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……は、はいですわ!
[プルネラの明るい声につられて笑顔を返し、紅茶のカップを手渡した]
思うように……難しいですわ。
あ、でも、誰かにお願いすることもできますのね?お願いしてもいいと思える人を探すのなら、ラヴィにもできそうですわ!
信じられる人、信じられない人……と考えればいいのかしら。考えてみますわね。
本当は、誰にも票を入れたくはないのですけれど……心苦しいのは、みなさま一緒ですわよね。
[プルネラの言葉をかみ締めるように、何度もうなずいた。]
確かに、な。
自分の想い人にわざわざ票を入れるなんて、立場関係なくおかしな話か……。
[クレールが言わんとしているのは、そういうことだろうか。]
ごきげんよう、カーミラさま、ラヴィニアさま。
…ありがとうございます。
[ラヴィニアからホットミルクのカップを受け取りながら、室内に視線をさまよわす。お目当ての姿が見えず、ため息をひとつ漏らしてから椅子に座った。]
さすがに、遅くなりすぎました…。
はい、今日は頑張って、ちゃんと、眠ります…。
[ミルクを一口。暖かい塊が喉の奥を滑り落ちていき、ほぅ、と息を吐いた。]
あーー、でもなーー。
委任して、気になってる人に票が入ってもアレだなぁ。
恋人ができたら、その人に前面委任でもういいんだけどw
まよったなーーー
まあいいや!投票先も委任先も、候補の目星は大体ついてるから……委任先候補の動向を見て決めようw
プルネラさまも、お疲れでは、ありませんか?
カーミラさまも、何だかお顔の色が、すぐれないように見えましたし…。
私のは単なる、寝不足です。
[そう言って、少し頬を赤らめて俯いた。]
[カーミラの言葉に反応するセリナに気づく
黙って近づいていくと、少し強引にセリナをこちらに向かせる]
ねえ…ひとつ聞いてもいいかしら…。
もし…、もしユリウスが男だとしたら…あなたはどうするの?
[セリナの様子から、セリナがまだ男や投票の話を知らないことは想像できた。
こんなことを聞くなんてどうかしてる。
セリナちゃんが答える前に、風紀委員の先輩が止めに入るかもしれない。
でも、聞かずにはいられなかった。
ねえ、教えてよ。そんな気持ちでセリナの目をじっと見つめた。]
私は平気よ。睡眠不足なのね、セリナさん。ゆっくり休まなくてはダメよ?
[言ってにこりと微笑んで見せる。]
…クレールさん…?
[クレールの色々なものを飛ばした突然の問いに少し驚き、
プルネラは説明しなくては、とセリナのほうを向く。]
あのね、セリナさん、落ち着いて聴いて欲しいの。
[ゆっくりと、できるだけ不安感を煽らないように気をつけながら、
今回の事態へ、寮がどのような対処を取るのかどうか――具体的には、明日から1人ずつ男だと怪しむ人間を選び、寮から一時的に隔離する事、その人物は全員での投票で決めること――を話した。]
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