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[ 「そうそう。良い事を教えてあげる。貴方の事を私の妹達に話したらね、気に入ってくれて可愛がりたいって。さっきも何人か来て可愛がって行ったわ。」
ああ、だからさっき少しジェルト様のと違う感触があった気もするのは……と思ったが、ジェルトルーデの感覚がわかる所まで来てしまった自分が嫌にもなったので黙る事にした。]
演劇部・新米 ヒカリは、サラダバー** ( B199 )
[「嘘」という言葉に反応して、息を飲む。
心を落ち着けるかのように、小さく息を吐くと言葉を続けた。]
…こんな夢も見ました。
マレーネさんが私のために歌をアリアを歌ってくれる夢。
歌が終わると、マレーネさんはいなくなって。
どこからか、声だけが聞こえました。ごめんね。って。
マレーネさんは、そう言ってくれました。…悲しい声でした。
マレーネさんは……男の人、でした。
[すぅっと、大きく息を吸うと今にも泣き出しそうな声で続ける。]
退寮になる前、私はあなたが女の人だと信じられなくなりました。
好きなのに。
あなたが、好きだったのに。
特別な人だったのに…!
でも…、学園を去る決心をして。
もう、あなたに会えないと知って……気づきました。
そんなことはどうでもよかったんです。
私は…私は、マレーネさんという人を好きになった。
たとえ、男の人だとしても……!
たとえ…優しさが嘘だとしても…!
私が、あなたに救われたことには変わりません……。
[言い終わると、静かに目を開きマレーネの方を振り向いた。]
[柔らかく微笑むユリウスの顔、そして至福の言葉。セリナは思わず言葉が胸に痞え、かわりに涙がほろりと流れ落ちた。]
あ、ご、ごめんな、さい…。
なんだか、幸せで……。
さっきまで、ユリウスさま、何だか…その、お互いムキになっていた…みたいで…。
でも、二人して、幸せで……。
[しかし尻餅をついたユリウスに、さっと青ざめて。]
や、やっぱり、無理…させてしまいましたか…?
ごめんなさい…。
[こんなことになるなら、どちらが手綱を取るかの争いなどせずに、全部ユリウスの好きなようにさせればよかった、などと呟く。
ユリウスの腰の辺りを優しく撫でて。]
大丈夫…?大丈夫ですか…?
[涙を目に溜めてユリウスに聞く。先ほどまでは間違いなく雄の顔をしていたセリナだったのが、あっさりといつもの泣き虫な女の子になっていた。]
くっついても、ダメです。
誰かが見たら…いや、誰にも見せたら、ダメです。
[ユリウスの言葉を即座に否定して、悩む。こういう場合普通ならば、男のシャツ一枚で何とかなる場合もあるのだろうが、残念ながらこの二人だとユリウスのほうがシャツのサイズは大きかった。]
待ってて、ください。服を持ってきます…。
こっそり、寮に忍び込んで…。
それと、独白ロールはできればあまり表で長々としないほうがいいかも。
「一人上手」な人だと思われてしまうと、寄り付きにくくなります。
特にコアタイムにやっちゃうと、この人はキャラ同士の掛け合いよりも自分のロールを出すほうに力入れてるんだな、とか思っちゃいます。
独白ロールは「他のPLにキャラの人となりを端的に伝える」という前提で簡潔に書いたほうがいいかも?
詳しくは灰に落としてしまう。
私はそう気をつけてます。
私は今回、意図的に、長い独白ロール回してます。
これは「今はこの場所から動くつもりないよ。待ち人は一人だけだから遠慮してもらえると助かるよ」という意思表示のつもり。
しかし壊されかけて呆然としたのでした(笑)。
[涙が零れたのには、呆れたような笑顔を見せて、そっとその涙を指で拭って、指を舐める。]
大丈夫、大丈夫だから。
幸せだよ、私は…。
こんなことを気にして、何も出来なかったら…… ……寂しい。
[だから。 と言って、腰を撫でてくれるセリナの手を片手で取って、持ち上げて、
その甲に軽く口づけを。
視線を、セリナの顔へと上げればそこにあったのは……あれ、さっきと別人じゃないか?
それに、おかしさを感じて、つい、ぷ、と軽く笑った。]
[ダメ、という言葉には、顎に手をやって他の方法を考えていたが。
セリナの提案には、驚いた様子で。]
…いや、待て、それは駄目だ!
もし見つかったら、君はもう……。
[クレールの叫びを聞くと、わずかに目を見開いた。
平時のように面白がるのでもなく、感嘆の意をみせるでもなく。ただ、驚いた。
強く思いを持つものは好きだったし、それを見るために彼女に会いに来たというのに。
そんな感情のベクトルが、自分にこうも素直に、強く、向けられることとは思っていなかった]
――……
[彼女の目が開けば、瞬き。
受けきれない思いをもてあますように、ただその場に立ち尽くしている]
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