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[マレーネさんの隣に座り一緒にお茶を飲む。
それはとても幸せな時間だった。
最初のうちは、緊張してなかなか話せなかったが
時間が経つにつれて少しずつマレーネさんに話しかけることもできるようになった。
周りはどうやら、男が学園に侵入したという噂で持ちきりのようだった。
でも、誰か―名前は忘れてしまったが確か演劇部の部長だったと思う―も言っていたが、男の噂などクレールにとってはどうでもいいことだった。
マレーネさんが話しかけてくれる。
私の話を聞いてくれる。微笑んでくれる。
それだけで十分だった。他には何もいらない。
ああ…なんて幸せなんだろう。]
……。
[ふと、男の噂についてマレーネさんはどう思っているのかと気になった。
もし、マレーネさんが少しでも不安を感じているなら、マレーネさんを安心させるためにできることは何でもやろうと思う。
必要ならば、テレサが言っていたように何らかの薬品を調合してもいい。]
クリームブリュレ、頂くわね。
[ミサナに微笑みかけて、甘いものに目がないらしいマレーネさんの分も一緒に皿を取った。]
えっと…あなたは何年生だったかしら?
[いつもコック帽を被っていて目立っているからか見覚えはあったが、やはり名前も学年も出てこない。先輩だったらどうしようかと、一瞬言葉遣いを後悔したが、もう遅い。]
[どうあがいても出られない事を知り落胆し、その次に思い出したのは……色々ありつつも愛しい寮生達への心配だった。]
あの噂……やっぱり本当だったんですね。信じたくはありませんが。しっかりしたあの子達の事、男をちゃんと捕まえてくれるでしょう。
私や他の人達がここから出る頃にはきっと、男を征伐して平和な女子寮が戻っていると……信じたいです。
マレーネちゃん106・・・クレームブリュレをクリームブリュレといいまつがい。。。
同業のうちのアニキも同じこと言ってたんだよ。
まさかマレーネちゃんは お と こ ?
[お茶の残りを口に含むと、わずかに顔をしかめた。]
……っ。
[どうやら、カラメルの鋭い破片が
気付かないうちに舌を傷つけていたようだった。
出血するほどではないが、やはり熱い飲み物は刺激になるらしい。]
[口の中で傷を気にしながら、お茶が冷めるのをぼんやりと待っている。
動物は傷を舐めて癒すと聞くけれど。]
――…ぁ……
[目の前のクリームブリュレにも手を付けないマレーネさんを見て、何か言おうとする。
マレーネさんが不安を感じている。
何とか力になってあげたい。
……。
でも…
不安そうにうなだれるマレーネにかける言葉は見つからなかった]
えっ?あっ?
[手を取られると、身を硬くして赤面した。ぎこちない動きで促されるままに椅子に納まり、不安そうにしている。]
ミユキさま…もう、戯れはお止め、ください…。
[最後のほうは消え入るようなか細い声で、懇願している。]
うーん、男の人のことはとりあえず生徒会にまかせとくわぁ…何かわかったらいうねぇ。うちはみなはんのためにご飯でも作るわぁ。おなかすいたら、侵入者退治どころちゃうやろ〜〜??
[...そういって、家庭科室に篭った]
♪んんん〜〜美味しいご飯ー。るーるる。
あれぇ、お鍋どこやったかな、ここやったっけ。んーとどかない…あわわわ…。
[ずっこけて、派手な音を立てる。皿が割れる音]
きゃああああああーーーー!!
[意を決したように立ち上がると、周りを見回す。
気づけば談話室に残っている生徒はそう多くないようだった。
誰か頼りになる人は…。
風紀委員の…(名前を確認するのを忘れていた)はいない。
確か同じクラスの生徒会のユリウス…もいない。
…と、カーミラの姿を認めると、歩み寄った。]
あの…カーミラ先輩。
この学園に男が紛れ込んでいるって噂。
本当だろうが嘘だろうが…どっちでもいいんですけど
とにかく、早くなくしてしまいましょう。
私、できることがあるなら何でもやりますから。
遠慮なくなんでも言ってください。お願いします。
[今日は、のところに不自然な響きを感じ取り、ふるりと身震いをする。セリナの中で本能的に、危険信号が点った。]
もも、もしか、して…ミユキさまは…だ…。
[男性?と問おうとして、恐ろしさに口をつぐんでしまった。自分自身を守るようにきつく抱きしめ、蒼白になる。
…相変わらず、胸を強調しているようにしか見えない。]
[家庭科室の惨劇など知るはずもなく]
さてと、夕ご飯夕ご飯。またねー。
[そう言って部屋を出てすぐに]
あ、ジェルトルーデさん。え?ご飯?これからですが。
一緒に?はい、わかりまし・・・ってそっちは保健室、意外と引っ張る力強ってそうじゃなくてなんで服に手をかけていやまだ心の準備がいやああぁぁぁ!
[しばらくして、弓道部 ミユキが無残な姿で発見された**]
[タオルで汗を拭きながら]
ふぃ〜
今日も部活頑張ったぜェ。
腹減ったなぁ。
[何かを思いついたような顔をして]
・・・よし、家庭科室に行って料研から何かせしめてやろう。
ひひっ
[家庭科室に入って]
ちゃーすちゃすちゃす!
憐れな子ヒツジに何か食べ物をめぐん・・・
[惨状に気づいて]
おわっ
何だ何だァ〜?
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