむー。
かわいい、じゃなくてかっこいいって言ってほしいのです。
だってオトコノコだもん☆
[ラヴィニアの頭をぽむぽむ]
いいのよ。だって、ラヴィは頑張ったんでしょう?
なら私は怒ったりしない。
こげてようがいまいが、喜んで頂くわ。
だから、泣かないで・・・ね?せっかくのご飯なんだから、楽しみましょう。
[慌てて涙を引っ込めようとして目をぐっと瞑る。
鼻がツーンとするが我慢我慢。]
あ、ありがとうですわ……
次は、きっと焦がしませんわ。ラヴィがんばります。
……それなら。いただきます、ですわ。
[丁寧に手を合わせ、味わって食べる。
少し焦げの味がするが、とろりとした卵が舌を幸せにした]
ん……おいしいですわ♪
たまごが、たまごがトロリとして!
ね、この卵。
これに慣れると、普通のオムライスが食べられなくなっちゃうのよね・・・。
後はそう、私は作ったことないんだけど、もうほんっとにとろとろの、ぎりぎり白身が固まるか固まらないかくらいまで火を通しただけってオムライスもあるのよ。それはどちらかというとそれ単品で食べるというよりは、オムハヤシやカレーみたいに他のかける物との相性が良いの。
……… ……
[セリナがそう語れば、少し驚いたような表情で見つめる。
言った言葉通りに、成長した姿を空想した。
身長が私より大きくて、筋肉がついて、私をお姫様だっこ……
ぶふ、なんて、噴き出してしまった。]
……はっ、はははは、ははは!
そうかあ、私を…… ふふ、頼むぞ…?
十六か…いや、十七か……
嗚呼、想像つかんなあ。
[女子としては、筋肉と身長で平均より重い。
そして、セリナとはこの体格差。
この現状を見ながら、セリナにお姫様抱っこされるなんて考えようがなかった。]
本当ですわ……普通のぺったんとしたオムライスが、物足りなく感じてしまいそう。
もっとぷるぷるのもあるんですのね。それも興味ありますわ!
お店で出されるのでしょうか?それなら、今度一緒に食べに行ってみたいですわ♪
[屈託のない笑顔を返した]
………
[ちら、と下半身を見やったのは察しただろうか。特にコメントなし。]
…体育館倉庫、か。
案外なかなか、味があるものじゃないか?
[そのような事を言って、少し歩いた。
マットレスへ、近づく。靴を脱いで、その上に腰かける。上半身を少し倒して、肘をつく姿勢に。
脚を組み、そちらへ視線を注ぐ。まさに、誘ってるとしか言いようがない。]
[セリナの言葉に盛大に噴き出したユリウスを見て、さすがに憮然とした表情に。]
そ、それは…えーと…。
[今セリナの身長がこれくらいで…ユリウスが…。そしてセリナは去年これくらい伸びてたから…。なんだかんだで正直に、指折りながら計算する。]
……じゅ、十年くらい、待ってください……。
[なかなか先は長かった。
落ち着かない気分で、どうするか一瞬迷った隙に、あっさり先制を取られてしまった。
ユリウスのこの余裕、誘う仕草、挑発的な視線。ちょっとだけ、かちんと来た。こっちはもう、爆発寸前なのに!…しかし…。]
あの…よく考えたら、その。
[ユリウスの傍に近づき、自分も靴を脱いでから…とりあえず、ユリウスの腰の辺りにまたがるようにして向かい合わせに位置取りをする。
そして口ごもりながら。]
…だ、大丈夫…ですか…?
[ユリウスの腰の辺りを、優しく撫でた。まだ、一昨日のことだったから。]
や、やっと帰ってきたでぇ。なんや色々大変な事なってたみたいやな。
とりあえず、パーティの準備するさかいねー。
何がええやろ…簡単なのがええよな。
…十年。 、は!
分かった、約束しよう! …ふふふ。
私は、嘘はもうつかん。 だから、君もつくなよ?
[にやり笑んで、少し前の話を意地わるに掘り返して。
頭の中では、とても出来ない想像を作ろうと何度も繰り返していた。]
[ふと、無意識に先攻を取っている自分に気付いては、
『また一昨日のようになるのだろうか。』などと心中ほくそ笑んでいた。]
……ん?
[跨られれば、手を伸ばしてセリナの内腿に手を這わせる。
口籠って、言う言葉と動作には、少し目を丸くしたが。]
……嗚呼。
何かね、セリナ。 私の体力をそんなに甘く見ているのか?
…… …それより?
[這う手を段々と"中心部分"に近づけさせて行きながら、]
その細腰と体。
一昨日だったかな。
成す術も無いみたいに、『ダメ』『やめて』って高い声出してなぁ。
……… [にや、と更に口の端を吊り上げた。]
疲れは取れたかね? は、は。
綺麗よ、ラヴィ。
もっと・・・私の手で、乱れて。
[懐から取り出したのは、あの日使われなかったモノ]
[仕返しにマレーネからスった、「本物の媚薬」]
[まず口に含み、それからラヴィニアに口付けて流し込んだ]
嘘をつくつもりは…ないですけど、何分身長の伸びは……。ででも、これから毎日、牛乳いっぱい飲みますから、きっと大丈夫です。
[でもその分、ユリウスも伸びているであろうことは、悲しいことにセリナの脳内予定から失念されていた。
ユリウスの上にまたがるのは、やはり優位な位置を取りたいセリナの心情が表れたものに違いはないのだが…。]
ゃっ、……。
[内腿を触られて、思わず飛びのきそうになってしまう。そして、しまった…という表情を一瞬だけ見せた。慌てて表情を取り繕う。]
た、体力の、問題ではないと…思います…。
[さすがに、いくら女の子然としているセリナでも、そこのところは全く分からない領域で、心配なのは心配なのだ。]
だ、だって……ち、ち、ち…。
[言おうとしてまた口ごもる。実はセリナは余り血に強くなくて、そういうこともあって、余計に心配が募る。ユリウスを含め、四人。うち三人は初めて。その辺りの記憶はなかなかトラウマだった。]
わわわ。私は、大丈夫です。全然、大丈夫です。
[心配しているのにからかわれる。セリナは憮然とした表情で、軽く口を尖らせてそっぽを向いた。]
/*Σ(・・ )いつの間に!w*/
ん?……んく……!?
[口伝いに何かを流し込まれて驚くも、抵抗できずにそのまま飲み込んでしまう。
こくん、と小さく喉が鳴り、溢れた媚薬が口元を伝って流れ落ちた。]
み、ミユキさま、何、を……ん、ふぁ……っ!
[口の端を手で拭きながら問ううちに、体の変化に気付いていく。熱とともに、体の内側から何かが開かれていくのを感じていた]
[流石に女子として、今から大きく伸びることは無いだろうが、
それにしても身長差は大きく、これから逆転されるとは考えにくかった。
跨られても、優位となっているようには見えない。
飛びのきそうになる様子の相手を見ては、は、と笑った。]
体力で無ければ、精神面か?
どちらにしろ、自信は……
……血?
嗚呼、 はは! 血か!
それの心配をしていたのか。 ふ、ふ。 [面白げに笑って、]
安心しろ。あれはもう…… [少し考えてから、]
…一か月に一度くらいしか出ん。
[別の血だが。
血は出ない、と言うのは嘘になりそうなので微妙な言い方を選ぶ。]
[探るような厭らしい表情で。]
大丈夫か?大丈夫かあ?
それならいいのだが、……
[一拍置いて、]
で、また私が君の服を脱がせなければいけないのかね?
[からかい調子に、言った。]
一ヶ月に、一度…。
[聞いた瞬間、サーっと血の気が引いた。しかし平気な表情のユリウスを見て、はっと気づく。さすがにそのくらいの知識は、さすがにある。]
そ、それは、正常なのでは、ありませんか…。
[がくん。何だか肩が落ちた。]
ユリウスさま…その表情は何だか…ええと、い、いやらしいです…。
[その顔で見られるたびに、落ち着かない気分になる。からかわれながらも気力を振り絞ると、震える指先でひとつずつ、ユリウスのシャツのボタンを外していき…。]
ぁ…。
[はだけると、果たしてそこには、あの時つけた痕がまだ小さく残っていた。感慨深げに指先でなぞると、再び口付けて…。そして、なぜかセリナのほうがかぁっと紅くなった。]
綺麗です、ユリウスさま…。
[白くなめらかな双球に続くラインに指を這わせた。]
はふ・・・あり、がとう。
[陵辱の記憶は、ミユキ自身特にそんな風には思っていなかったが、確実に彼女に傷を残していた。だが、それさえもラヴィニアは塗り替えようとしていた]
ラヴィ・・・ぬぎぬぎしよう、ね。
[下の方にも手を掛け、最後まで剥いてしまう]
ん……ミユキさまの、この跡も、んっ……ラヴィの、ものですわ
[全ての跡を嘗め尽くすと、そう微笑んだ]
ぬ、ぬぎぬぎって、赤ちゃんみたいな……ひゃ、ぁっ!
やぁ……ら、ラヴィだけは……ずるいですわ。み、ミユキさまも……!
[剥ぎ取られてしまうと、さすがに秘部は手で隠しつつ、もう片方の手で下服を引っ張った]
そう。私は・・・ラヴィものだよ。
[秘部を隠そうとするラヴィニアに]
今更恥ずかしがらなくてもいいじゃない。
これが初めてってわけじゃないんだから・・・。
[そんな事をいいながら、剥かれながらも手を退かそうとする]
[蒼くなっている様子のセリナを見ては、肩を震わせて笑った。
「引っかかった。」なんて。]
[挑発した成果か、セリナはこちらのボタンを外し始める。
その際に軽く、肌にセリナの指が触れると、んん、と声を出して。
微笑を浮かべながら、上半身を持ち上げて、ボタンを外しているセリナへと急接近する。
セリナの頬をそっと片手でくすぐったく撫でる。]
ん…?
[自分の胸に、痕がついているのに今気づき、不思議そうな表情を。
何をした?と聞きたげな表情をしながら、紅くなるようすには微笑を浮かべた。]
……君もさ。
[そう言い返して、セリナのブラウスのボタンを上から五つ外す。
出来た隙間から手を差し込んで、セリナのたいらな胸をさすりさすり触れる。
首元に唇を優しくつけて、す、と上へと位置をずらしていく。]
……えへへ。
[その声聞くと、生理的なものか、残った悲しみか――一粒だけ涙が、零れた]
やっ……あの、その……
だ、だって、ミユキさまに飲まされた何かのせいか分からないですけど、いつもより、はしたなく……!
[自ら恥ずかしいことを言っていることに気付き、みるみるうちに顔を赤く染める]
[ちろ、と涙の痕を舐め]
・・・しょっぱいわね。
いつもより、はしたなく・・・?
[にこにこと笑顔で問いかけ]
なら、余計に見たくなっちゃった。いいよね?
よ、余計、に……っ?
[失敗した、という顔に]
や、ぁん、や、その、恥ずかしいですわ……!!
[とか言ってもきっと剥がされるさ。]
酷いです、ユリウスさま。
[ぷぅと膨れながら、ユリウスのシャツの肩をするりと落とした。時に漏れるユリウスの声はやけに扇情的に響き、セリナを再び高めようと耳朶をくすぐる。
頬を撫でられると、その手を取って指先にキスした。
すらりと伸びた指に、綺麗に整えられた爪。
一本一本に、丁寧に口づける。
ブラウスのボタンを外される間に、近づいたユリウスの身体に抱きつくように腕を回し…何とか、ブラのホックに手をかけた。ホックを外すと肩紐が緩み、隠されたふくらみが顔をのぞかせる…。]
んんっ…。
[しかしそこまでだった。胸をさすられるまでは良かったが、首元への口付け…それが上へと進むと…。]
ゃ、やや、やめ…ユリウス、さまぁ…。
[全身が湧き上がる。小さな泡が体内を駆け上るような感触…。]
あっ、はぁっ、ぁ……。
[セリナは中途半端にブラで隠されたユリウスの胸に顔をうずめ、必死になって感覚に耐える。]
[「酷いです」という言葉を聞く度に、もっと言わせたくなる衝動にかられる。
一昨日だってそうだった。駄目、やめて、とセリナが声を立てる度に、
余計に行為を加えた。自分がそういった趣向にあることくらい、今ではもう既に知っていた。
手に口づけを受ければ、セリナが自分に今、近くの存在である事を今更ながら再認識する。]
[どちらが先に攻めるか、それを競っているかのように、お互いの衣を解き合っていた。
しかしその人は、"急所"を知っていた。
上昇する口づけ、徐々にその"ポイント"へ近づく。]
…………。
[口づけと共に。
熱い吐息を僅かにセリナの首元に中てながら。
片手がセリナの股間に伸ばされる。]
[鼓動は激しく脈打ちながら、血潮は熱く全身を駆け巡る。分かっているのに、その場に与えられる刺激は、耐え難かった。すぐに堕ちてしまえば楽なのかもしれなかったが、変なプライドが邪魔をしてそれを拒む。]
あぁぁ、や、めて…ゆり、う……。
あっん…あ…ぁ…ぁぁ…。
[激しい息遣いの中、もう間違いなく可愛い女の子のような声を上げて、セリナは何度もユリウスに許しを乞うていた。]
はぅ…んんっ…。
[びくりと背が跳ねる。先ほど口付けたばかりのユリウスの指先が、セリナ自身を捕らえた。熱く、硬く、波打つさまが伝わるだろうか?]
["弄る"こちらも、言うまでもなく気分が高まっている。体温は上昇し、頬は僅かながら、比較すれば、紅くなっている。
暖かい息を規則正しく吐いては、吸い。
セリナから香る花の優しい香りと、それに混ざった汗の匂いを楽しんでいた。]
んん…?やめて欲しいか?
なあ?……
[囁くようで、通る声をセリナの耳元で。
その、セリナの声。感覚としては、女を苛めているように思えた。
しかし今、その人が触れて──握ったのは、確かな男としての、もの。
親指と人差し指で挟み、少し窄めて、先端の辺りをくすぐる。]
んっ、や、やめ……。
[もうセリナ自身、やめて欲しいのかやめて欲しくないのか、よく分からなくなっていた。思考は茫洋として、受ける行為はただただ劣情を掻き立てる。
何とか手を伸ばしユリウスの胸に指を這わせ、その突起を中指の腹で軽く転がす。
見上げるユリウスの表情が、少しでも「感じてる」ように見えれば、セリナは嬉しそうに微笑んだ。]
んん、ん…そこ、は…はぁ…。
[セリナの腰が、じれったそうに揺れた。さすがにスカートではないものの、キュロットと下着越しの刺激は、微妙ゆえに神経が集まる。]
やめない。
[に、と表情が歪む。
ただ、愉しんでいる。
言葉は発する事が出来ても、頭の中に"思考"は薄れてきている。
段々と、体が熱く。 そして、]
──…んっ 。
[既に、ホックが外されたブラジャーは動きの弾みで、機能の無い位置にあった。
隠すモノが無い胸を、セリナの胴に押しつけようとしつつも。
今日、今まで守っていたポイントを転がされれば、少し顔が上ずって、小さな声を。
目を薄く閉じて、僅かに口が開く。
突起が少し膨らむ。]
[ただ、勿論、動きの意思を失うほどまでいかない。
セリナの下半身に悪戯していた一本の手に、もう一本加えたと思えば、
少しそこから手を離して、キュロットを弄り。
脱がそうと、力が込められていた。]
[「やめない」の言葉に、セリナはうっすらとした微笑を返した。思考が麻痺して、嫌がっているのかもよく分からない。
しかしユリウスの反応に嬉しさがこみ上げたのか、再び執拗に突起を摘み転がし押しつぶす。もう片方は口に含み、舌先で転がして甘噛みをした。]
んぁ……。
[ユリウスの手により、キュロットが引き落とされそうになる。が、力任せに引いても、突起が引っかかり…。]
やぁ…。
[セリナはお返しとばかりに、ユリウスのスカートをそのまま捲り上げる。運動神経も快楽に鈍っているのか、のろのろとした動きで、奥に秘められた布切れに手をかけた。]
あ、 う…… 、 、……。
[一方的な優勢を維持するのは、流石に難しかったか。
突起を弄る動作を強くされれば、僅かに身を捩って抵抗しようとする。
閉じた目に力が籠り、ぴくぴくと、胸部が震える。]
んあっ、 !……
[目を閉じていた矢先。口に含まれることと同様に、噛まれた事も不意打ち。
思わなかった追撃に、今までより少し張り上げられた声を上げる。]
……め、こいつ…め。
[スカートが捲られ、奥の布が僅かにずれ始める。
しかし、こちらの手はセリナのキュロットにかかっており、抵抗しない。
力任せに引っ張っても無駄、という事を察したか、
片手に横に引っ張り、口を広げれば──そこへ直接手を突っ込もうと。]
…ふ、ふ……。
[嬉しそうに小さく笑うと、セリナは嬌声を漏らしたユリウスの唇に口付けた。軽く触れ、離れる間際に舌でユリウスの唇をなぞる。]
いや…名前を呼んで…ユリウスさまぁ…。
[唇は再び胸元に降りると、硬くしこった乳頭を含み弄ぶ。
指を両脇に引っ掛けて軽く引くと、頼りない布切れは軽く糸を引きながら、あっさりとその職務を放棄した。マットレスの隅に放ると、しっとりと汗ばんだ内腿に手を這わす。
濃厚な女の匂いはまるで麻薬のように鼻腔を突き、脳に届いてくらくらとした眩暈に変える。]
ユリウス、さま…綺麗です…。
肌…すべすべして……気持ちいい…。…ん…。
[中に入れられた手が、セリナを直接捕まえる。]
[唇に感じた、僅かなくすぐったさ。
殆ど反射的に、唇から少し舌を現し、セリナの舌に触れた。
ただ、唇に感じるくすぐったさなんて、今、そこから下で起こっている感覚と比べると非常に温いものだった。
]
セ、リ ………あっ …
[名前を呼び掛けた。しかし、その言葉は途中で、自分の声によって遮られる。
勝手にぷっくりと膨れた突起は、弄られる度に、胴を伝って下半身が委縮するような感覚を伝える。]
[奪われた布きれ。やっとの思いで、僅かに開いた眼は、それが投げ捨てられたのを見て、見開き掛けたが。内腿に感じるくすぐったさに、小さく声を漏らしながら再び閉じる。]
……… 甘、く、 見るなよ……。
[そうだけやっと言って。
"彼"を捕まえた手は、それをしっかりと握っていて、下着を引き延ばしながら。]
ふ、ぁ……ん…。
[思わず腰が浮きそうになる。しかししっかりと捕まえられた芯が、それを許さなかった。]
あ、や、ぁ…。
[目の端に涙を溜めながら、必死に堪える。
セリナは身じろぎしながらユリウスの上から降りると、体勢を変え、お互いの上半身と下半身を互い違いにする。
そしてユリウスの両膝に両手をかけると。]
ユリウス、さま…。
全部、見せてください…。
[ゆっくりと力を込め…。]
……ふ、 …ふふ……
[くりくりくり、とそれを親指で弄り。それによって、流れを得たように思えた。その為に、笑いを零す。
先端を弄び続け、さて、とばかりに、手で握る形にして──そうした頃。
セリナが、体勢を変える。
何をするつもりなのかと、一瞬理解が及ばなかったが──…
続く言葉で、大体、察した。 一度、驚きに似た感情で言葉が呑み込まれたが。]
──……やめっ ………
[言葉だけで。体に力は籠らなかった。]
[芯に加えられる刺激。刺激自体よりも、それがユリウスの手によるものだということがセリナに高ぶりをもたらす。このままでは持たない。また同じ流れになる…。
そんな本能が働く。]
ユリウス、さまぁ……。
[制止の言葉を無視すると、ぐぐっと力を込めて全てをあらわにする。ユリウスの匂いが鼻先で踊り、思わずセリナはふるりと身を震わせた。]
ああ、ユリウスさま…私は、幸せです…。
綺麗…とても…。
[そのまま、顔を沈めた。何度も蜜を舐め取り啜る。舌先を尖らせて、紅い珠を突付き舐り転がす。]
んん…ユリウスさま…おいし…。
や、 ………め、 ばかッ………
………セリナっ……… 、 ……。
["中"を露わにされ。嘗てない程感じた恥ずかしさの余り、顔を紅潮させ、全身に汗が流れ滴る。
やめろ、と言いながらも、その両脚が出来る精一杯の抵抗…いや、反応は、ただ、ぴんと、引き攣って硬直するだけだった。
止め処なく溢れ出る蜜を、その"入口"を舐められれば、びくん、と大きく体を震わせ──]
………〜〜〜〜〜っ ……!!
[中のものに刺激を与えられれば、声ならぬ声を上げ。
どうすれば、どうすればいい。この状況はいけない、と。
……
精一杯の抵抗を表して、一度離してしまっていた──目の前にある、彼のもの。
それに、もぞ、と震える手を伸ばし、掴めば、舌を──]
え、えぇ、だ、だめ…ユリウスさま…そ、それは…。
[ねっとりと、温かく湿った場所に包まれる。それは一瞬意識を手放しそうになるくらいの衝撃で…しかし、下半身にぐっと力を入れて、何とかして衝撃をやり過ごす。
陵辱に及ぶ経験のほうがまだ多かったセリナにとって、この奉仕は初めてのこと。初めての感覚だった。]
あぁ、も、や…っ…。
[腰の下あたりから、もぞもぞとした何かが競り上がってくる。これは、まずい。]
ユリウスさま、ユリウスさまぁ…。
…もう、ユリウスさまが…欲しいです…。
[目の前の泉に、指を一本、つぷりと沈める。軽くかき回し、ユリウスが痛みを訴えないか…確かめた。]
受けをマグロじゃなくて、ちゃんとできる人は凄いです。
だから受けロール苦手……。
攻めてるほうが相手の反応見ながら色々出来るので楽しいです。
とりあえずユリ×セリの逆転劇の続きを、全裸で正座しながら待ってますw
[...ラヴィニアの守るために退寮して欲しいとの言葉を受け、その言葉に感謝して退寮を決めて寮のロビーを出ようとしたところで携帯にメールが一通届いたことを知らせる着信音がなった。]
[宛名を確認すると学園からのメール。]
なにかな?
[...はメールを確認すると、メールには男が寮内に潜り込んでいた騒ぎに決着がついたこと、自分の退寮処理がなされなかったこと、行方不明だった寮のみんなが無事に戻ってきたことが書かれていた。]
また、ラヴィやぶらコメっちと寮で会える。いなくなっていたカスミとも再会できる。
ミサナのケーキだって、またぶらコメっちと一緒に寮で食べることができる。
そう思うと自然と嬉しさと涙がこみ上げてきた。この騒ぎがあったことで何かが変わってしまったかも知れない、でもまた一緒に寮の談話室で話したい。
もう涙はいらないよね。
[...はそう思うと手で涙を拭き、駆け足で寮に向けて笑顔で走り出した。]
……あの、私の言葉がどこをどう聞いたら襲われたいに聞こえるんですか?
それに襲うなら、もっと前に襲ってくれれば良かったのに。だったら他の女の子がああなる事は無かったのに。
>>161
………。
[きゅ、ぽっ、 と、セリナのものを包んで、手離す。
厭らしい音が、小さく響く。間も無く、再度包んで、離す。
紅潮しきった顔は、倒れそうになるくらい熱かった。
行為を繰り返す理由なんて、セリナが震えているから、という単純なものに過ぎなかった。]
…… ふ ……ふふ ……、
[言葉が聞こえれば、一度離す。口の端を吊り上げて、目を開いて小さく笑う。
べろ、と、セリナの軸を舐める。]
私…も、……
きみが… 欲しいよ、セリナ…… 、 …ぁ。…
[くちゅくちゅと、音が立てられ、僅かに身を捩らせる。
痛みという感覚は対して感じられていないように見える。
は、ぁ、と熱く湿った息を吐き出す。]
[たずねながらユリウスの様子を窺う。すっかり紅潮しきった顔に、潤んだ瞳、熱い吐息。沈めた中指をもう一度かき回すと、淫らな音とともにいやいやするような動きで、ユリウスはセリナに準備ができたと伝えてきた。
嬉しくなってセリナは、中指の腹でユリウスのなかをまさぐり、同時に親指の腹で硬く紅く主張する珠をくいくいと撫で回した。]
[欲しいと応えられると、セリナは一旦身をはがし、ユリウスをきちんとマットレスの上に横たえなおした。自らは邪魔なものを脱ぎ去る。]
ユリウスさま……お願いです……。
忘れさせて、ください…。
[そんな我侭を言うと、唇に再びキスを。
そしてユリウスの膝を割り腰を抱える。自身を何度かユリウスの泉にすりつけ、蜜を絡めると。]
ユリウスさまだけでいっぱいにしてください…。
[まだ狭いユリウスの奥に、一気に進入していった。]
あ、あァッ ……ん、あ……っ
[たまらない、というように、只管身を捩った。
隙間のしこる珠を弄られれば、その度に衝撃の波が全身を襲った。
厭らしい液体が溢れて、内腿を伝って滴る。]
[息を荒くしながら、身を一度、起される。
虚ろげな瞳でセリナを見つめてから、再び寝かされ。
う、ぅ、 呻き声を漏らして、顔を横向け、一旦、身をマットレスに休めたが。]
[忘れさせて、その言葉は聞こえたのだろうか。
深く息を吐いてから。セリナを自ら求めるように、広げた両脚の間にかかるスカートを少し手で除けた。]
セリナ、 ……セリナ、セリナ…… …………く……、 れ……… …ッ!
[マットレスに寝た首が、意思に反して、目一杯伸ばされて、強張って硬直する。
口が大きく開かれて、伏せられた目元に力が込められる。"中"へと入り、一つになった感覚に───]
んッ ぁ、あああぁぁ──ああぁ……!!
[ユリウスは、感じてる、求めてる、セリナを。
ユリウスの反応が、セリナを奮い立たせる。嬉しい。嬉しい。いとおしい。
それだけで達しそうになり、身を張り詰めさせてしばし耐えた。]
ユリウスさま、嬉しい。好きです。大好きです。
[そして、唇に、首筋に、胸に、腹に、くまなくキスの雨を降らせる。
左手はユリウスの胸を揉みしだき、右手は再び珠を弄ぶ。]
もっと、私を、感じてください…ユリウスさま…。
名前、呼んでください…。
綺麗です、ユリウスさま…。
[刺激を与えるたびに、言葉をかけるたびに、ユリウスのなかはユリウスの意思とは関係無しに、セリナ自身を熱く柔らかくきつく包み込み逃がさないようにと中へ引き込む。]
気持ちいい…ユリウスさまぁ……。
[もう何も考えられない。セリナはひたすらにユリウスを求めた。]
……。
[セリナちゃんが鍵を開けると
アジトにいた大半は我先にとアジトを後にした。
その様子をただぼーっと眺めていた。
セリナがひとり佇むのを横目で見ながら、ゆっくりとした足取りでそこを後にする。]
そう…。
マレーネさんは男だったの…。
[いまにも溢れ出してしまいそうな水をこぼさないように。
できるだけ心を揺らさないように。
ゆっくりと、ゆっくりと駅に向かう。]
今日は久しぶりにみんなにお菓子作ってきたんだよー
つ
【レモンのシフォンケーキ】
【シナモンのシフォンケーキ】
【ハイビスカスとローズヒップのゼリー、フランボワーズ風味】
【カシスのシャーベット】
つ【ミサナケーキ】
ショートケーキ用のクリーム塗って、お豆さんのところにイチゴ置いたの。。
クリームには、ヒカリちゃんに大胆になってもらうために媚薬いっぱい入れたんだよー♪
>>177
す、すごい、ね…
[ミサナのあられもない姿にどぎまぎ]
そ、それじゃ……いただきます。
[ゴクリ。と生唾を飲み込むと(もちろん緊張故のものだが
おずおずとミサナの手を取ると手のひらに優しく舌を這わせた]
ぅ……う……あッ、 あッ 、あッ ……
[跳ね上がる声を、リズム良く漏らす。
前後に揺らされる身。胴に乗って、上へと突き出した球体が弾む。
下半身は委縮し、余計に粘つきを増す……。]
あぅ、あ、あ………
[身を弓形にしながら、薄ら、目を開ける。
セリナが私の全身を隙間無くマーキングしてくれている。
下半身から伝わる快感とは別な、奇妙な喜びを覚える。
口づけるセリナの頭に、震える手を伸ばし。
そっとその、少し湿った髪を撫でつける。この状態、それくらいしか出来なかった。]
[幾らでも名前を呼んでやろう。
名前を呼んで、私に深く刻んでくれるなら…
望む、ままに。どうか。]
──セリナ、 セリナ……セリナ、セリナ、ァッ!!
[大きく、口を開いて真っ赤な顔が強張り。]
私、を……
私だけを…… 見ていて、くれ ………、
セリナ…………
[消え失せそうな、喉の奥から絞り出すような声で。
懇願、した。]
[ アジトの扉が開けられ、ここに閉じ込められていた人々は男たちによって解放された。
その中に、初日に捕まっていたオットーの姿もあった。]
……終わったんですね。学園のみんながどうなったのかが気がかりです……。
[この後もジェルトルーデの手から逃れられないのか、というような自分の心配よりも、学園の生徒たちの事を気にしながら歩いていた ]
あの子、来ないね。
[ぷう、と顔を膨らませる。
塀から飛び降り、直後すぐに寮に戻った後。
目当ての人物を、部屋の窓の外で待つも、一向に現れない]
……もしかして、自宅の方に帰っちゃった?
せっかく人が待ってあげてたのに。
[その可能性に行き着くと、クレールの拉致を命じた駅を思い出す。
彼女の歩幅を考えれば、間に合う距離だろう。
部屋を一瞥した後、夜闇にふたたび紛れた]
んにゃ……
おかし作ってたからかな。ミサナっち、甘い味がする…
[あむ、と人差し指を咥え、舌で弄ぶと、心なしか甘い香り…]
[目の前で揺れ弾むユリウスの肢体は、全身が汗ばみ紅潮して、視覚と嗅覚を麻痺させてくる。下半身は触覚で支配され、媚声は聴覚を…。]
んんっ、ユリウス、さま…。
[髪を撫でられる感触に、思わずセリナは口付けていた箇所…肩口を甘噛みした。薄く付いた歯の痕を、消すように舌先で舐める。]
美味しい…。
[何度も名前を呼ばれ、セリナは全てをユリウスで支配される。
快楽に歪むユリウスの顔、それすらいとおしい。]
あぁ……。
[限界が、近い。全てのものが腰の一点に集中するように移動をはじめ重だるくなっていくのと逆に、脳内は空白で占められていく。
セリナは、ユリウスの奥に届けと、いっそう強く突き上げた。]
[ミサナは、自分の指をいとおしそうに舐める恋人を見ていた。指から伝わってくるヒカリの体温を感じながら、この舌であんなことやこんなことされるのかなっ、と期待で胸が膨らむ。]
[舐められていない方の手で、ヒカリの頭を撫でている]
[ 気になる事はもうひとつあった。この学園に忍び込んだ男3人が何故このような行動に及んだのかということ。もしどうしても欲しくて仕方ないのであれば、何も学園の生徒ではなく自分がそれを受け止めても良かった。
それに気付く事が出来ず学園の生徒を危険に晒してしまった事が申し訳なかった。]
ヒカリさん、セリナさん、マレーネさん。
幸せな学園生活を崩してでもあなたたちが欲しかった物は何ですか……?
[少し靄がかかった夜道を街灯の明かりを頼りに進む。
予感はあった。
漠然と心にのしかかるそれを意識するだけで。
いまにも、盆の水は零れ落ちてしまいそうだった。]
―――っ……。
[肩に手が触れる。
ビクっと身体が震える。
まるで、高鳴る鼓動が身体全体を揺らすようだった。]
…マレーネさん……ですか。
[振り返らずに、感情を押し殺した声でたずねる。]
[感覚が極限にまで高められたこの状態。汗で湿った肩の辺りを軽く噛まれれば、
それだけでも、ひ、なんて細い声を出して、少し肩を跳ね上げた。
舐められたそのくすぐったささえも、もっと、触れて欲しい、全身をくまなくセリナの物にして欲しい、という欲求の為、気持ちよく思えた。]
───── ッ あ 、
[細かく、動かされていた身。動かされる度に、下腹部に喜びを感じて、これが一生続けばいいと。
一度、深く、強く、"奥"まで突かれる。
その不意打ちとも言うべき行為に、反射的に身体は、セリナのものを強く締め返し、摩擦する。]
[声にならぬ、声。上げて、体が痙攣する。頭が真っ白になり、セリナを包み込んだままやはり、"極限"を迎えて。]
こんばんは、クレールちゃん。
[彼女の震えるさまに目を細めると。
そっと顔を近づけて、耳元で囁いた]
先に帰っちゃうなんてひどいなあ。
待ってたのに。
[ 後ろから聞き慣れた声がする。アジトにいた間、ただモニターで学園の様子を眺めているだけだった時間をそうでなくさせた張本人、ジェラトルーデ。]
あ、ジェラトルーデさん。やっと出られましたね。早く学園へ……。
[ いきなり口と鼻にハンカチが覆い被さったかと思うと意識を失う。
そのあとに起こるであろう事に不安を抱きながら。]
……んっ。
[ちゅぽ、と口からミサナの指を離す]
それじゃ、いただきます…
[ミサナの足を開き、秘部に顔を近づける]
ん……
[時々上目遣いでミサナの様子を伺いながら、端から丁寧にクリームを舐め取っていく]
[ユリウスの、セリナ専用の安息の場所。セリナはその内部に包まれたまま、ふるりと身を震わせた。腰に感じていた重くだるく熱い塊は、ふっと一瞬収縮すると、次の瞬間ひとつの奔流となって。]
ぁ……
[ユリウスの最奥へと流れ込んだ。
がくがくと大きく何度も全身を震わせ、そのたびにユリウスのなかはセリナの分身で満たされ。]
は、ぁ…。
[やがて震えがとまると、セリナは繋がったまま、ユリウスの胸に崩れ落ちた。
激しく呼吸を切らし、肩で息をする。それでも愛しさゆえに、ユリウスの髪に手を伸ばすと、撫で掬い口付ける。]
――……。
[揺れる。
マレーネの囁きに、心が震える。]
その話し声…。
何度も夢で見たマレーネさんの話し声…そっくりです。
[溢れかえりそうに、零れ落ちそうになるものを必死でおし留める。]
男の人…だったんですね。
よかった……。
[この気持ちを、彼は不思議に思うだろうか]
[自然と腰を前に出し、浅く座りなおすミサナ。クリームが除けられ、ミサナの割れ目が少しずつ姿をのぞかせてくる。(ミサナは体毛が薄く、元々あまり生えていないため、毛の処理はしていない。)]
ん…ヒカリちゃん。好きよ。再会できてよかった。
[ヒカリからの一舐め一舐めをいとおしく感じている。]
─── ッ は 、
[真白な意識、極限まで熱くなった身体。
熱を足すような、身体の中を貫く波。
大きく体を震わせ、一瞬の不明。しかし次の瞬間、何が起こったのかを初めて認識する。
締まった腹筋、その内側が満たされる。
それを認識した途端、白い頭の中に──動揺を超えた、喜びを感じる。
注ぎ口から少しだけ漏れてマットレスに垂れた、セリナの子を勿体無げに見やる程に。]
………セリナ……。
[ただ、相手の名前を唱えた。
力尽きたように倒れる相手を、優しく胸で迎え、腕で包み込む。
首を少し傾け、セリナを全身で抱く。優しい、微笑を湛えて。]
[驚く、というより何かをこらえているように見えるクレールの横顔を、意外に思いつつ。
肩を優しく撫でながら、囁きを続ける]
ふふ、でも夢の中の私は、男の子じゃなかったでしょ?
[しかし"よかった"と言われると、不思議そうに目を瞬かせた。
首を傾げた後、一つの推測を問う]
ああ……女の子同士だったらどうしよう、って?
どうでもいいのに、そんなこと。
ん……そだね。
また会えて、ほんとによかった……。
[苺を口でつまむと、お豆を一押し二押し。
しかしすぐに離し、苺を食べてしまう]
ふぅ、……ごちそうさま?
[ふふ、と悪戯っぽく笑って、見上げる]
ん……。
[見覚えの無い部屋で目を覚ます。何となく違和感を感じて目線を下にやると、服に手をかけられたような形跡があるのが見てとれた。
犯人は間違いなく目の前にいるジェルトルーデだろう ]
いきなりの事に驚いて声を挙げようとするとジェルトルーデはいつもの調子で話しかけてきた。]
[ 「寝ている中を、というのも面白いわね。どこまで気が付かずに出来るかって、ついつい……ね。」 ]
どこまでって……まさか……。
[震える声でジェルトルーデに尋ねる。]
[肩に触れる手から逃れるように一歩進む。
マレーネの顔が視界に入ってしまわないように目を閉じ、
マレーネの言葉を否定するように静かに首を横に振る]
…男の人が学園に入ったと聞いた晩、夢を見たんです。
女のマレーネさんが、知らない男の人に乱暴される夢…。
私は、それを見ていることしかできなくて…。
私…マレーネさんが乱暴されるのなんて、我慢できませんでした。
……。
マレーネさん、覚えてますか。
私が、寮に来た日。
歌を歌ってくれたこと。
あの歌を聴いて、救われました。
こんな私でも、心をやさしく包んでくれる人がいる。
[静かに、感情が溢れ出してしまわないように、呟くように語る]
[ユリウスの髪を弄ぶセリナを、全身で抱きしめ包み込むユリウス。やはり何だか逆なのだろうが、もうそんなことは気にならない。]
ユリウスさま…温かい…。
幸せです、私……。
[見上げ首を伸ばすとユリウスに軽く口付け、しばし行為の余韻を楽しむ。間違いなくセリナはユリウスで満たされ、ユリウスだけのセリナだった。]
……あの、身体…大丈夫、ですか…?
[呼吸が落ち着き興奮が収まると、どうしても聞いてしまう。
セリナは名残惜しげにユリウスのなかから身を抜き取ると、拭くものを探しきょろきょろと周りを見たが…手近にない。スカートも皺になり、染みが付いていた。しまった。
とりあえずユリウスの胸元に浮く小さな汗の粒を舐め取ると。]
……え、ええと…。
ごめんなさい、先のことまで考えてませんでした…。
[ユリウスの前で項垂れた。]
あっ…!
[お豆さんに刺激を受け、一瞬声を上げる。]
…
[美味しそうにイチゴを食べるヒカリを見て、寂しさを感じてしまい。]
ねぇ…ヒカリちゃん?
[クレールが逃れようとすれば、そのまま手を離した]
ああ……それで。
自分の身よりも、私の方が大事だったの?
私が男だったら、あなたが襲われる可能性だってあったのに。
[未だ納得がいかぬ顔をして、呟く。
彼女の好意は知っていたけれど、これほどとは。
裏切られても、そんなことを言われるとは思っていなかった]
……その優しさが、嘘だったとは思わないの?
[笑みを消し、彼女の独白を静かに聞きながら、その横顔をじっと見つめる。
閉じられた瞳を、覗き込むように]
[ 「大丈夫よ。貴方の危惧している所までは行ってないわ。
だけど、そんな事を考えるようになったなんて、数日間一緒にいただけの事はあるわね……。」
そう言いながらジェルトルーデの指は体を撫でていく。声を出すと変な勘違いをされてしまいそうなのでじっと耐えるがそれでも時折吐息が混じる ]
ちょっと、何言ってるんですか、やめ……。
[ くすくす、とジェルトルーデが笑いながら迫ってくる。
「そう言えばさっきも名前は間違えたわね?もう忘れられないようにしてあげようかしら?」 ]
えっ、ちょっと、それは……。
[ 拒否の言葉も意に介さずゆっくりと慣れた手付きで始める。]
>>209
あれ、残ってるぅ?
[物欲しそうなミサナを見て、愉悦に浸る]
……ウソウソ、しょーがないなぁ……♪
[今度は、ミサナの秘部に舌を滑り込ませる。……クリームをすべて舐め取るように]
[微笑。しかしそれはさすがながら、どこか、ぼうっとしていた。
優しくセリナを見下ろし、指でセリナの髪を挟んでは梳くように。愛しく。]
ああ……私も…至福だ。
セリナを愛せて、本当に、良かった。
[小さく。柔らかく。囁くような声で。全くどこにも、嘘も、疑いようもない言葉。
自然に綻ぶ表情がそれを、証明していた。]
…ん? 嗚呼、平気、さ。
[その証を見せようと、ふら、と立ち上がってマットレスから降りようとしたが…
う、と小さく声を上げて、その場で尻もちをついた。
スカートの上から、少し、両脚の間を両手で押さえる。]
[セリナの視線の先、スカートに気づく。
少し持ち上げてみて、染みを見るが、すぐに、ハッと笑ってスカートを置き。]
うーむ、洗濯せねばなぁ。
……外へは、まあ、君がぴったり私にくっついて歩けば、うむ。大丈夫!
[ 「そうそう。良い事を教えてあげる。貴方の事を私の妹達に話したらね、気に入ってくれて可愛がりたいって。さっきも何人か来て可愛がって行ったわ。」
ああ、だからさっき少しジェルト様のと違う感触があった気もするのは……と思ったが、ジェルトルーデの感覚がわかる所まで来てしまった自分が嫌にもなったので黙る事にした。]
[「嘘」という言葉に反応して、息を飲む。
心を落ち着けるかのように、小さく息を吐くと言葉を続けた。]
…こんな夢も見ました。
マレーネさんが私のために歌をアリアを歌ってくれる夢。
歌が終わると、マレーネさんはいなくなって。
どこからか、声だけが聞こえました。ごめんね。って。
マレーネさんは、そう言ってくれました。…悲しい声でした。
マレーネさんは……男の人、でした。
[すぅっと、大きく息を吸うと今にも泣き出しそうな声で続ける。]
退寮になる前、私はあなたが女の人だと信じられなくなりました。
好きなのに。
あなたが、好きだったのに。
特別な人だったのに…!
でも…、学園を去る決心をして。
もう、あなたに会えないと知って……気づきました。
そんなことはどうでもよかったんです。
私は…私は、マレーネさんという人を好きになった。
たとえ、男の人だとしても……!
たとえ…優しさが嘘だとしても…!
私が、あなたに救われたことには変わりません……。
[言い終わると、静かに目を開きマレーネの方を振り向いた。]
[柔らかく微笑むユリウスの顔、そして至福の言葉。セリナは思わず言葉が胸に痞え、かわりに涙がほろりと流れ落ちた。]
あ、ご、ごめんな、さい…。
なんだか、幸せで……。
さっきまで、ユリウスさま、何だか…その、お互いムキになっていた…みたいで…。
でも、二人して、幸せで……。
[しかし尻餅をついたユリウスに、さっと青ざめて。]
や、やっぱり、無理…させてしまいましたか…?
ごめんなさい…。
[こんなことになるなら、どちらが手綱を取るかの争いなどせずに、全部ユリウスの好きなようにさせればよかった、などと呟く。
ユリウスの腰の辺りを優しく撫でて。]
大丈夫…?大丈夫ですか…?
[涙を目に溜めてユリウスに聞く。先ほどまでは間違いなく雄の顔をしていたセリナだったのが、あっさりといつもの泣き虫な女の子になっていた。]
くっついても、ダメです。
誰かが見たら…いや、誰にも見せたら、ダメです。
[ユリウスの言葉を即座に否定して、悩む。こういう場合普通ならば、男のシャツ一枚で何とかなる場合もあるのだろうが、残念ながらこの二人だとユリウスのほうがシャツのサイズは大きかった。]
待ってて、ください。服を持ってきます…。
こっそり、寮に忍び込んで…。
[涙が零れたのには、呆れたような笑顔を見せて、そっとその涙を指で拭って、指を舐める。]
大丈夫、大丈夫だから。
幸せだよ、私は…。
こんなことを気にして、何も出来なかったら…… ……寂しい。
[だから。 と言って、腰を撫でてくれるセリナの手を片手で取って、持ち上げて、
その甲に軽く口づけを。
視線を、セリナの顔へと上げればそこにあったのは……あれ、さっきと別人じゃないか?
それに、おかしさを感じて、つい、ぷ、と軽く笑った。]
[ダメ、という言葉には、顎に手をやって他の方法を考えていたが。
セリナの提案には、驚いた様子で。]
…いや、待て、それは駄目だ!
もし見つかったら、君はもう……。
[クレールの叫びを聞くと、わずかに目を見開いた。
平時のように面白がるのでもなく、感嘆の意をみせるでもなく。ただ、驚いた。
強く思いを持つものは好きだったし、それを見るために彼女に会いに来たというのに。
そんな感情のベクトルが、自分にこうも素直に、強く、向けられることとは思っていなかった]
――……
[彼女の目が開けば、瞬き。
受けきれない思いをもてあますように、ただその場に立ち尽くしている]
[手の甲に口づけるユリウスを見て、嬉しそうに、しかし悔しそうに唇を噛み…。]
……なんだか…男って、無力ですね……。
[ぽつりと呟いた。耐えて微笑むユリウスの姿は、眩しいほどにひたすら美しかった。
しばし見とれるように眺めるが、その顔がいきなり噴き出したのを見て。]
な、なぜ、笑うんですか…?
[紅くなって、唇を突き出すように尖らせて膨れる。]
でも、このままでは…。
[そもそも、セリナはこの先どこに行くべきか、まだ考えていなかった。父親の元は…しばらくは顔をあわせたくない。もう少し心を整理して、対決する力を蓄えて、遠くない未来には必ずや毅然とした態度で…そう考えていた。]
……行くところが、なくなってしまいました…。
それに…ユリウスさまは学園にお戻りになるのですよね?
その……。
[言葉を濁す。自分が踏みにじった人たちと対面せざるを得ないユリウスを見て、思い悩む。]
[もう止めることはできなかった。
マレーネの顔を見ると、抑えていた感情が激しく溢れ出す。]
そんなことにも気づけなかった…!
だから。
だから、もう私はあなたの傍にいる資格なんてないんです……。
なのに…。
それなのに、どうして……!
どうして…私の前に現れるんですか……?
私…私…もう…。
[立ち尽くすマレーネの方に一歩踏み出す。
少し背伸びをし、マレーネの唇を無理矢理奪おうとする。]
[初めて見る激情を受けきる前に、クレールが迫った。
唇をふさがれると、びくりと肩がこわばった。
慣れているはずの感触が、異様なほど鮮烈に、脳に届く。
目は見開いたまま、ただ彼女を見る]
(どうして?)
[問いが頭を駆け巡って、言葉は出ぬまま、彼女のなすがままに]
男が強くなくちゃいけない道理はないさ。
……まあ、君がどうしたいかによるがな?
[ふふりと口元を笑わせて、こちらを見つめるセリナを見つめ返す。
「君はどう?」なんて、目で尋ねかけていた。
なぜと聞かれれば、"女の子みたいに"膨れるセリナをもう一度見やって。]
さっきとは全然違うからな。
……激しく下から私を突いてきたとは、到底思えん、な。
[顎に手をやって、少し近づき、愉快そうにまじまじとセリナの顔を見つめる。
自分で言いながら少し恥ずかしくなったのか、照れ隠しのように、軽く、ハ、と笑って。]
[ううん、と状況打破の方法を考えていたが。
学園へ戻る、という言葉を聞けば、わざとらしく眼を丸くして。]
……何を言ってる?私は学園での生活を、続ける気はないが。
[きっぱりと。]
も、もちろん、強くなります!
ちゃんと守れるように…頑張ります!
[挑発気味に言うユリウスを守るように抱きしめる。ただし周りからは、抱きしめるというより抱きついているという感じに見えるかもしれない頼りなさ。
それでも、ぎゅっと力を込めて、セリナはユリウスを抱きしめた。
しかし夢中になっているときのことを言われると、答えようがない。意地悪をいうユリウスに思わず。]
それはその、あの、ええと…。
ゆ、ユリウスさまも、さっきはあんなに…私に突かれて喜んでらしたのに…。
[そんなことを、ぽろりと。言った方も恥ずかしく、その姿を思い出しかあっと赤くなる。相手よりも自分のほうにこそダメージが大きい反撃だったかもしれない。
ただし次の告白は衝撃的だった。]
え…ええ!?どういう、こと…ですか?
だってユリウスさまはもう高校2年ですし…あと1年もすればすぐに卒業ではないですか。
[驚いて詰め寄る。]
[唇が触れ合う。
突然のことに驚いたのか、マレーネの身体がこわばるのがわかったが、首に腕を回すと引き寄せた。
舌を口内に侵入させると、マレーネの舌に強引に絡める。
身体が熱い。
頭の後ろあたりがジンジンと痺れて、何も考えられない。
夢中で口内をむさぼり、犯す。
街灯の下、かすかに霧が立ち込めるなか、その音だけがしばし響いた。]
[へえ、と言いながら、抱きしめ…いや抱きつかれる。
さまになってない、と一瞬思いはしたが…抱きしめる強さ、それに、一瞬、繋がっていたあの時の力強さを感じて、少しの高鳴る鼓動と共にしみじみと思いを。]
……"私に突かれて"。
[自分で言った言葉ながら、セリナが言うと不思議に思えて。つい、目を丸くした。少しすれば、ふっ、とつい、笑みを零して。]
ふーん、その時、私に女らしさがあったか?
…なら、お互い様かな?
[冗談めかして、蹴りをつけた。
ただその愉快げな笑みも、次に言う言葉の為に真剣な表情へと変えられる。]
一年ならば、そうは変わらん。
──君を…一人にしたくない。
一緒に行こう。
[詰め寄られれば、逆に良しとばかりにセリナの両肩に手を置き、相手の瞳を一心に見つめる。
冗談を言っているような様子では、一切無い。]
ん、っ…………
[身体を引き寄せられ、舌が入れられると、思わず声が漏れた。
苦しさよりも先に、熱を感じた。
振りほどこうとしても、いつものようにうまくいかず。
息をするのも忘れて、ただ、彼女の舌に翻弄される。
熱を移された頬が、朱に染まった]
えっ?
あ、はい…凄く綺麗で…女神さまみたいでした…。
[ユリウスが、自分のことを女らしかったかなどと聞く。ユリウスの言葉にしては微妙に違和感を感じたものの…よくよく考えれば、長く美しい髪。綺麗に手入れされた爪。華美ではないが、可愛らしいデザインの下着…。]
……ユリウスさまは、お美しいです…。
ユリウスさまはそのままで良いのです。
あんな素敵なユリウスさまの姿は、他の人に見せてはダメなのですから…。
それに…私の中の「男」を虜にするくらいなのだから…女性として魅力的に決まっているじゃありませんか…。
[何だか、心に溜まっていたものがすっと溶けて消えた。再び抱きしめる。髪を撫でて、わざとちゅっちゅっと音を立てながら方々に口づけた。
そして、真剣な言葉。本気を感じる。]
……それは…その……。
[悩む。一緒に居たいのは山々だ。そして、あのとき約束を破ってまで自分を守ろうとしたユリウスの姿を思い出す。
セリナはユリウスに向き直ると、しばし目を閉じて。そして言った。]
……ダメです。…それはダメです……。
そのお願いは聞けません。
かわりに…。
[ユリウスの目をまっすぐに見つめて]
――ユリウスさまをお一人にはできません。
放っておくと何をするか分かりませんから。
……私と、一緒に来てください…。
[ユリウスを真似た、茶目っ気たっぷりの顔で…しかし、言葉には力を込めて。]
前回BBSにいた時は丁寧口調じゃなくて、あえてはっちゃけたけどそれでも同村経験のある人にばれました。
よし、わかった。
今度はリーザにラブアタックを繰り返すオットーをやる。リーザが駄目ならペーターに行く。それでも駄目ならレジーナにラブアタックに行く。
>>300も読みつつ中身バレしないようにとか、あるいは中身がばれた上でも白けさせない、というか楽しんでもらえる工夫を頑張ったりしたいと考えています。
[ただ、イエスかノーか、それだけの答えを思って尋ねていた。
勿論それは、気恥かしかったから。
しかし、帰って来た答えは最上の更に上に行きそうな、褒め言葉。
落ち付き始めていた顔色だったのに、その言葉で目を見開いて、下唇を僅かに噛んで、落ち付かなさげに口元をもじもじ。]
……そ、 そう、か。
それならば良いのだが…… …うん、君も"あの時"の調子だ。うん。……
[僅かに顔を紅くして。口づけを返すが、ぷいと照れ隠しにそっぽを向く。正面から褒められるのは苦手。]
[次に続いた言葉に、視線を戻す。考える様子の相手に、じっと視線を注ぐ。
駄目です、という言葉に対し、驚き調子で反射的に「何故」と返しそうになったが……]
……! ……
[代わりの"提案"。それに、一瞬何を言っているのかと豆鉄砲を喰らった鳩のような表情を見せた。
ただすぐに、相手がこちらの本気に、本気を返してくれたものだと悟る。
真剣な表情に改めた。]
その願い、受け入れよう。
[なんて。 まるで、根本提案者じゃないみたいに。
…少しの間の後、我慢しきれずに「ッは!」と、一笑い。]
[恥ずかしがるユリウスの姿。初めて、見た。
そっぽを向くなんて、もはやセリナのほうの専売特許ではなかったか?
セリナの中にえもいわれぬ感情が巻き起こり、きゅぅっと心が音を立てて収縮した。]
…可愛い……。
[ぽつりと。男としての「庇護欲」が、生まれた瞬間かもしれなかった。
提案の受け入れには、仰々しい仕草で。]
ありがとうございます。
[なんて応えてみたり。]
…ユリウスさま……では、どこに行きましょうか?
ああでもまずは、服でした…。
ええと、私のほうの服は問題ないとして…ユリウスさまは…スカートの乱れと…パンティは諦めていただくしかないでしょうか…。
[散らばる服を拾い集める。ユリウスの下着はもう、完全にぐちゅぐちゅになっていて、再び身に着けるには気持ちの悪いものだろう。]
か、かわい…?
[セリナの呟きを、抜け目なく耳にした。驚きの表情で、目を見開いて。
「可愛い」なんて言葉、高校になってから…いや既に、中学の頃から聞かなかったかもしれない。
懐かしい言葉に、らしからぬ動揺を見せて慌てた。
いやいや。なんて言いながら、首を横に振ったり。]
どこ…うーん、まずは寝るところを確保して……嗚呼。
[先ずは服、という言葉に、やっと我に帰ったように思い出す。
ホックを外され、今や肩から垂れ下がっているブラジャーさえも、汗でべとべとして気持ち悪い。
それをつけ直しながら、セリナが回収した、外された下着を受け取る。これはな、と触れて苦笑い。]
二人とも、外へ出るのは叶わんとなれば……
……何とかして、セリナの服を私が着れぬものか。
[なんて言って、セリナへ視線をやったり。大分きついことになりそうだが…]
[動揺のまなこでこちらを見るユリウス。可愛い。
セリナは、ふふ、と笑うと、胸にかき抱くようにしてユリウスの頭を引き寄せ髪を撫でた。
しかしそうしながらも不安はないわけではない。
まず、お金がない。この年齢では、働く場所もない。たぶんきっと、ユリウスに全て頼ることになってしまうのだろう。
髪を撫でながら、気づかれないようにしばし目を閉じて…。少なくとも、ユリウスに不安を与えないように、精神的に自分がしっかりせねば。]
わ、私の服、ですか…?
[手にしたものをちらと見る。寮内の私服のまま来てしまったので、女物ではある。
しかし……ミニの薄ピンクのフレアキュロットと、前たてにフリルとレースの付いた白いブラウス。]
……サイズはともかく…き、着ます、か?
[戸惑いを隠せないまま、聞いてみた。]
…………。
[むう…、と、不服、不満、どっちの言葉にもつかないようなモヤッとした、気恥ずかしい気持ちを抱えながら唸る。
そうした眉を顰めた表情のまま、セリナの胸に頭を撫でられ、やめんか、などと照れ隠し。
勿論こちらにも、不安が無い筈がない。
手持ちの金を使って簡易な寝床を確保したとしても、食費他諸々に押しつぶされるのは目に見えている。セリナは中一だ。学校にも行かねばならぬ。
どうしてでも働く。セリナに過度な不安を与えない為にも、覚悟は出来ていた。
……お互い、そういう気持ちを口に出さずとも持っていた。]
[セリナの胸元から離れ、セリナが持つ服を見る。
なるほど女物であるから──明らかに私に似合わないのはさておき──不審ではなかった。しかしどう見ても、サイズが小さい。しかし。]
…うむ。
それしか手段は……な。
[不安な面持ちながら。]
[互いに生活に不自由なく来た身であり、苦労など知るはずもない。おままごとのような生活がどれほど続くのか。ただ、このいとおしい温もりを手放したくないだけ。]
…わ、わかりました…。
[付け胸があった分、ブラウスのサイズは大きめだ。無理して入らない事もない。
しかしキュロットは…ユリウスの身長だと、かなりのミニだ。
それでも、汚れてしわくちゃになったスカートをパンティ無しで穿くよりはマシなのかもしれない。
ユリウスに手渡すと、何となく後ろを向いて、着替えが終わるのを待った。]
[どのくらいの時間そうしていただろう。
首に絡ませた腕を解いて顔を離すと、つぅと唾液が糸を引く。
気がつくと、両の目からは涙がこぼれていた。
半ば放心した様子のマレーネに向かって言う。]
マレーネさんが…好きです。
私にはそんな資格なんてない。
でも…それでも……!
離れたくない…傍にいたい。
あなたのことを…愛しています。
[独りよがりな言葉。
学園を、マレーネの下を、去ろうと決めたはずなのに。
マレーネを前にして溢れ出した感情は、言葉は、抑えることができなかった。]
[服を受け取って、自分の前に広げて改めてサイズを見てみる。ただし、見るたびに唸り声が漏れる。
サイズの問題もそうだが、こういった衣服が一見しても、明らかにその人に似合わないのも心苦しい。]
仕方がないな。
…… 別に、後ろを向かなくてもいいのに。
[つい、にや、と笑う。 先ほどまでお互い裸だった関係。今更着替えを隠してどうだろうか。
制服のシャツを脱ぎ捨てて、ブラウスを着てみる。なるほど確かに、少し大きめだが…それでもまだ、小さい。肩から腕にかけてがきつい。
破れるのでは、と危惧しながらも何とか腕を通す。前のボタンをかける。ぎゅうぎゅう胸が押し込められる。
やっと着れた。 …………が、何より、当然だが丈が短い。殆ど臍出しに近いような状態に。]
…………。
[既にやめたい気分に陥りながらも、着ざるを得ない。
キュロットに半ば無理やり尻を詰め込む。 ……短い。短すぎる。]
…… いいぞ。
[正直言って、見せたくない姿。俯きながらも、小さく告げる。]
[「後ろを向かなくても」などと言われても、何となくこういうものは気分の問題というか…。]
その、だって、何と言うか…。
[もごもごもご。いいぞと言われてそっと振り返ってみて…。]
え、と。
[言葉がとまってしまった。どういうべきなのだろうか…。
何だろうこの罪悪感。
ただしデザインや色さえ考えなければ、かなりのセクシーな姿でもある。]
ユリウスさま、おへそが見えてます…。脚も……。
見えすぎます…。
[赤くなって俯いた。]
………… …………。
[無言だった。「いいぞ」という一言に、これほど後悔したことがあっただろうか。
いつも堂々と、腕を僅かに挙げて立つ癖がある。
しかし、余りにもきつすぎて、上げればこのブラウスは肩からいとも容易く裂けるだろう。
それを考慮した結果、まるで気の小さな子のように、腰に肘をつけた身の小さく見えるポーズ。]
……
[言われなくても、明らかな自分の異常さは痛いくらい分かっている。
段々と顔を赤くしていって。]
ど……
どうしろというのだ……!!
[悲痛な声を上げ。最早泣きそうな心境。]
[とりあえず、この姿はセリナの網膜に焼き付けておくとして。]
…他の人には見せたくありません……。
[このセクシーな生脚は、危険だ。
ユリウスに近寄ると、両手で頬を包み込むようにして引き寄せて、キスをした。]
悩殺的過ぎます…。
[しかしこれはもうどうしようもない。
何かないかと探してみたところ、シーツが見つかった。それを二枚使って。]
あ、あの、それは脱いでもらっていいですか…?
[何か案があるようだ。]
私も他の奴には見て貰いたくないわっ!
[セリナが言う言葉とは、別な意味で吠える。
キスされれば返すが、余りにも気分が酷過ぎて、離した後口を尖らせる。]
ぬ…脱ぐか。結局…… いや、ありがたい。
[脱ぐほうが大変そうだ、などと呟きつつ。
胸元のブラウスのボタンを外せば、弾けるように開いた服から胸が零れる。大分呼吸が楽になったらしくて、一旦、ふう、と息を吐く。
ぷちぷちと外していき、注意深く腕を抜き取り。
キュロットも、脱いで一息。下着一枚になり、脱いだ服を畳んで手近な場所へ置く。
シーツを引き出したのを見れば、どうする気だ、と。
…案があるのなら、従う。]
[やはり、脱いでいくユリウスからは頬を赤らめながら視線を逸らして。
脱ぎ終わったものを受け取りながら、逆に自分は元通りに服を身に着けていく。そしてそっと視線を戻すと、ユリウスはブラジャーと…白いソックス、だけ。
思わず鼻血が出そうな姿に、くらくらしながら。]
え、えと。
これをこうやって…。
[折りたたんだりひだを取ったりしながら、ユリウスの身体に白いシーツで服を形作る。できあがり、と言って数歩離れて見てみると。]
ん…ぱっと見は大丈夫だと思う…。
[胸元をカシュクールにして腰で留めた、ロングドレスのような姿になった。その格好をじっと見つめると、セリナはもう一枚シーツを取り出してきて、ユリウスの頭からふわりとかぶせた。]
……花嫁さん、みたい…。
[楽しそうに微笑む。]
っは、ぁ……
[唇が離れると、酸素を求めて喘いだ。
キスだけでこんなにも動揺するのは、とても久しぶりで。
クレールからの熱と恥ずかしさで、本当の少女のように頬が上気していた]
――――…………
[ようやく息を整えると、クレールは叫び、泣きはらす。
その涙は街灯のほのかな光に照らされ煌めいて、とてもきれいに見えた]
クレール、ちゃん。
[愛していると言われると、ぽつんと彼女の名を呼んだ。
その声は、先刻まで彼女を弄ぼうとした者の声には到底聞こえなかっただろう。
泣く彼女と視線を合わせ、そらし。そんなことを何回かそれを繰り返した後]
[自分の体にシーツで服を形作って行く様子を、大人しく眺める。
果たして大丈夫なのか、という不安な心持ちだったが、完成したのを見てみれば感嘆。
「器用だな」と、感心して言う。
どちらにしろ似合っていないのは変わらないが、先程より百倍マシである。]
これなら、ここと寮を往復するくらいは出来るか……。
[ふうむ、と唸り。
頭に乗せられれば、やめんか、と払い落して、]
五年後か、六年後か…それくらいに取っとかんか。
[冗談めかしながら、そんなことを。
既に乾き始めている下着とスカートを回収する。]
資格なんてない? ありすぎるじゃないか。
私をこんなにまで動揺させてさ。
ああ、もう。
もう。
[いつしか、苦笑は微笑に変わる。
優しげな、彼女は見慣れていたであろう、"マレーネ"の笑み。
大きく、開き直るかのような溜め息をついた後。
静かに、問うた]
……クレールちゃんは、これからどうするの?
あ。
[払い落とされたシーツを、ちょっと不満げに見る。しかし。]
…五年後……。
[セリナ18歳、ユリウス…22歳。
想像して、勝手に一人恥ずかしそうに、嬉しそうに。]
…これから、どうしますか…?
[シーツを元通りにして、マットレスは……染みができているのはもう見なかったことにして、ユリウスに向き直った。]
[セリナが、こちらの言葉の意図を察したのを様子から悟れば、にやついた。
どうする、と言われれば腕を組む。]
とりあえず、寮の私物を回収する。セリナの部屋もな。 [リヤカーでも借りるかな、と呟き。]
それで何処か、貸し部屋を……
……嗚呼、そうだ、既に退学届は出してあるからな。
[後について思いついた事を口に出しながら、当然のような顔で言葉を付けたし。
どうやら、もし一緒に行く事を断られてもついて行く心づもりだったらしく。]
[やさしい声で呼ぶのを聞いた。
やさしい表情で話すのを見た。
じっと、マレーネの言葉に耳を傾けた。]
また…救ってくださるんですね。
こんな私でも…マレーネさんの傍にいていいんですね。
[見慣れた笑みをクレールに向ける
“いつもの”マレーネがそこにいた。]
あなたについて行きます。
[マレーネの瞳をじっと見据えて、静かにそう答えた。]
[ぽかんと。既に退学届けを出してある。そんな言葉に、ひたすらぽかんと。]
ゆ、ユリウスさま…。
[その行動力には敬服するが、さすがにセリナは身が引き締まる思いで。
私物を回収すると聞けば。]
あ、あの。
サイドテーブルの上に、小さな蝶…ピンクのものと白いものがあると思います…。
お気に入りなんです。
それも、もってきてもらえますか…?
[お願いをした。]
[ぽかんとする様子を全く気にも留めずに、何だ、などと。
まるでそこまで重大な事情でもないかのように、平然としていた。]
小さな…ピンク、と、白か。わかった。
とりあえず、部屋の備品以外は手当たり次第積むつもりだ。
[一つ頷く。]
では、行ってくる。少し時間がかかるかもしれんが…
セリナ君はここで待っている、かね?
[校内をうろつくわけにもいかんし。と。]
さすがにもう、入れないでしょうね…。特に寮内は。
[警備などもきつくなっているだろう。]
はい、ここでお待ちしてます。
よろしくお願いします…。
[ユリウスを見て、にっこりと微笑んだ。]
[よし。急ぐかな。]
[悪いな、とセリナに告げて、早足に階段を上がる。
あんな長いシーツのドレスを着ながら、廊下を猛スピードで駆けて行く音が聞こえる。
昇降口の板を蹴り出て行ったと思えば、
……暫く経って、リヤカーが学校に持ち込まれたらしき車輪の音が聞こえる。
多少教師と揉めたあと、その人はリヤカーを寮前に置き、荷物を次々運び出し始めた。
通りすがる生徒会の者を捕まえては、手伝わせる。]
ついていく、か。
そんなにさくっと言っちゃっていいの?
私、こう見えても犯罪者なのは、わかってるよね?
[彼女を見つめ返すと、笑いながら言った。
そこにからかいの色はない。
外面だけ見て"愉しむ"のではなく、本当に、彼女自身を自身の身で、"楽しんで"いた]
救いなんてもの、あげた覚えもないのに。
うん、まあ。
……いいけどさ。
[呟いた直後、彼女の眼差しを、もう一度捉え。
不意に、彼女に唇を重ねようと動いた]
[しかし、ユリウスが「アジト」に戻ったとき、セリナの姿はそこになかった。あの、ベールにしたシーツもそのまま。マットレスの染みもそのまま。全てのものがそのままで、ただ、セリナの姿だけが忽然と消えていた。
書置きすらない。]
[探すだろうか、ユリウスは。
しかし見つからない。
学校に尋ねても、そんな生徒は最初から居ないの一点張り。
セリナだけではなく、マレーネも、ヒカリも。
事件は全て、無かったこととされていた。
即日、旧校舎の取り壊しが始まり、そして、ユリウスの退学届けは…破棄されていた。]
[生徒会の者を働かせ、リヤカーに物を積みこんだ。
がらがら力任せに引き、旧校舎の前に置く。
旧校舎に踏み入り、廊下を走り、地下室への階段を駆け降りる。
地下室の扉を、力強く開き──]
──セリナ!準備が ………
……… ……セリナ?
[姿は、その中に見えない。
地下室へ入り、見回す。居ない。
マットレスを捲り上げる。居ない。]
…セリナ、冗談はよせ。 セリナ。
おい、出てこい。 どこにいる……?
[額に汗が滴る。それは地下室の湿気のせいではない。
低く、声は地下室に響くが、返事はない。
真っ青になって、旧校舎を飛び出す。]
セリナ、頼む。 出てきてくれ。
お前を責める者と、もう会う事はないんだ。
記憶に責められる必要だって、何もないんだ。
だから………
[ただひたすらに、校内を、校外を、走りつめた。
吠えても叫んでも姿は無い。]
[疲れきって、足が動かなくなり、喉が枯れた時、
その人はくず折れて、顔を両腕に埋めて、上半身を倒れ込ませた……。]
[穏やかな表情でゆっくりと首を横に振る。]
たとえ、犯罪者だとしても。
マレーネさんは、マレーネさんです。
私の特別な人であることに、変わりはありません。
[と、マレーネに微笑み返すその瞳に迷いの色はなかった。]
――っ…ん……。
[唇を重ねようとするマレーネに逆らわず
静かに目を閉じると、求めるようにマレーネの身体を抱きしめる。]
[やがて高校を卒業し、思う進路に進んだユリウス。ある日、その前に現れたのは…間違えようのないその人。]
……お久しぶりです、ユリウスさま……。
[身長は、少し伸びた。顔つきも、少し大人びた気がする。でもあの可愛い声は変わらない。
ユリウスは、その人を見て…どうするのだろうか?]
[ただ、唇を重ねるだけのキス。
目をつぶり、彼女の背中を抱きしめる。
時間としては、短いものだった。
しかし優しすぎる時間は、とても長く感じられて]
……、仕返し。
[唇を話すと、軽く舌を出して言う。
自然と顔が緩むのが、自分でもおかしくなって軽く吹き出した]
……さ、行こうか?
[そっと離れると、駅の方へと顔を向けた。
具体的にどこに行くかなど、まったく考えていなかったが]
[その人は、大学に進んでいた。ここから少し離れた地の、二流大学。
身長も、その大人びた外見も変わらず。
さて下宿はどうしようかと考え、情報誌をボンヤリと眺めながら道を行っていた時。
突如。声をかけられる。
すぐに、顔を上げた。
顔を見なくても、声ですぐに分かった。
その顔をはっきりと目で確認した時、目を見開いて、口をぱくぱくさせ。
豆鉄砲を喰らった鳩のように。
ぽとり、と情報誌を足元に落とした。
即座にそちらへと駆け寄り、愕然とした表情のまま、そちらの顔を覗き込んで。]
………!? …… ……
君は……… まさか……… どうして………?
[ただ、驚きの声を上げるばかりで。]
[驚く顔で見つめるユリウスに、少し戸惑うようにして。]
……私のこと、怒ってませんか?
…もう、ほかに……。
[好きな人が、と言いかけて、語尾が濁る。]
――ぁ…。
[唇が離れる。
短い、触れ合うだけのキス。
でもそれは先のものより、とても優しく甘いものだった。]
……あはっ。
[吹き出すマレーネを見て微笑む。]
はい…。
マレーネさんと一緒なら…どこへでも。
[マレーネに歩み寄り、そっと手を握る。
もう涙は乾き、穏やかな表情が街灯に照らされている。]
[相手の言いかけた言葉には、すぐ察した。
ぶんぶんと首を横に振り、唾をのみ込んでから。]
ずっと、苛まれていた。
君の記憶に。
[相手の顔を、ただ一心に見つめる。
……嗚呼、大人っぽくなったなぁ。]
どうか…教えてくれ。
どうして………
[あの時。]
[彼女の穏やかな笑みを見ると、自身も柔らかく笑んだ。
手を握られれば、きゅ、と握り返して。
そのまま駅への道を一歩踏み出すと、ふと思い出して、口を開く]
Aus dem stillen Raume,
――夜の帳から
Aus der Erde Grund
――大地の底から
Hebt mich wie im Traume
――夢のように私を呼び寄せる
Dein verliebter Mund
――優しい君の唇が
Wenn sich die späten Nebel drehn
――夜更けの霧が渦をまくとき
Wurd' ich bei der Laterne……seh'n,
――私は街灯の下で君と……出会った
Wie einst Lili Marleen.
――昔のように リリー・マルレーン
[彼女が退寮する前日、不安なフリをして唄った曲。
「君を待とう」は「君と出会った」に、きちんと変えて。
あまりにも今の状況と似ている事を胸中で苦笑しつつ、口ずさんだ。
そうして薄霧が包む街灯の下を、二人で*歩んでいった*]
[首を横に振るさまを見てほっと息を漏らすも、「苛まれてた」と聞けば、顔を曇らせる。]
ごめんなさい…でも、どうしようもなかった…。
あの後、お父さまがやってきて…無理矢理連れ戻らされてしまいました。
結局お父さまは、最初から約束を守るつもりなどなかったのです…。
それからは元通りの、半ば監禁生活に…。
暴力などは無いし食事も出るので、不自由することはなかったのですが、もうあのままでいいはずがありません。
以前の私ならば、そのまま閉じ込められていたかもしれませんが、隙を見て逃げ出し保護をしていただきました。
その後、施設に一時入り、戸籍を正常にし、…すべてのことを話し……。
現在は保護観察中です。
お父さまは現在……。
[口ごもる。恐らく、何らかの罪に問われているのだろう。]
私は、やっと、この場に来ることができるようになりました…。
………、
………… ……そうか。……
[信じられない、というような愕然とした表情のまま、セリナの言葉を聞いていた。
聞き終えて、虫のような声で、一言だけ言って。
少し俯いて、小さく首を左右に振る。
「そうか、」ともう一度繰り返し。
顔を上げて、再びセリナの顔をじっと見つめる。目に焼き付けるかのように。
夕暮れ時の日の光は、その人の目を照らして、きらきらと水面を反射させていた……。]
私は。
私は、見捨てられていなかったのか。
本当に。
君の心は……?
見捨てるだなんて!…見捨てるだなんて……。
[ありえない、そう首を振る。]
会いたかった…凄く、会いたかったです……。
会いにきても、良かったの、ですか…?
[ぽろり。涙が零れた。少し大人びても、相変わらず泣き虫のようだ。]
[下唇を噛んだ。
どうして、そんな考えを抱いてしまったのか…。
どうして、セリナを信じる事が出来なかったのか…。
自分が恨めしく思った。
首を振るセリナを見つめながら、哀しさと嬉しさが混ざり合った表情をして。
きらきら光を反射させていた水滴は、目から零れ流れた。]
セリナだ。
本当に、セリナだ。
変わってない。
泣き虫で、女みたいで、でも、 絶対… 嫌いに、
なれなくて、
[涙に、目を強く閉じ。
ああ、あぁぁ……と、初めて泣き声を上げ。
目の前の確かなセリナを抱き締めようと、腕を伸ばした。]
はい、セリナです。
泣き虫は…治らなくて。
女の子みたいなのは相変わらずで。
変声期にもそっぽ向かれて。
身長も、牛乳をいっぱい飲んだけど、この程度だし。
…でも、やっぱり、ユリウスさまが、大好きです…。
[声を上げて無くユリウスに、一瞬驚いて。
そしてすぐにもらい無きのように、さらに涙を流しだす。]
ユリウスさま…。
[抱きしめようと伸ばされた手は、素直に受け入れる。
セリナはユリウスの腰に手を回し、身を引き寄せて抱きしめた。]
[ 「あら、どうしたの?そんな顔をして……。幸せな事じゃない。いっぱい可愛がってもらえるのは。」
私だったら嬉しいんだけどね……とジェルトルーデは呟いたが、そんな感覚はわかりたくもない。
「ふふ。もっと素直になっていいのよ。本当はもっとして欲しいんでしょ?」
そうして、ジェルトルーデははだけた服の間から手を入れて体を撫でていく。確かにまだ若干の違和感だとかはあるけれども、出会った頃に比べるとその手に心地良さを覚えるようになった。 ]
[セリナの肩を強く抱き締める。
洟を啜り、肩を揺らす。嗚咽を漏らす。]
……も、う………
一緒に居れるよな……?
離れずに……居てくれるよな……?
ずっと……
[...退寮にならなかったことを知って、無性に騒動の日の最後にテレサを男の手から守るための提案をしてくれた親友に逢いたかった。
ラヴィの大切な人であるミユキが無事なのかも聞きたかった。逢って沢山おしゃべりして、いろいろな想いが駆け巡る。]
ラヴィー!ラヴィー!
[嬉しさに声が弾み寮内を走った。]
[涙でぐちゃぐちゃなユリウスの頭を髪を優しく何度も撫でて。]
もうすぐ、保護観察処分期間が終わります…。
今は施設で暮らしていますが、処分が終われば自宅に戻ります。
…ユリウスさまの入学した大学にも、通える距離ですよ…?
[目元に口付けて、涙を舐め取る。]
[涙の止まらない目を擦り、拭う。
口づけられれば、少し目を伏せて。]
…本当か?
本当に、本当……
……今、貸し部屋を探しているんだ。
手持ちが少ないから、そう立派なものは選べないんだが……
セリナは、父のいる自宅は戻るのか?
ええ、本当です。
[安心するように、ユリウスの背をゆっくりと撫でる。]
お父さまは、現在自宅にはいません…戻ることも無いでしょう……。
あの家は後々売却することになると思います。
しばらく生活するだけの資金になると思いますから、それから…新居を探します。
それまでは、間借りしてくれる人を探しています。
定員一名、風呂トイレ共同、食事を作ってくれるとなお良し。
…ティータイムには、美味しい紅茶が出ます。
私、紅茶を淹れるの、上手くなったんですよ。
ティーバックじゃなくて、ちゃんと葉っぱで淹れるんです。
この物件、いかがですか?お客様。
[くすくすと茶目っ気たっぷりに笑いながら、尋ねた。]
[...ミユキの部屋に二人の気配を感じる。ミユキとラヴィニアは既に再会しているのだろうか。
再びラヴィニアと逢えるということに嬉しさを感じ、先輩の部屋だというのに、ノックをするのも忘れて。部屋に飛び込んだ。}
ラヴィー!ミユキ先輩!
(あれ?錠は・・・?)
(ばっちり見られた。)
(1.まずパンツを履きます)
(2.ズボンも履きます)
(3.)ってちょっと待って閉めないでーーーー!
[閉められた扉を開け、そこにいたテレサを部屋に引き込んだ]
ふむ、そうか、売却…… ……を?
[涙は収まり始めた。
落ち着きを取り戻し、顎に手をやって話を聞いていたが。
途中から、最後にかけての言葉に、つい驚いて。
目を丸くしていたが、…少しすれば、口の端が、昔のように吊られた。]
……いい、物件じゃあないか。
[少し声を張り上げて、セリナの肩を、軽くたたいた。
…にしても彼は、妙な冗談めかした事を言うようになった。
それも、また。]
その物件、案内してほしいね。
……しかし、私は、紅茶にはうるさいぞ?
一年半経った紅茶、評価させて貰おうじゃないか!
[ハッ!と、声を。]
[ 自分は今までそういう事には全く縁の無いところで生きてきたし、男に間違えられるのは珍しくは無い。だからこそ、ジェルトルーデにこのような扱われ方をしてより強く女性としての自分を感じるようになった。
自分からジェルトルーデを求めてはいけない。もしもそうすると、自分が自分でなくなってしまうような気がするから。それに、心のどこかで同性の目の前であられもない姿を見せるのに抵抗があった。
その意思も、ジェルトルーデはその口付けでゆっくりと剥がそうとする。]
……ジェルトさん……。
[テレサの横にいた、ほのかも部屋の中の様子をちらりと見ると、顔を真っ赤にした]
あ、あははははは…。
取り込み中みたいやな〜。うち用事思い出した!!
[...は、ダッシュで*逃げた*]
―――ほのか自室―――
あ、あんなん…ふ、不潔…。で、でもうちもアヤメはんと。
[...は、乱れた姿のアヤメを想像する]
何考えてるねん!はぁ
[くす、と心の中で笑って、残る涙を指先で拭いとると。]
もう、すっかり、昔のユリウスさまですね。
良かった、本当に、嬉しいです…。
[目を細めてその顔を覗き込む。]
お客さまお目が高い。
私の紅茶を飲んだ後は、よそのものは飲めなくなりますよ?
[さらりと、長い髪に指を通す。逃げる一筋を指先で巻き取り、口付けた。
セリナの生家でユリウスは、セリナの生い立ちに関するさまざまなものを見ることになるだろう。それらを二人で少しずつ整理をして、決別し、そして新しい生活へと。]
さあ、ご案内いたします、こちらへ…。
[セリナはユリウスの手を取ると、*共に歩み始めた。*]
[...意識はあるけど、身体が意思に従って動かない。その固まったままでいると、今まで見たことも無い表情を浮かべたラヴィニアが近寄ってくる
秘密、口封じ、聞きなれない言葉がさらに身体と意識を混乱させる。
ラヴィニアの唇がやさしく唇に触れたかと思うと、舌が入ってくるのを感じて、急に意識が戻る。]
んっ……。
[...身体への意思の命令が不十分なまま、逃げないとと思い。
ラヴィニアの身体を引き離そうと、この場から逃げようと身体を動かすが、気が付くとミユキに羽交い絞めされていて、満足に動くこともできない。]
―――ほのか自室―――
そんな、アヤメはんを░▓▒▓█▓░░▓▒して░▓▒▓█▓░░▓▒して、そんで滅茶苦茶に░▓▒▓█▓░░▓▒とか。
[...は、戸棚から新しい眼鏡を取り出し、かけなおすと、にやりと笑った]
…まぁ、思ってるかも、な…。
[...は、そのまま闇に*消えた*]
[ そう言った自分の顔は向こうにはどう見えているだろうか。きっと、物欲しそうな顔をしていたとか言われるのだろう。
「妹達に可愛がってもらう前に、まず私から……ね。物欲しそうな顔をして、今まで苦しかったでしょう。でも、もう私の部屋に来た以上何も心配する事は無いわ。」]
ジェルトさん、もしかして……。あの、さすがにそれはやめてください。私にそんな趣味はありませんし、第一私は……。
[否定の言葉は手で塞がれる。ジェルトルーデはもう片方の手で体を撫でながら、子供をあやすかのような声で話す。
「趣味が無い?……ふふ、ここ数日貴方と絡んできて、体は正直に私を欲しているなずなのに強情ね。新しい世界を広げるのも、いい事よ。」]
新しい世界?知りたくもありませんって、そんな世界。ジェルトさんもっと服を剥ぎ取らないでください、見つかったらどうす……
[ショックから立ち直ったのか、テレサから僅かに反抗の動きを感じ]
ふふ。だぁめ、よ。逃げられるなんて思わないことね。
[首の裏をぺろぺろと舐めはじめた]
れろ・・・ちゅっ。
[ 必死に抵抗するがそんな事に構わずにジェルトルーデに組み敷かれてしまう。
もしもこれが見つかったら何て言えばいいんだろう、という気持ちと、ほんのわずかなこのまま身を任せるのも悪くは無い、という気持ちが交錯していた。]
………………………………。
[...ミユキが首筋に舌を這わせるのを感じると自然と声が漏れる。]
……。
[...ラヴィニアの身体の奥の部分をほどくように動く舌の動きを感じ、さらに抵抗が弱まる。
今まで知らなかった未知の世界へのとまどいをほどくように。
ミユキの首すじへの舌の動きもそれを加速させる。
長いキスの後にラヴィニアの誘う、明らかに普段と違う声に導かれるように、その言葉が自然と意識にとけこみ、テレサはこくんと頷いた。]
君も。
……さて、いつまで君は、同じなのかな?
[覗きこまれれば、ゆっくりと、微笑み。]
…
ほうほう、それは、楽しみだ!
ゆっくりじっくり…味わわせて頂こう。……
一生。
ずっと。
[セリナの生家を訪れ、その人は、その人の新しい生活の選択と共に、彼の為の生活を選択し始める。
その人は、これからずっと、彼の成長と変化をじっと見守って。
そして、微笑んでいた。]
…行こうか。
[ユリウスはセリナに手をひかれ、*共に歩み始めた。*]
[ラヴィニアのキスによって抵抗が弱まるのを感じて]
(これは・・・その気を目覚めさせたら私も危ういかもね)
さてさて、どんなものかしら・・・?
[なんて事を思いながらも、自由になった両手でテレサのブラを外し、ラヴィニアの前に胸をはだけさせた]
[テレサがこくんと頷くのを確認すると、にっこりと微笑み]
ふふ……テレサさま、可愛いですわ。
では、ここではなんですので、あちらで……
[ベッドにテレサを誘い、座らせる。
ついでにさっきの余韻か、ミユキに腕を絡めて軽くディープキスを送り耳元に口を寄せ]
ミユキさま、いきなりごめんなさい……
でも、ラヴィのいちばんはミユキさまですから、ね?
[囁き、耳をぺろりと舐めた]
[...ラヴィニアから誘われるようにベッドに移動し座らされ、ミユキの手でブラを取られ、二人から胸を見られると恥ずかしさか頬が赤くなる。]
ラヴィ、ミユキ先輩……
[...親友と先輩の二人と同じ世界を共有できるのかもしれない思いに全てを受け入れる覚悟を決める。]
[...ラヴィニアに胸を包むようにもまれた後、鎖骨から胸の頂へと移動するその唇の動きを感じ、軽いキスを受けて身体がびくんとする。]
ラヴィの胸も綺麗……
[...は胸から広がる気持ちにに戸惑いつつ、ラヴィニアの手を捜し、指と指を絡ませその気持ちを伝えようとする。]
[...ミユキがへその周囲に手を動かすと、その動きに従うように身体が動く、背骨をつぅっと撫上げられると、抑えられずに高い声が出た。]
ミユキ先輩……。
[ それからしばらくして、ジェルトルーデが部屋に連れ込む女生徒の中に混じってオットーの姿が見られるようになった。もっとも、オットーが自分自身の意思でジェルトルーデの部屋に行っているわけではなく、ジェルトルーデに連れ込まれていてさらに何人かの女生徒も一緒に、という事も珍しくは無い。]
[...背骨にそってミユキの舌が動くと身体中にその舌の動きが伝わったかのような錯覚を覚える。
耳たぶに触れるとそのまま全てを任せていいような気もしてくる。]
可愛いって……ミユキ先輩のいぢわる……
[...絡んだ指をラヴィニアに見せ付けられるように音を立てて舐められると恥ずかしさにさらに顔が赤くなる。]
普段と違う微笑みをもらすラヴィの唇からのぞく舌が指を舐めると、その気持ちを伝えるようにまた握り返す。]
ふふ、本当に可愛いんだから仕方ないじゃない。
[もう片方の耳たぶもあむり、と口に含みながら、手はだんだんと下の方へとさがって、形の良い尻を撫でまわしている]
(ラヴィは前をいじるでしょうし、いっそこっちを開発しちゃおうかしら・・・なんてね)
[そんな密かな野望を*抱いていた*]
[顔を紅潮させるテレサにくすりと笑みを返すと、スカートのホックを外し、下着ごと剥ぎ取った。
すらりと伸びる白い足に口付け、どんどん奥へとキスを進めていく。
内腿の目立たない所を選んでキスし、ひときわ強く吸い上げると、赤い花が残った]
これは、今日の記念ですわ。
[自分が「大人」への扉を開いたことからの、小さな支配欲と顕示欲を残し、テレサの大事なところへと手を伸ばした]
[...ミユキの手が下がりお尻を優しく撫で回すと、下半身を撫でられたことに身体を硬くする。]
ミユキ先輩……テレサ、恥ずかしい。
[...は恥ずかしさを誤魔化すように、ミユキに向かって顔を向け、キスをねだる。]
[...足元から徐々に上がってくるキスの快感に身を任せつつ、内股の目立たない部分を強く吸われると、その快感が身体の奥に広がる。]
ラヴィ……からの贈り物……。
[...内股ラヴィニアによって印をつけられたことに嬉しさを感じる。]
いや……。
[...ラヴィニアの手がさらにその奥の大切な場所にと伸びると恥ずかしさのあまり、その手を止めようと手を動かした。]
――旧校舎(アジト)外――
[全て終わった、らしい。
アジトから解放され、皆それぞれの思う場所へと向かっていった。
自分もカスミと共に、アジトから出てきたところだった。]
……まず、学校側に色々確認しないと。
[真っ先に口にしたのは、副寮長としての責務についてだった。]
今回の件については、学校や寮側にも責任がある。
相手の変装が巧妙だったとはいえ、男をあっさり寮内に入れてしまったのだから……。
[アジトでセリナに吐き捨てたのと似た、何かを誤魔化すような早口。]
[いつになく早口なカーミラに、カスミは違和感を感じた。
こんな事件があったのだから、まず寮長としての責務を果たそうとするのは当然だと思う。
でも……。
アジト内で見た何もかもを拒絶しようとしていた痛々しい背中が、重なって見えるのは気のせいだろうか?]
カーミラ様、今は一度お部屋に戻りましょう?
うちもカーミラ様も何日も続いた監禁生活で疲れていますし……。
もうあんな事は起こらない思いますけど……一人でいるのは怖いです。
[言外にそばにいて欲しいと伝えて、服の裾を握る]
[部屋に戻ろう、と提案されて、
思わず「いや、今はまず……」と言いかけたが。]
……そっか。
カスミもあたしも、確かに疲れたね。
[……色んな意味で。と、心の中で付け足して。]
それじゃ、少し落ち着いてからにしようか。
[カスミの「一人でいるのは怖い」という言葉に、つい持ち前の「護りたがり」が顔を出すのだった。
裾を握られると、それに自分の手を添えて]
カスミの部屋でいい?
[異論がなければ、連れ立って向かおうとする。]
[手を添えられると服の裾から手を離し、逃げられなければ指を絡めて手を繋ぐ]
うちのお部屋ですか?
う……カーミラ様のお部屋みたいに、きれいに片付いてへんけどそれでも良いなら。
[自室を見られるのが恥ずかしいのか、苦笑いを浮かべつつも頷いて。二人でカスミの部屋に向かうのだろう]
――カスミの部屋――
あまり見んといて下さいね。子供っぽいんは自覚してますから……。
[ぬいぐるみが沢山飾られた自室に通すと、カーミラに椅子代わりにベッドに座るように勧める。
自室に戻ってこれた事で、ようやくほっとしたのか大きく息を吐いてから、意を決したようにカーミラを見つめて]
もうここやったら誰も見てませんから。だからもう強がらんといて?
泣いて良いんですよ。ここにはうちしかいませんから。
[「入室許可」を貰うと、ニヤリと笑って、絡められた指を受け入れる。カーミラの手指は、いつもより心なしか冷たい。]
ふふ。カスミの部屋、見てみたかったんだ……。
――カスミの部屋――
[部屋に入ると、たくさんのぬいぐるみにまず驚く。自分のそっけない部屋とは違い、いかにも女の子らしい感じだったから。]
おおー、かわいいもんだねぇ!
[少し、大げさに聞こえるだろうか。ベッドに座るよう勧められると、そのまま腰掛ける。
ほっと息をついたカスミを見て、やはり自分の部屋が一番安心できるだろうな……と思ったりして。
しかし、次の瞬間カスミが口にした言葉に、カーミラは固まった。]
泣……く……?どうして?
もう事件は解決に向かってるんだし、それであたしが泣く意味が分からない。あたしは別に……
[再び、あの早口になる。カスミが明言していないのに、自分のことを言われていると確信して。
落ち着かなくて、思わず立ち上がろうとする。]
あたしは別に……なんですか?
傷付いてなんかないと仰いますか?
[立ち上がろうとするカーミラに、カスミは大きな瞳に涙を溜めて見つめて]
うちは……うちはずっと見てました。あの暗い場所で、あなたを、ずっと。
だから知ってる。本当は誰よりもあなたが傷付いてる事。
そしてそれに気付かない振りをしてる事にも……。
[そこまで一気に言い終えると、頬を涙が伝う。
自分の言葉がカーミラを傷つけると判っていても言わざるを得なかった。じゃないとこの人は、傷をおったままそれに気付かない振りをし続けると思ったから……]
「傷ついてなんかいないと仰いますか?」
[この核心を突く言葉に、思わず息が詰まる。]
傷つ……
……だって、傷ついたのはカスミのほうだ……。あたしはただ、ナイト気取りで乗り込んで、あっさり返り討ちにされて……
[そのあとのことは、言葉にできず。]
/*続きます*/
[言葉に詰まるカーミラへと腕を伸ばし、そっと抱きしめて]
……うちはもう傷付いてなんかないです。
あなたが助けに来てくれて、そして穢されてなんかないって。嫌いになんかならないって仰ってくれたから。
うちは貴女のその言葉に救われたんです。
うちはうちのことを護ってくれるナイトが欲しいわけやないんです。
意地悪で、なのに優しくて。本当は弱いくせに強がりで、泣き方を知らないあなたが好きなんです。
[まるで小さい子供にするように、回した手で背中をぽんぽんと撫でて]
だから、泣いて良いんですよ。
うちは知ってますから。あなたが弱い人だってことも。ずっと我慢していた事も。
[次の言葉が出ずにいると、カスミが腕をこちらに差し出す。
カーミラはほとんど無意識に、少しだけ身を寄せた。そして焦りに乱れた息のまま、抱きしめられる。]
[カスミの言葉を聞くにつれ、その顔は段々歪んでいって。]
…………っ
[ぽんと背中を撫でられれば、まるでそれが何かの合図のように。]
……うわあぁぁ……
[強くしがみ付くと、堰を切ったように泣き出した。それまで堪えていた反動が大きいのだろう、肩を大きく震わせながら。]
[しがみつかれれば、その勢いで後ろへと倒れる形になって。
大声で泣き出したカーミラの背中を何度も何度も優しく撫でる]
大丈夫やから……。
もう、誰もあなたを傷つけたりしないから……。
だからあなたのためにうちに出来ることがあったら、教えて?
なんでもするから。あなたがうちを救ってくれたみたいに。
[耳元に唇を寄せて。吐息交じりで囁いた]
[体勢が崩れるのも構わず、カスミの上に伏せってひとしきり涙を流す。
優しく背中を撫でられる感触に、少しだけ落ち着きを取り戻して。]
……カスミが、あたしのためにできること……?
[ふいに耳元で囁かれると、少し鼻声のまま、つぶやく。思わぬ艶っぽさに、柄にも無く焦ってしまう。大声で泣くだなんて、慣れないことをしたせいだろうか。]
その……あたしがあんたを救ったみたいに、っていうのは……
[なぜか顔を上げられなくて、口ごもる。こんなの自分じゃない。]
ええ。カーミラ様がうちを救ってくれたように、
うちもあなたのために何かしたいんです。
[手はカーミラの背中を撫でながら、甘く甘く囁いて。顔を伏せたままの相手の反応を見るように、耳たぶを甘く噛みぴちゃぴちゃとわざと音を立てて舌を這わせる]
[回想、昨日のジェルトルーデの部屋]
ジェルトさん……。
[ 組み敷かれた姿勢のまま、ジェルトルーデを見上げる。
「もしかして、初めて?……でも大丈夫よ。そのまま体を預けていればいいの。」
そう言って首筋に舌を這わせる。]
あっ……やっ、や……。
[ ジェルトルーデの舌から逃げようとするも、その時に抑えていたはずの声が出てしまう。
初めて味わう感触。心地よさよりも自分が変わってしまうような不安が大きかった。その不安を、心のどこかにある先を求める心が余計に煽っていく ]
[その「何か」というのは……]
……ひっ……
[不意打ちで耳に舌を這わされ、そのぬるりとした感触に思わず肩をすくめてしまう。頭の中に反響する水音が、「何か」の内容を容易に思い起こさせる。]
あ…… ああ、そういうこと ね……
[それまでのプライドがあるのだろう。努めて冷静に、普段どおりに喋ろうとする。しかし実際には、誰が聞いても不自然な途切れ方をしているのだった。それでも気丈に、左手をカスミの胸元に伸ばそうとする。]
……じゃあ、じゃ……、 やだ、
[……耳への愛撫に気を取られて、うまく手を動かせない。いや、思い切って上体を起こせば、逃れられるはずなのだが。ひっきりなしに与えられる慣れない感触が、カーミラの動きを極端に制限しているのだ。]
や、だ……っ
[どうにもできないもどかしさに、勝手に口をついて出るのは拒否の言葉。カスミの胸元に伸ばされようとした手は、狙いを定めきれずにさまよっている。]
[ ジェルトルーデは敏感な所に優しく触れ、慣れた頃に強くする。数日間アジトで相手をしたためか、どうしたらどうなるというのをある程度把握しているようだった。
硬く震える身体の緊張をほぐし、身体を開かせようとする。無理矢理ではなく優しく。
「ふふ、服の下は可愛い女の子じゃない。……ここも。ここも。」]
え……ふぁっ、ぁっ……
[ 女の子だというのを強調されると身体は大きく反応を見せる。
こういう形ではあっても女として扱われるのは嬉しい。]
うち、悲しい……。
ただあの時カーミラ様がしてくださったように、うちもしたいだけですのに……。
[悲しげな言葉とは裏腹に、背中を撫でていた手はしゅるりと衣擦れの音を立ててカーミラのリボンタイを解く。開かれた首筋に、ちゅっと赤い華を一つ咲かせて]
でもうちはカーミラ様と違って、いじめたりはしませんから。
言葉はなくても、カーミラ様が求めてくださってるの、判ってますから……。
[シャツの上から柔らかな膨らみに触れる。まるで壊れ物を扱うかのようにやわやわと揉んで]
カーミラ様、柔らかい……。
ずっとこうして触れたかったんです。あなたにしてもらってた時も、ずっと。こうして……。
[ また暫くジェルトルーデによって刺激が与えられ、胸の鼓動も高鳴る。
「準備は出来たようね。それじゃぁ、いただきますね……。」
まだどこかにあるオットーの抵抗心を深い口づけで奪い、身体を重ねていく]
[全体を揉むように動いていた手は、いつの間にか胸の先端部分を手のひらで円を描くように撫でて。もう片方の手はシャツを捲り上げると中へ忍び込ませてくすぐるように、指を這わせていく。
初めて触れるカーミラの素肌の温かさが愛しくて、自分まで荒くなる呼吸]
なまえっ、呼んでください……。
素直になれへんのやったら、せめてうちの名前を……。
[哀願するようにそう告げて、切なそうに身を震わせるカーミラの首筋から胸元にかけて、いくつもいくつも赤いしるしを刻んでいく]
[耳への愛撫が止み、「悲しい」と告げられるとわずかに顔を上げて]
……いや、今のはそういう意味じゃ
[「じゃない」と言い切る前に、リボンタイが解かれる。首筋を吸われると、思わず首を反らしそうになってしまう。]
「カーミラ様と違って」って、それは 今までの仕返し……ってことか。カスミは、悪い子だね……
[いつものように、不敵な笑みをうかべてみせる。しかしその頬は高潮し、いつになく息が乱れている。余裕がないのは明らかだ。胸に手を伸ばされれば、逃れようとはしない。]
[ ジェルトルーデとの抱擁の時間が終わる。経験豊富なジェルトルーデのリードにより何度も声を挙げ、何度も達した。
どうだったかと言えば、不覚ではあるが「良かった」と思う。ジェルトルーデは色々知っているだけあるのか、初めての自分でも気持ち良くなる事ができた。またしたいかと言えばわからないが、ジェルトルーデと付き合う女の子の気持ちがわかったような気がする。]
ジェルトルーデさん……。
[ 疲れを含んだ声で呼ぶと、頑張ったわねと言いながら頭をそっと撫でられる。意外な事に戸惑いながらも、心地良さに身を任せる ]
でも悪い子のカスミがお好きなんでしょう?
[意地悪く微笑んで、シャツの中の手を背中へと伸ばし、ぷちんと言う音を立ててホックを外す。自由になった乳房がシャツの上からでも見て取れて、おもわずごくりとなる喉。
シャツ越しに愛撫しながらカスミは思う。
あの膨らみに直接触れたい。触れて知って欲しい。自分の思いを。
そして知りたい。あなたの全てを……]
[カーミラは作戦を変えることにした。カスミがその気なら、どこまでできるか試してみるのも悪くない。
シャツ越しに柔らかく胸の先端を刺激されると、じりじりと痺れるような感覚を覚える。もう片方の手がお腹のあたりをなぞっていけば、ぞくりと身を震わせて。]
ふ……っ……
[首や胸元へ唇を寄せるカスミの頭を、薄目を開けて見つめる。いつもされるがままだったカスミが、自分を……]
……あ!
[彼女が自分の身体に触れようとしてくれている。その満足感と、愛撫の刺激が波のように合わさって、思わず高い声を上げてしまう。]
ちがっ……ちが、 う
[……突然のことに自分でも驚いて、思わず否定したりして。]
[ 「可愛かったわ。私の名前を読んで、唇を重ねてきたの。あなたにそんな所があったなんて……。」
ただ目の前に起こる事に夢中で自分が何をしたかは覚えてはいなかったが、無意識にそんな事をしていたかと思うと恥ずかしくなる。]
あの、黙っていていただけませんか……今日の事は。
[ もしもこんな事が噂で広まろう物なら学校にいられなくなるかもしれない。そもそも今回の事件の事もある。
今日の話は絶対に秘密にしていて欲しかった。]
[いつのまにか背中に手が伸ばされ、ふっと胸が自由になる。カップとの間に隙間が生まれ、汗ばんだ肌に空気が触れた。]
……カスミ……あんた、こんなに手が早い子だったんだ?
[やっと少しだけ落ち着きを取り戻すと、ニヤリと見下ろす。]
/*外して(進めて?)おっけー!*/
[ ジェルトルーデはまた口づけをした後で微笑んだ。
「安心して。私とその妹達以外には誰も話さないわ。私のネットワークは口が固いから余計な心配はいらないわ。」 ]
本当ですか?良かっ……。
[ 「だけどね。条件があるのよ。私が演劇の練習で疲れた時とかに癒して欲しいの。あとはさっき話したけど可愛くて色々な事を試したい妹達のお相手もしていただけないかしら。」
言葉の意味するところは想像通りだった。今回のような物がほぼ毎日続くというのはきついが、ジェルトルーデの妹達が暴走してその気の無い人間に被害が及ぶよりはましだ。
それにほんの少しだけど、ジェルトルーデの誘いに逆らえない自分もいた。ああまでされたら期待しそうになる。その気持ちを抑えてはいるが。]
……わかりました……約束ですから仕方ありません。
[見下ろすカーミラを熱情に潤んだ瞳で見上げながら、シャツのボタンを一つ一つ外して。ホックを外され役に立たなくなったブラの下に手を差し込み直接触れる。堅く尖りだした蕾を親指の腹で転がして刺激を与える]
カーミラ様がうちに教えてくれたんですよ。
どうしたらいいのかも、
どうすればもっと気持ちよくなれるのかも……。
カーミラ様、少しかがんでください。
どうかこのきれいな胸に、キスをさせてください。
[ボタンが1つずつ外されるたびに、期待と興奮で鼓動が高まっていく気がする。]
ああ……
[先端に直接彼女の指が触れると、思わず声が漏れる。段々愛撫「される」ほうにも慣れてきたのか、もう口で否定する必要はなくなったらしい。刺激を与え続けられれば、思わず背中を反らして、結果的に逃げるような格好になってしまうのだが。]
そう……あ たしが教えたね。ちゃんと……覚えてる、んだ?
[少しかがむように頼まれたなら、返事の代わりに、いつの間にか起こしかけていた体の位置を元に戻す。]
カーミラ様が教えてくださった事で、覚えてない事なんて何一つないです……。
[自分の愛撫に感じてくれるのが嬉しくて、執拗にそこをぐりぐりと押しつぶすように転がして。
希望を叶えてもらえればうっとりと見つめて……]
ああ、きれいです、カーミラさま……。
それにこんなに心臓が早鐘を打って……感じてくださるんですね、嬉しい……。
[感極まったように震える唇で先端の蕾にちゅっと触れると、まるで子供のように夢中になってしまい、何度も何度も音を立てて口付ける。その間も、片方の胸をコリコリっと指で摘まむように愛撫しながら、そろりそろりと開いた手が舌へと伸びていく]
[ そう答えると、ジェルトルーデは再びオットーに覆い被さり唇を重ねる]
ちょっと、ジェルトルーデさんっ……。
[ 「私はもう一回してもいいけど、どうかな?」
ジェルトルーデはそれでもまだ足りなかったようだ。さすがに二度目は、と拒否しようとしたが「約束はいつでも反故に出来ることを忘れないでね……」と半ば脅されもう一度、という事になってしまう。
こうして、ジェルトルーデやその妹達の所に度々オットーが呼ばれるようになり、少しずつ女らしい自分を開花させていくのであった。 ]
……んー、ふふっ……あ
[カスミの言葉ひとつひとつが、自分を満たしていく。嬉しさからこみ上げる笑いと、快感が混ざって、つい妙な声を上げてしまう。
カスミの小さな唇が先端を含み、もう片方をつままれると、、種類の異なる刺激に思わず首をゆるく振る。]
感じてる……かも、ね どうかな……あは……
[再び冗談めかしながら、下へと滑っていく手の感触に、思わず腰を軽くひねる。]
……あ……あ
[戸惑いではなく、期待に漏れた声。]
[冗談めかした言葉には少しだけむっとしたような表情を浮かべるが、お返しと言うように乳首を甘く噛み、強く吸って。
その間も手はするすると下へ伸び、逃げる腰を追いかけスカートの中へ忍び込む。しっとりとした細い足の内股を撫で上げながら]
可愛いです、カーミラ様。
こんな声もお出しになるんですね。もっとカスミに聞かせてください。カーミラ様の声を……。
[そう言うが早いか、カーミラの足の間に自分の足を割り込ませると、膝を少し立てて刺激を与えるように擦り付けた]
ひゃっ……!
[先端に突然軽く歯を立てられると、びくりと身体を揺らす。ああ、さっきの冗談で、少しご機嫌を損ねたのだろうか。]
[内腿をそっと撫で上げられれば、無意識に腰が浮いて。「可愛い」と言われて、少し不服そうな表情をする。しかし、こんな状態では言い訳もできないだろう。]
……ん、……やっ、だぁ……!
[いきなり膝をそこに押し付けられて、思わずカスミの期待するような声を上げてしまう。がくりと両肘を付き、腰のほうが高い体勢になった。「逃がさない」という風に下から膝が押し上げられれば、一転して自ら擦り付けるような格好になるかもしれない。]
[お返しへの反応に満足したのか、ちゅぱっとわざと音を立てて唇を離した。
下腹部への刺激に力の抜けたカーミラを抱きしめる]
[腰を自分の膝に擦り付けてくるカーミラが愛しくて、自分からも押し上げて。じかに触れていないというのに、どこからか粘着質な水音が聞こえ始めて]
いやなのですか?
ならここでやめた方が良いでしょうか?
[断続的に膝を突き上げながら、にっこりと微笑み最初に求めた言葉を待っている。]
う……はあ……
[ふわりと抱きしめられて、思わず全体重を預けてしまいそうになるのを、肘で何とか支える。呼吸のたびに、肩を大きく上下させて。]
[膝で力を加えられると、それに合わせてカーミラの身体も揺れる。その場所からどんどん熱が生まれて、布越しに相手に伝わっていくような、そんな感覚。耳を愛撫されたときに響いた音が、違う場所から近づいてくるのがわかる。]
[「嫌か?」と問われれば、]
あ……いや、違う、や……じゃない……や、だ
[目をつぶって俯いたまま首を左右に振り、どっちなのかよく分からない返事。これが、「あの」カーミラと同一人物だなんて。
たださすがに……このままではどうにもならないことは、よく分かっていた。こういう「焦らし状態」を脱するには、]
……カスミ、 膝じゃ……やだ。
直接、や……だっ、違う、嫌じゃな……っ
/*言えるまであと3分ほど待ってねw*/
……ああああ……もう!
[嬌声とは明らかに違う、苛立ったような声を上げ。]
お願い……直接 触って、くだ さい……
[最後は消え入りそうなほど小さく、しかし届く声で。勢いなのか、滅多に耳にできない敬語まで飛び出して。真っ赤になった顔をカスミの頭の横にうずめ、恥ずかしさで唸っているようだ。]
大丈夫です。うちが支えますから……。
だからうちに身をゆだねてください。
[体を支えるのも辛そうな様子にそう囁いて、下から引き寄せて。唇を求め、逃げられなければお互いの呼吸を奪うような深く深くキスを]
[押し付けている膝にしっとりとしたものを感じながらも、断続的に弱い刺激を与え続ける。
カーミラが本当に望んでいるものは判っているけれど、それはまだあげない。
カーミラの口から求めて欲しいから。自分を。]
何が欲しいか言ってください。
直接なにを……欲しいのかを。
/*三分全裸で正座して待ちますw*/
カーミラ様、嬉しい……!
[きゅっと強く抱きしめると、散々焦らし続けたそこへ伸ばす。ぬるぬるとした蜜で溢れるそこを中指でまず一撫で]
こんなになるまで我慢していたんですね。
いじめてごめんなさい。でもうち嬉しいです……!
[求められる事の嬉しさと始めて触れるその場所への興奮が、カスミの頭を痺れさせる。
一撫で一撫で、まるで宝物を扱うように大切に触れ、蜜にまみれたその指で未だ隠されている肉芽を撫で、擦り付ける。]
/*きっと現在進行形でキスしてるんですぉ*/
[カスミの嬉しそうな……本当に嬉しそうな声を聞くと、恥をしのんだ甲斐があるような気がして、思わずつられて笑顔になる。強く抱きしめられた苦しさも気にならない。
ずっとくっついていた膝が離れて、何だか名残惜しいような気さえした。
……のも束の間。]
うあ!!
[下着に滑り込まされた指でぬるりと「そこ」を撫でられて、思わず腰を浮かす。
カスミをかわいがるときには、躊躇なくその感触を楽しんでいたけれど……
自分が同じことをされると、恥ずかしい気持ちでいっぱいになる。]
あ……やっ…… あ、ああぁ……
[また反射的に「いや」が飛び出しても、その腰は逆の意思を主張するようにくねる。秘密の真珠を探り当てられれば、声は高く、高く……]
カーミラ様のここ、凄く熱い……です……。
ぬるぬるしてて……熱くて……ん、逃げちゃだめ、です……
[ぴちゃぴちゃと水音を立てながら、逃げる腰を追いかけるように執拗に攻めて。
人差し指と中指とで挟むようにしてずらせば、顔を出した硬い蕾を摘まみ転がすように撫であげる。
カーミラの喘ぐ声や表情、仕草に自分も感じてきたのか、もじもじと膝をすり合わせて]
カーミラ様、お願い……。うちのも、うちのも触ってください……。
[緩く足を開き、甘える声でおねだりを]
だ め……言う、な……、
[執拗に弄られながら言葉で様子を説明されると、さらに快感が煽られる。蕾に触れられるたび、腰ががくがくと痙攣した。]
[ぼうっとする頭でカスミの様子をうかがうと、彼女もまたかなり昂ぶっているのが見て取れる。こちらから「いけず」をするときに見る、あの表情だ。]
……ほう…… カスミ、いい子……
[カーミラは唇の端を吊り上げて、上体を起こす。一瞬指が離されれば、カスミを「あの笑顔」で再び見下ろして。そのまま身体をひねり、反対向きに跨りなおした。目の前にすらりと伸びた腿を撫でると、下着の脇から指を滑り込ませる。
くちゅり……と音をたてたそこは、カーミラに負けない潤いをたたえていた。]
やっぱり、悪い子 だ。
[ニヤリ。]
―――学校の裏手にて―――
オットーと愛し合い、満足したジェルトはシャワーをあびるべく自室に向った。
が、そのドアの前にほのかが立っていた。
「よぉ、お疲れ様」
ほのかは、くすりと笑う。
「…貴方、おかしくない?いつもと違うわ」
「そんな事はどうでもいい」
ほのかは、懐から░▓▒▓█▓░░▓▒を取り出した。
「ちょっと、遊んでくれないかな」
「…何を言ってるの?」
「やぁ、別にあんたが俺にヒィヒィ言う顔を見たいだけなんだよ。なんていうかさ、自分が一番って面が気に入らないのね」
[いつものカーミラ様の笑みにぞくりとするもの感じ、それだけで下腹部が熱くなり、溢れさせてしまう。
カーミラの細い指がそこに触れれば、くちゅりと響く水音。それがとても恥ずかしくて、それ以上に気持ちよくて、気持ちを昂ぶらせてしまう]
……あ、ああ……っ。
悪い子やないと、おしお、きしてくれ……へんからぁ……っ。
[触れられただけで軽く達したのか、びくびくと体を震わせる]
その言葉に、ジェルトは眉をひそめる。
「…蝙蝠って呼ばれる奴、知ってる?」
ほのかは、肩をすくめて聞いた。
「…うわさには聞いたわ。この学園を百合で染め、その頂点に立つ事が目的だとか」
その回答に、ほのかは鮫のように笑った。
「百合菌は適当にはびこってるからいいんだけどさ。
なんてか頂点に立つには邪魔な奴がいるんだよね。…そう、あんたの事だよ…。何しろ半分以上の生徒はあんたに夢中だとかいうじゃないか」
「なるほど。私が邪魔なのはわかったわ。
でも…貴方…頂点に立って何をしたいの?」
「さて、考えたらどう??」
くくく、と暗い笑いをもらす。
[形成逆転。カスミからの愛撫でとろけていた頭が、覚醒していくような感覚。わざと音を立てるように、何度も何度も敏感な部分を撫でつける。]
ああ……カスミ、かわいいよ……
[軽く痙攣する腰を見て、何となく「勝った」ような気分になって。昂ぶって乱れる呼吸を落ち着け、ゆっくりと尋ねる。]
……「どっち」がいい?
[その二択は、容易に思い当たるだろう。]
[荒い呼吸を何度も繰り返しながら、白く霞む頭で考える]
ど、どっち……。
[質問の意図が判らないわけじゃない。むしろずっと望んでいたのだから」
ゆび、が欲しいです。カーミラ様のを奥まで……下さいっ。
「考えても分からないわよ」
ジェルトは、ため息をつく。
「そうだなぁ…全員。俺の性奴r…ん、俺の嫁にしちゃうつもりだといったらどうする?」
「何…馬鹿な事言ってるの??」
「馬鹿な事かも、ね…」
ほのかは、░▓▒▓█▓░░▓▒を顔に押し付ける。
「あんた、コレの使い方ぐらい分かってるだろう?まさか…こういうおもちゃは使わないタイプなのか?これで気持ちよくしてやるよ」
ほのかは、ジェルトの耳たぶを甘噛みする。
「はん…いや…やめて…」
「なんだ、いつもは他をヒィヒィ言わせてるのに、自分は嫌なのか…かわいいねぇ…」
ほのかは唇を奪う。
「あ…んぃあ…あ…」
―――暗転(笑)―――
[彼女の望みを聞くと、指を思わせぶりにあてがいつつ言う。]
……じゃあ、あたしも同じリクエストをしようか。
[カスミがそれを受け入れて指をカーミラの中へと進めるなら、カーミラも同じタイミングで指を埋めていく。痛みを少しも与えないように、慎重に。もっとも、これだけほぐれていれば、心配はいらないだろうけれど。]
ふ……っ
[耐えるように、息を抑える。]
[ゆっくりと自分の中に進入してくるものを感じ、無意識にきゅっと締め付けてしまう。
まだ経験の少ない未成熟な体だが、十分にほぐされて慣らされたそこは最奥までカーミラの指を受け入れる。
また自らの指も蜜で溢れるカーミラの泉に少しずつ侵入させれば、痛いほど締め付けてくるのが嬉しくて仕方がなかった]
……んっ、かーみ、らさ…ま……もっと奥まで、きて……っ。
ふっ、んん……っ!
[漏らしてしまいそうになる声を唇をかむことで抑えながら、まずは浅い所で指を何度も出し入れさせる]
[カスミのそこが無事指を受け入れてしまうと、何度も抜き差しして内側の蠢く様を感じ取ろうとする。「カスミ自身」がカーミラの指を求めてくれているようで、何とも嬉しいのだ。
そうして一旦満足すると、今度は一気に奥まで突き進める。そうして最奥にたどり着くと、何度も内側から揺さぶった。腰から脳まで、快楽が突き抜けるように。]
あ……はぁ……
[一方、自分の入り口ではカスミの指が踊っていた。もじもじするような感触にたまらず、声をあげる。]
……カスミも、奥まで……! 分かるで しょ?
[そう叫びながら、再びカスミの奥を揺する。自分も同じように、してほしい……!]
[キスを求めるテレサに応えるように、舌で唇を割っる]
[三人分の唾液が絡むその様は、とても官能的な光景だった]
ん、ちゅ・・・ふぁ。
[たまらなくなって、指を自分の秘部にのばした]
[一気に奥まで貫かれると、思わず腰が跳ねてしまうのを止められなかった。
中で動かされるたびにぐちゅぐちゅと響く水音と、腰から広がる痺れにも似た快楽に蕩けてしまいそう。]
は……っ、あ、ああ。だめです……そんな激しい……っ!
[襲ってくる快感にカーミラの体を労わる事も忘れて奥まで指を突き上げる。カーミラの体の奥のほうにざらついた部分を見つければ、そこを重点的に擦りあげて。]
あ、ああ……もううち、だめ……っ。
カーミラさま、かーみらさまああ……っ!!
[甘い悲鳴を上げながら、何度何度も熱に浮かされたように愛しい人の名前を呼美続ける]
[...唇をかすかに開きミユキの舌を受け入れると、舌同士の粘膜を通じても3人が一緒に絡んでいることを実感して、嬉しくなりとろけるような気分になってくる。]
ん、ちゅ……ミユキ先輩のキス、ラヴィの味もする。
[...ミユキが指をその秘部に伸ばしたのをみて、舌を使いミユキの唇の感度を高めようと努力し、ミユキの唇の中に自分の舌をもぐりこませる。]
[...ラヴィニアから手にキスや愛撫を受けると、自然と自分の中心から今まで感じたことのない感情が生じる。そして優しく秘部をなで上げられると、声が漏れると同時にそこが既にいままで経験したことが無いような状態になっていることをラヴィニアから告げられたことに恥ずかしさを感じる]
ラヴィとミユキ先輩のせい。
でも、テレサも嬉しい。
[指が中に入るのを感じる。初めての経験に身を硬くするがラヴィニアの動きがその硬さをほぐしてくれる]
ぁん。ラヴィだめ。。。それ以上されると。
[突如、ぐいっと自分の中に指が進入してくる。思ったよりも強い刺激に、悲鳴に近い声を上げた。カスミが無事その「ポイント」を探り当てたことを知ると、何度も意識が飛びそうになる。]
あっ……やぁっ、 や、ああああ……
[それでも、手を止めてはいけない。一緒に、カスミと一緒に達かなければ。半分朦朧としながら、そう自分に言い聞かせた。
やがて、カスミの中が激しくうねり、自分の名を高く呼ぶのを聞けば。]
あたしも……あたしも、ダメ カスミ、いっしょ に……!
[それに応えるようにして、一気に上り詰めていく。]
あむっ、ぷぁ・・・。
[キスを貪りながら、自身を慰める]
[そして、ラヴィニアが前を弄りはじめたのを見て]
(悪く思わないでね)
[自身の愛液で濡らした左手の指を、テレサの菊に沈めた]
いっしょ、に……、いっしょ……あ、ああっ!
[より激しくなる指の動きに、頭の中が真っ白になり。そして――
最後にひときわ強く大きな声で愛しい人の名前を呼ぶと、初めて感じたあまりにも強い衝動に、意識が焼き切れるように気を失った]
/*判んないから失神させて見ましたww*/
[...ラヴィニアに秘部を攻められ、ミユキと唇で愛撫を交わしていると、ミユキの指が想像しなかった場所に侵入してくる。]
あぁ、ミユキ先輩、だ、だめ……。そんな場所……。
[...今までに想像したこともない未知の部分をミユキに攻められ、前をラヴィニアに攻められると意識が軽く飛びそうになる。その気持ちを強く伝えるように相手いる手を使い、ミユキの秘部にも手を伸ばす。]
テレサ、わかんなくなっちゃう……。
[ラヴィニアからの耳への愛撫がさらにそれを加速させる。感覚がわからなくなる。
ラヴィニアの乱れてもいいとい言う言葉が素直に意識の底に届く。]
ね、3人で……テレサだけでなく、わかんなくなっちゃう前に3人で……一緒に……。
あぁ……。
[...混乱しつつ、今までラヴィニアの指と絡みあっていた方の手をお返しとばかりにラヴィニアの秘部に持っていき、ラヴィニアに今の気持ちを伝えようとする。]
ラヴィも感じて……。
[もう、限界。
その人が最後に、自分の名を叫ぶのを聞いたとき。全ての快感が、一瞬にして全身を駆け巡るのを感じて。]
……あ、ああ!カスミ……!!
[背中を大きく仰け反らせると、そのままカスミの上に崩れ落ちた。周りの景色が、遠くゆらめいて……]
/*じゃあおそろいにしようっと。*/
/*
エピローグはじまるよー
*/
[―十年後―]
大学を卒業後、小さいながらも企業を立ち上げた。
その後をラヴィニアが追ってきたのは言うまでもないだろう。
四苦八苦の末、何とか経営も軌道に乗り始めた。そんな未来の、とある日の帰り道のお話。
[...は前後からの刺激を受け。
二人にその気持ちを伝えようと指を動かす。
やがて、ラヴィニアとミユキの二人を前後に感じながら、全身に広がる感覚に何も考えられなくなり意識が飛び、余韻に浸るように倒れこんだ。]
ラヴィ、ミユキ先輩……
テレサ、いっちゃう……。ぁああん……。
[...初めての経験と3人の秘密。永遠に3人だけの秘密……。]
ラ「ミユキ様、お帰りですか?」
ミ「ええ。ラヴィも?なら、一緒に帰りましょうか。」
ラ「ミユキ様、今日が何の日か覚えてますか?」
ミ「今日?さあ、何だったかしら。」
ラ「そんな、酷いですよ・・・」
ミ「冗談よ。私とラヴィがお互いに想いを伝えあった日・・・でしょう?」
[――30分後。
意識は取り戻したものの、全身がひどく気だるくて。
2人は寄り添ったまま、その余韻に浸っていた。]
/*なんとなく置いておく。*/
ミ「考えてみれば、あれからもう十年もたったのね・・・」
ラ「そうですね、あっという間でした・・・」
ミ「せっかくだから、何か食べにでも行く?奢るわよ。」
ラ「それなら、私はあのオムライスが食べたいですわ!」
[ラヴィニアの答えに目を丸くするが、すぐに笑顔になって]
ミ「じゃあ、久々に腕を奮っちゃおうかしらね。」
ラ「私も、チキンライスはあの時よりは上達してるはずですわ!」
ミ「ふふ、期待してるわね。」
年を重ねても、変わらぬ物は直ぐそばに。
―完―
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