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……あれか。あたしはリアル志向すぎなのか。
「バージン卒業したては痛そうだから手を出したくない」だなんて、特に男性からは笑われそうだなぁ。
というか、ファンタジーとして楽しみたい人には笑われるのか。
できれば蝙蝠占いに誘導したいんだけど、ミユキにしか引っ張れない。
仲間二人を占われるよりはミユキ占いのほうがまだマシだろうきっと。
ミユキ蝙蝠だといいなぁ。
…ええ。
[お礼を言われて複雑な表情をして曖昧に頷く。]
ミユキさんがあなたの仲間かどうかは…無いとは思いませんけれど…自信がありませんわ。
まだ迷っていますが、今日の検査には彼女を選ぼうかと考えています。
…貴方を守る人間がいないなんて、そんな事は無いわ。
たとえ貴方が否定しても、ね。
セリナさんの目的…大切な人の盾になろうとしたのでは、という事?
そう…私も貴方も、ユリウスさんは女性だと証明していますものね…
けれど、誰よりも守りたいという心は…理性で止められるのかしら。
[唇を噛むセリナを見て、ユリウスへの想いだけは本当なのかもしれないと思った。]
質問…そうね。特には…無いわ。
[右手で頭を押さえて息を吐く。
保健委員としての対立と今までの仕事の疲れが重なり、思考力がかなり落ちているようだ。]
そうですか、ミユキさまを…。
きっと男性扱いをなさるのでしょうね…。
ミユキさまはああいう方なので、男性と思われやすいと考えたからこそ、検査をしたのですが…。
理性で……それは、ユリウスさまが私に嘘を付くということですか?
…それは…。
[一瞬、ほんの一瞬だけ、瞳の奥が嬉しそうに揺れた。]
…嫌です。
それだけは…。
[緩くかぶりを振った。]
質問は、ありませんか…そうですか。
何かありましたら、ご遠慮なくどうぞ。
…プルネラさま、私はプルネラさまのこと、嫌いになれません…。
優しくして下さったことは、確かなのですから…。
[本当に残念そうにして、ひとつ礼をすると、立ち上がる。]
[自分が仕掛けた思惑通りに懇願してくるカスミを見て、
嗜虐心が強く刺激されるのを感じた。
でも。]
最後まで……。
……身体は、大丈夫なのか?
[男に無理やりこじ開けられたその場所は、
新たな刺激に悲鳴をあげたりはしないだろうか。]
[カスミに痛い思いをさせるような、
そんな「いけず」はしたくない。]
/*
痛いのかわいそうだお……
……と、正直かなり迷っています。
ちなみに、余裕があれば
昨日暗転させた「途中まで」の内容を
時間さかのぼって書いてみたいなとは思ってます。
では、おやすみ〜**
*/
…あ…
[席を立ったセリナを見る。
本当ならば嬉しいだろう言葉は、プルネラに複雑な感情を抱かせた。]
[私にも余裕があれば、そんな風に言えたのかしら…]
プルネラさま…。
あなたと私の差は、きっと…。
私には「ユリウスさま」という存在が居て、プルネラさまには居ない。
ただ、それだけなのだと思います…。
ユリウスさまは、私を守ってくださる。
男性からではなく、心を、全て。
だから、もう、怖くない…。
私がどうなろうと、きっと、ユリウスさまは、この騒ぎを鎮めてくださいます…。
[プルネラに最高の笑顔を見せて、礼をし、談話室から*出て行った。*]
[セリナの言葉に、笑顔に、心が痛む。]
[信じられるカーミラとクレールはいない。
信じようと思ったカスミも。
信じてみたいと思ったセリナは嘘をついた。
今唯一信じて良い相手はユリウスだけ。しかし…]
…ユリウスさんはきっと、セリナさんを信じますものね。
[自嘲気味に呟いた。
頼れる相手が誰もいなくなった事が、プルネラの心に重く圧し掛かる。]
[一人きりでの保健委員の仕事の責任。
風紀委員としての仕事の責任。
誰にも弱音を言えずに、一人きりになった談話室でプルネラは両手で顔を覆った。]
今ふと気づいた。
カスミって、ファーストキスはほのかに取られて、処女はセリナに取られてるのかー。
不憫な子やのぅ。
ぶっちゃけ、墓下に行ったときの対立が楽しみでもある。
/*
どうも。真です。
ゆる?
…はっはっは。
むちゃくちゃキツイ。
RPのキャラ補正と相まって、絡める相手が全滅しているのがキツイ。
せーりーなーさーん!!唯一絡める貴方が対抗とか!!
蝙蝠呪殺しないとっていうプレッシャーと、相談できる相手がいない孤独感と。
パソコンは壊れるしで、もう泣きそう。
*/
[少しだけ泣いた後、プルネラはカバンから一枚のレポート用紙を取り出して記入する。
保健委員として自分とセリナが名乗りを上げたこと。
2人のこれまでの検査記録。
それを、結果の張り出される掲示板、その隅に貼りつけた。]
これで、全員が状況を知ることができますわね。
[投票用紙にセリナの名前を記入して、投票箱に入れた。]
[今確実に分かるのは…彼だけしかありえませんわ…]
[検査先にだれを選ぶのか。
さっきはミユキにしようかと思わず口に出したが、セリナが自分の発言を聞いて、もしミユキが女性なら彼女を襲撃してくる可能性も考えられる。]
…それならば…
[プルネラは少し考えて、
ある人物の部屋のポストに、医務室へと呼び出す内容の紙を入れた。]
ふぁ・・・。おはよう、ラヴィ。
[隣でまだ眠るラヴィニアに口付けを落とし]
「談話室に行ってきます」、と。
[メモを残して、談話室へと向かった]
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