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きっとラヴィならできるわよ。
[自身も一つつまみ、あむり]
このバターに辛子を混ぜるの、本の受け売りなんだけど凄く美味しいのよね。味に深みが出る、って言うのかな。
はむ……ええ、なんだかピリッと辛いので他の味がより美味しいような。
なるほど、本でこういうお勉強もなさるんですのね。ラヴィも今度、読んでみようかな…[うんうん、と頷いた]
……あ、ミユキさま、ここ、ついてますわよ?
[...は唇のすぐ横辺りを指差して呼びかけた]
[ヒカリをひとまずソファに横たえると、給湯室から台拭きを持ってきた。
テーブルを拭いていると、泣き続けるセリナが近づいてきた。
そのいたたまれない姿に手を止めると]
(……辛いよね)
[何も言わずにそばに寄って、肩を優しく撫でた。
もう、彼女を疑う気持ちはなくなっていた。
泣きはらしたセリナの表情は、どうみても演技には見えなかった]
何なら2、3冊貸すから、帰るときに持っていくと良いわ。
あら、ほんと?じゃあ、ラヴィ・・・。
[妖しげな笑みを浮かべて]
取ってもらえるかな?
[泣き続けていると、ふと肩に何かの感触が。突然でびくりと身体を震わせて、その先を見るとマレーネの姿…。
一瞬だけ、期待してしまった。馬鹿だ。]
…ありがとうございます、マレーネさま…。
[身体を起こすと、涙を拭って。]
改めて、ちゃんと皆さんに伝えておかなければ…。
その前に、顔を洗って…。
[少しふらつきながらも立ち上がると、給湯室に向かった。]
ほんとですの?
わあ、じゃあ、お願いしますわ![ぱあぁと顔を輝かせた]
ふぇ!?と、取って……って……
[その妖しい笑顔で、何を期待されているかは大体察したらしい。顔を赤らめながらおずおずと近付いて……]
……し、失礼しますわっ
[口元についたマヨネーズを、ぺろっと舐め取った。]
んむ……!
[不意に固定されて、わたわたと手を彷徨わせていたが、やがて苦しくなってくると、肩のあたりをきゅ、と握った]
……ん、ぅ……む……
…………ぅん〜〜![息が続かなくなったらしい]
[セリナを見送ると、待つ間に紅茶を入れ直した。
ヒカリに毛布もかけておくと、別のテーブルの三人分の紅茶も用意して]
『いかが?
……たこやきに、紅茶が合うかどうかはわからないけど』
[ティーセットをテーブルに置くと、苦笑しつつメモを見せた]
[給湯室のシンクで軽く顔を洗い、手近にあったキッチンペーパーで拭く。それだけで随分とすっきりした気分になれた。
談話室内に戻ると、マレーネに紅茶をもらって一口飲み、喉を潤す。]
あの、お姉さま方ちょっと、聞いていただけますか…?
[注目が集まるのを待って、自分は保健委員であることと、今までの身体検査の結果を伝えた。]
…つまり、ユリウスさまとミユキさまは信用できます。
そして、クレールさまが男性でした…。
[できる限り淡々と、感情を混ぜずに話しきると。]
……何か質問があれば、受け付けますので…。
[ソファーに戻って、再び身体を沈ませた。]
[...はマレーネのメモで、紅茶をどうぞという姿を見ると不安気に視線を向け、ややぎこちない笑顔でティカップを受け取った。]
マレーネさん、紅茶ありがと。
[...紅茶のぬくもりを確かめるようにティーカップを手でつつんだ。]
わ、わわ……っ!
[ぽふん、と押し倒されてしまう]
あのあの、み、ミユキさま……?
[これからの展開の予想はついているが、未体験のことへの不安がにじむような目でミユキを見上げた]
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