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カスミさん、可愛いですわよ。自信を持って言えますわ。
カーミラさんは、貴女を好きだから苛めちゃうのですわよ。
だって、苛められて慌てている貴女を見ているカーミラさん、楽しそうですもの。
[カスミの言葉に目を丸くして]
私…?
[しかしすぐに(ほんの少し悲しそうに)笑みを浮かべて]
私は…きっと、そういう事に縁がないのですわ。
カスミさん、そんな事を言っていると…
[プルネラは右手の人差し指と中指で、カスミの顎、唇に触れながら、
僅かな力で自分の方へとカスミの視線を導く。
真剣に、カスミの目をまっすぐ射抜くように見つめる。]
私、貴女を攫ってしまいますわよ?
…なんて。冗談ですわ。
[数秒の間をおいて、ぱっと普段どおりのプルネラに戻りにっこりと笑いかける。]
そろそろ寝ないと、明日が大変ですわね。
私のお話に付き合ってくださって感謝しますわ。
さあ、お部屋に戻りましょう?
[プルネラは談話室から出るようにカスミを促し、自分も部屋の電気を消すと自室に戻った。]**
ほんの少し、苛めたくなった。
私の気持ちを知らなかった後輩を。
ごめんなさいね。
私の勝手な気持ちで、驚かせてしまって。
私が貴女に出来る事。
それは貴女を応援する事。
職権乱用、させてもらうわね。
貴女のために私ができるのは、このくらい。
身体検査の対象には、カーミラさんを選ぶわ。
貴女の恋が、どうか。
うまくいきますように。
おは〜(ぎゅ)
カスミはん達エロィわぁ〜。
白のファーストコンタクトは成立したから、今日は流れと勢いで好きにする予定やー。んじゃなー。
[...は、一人で家庭科室を片付ける...が、何となく雑然としている]
ぎゅーーっ、きゅーーーつ。ふぅ、入ったわぁ。
んー、それにしても…この鍋ここやったっけ。あかん、なんか変な気がするわぁ。これ先輩、怒るかなぁ…。
[...軽くため息をつくと、少しあきらめたように]
まぁええか。ぱっと見は綺麗やん。
[談話室のテーブルに、サンドイッチらしい物体を置く]
皆はん、おはよーはんやでぇ。朝ごはん出来たよぉー。
[...は、フライパンをお玉でかきならしつつ、寮をねりあるいた**]
ぅ…ん……。
[部屋の外からフライパンを叩いて回る音が聞こえ目を覚ます。
枕元に置いたメガネを手繰り寄せてはみたものの
まだ瞼は重く、結局目を閉じてしまう。
マレーネさんとお話することができた。
本当に幸せだった。
セリナとユリウスの微笑ましい光景。
弓道部の…ミユキ…という名前だっただろうか。
カーミラ先輩や…金髪の子にキスをしていた。
少し…本当に少しだけ羨ましかった。
男が学園に侵入したという噂。
マレーネさんが不安そうにしていた。
色々なことが頭の中をぐるぐるかき回して、昨晩は良く眠れなかった。]
副寮長 カーミラは、ここまで読んだ。 ( B66 )
――!
[不意に、今まで見ていたであろう夢の内容が思い出され、声にならない驚きをあげる
そんな…。
考えすぎよ。
…でも……。
頭に次々と浮かんでくる嫌な想像を振り払うかのように首を振る。
けれど、一度思い浮かべてしまった嫌な光景は頭の片隅にこびり付き、そう簡単に追い払うことはできなかった。考えれば考えるほど不安になってしまう。]
一体、どうしちゃったのかしらね。
いままで…男を…
―――――嫌っ……!
[男を怖いと思ったことなんてないのに。
そう口にしようと思っただけ…。
ただそれだけなのに、“オトコ”と口にした途端、先程の嫌な想像で頭の中がいっぱいになってしまった。
ほんとに…どうしちゃったんだろう、私。
マレーネさん…。
マレーネの微笑を思い浮かべると胸がギュッと締め付けられる。
これは、いわゆる恋というものだろうか。
そう…ただの恋ならそれでいい。
嫌な想像なんか忘れてしまって、何も不安に思う必要はないのだろう。
ベッドの上に寝転がったまま、ぼんやりとそんなことを考えた。]
――部屋に戻った直後の回想――
[...は触れられた唇と射抜くようなその強い瞳に、冗談と言われても胸が早鐘を打つのを止められなかった]
じょ、冗談やったんよね。
プルネラさまご本人もああ言うてたし。
せやけど……なんでやろ……。
プルネラ様の瞳に見つめられたあの一瞬、
「攫われても良い。
プルネラ様が噂の男やったとしても、それで構わへん……」
そう思ってしもうたんは……なんでなんやろ……。
[背中を扉に預けたまま、ずるずると力なくしゃがみこんでしまう]
[何かを振り払うように、大きく頭を左右に振って]
……プルネラ様の冗談に騙されただけよね、きっと。
……寝よ。寝てしもうたら、また変わらない明日が来るはずやもん。……うん。
こないに胸がドキドキするんも、朝になれば収まってるはずや、きっと。
[まるで自分に言い聞かせるように呟くと、ベッドに横になり眠れない夜を過ごしたのでした]
[いつもと変わらぬ不機嫌(他人にはそう見えるだろう)な表情で談話室の扉を開ける]
あら…これは何かしら。
サンドイッチ……?
[テーブルの上に置かれたサンドイッチらしき物体を見て
ふと、ほのかのことが思い出された。
考え事に夢中だったのだろう。
突然、目の前に出されたよくわからない物体を何も考えず手にとり、口に運んだことがある。
そのときは思わず吐き出してしまい、ほのかを泣かせてしまった。
だから、クレールにしては珍しく、あまり接点のないほのかのことを覚えていた。]
[―現在―]
[談話室で寝てしまったらしい]
・・・ふぁー。
(さて。一応ジェルトルーデは探したほうがいいのかな?
一対一の接触は危ないから、もう一人誰か・・・。)
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