では、次に格納庫の方へ――。
あちらが、チャンプ・ゴードンの機体です。
残念ながら、格納庫内には関係者と許可された方以外は、これ以上近づく事が出来ませんので、こちらのホログラムで仔細はご覧下さい。
[格納庫には、赤色にカラーリングされた人型の機体があった。
全長6M。小柄と言えば小柄のBigFireだ。
まるで亀の甲羅のように分厚く、そして折り畳まれた、弾幕兵装。
そして、別の弾幕武装が、機体の後光のように今は取り付けられている。
どちらも、弾幕を放つには、ゴードン自身の声がトリガー《起動言語》として登録されている。(つまり、事前に登録された弾幕の名前を叫べば放たれるのだ。)
そして、機体の右手脇に置かれているのは、馬鹿でかい近接型の武器だった。
一言で表すなら、『三つ爪の巨塊』
機体よりも尚紅く、血に濡れたような様は、ゴードンが所属しているメーカー「Red WOLF」の名に恥じずに、耐久性、特に耐弾幕性に優れている。
通常の打撃武装よりも耐久性に優れている反面、その多大なる重さゆえ、普通の機体であれば遠心力に振り回され、ロクに扱えはしないだろう。ゴードンは、その重さを利用した機体速度の増速も行う。]
[ゴードンの機体を落とすには、打撃武器を狙うのはあまり得策ではない。直接機体装甲を狙うのが良いだろう。……と、考えられる。
彼自身のBF乗りとしての動きの巧みさを考慮しないであれば。]
[ゴードンの機体を落とすには、打撃武器を狙うのはあまり得策ではない。直接機体装甲を狙うのが良いだろう。……と、考えられる。
彼自身のBF乗りとしての動きの巧みさを考慮しないのであれば。]
機体名は、哭狼 と漢字にするかな。うーん。仔細決定してなかったです。
哭狼 2つ名 天空の智狼
−wolfsbane
−光環(議事より)
−?
(悩)
見学人 ププピドゥー が見物しに来ました。
見学人 ププピドゥーは、見物人 を希望しました。
―― ステーション・プラットフォーム ――
[行き交うひと、ひと、ひと。「人間」と呼べる姿をしていないものも数多く、賑やかしいその場所は、人外のバーゲンセール状態だ。]
だいじょうぶです。
心配ご無用です。
私だって、こう見えても一人前なのです。
[そんな波など無関係とばかり、ひとびとの頭上辺りに浮かんだ物体が星を象ったと思しき細いステッキを振って主張した。
手足らしき部位は見当たらないにも関わらず、ステッキは落ちることもない。
淡い色調で整えられた服装も含め、一見するとぬいぐるみにしか見えなかった。]
[話している相手は、ひとの群れに隠れてしまって分からない。]
だいじょうぶです。分かってます。問題ありません。
お金は決められた分しか使いません。無駄遣いしません。本当です。
知らないひとにはついていきません。
[まるで親に言いつけられた子供だった。
とぼけて見える顔に、真剣さを帯びさせて言う。]
――ええ。無論です。
私だって、一員なのですから。
何かあればきちんと連絡します。何もないのが一番ですが。
[そう口にするときには、雰囲気は一変していた。数多のひとの存在するフォームをぐるりと見回してから、正面へと目を戻す。
閉じられているように見える眼は、きちんとその機能を果たしているようだ。]
それでは、また後ほど。
[毅然とした口調で言うと、背を向けて出口と向かっていく。
外へと出ると、吹き抜ける風を受け、星の描かれた布地が*はためいた*]
★Name:
ププピドゥー
★Data:
大会の見学に来た異星人。詳細不明。
淡い色調の衣服と肌色。見た目どおりに手触りは柔らかい。
浮遊能力持ち。いつもはひとの頭より上の高さに浮かんでいる。
手足は見当たらないが、物を持つことは出来るようだ。
★Name:
ププピドゥー
★Data:
大会の見学に来た異星人。詳細不明。
淡い色調の衣服と肌色。見た目どおりに手触りは柔らかい。
浮遊能力持ち。いつもはひとの頭より上の高さに浮かんでいる。
手足は見当たらないが、物を持つことは出来るようだ。
尚、手に持っているステッキと帽子の先端にある星は硬く、刺さると痛い。
/*
ニョッキリ
ううーん…様子見を公言しちゃったせいで表に出づらいっていうのもあるけど、何でだかモチベーションが上がらないでありますよぅ…
んー…んんんんん…
…やっぱりソロール続きの流れにしちゃったのがまずかったのか…ううーん…SFっていう舞台に、設定マニアな趣味も加わってつい設定語りが多くなってしまうのだけど、「ジンロウ」というシステムを使ってる以上…というか、たくさんの方も参加する前提なのだから、もっとお互いが絡んでくこと、の方に意識を向けるべきでありました…
反省。
…さて。反省したなら。
反省を行動に反映しなくては。でありますな。
むんっ
/*人が居ないので没ネタでも投下しようか……。
>>4と>>5の間に入れようか迷ったものでした。
―― 回想 ――
[地上は混雑とまではいかないが、
普段よりも活気付きごった返していた。]
ガン!!!
[グレンは、目の前に立つ巨機の拳と拳を合わせた。
打ち鳴らされる拳と拳。褐色の人の手と、黒い機械の手。]
「じゃ、ボク。宇宙連邦 局所銀河群支部本部のアンドロメダ銀河まで行って、直ぐUターンしてくるからね。」
[目の前に巨機が立ちはだかっている。黒い人型の機体。
全長は約3m程だが、理由あって元のBigFireの形状より小型の姿をしている事はグレン自身がよく知っている。]
[機体の胸部中央より上には、兎と炎を象った赤い刻印が施されている。紅蓮専用のBigFire。本物ではあるが、その模造品とも言えるもの。]
ああ。土産はちゃんと買っておくよ。
[笑みを浮かべ、紅蓮は応える。]
「もうっ、ボクも「The Golden Bough」行きたかったなー。
ここに居る人の大半は大会目当ての人達でしょ。
ボクだけ一足先に行かなきゃいけないなんて宇宙連邦 局所銀河群支部もヒトが悪いよね。
支部本部までだなんて、どう考えても、大会終了までに帰って来れないよ。」
[両手を腰にあて、わざと文句を言う。それから、]
「絶対だからね?」
私が嘘をついた事なんてないだろう?
[気持ち良い声でグレンは笑った。]
[コクンとその機体――グレンのパートナーである黒隗は頷いた。炎の真ん中に描かれた兎の横顔が、パチンとウインクする。
機体は、身を屈め、そして跳躍――バースト。
急激なエネルギー放出。
周囲に風と青い色さえ見えかねない波長が放たれる。]
ガッ ゴッ・・・・・・
[二度目のバースト音が聞こえなくなった頃には、BigFireは既に、空の星となっていた。
バーストで起こった風は既に微風。
地上の活気付いているが、のどやかな空気の流れと入り混じり、分からなくなった。
紅蓮は、星が無数に描かれた帽子から手を離す。]
そろそろ、迎えが来る頃だな。
[ぺらぺらと、ホログラムペーパーを捲り大会進行予定を確認中。
……と、アラートの音。]
?
こちらグレン。
どうした?
[腕章からではなく、ホログラムペーパー上に電話型アイコンが立体ホログラムとし現れた。そのアイコンから、ポン、と顔が出る。]
≪アローアロー。
ボク。≫
[わざと拗ねている白兎の顔だった。]
[会話は、地球から距離があるのか一テンポ遅れて。]
≪今、チキュウの方に、
面白い形のBigFireが向かってたから教えようと思って。
……ボクも大会行きたかったな。≫
[拗ねた顔の白兎アイコンを、グレンはピンと弾くように撫でた。]
相棒でも一緒に居れない事がある。
だが、互いの事を想う限り、距離は関係ない。
[宇宙連邦における任務の相棒――白兎に何処か諭すような優しい口調で話しかける。]
どんな姿だったんだ?
≪〜〜〜〜〜〜〜〜。くじら。≫
え?
≪くじら型のBigFire。≫
[グレンは目をぱちくりした。]
面白いな。もし大会の参加者なら、興味深い。
≪それだけ。≫
……。黒隗。
今回、きみだけ宇宙連邦支部本部に向かったのは、必要な事だったんだ。
≪でもさ、ボクが居れば、紅蓮と一緒に大会出られたかもしれないよ?≫
今回、私はスタッフだときみも知ってるだろう?
それに、ゴードンの雄姿を私は見たいからね。
≪ぶーぶー。≫
[話しているうちに白兎の機嫌も直ったのだろう。アイコンがデフォルメされて、頬がぷくーっと膨らんでいる。]