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軽めのノリの人を見るに。
ハ_ハ
('(゚∀゚∩ ぱっくんちょ!
ヽ 〈
ヽヽ_)
で済ませるレベルで考えていた人もいたのかしら。
副寮長 カーミラは、ここまで読んだ。 ( B37 )
余計な混乱は招きたくないので、とりあえずユリウスさんにだけお話します。
ジェルトルーデさんが誤って引きこんだ・・・その場合、部外者なら気付かぬはずがありません。
そうなると、女装というよりは元々この寮の生徒だった人間に変装したと見るのが妥当。
本人は既に攫われていて、顔を似せた別人がまぎれている可能性が高いです。あくまで仮説、ですが。
[動かなかったアジトの扉が開いて、そこに一人の女性が連れ込まれた。]
ジェルトルーデさんっ!
[オットーはその名前を記憶していた。学園の1/4の女子との付き合いがあったという演劇部のジェルトルーデ。そんな彼女がこんな所にいるなんて。
身を案じて寄ろうとするも、ジェルトルーデに鋭いまなざしで見られてしまう。
「……寄るな、汚らわしい男め。」
やはりジェルトルーデにも勘違いされている事に悲しくなるものの、何とか説得を試みる]
勘違いされては困るが、 [静かに言い返すが、組んだ脚はぶらぶらしていて、落ち付きが無い。]
ジェルトルーデ君が誤って引き込んだ、という説自体が既に、根拠のない仮説だ。
[言っていなかったが、という言葉で、一拍置いてから、]
昨晩ジェルトルーデ君の部屋に三人居た、という話を聞いた。
証拠は知らんが、脅して押しかけた可能性だってあるのだ。
前に君が言ったとおり、情報を持つからという理由で……。
何より。
[息をのみ込んで、]
……三人も、別人の真似を出来るなんて。
いや、しているなんて。
信じたくない。[小声に]
[専用の着信メロディを奏でる携帯。カスミは震える指でボタンを押し、メールを開いて]
……っ。
[何度も何度も綴られた文面を読み返し、最後に添えられた一言に思わず涙が頬を伝う]
ジェルトルーデさん・・・ですよね。
酷い目にあわれてかわいそうに。
[ちらっとオットーさんを見て]
こちらの方はオットーさん。
正真正銘女性なんですよ。
[...はまだ震える指で、ゆっくりゆっくり自分の気持ちを綴るように文面を打ちはじめる]
『うちは優しくしてくれるカーミラ様も、いけずなカーミラ様も、どっちのカーミラ様も好きです。
私はこの学校で男が寄り付かないために警備をしていたものです。男の名前を使っていてこの見た目である事から、男がいると勘違いした不審者が学校に寄り付かなくなる、という事だそうです。
[事情を説明し終わると、ジェルトルーデはわかってくれたようで警戒を解いてくれた。そこに安心したが、オットーにまた別の危機が迫っている事は予知してはいなかった。]
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