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[微笑。しかしそれはさすがながら、どこか、ぼうっとしていた。
優しくセリナを見下ろし、指でセリナの髪を挟んでは梳くように。愛しく。]
ああ……私も…至福だ。
セリナを愛せて、本当に、良かった。
[小さく。柔らかく。囁くような声で。全くどこにも、嘘も、疑いようもない言葉。
自然に綻ぶ表情がそれを、証明していた。]
…ん? 嗚呼、平気、さ。
[その証を見せようと、ふら、と立ち上がってマットレスから降りようとしたが…
う、と小さく声を上げて、その場で尻もちをついた。
スカートの上から、少し、両脚の間を両手で押さえる。]
[セリナの視線の先、スカートに気づく。
少し持ち上げてみて、染みを見るが、すぐに、ハッと笑ってスカートを置き。]
うーむ、洗濯せねばなぁ。
……外へは、まあ、君がぴったり私にくっついて歩けば、うむ。大丈夫!
[ 「そうそう。良い事を教えてあげる。貴方の事を私の妹達に話したらね、気に入ってくれて可愛がりたいって。さっきも何人か来て可愛がって行ったわ。」
ああ、だからさっき少しジェルト様のと違う感触があった気もするのは……と思ったが、ジェルトルーデの感覚がわかる所まで来てしまった自分が嫌にもなったので黙る事にした。]
[「嘘」という言葉に反応して、息を飲む。
心を落ち着けるかのように、小さく息を吐くと言葉を続けた。]
…こんな夢も見ました。
マレーネさんが私のために歌をアリアを歌ってくれる夢。
歌が終わると、マレーネさんはいなくなって。
どこからか、声だけが聞こえました。ごめんね。って。
マレーネさんは、そう言ってくれました。…悲しい声でした。
マレーネさんは……男の人、でした。
[すぅっと、大きく息を吸うと今にも泣き出しそうな声で続ける。]
退寮になる前、私はあなたが女の人だと信じられなくなりました。
好きなのに。
あなたが、好きだったのに。
特別な人だったのに…!
でも…、学園を去る決心をして。
もう、あなたに会えないと知って……気づきました。
そんなことはどうでもよかったんです。
私は…私は、マレーネさんという人を好きになった。
たとえ、男の人だとしても……!
たとえ…優しさが嘘だとしても…!
私が、あなたに救われたことには変わりません……。
[言い終わると、静かに目を開きマレーネの方を振り向いた。]
[柔らかく微笑むユリウスの顔、そして至福の言葉。セリナは思わず言葉が胸に痞え、かわりに涙がほろりと流れ落ちた。]
あ、ご、ごめんな、さい…。
なんだか、幸せで……。
さっきまで、ユリウスさま、何だか…その、お互いムキになっていた…みたいで…。
でも、二人して、幸せで……。
[しかし尻餅をついたユリウスに、さっと青ざめて。]
や、やっぱり、無理…させてしまいましたか…?
ごめんなさい…。
[こんなことになるなら、どちらが手綱を取るかの争いなどせずに、全部ユリウスの好きなようにさせればよかった、などと呟く。
ユリウスの腰の辺りを優しく撫でて。]
大丈夫…?大丈夫ですか…?
[涙を目に溜めてユリウスに聞く。先ほどまでは間違いなく雄の顔をしていたセリナだったのが、あっさりといつもの泣き虫な女の子になっていた。]
くっついても、ダメです。
誰かが見たら…いや、誰にも見せたら、ダメです。
[ユリウスの言葉を即座に否定して、悩む。こういう場合普通ならば、男のシャツ一枚で何とかなる場合もあるのだろうが、残念ながらこの二人だとユリウスのほうがシャツのサイズは大きかった。]
待ってて、ください。服を持ってきます…。
こっそり、寮に忍び込んで…。
[涙が零れたのには、呆れたような笑顔を見せて、そっとその涙を指で拭って、指を舐める。]
大丈夫、大丈夫だから。
幸せだよ、私は…。
こんなことを気にして、何も出来なかったら…… ……寂しい。
[だから。 と言って、腰を撫でてくれるセリナの手を片手で取って、持ち上げて、
その甲に軽く口づけを。
視線を、セリナの顔へと上げればそこにあったのは……あれ、さっきと別人じゃないか?
それに、おかしさを感じて、つい、ぷ、と軽く笑った。]
[ダメ、という言葉には、顎に手をやって他の方法を考えていたが。
セリナの提案には、驚いた様子で。]
…いや、待て、それは駄目だ!
もし見つかったら、君はもう……。
[クレールの叫びを聞くと、わずかに目を見開いた。
平時のように面白がるのでもなく、感嘆の意をみせるでもなく。ただ、驚いた。
強く思いを持つものは好きだったし、それを見るために彼女に会いに来たというのに。
そんな感情のベクトルが、自分にこうも素直に、強く、向けられることとは思っていなかった]
――……
[彼女の目が開けば、瞬き。
受けきれない思いをもてあますように、ただその場に立ち尽くしている]
[手の甲に口づけるユリウスを見て、嬉しそうに、しかし悔しそうに唇を噛み…。]
……なんだか…男って、無力ですね……。
[ぽつりと呟いた。耐えて微笑むユリウスの姿は、眩しいほどにひたすら美しかった。
しばし見とれるように眺めるが、その顔がいきなり噴き出したのを見て。]
な、なぜ、笑うんですか…?
[紅くなって、唇を突き出すように尖らせて膨れる。]
でも、このままでは…。
[そもそも、セリナはこの先どこに行くべきか、まだ考えていなかった。父親の元は…しばらくは顔をあわせたくない。もう少し心を整理して、対決する力を蓄えて、遠くない未来には必ずや毅然とした態度で…そう考えていた。]
……行くところが、なくなってしまいました…。
それに…ユリウスさまは学園にお戻りになるのですよね?
その……。
[言葉を濁す。自分が踏みにじった人たちと対面せざるを得ないユリウスを見て、思い悩む。]
[もう止めることはできなかった。
マレーネの顔を見ると、抑えていた感情が激しく溢れ出す。]
そんなことにも気づけなかった…!
だから。
だから、もう私はあなたの傍にいる資格なんてないんです……。
なのに…。
それなのに、どうして……!
どうして…私の前に現れるんですか……?
私…私…もう…。
[立ち尽くすマレーネの方に一歩踏み出す。
少し背伸びをし、マレーネの唇を無理矢理奪おうとする。]
[初めて見る激情を受けきる前に、クレールが迫った。
唇をふさがれると、びくりと肩がこわばった。
慣れているはずの感触が、異様なほど鮮烈に、脳に届く。
目は見開いたまま、ただ彼女を見る]
(どうして?)
[問いが頭を駆け巡って、言葉は出ぬまま、彼女のなすがままに]
男が強くなくちゃいけない道理はないさ。
……まあ、君がどうしたいかによるがな?
[ふふりと口元を笑わせて、こちらを見つめるセリナを見つめ返す。
「君はどう?」なんて、目で尋ねかけていた。
なぜと聞かれれば、"女の子みたいに"膨れるセリナをもう一度見やって。]
さっきとは全然違うからな。
……激しく下から私を突いてきたとは、到底思えん、な。
[顎に手をやって、少し近づき、愉快そうにまじまじとセリナの顔を見つめる。
自分で言いながら少し恥ずかしくなったのか、照れ隠しのように、軽く、ハ、と笑って。]
[ううん、と状況打破の方法を考えていたが。
学園へ戻る、という言葉を聞けば、わざとらしく眼を丸くして。]
……何を言ってる?私は学園での生活を、続ける気はないが。
[きっぱりと。]
も、もちろん、強くなります!
ちゃんと守れるように…頑張ります!
[挑発気味に言うユリウスを守るように抱きしめる。ただし周りからは、抱きしめるというより抱きついているという感じに見えるかもしれない頼りなさ。
それでも、ぎゅっと力を込めて、セリナはユリウスを抱きしめた。
しかし夢中になっているときのことを言われると、答えようがない。意地悪をいうユリウスに思わず。]
それはその、あの、ええと…。
ゆ、ユリウスさまも、さっきはあんなに…私に突かれて喜んでらしたのに…。
[そんなことを、ぽろりと。言った方も恥ずかしく、その姿を思い出しかあっと赤くなる。相手よりも自分のほうにこそダメージが大きい反撃だったかもしれない。
ただし次の告白は衝撃的だった。]
え…ええ!?どういう、こと…ですか?
だってユリウスさまはもう高校2年ですし…あと1年もすればすぐに卒業ではないですか。
[驚いて詰め寄る。]
[唇が触れ合う。
突然のことに驚いたのか、マレーネの身体がこわばるのがわかったが、首に腕を回すと引き寄せた。
舌を口内に侵入させると、マレーネの舌に強引に絡める。
身体が熱い。
頭の後ろあたりがジンジンと痺れて、何も考えられない。
夢中で口内をむさぼり、犯す。
街灯の下、かすかに霧が立ち込めるなか、その音だけがしばし響いた。]
[へえ、と言いながら、抱きしめ…いや抱きつかれる。
さまになってない、と一瞬思いはしたが…抱きしめる強さ、それに、一瞬、繋がっていたあの時の力強さを感じて、少しの高鳴る鼓動と共にしみじみと思いを。]
……"私に突かれて"。
[自分で言った言葉ながら、セリナが言うと不思議に思えて。つい、目を丸くした。少しすれば、ふっ、とつい、笑みを零して。]
ふーん、その時、私に女らしさがあったか?
…なら、お互い様かな?
[冗談めかして、蹴りをつけた。
ただその愉快げな笑みも、次に言う言葉の為に真剣な表情へと変えられる。]
一年ならば、そうは変わらん。
──君を…一人にしたくない。
一緒に行こう。
[詰め寄られれば、逆に良しとばかりにセリナの両肩に手を置き、相手の瞳を一心に見つめる。
冗談を言っているような様子では、一切無い。]
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