20 ゲルダと愉快な仲間達
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用心棒 セロン
ゲルダ。
ここは場所が悪いようです。
［そう言ってセロンはゲルダを軽々と抱き上げた。］
［…いわゆる｢お姫様だっこ｣という奴でゲルダに有無を言わせない素早さだった。］
用心棒 セロン
［予想外の事態にパニック状態のゲルダに、セロンはそっと］
まずは領主様に…婚約のご許可をいただきにいきましょうか。
［と言ってから微笑みかける。］
領主の娘 ゲルダ
[突然の事に対応できずに、きょとんとしたままなすがままになっていた。どうやら抱き上げられたようで、間近にセロンの笑顔があった。それですべてが安心できた。]
……はい。
[顔を赤らめながら微笑んで、小さく頷いた]
用心棒 セロン
［セロンはゲルダの身体の重みをしっかりと受け止めて廊下を歩き出す。］
［廊下を進むうちに何人かの同僚達と行き違う。］
［全員が何かを言いだげに口をパクパクさせるだけで咎める者はいなかった。］
用心棒 セロン
［セロンはエイブラハムの執務室の扉の前にたどりつき］
ゲルダ。
私が守ります。…これかもずっと。
［ふっと優しく笑ってから顔を引き締め］
エイブラハム様、お願いがあってまいりました。。
［セロンの声にあわせて開かれる扉。セロンはゲルダを抱えたまま部屋の中へと*歩を踏み出した*］
【削除】 金貸し ウルリヒ
忙しくてなかなか絡めんのう。
わが息子ともなかなか顔を合わせられぬ。
そうこうしているうちに誰かと誰かの舌が絡むどるワイ。
……次はワシかの。
伝道師 クリストファー
[...は、20会場で使用人達からゲルダとセロンの様子の噂を聞いた……]
へぇ。そう……え？
お姫様抱っこでですか！？
それでエイブラハム殿に挨拶に行くなんて……
へぇ〜。
[...は、「セロンって意外と大胆だったんだなぁ」っと驚いた。]
伝道師 クリストファー
……壁に耳在り障子に目在りって言うけど。
凄い詳細な情報が出回ってる気が…。
私も口に気をつけないと…。
――エイブラハム殿は、無事に許可出せたのでしょうか。
[...は、コメカミに青筋を浮かべながらゲルダの為に許可を出すエイブラハムの姿を想像した…。]
教会で見てるだけてもゲルダには甘く接してるのが良く解ったしなぁ…。
きっと大丈夫。だよね。
伝道師 クリストファー
[...は、仕事の依頼の時も解消の時も直接会う事の無かったエイブラハムに簡単に会える二人を想い…]
……直接許可貰えるんだよね。
当たり前だけど…。
……そういえば。
ゲルダが結婚するとセロンは義弟って事になるんだ。
今更複雑な気分になって来ちゃったよ…。
[...は、そう言って自分の内心に苦笑した]
用心棒 セロン
[セロンは広間に入ってきてクリストファーに気がつき]
………。
[無言で頭を下げた。セロンの目のまわりにはマンガのように見事な青あざがひとつ。]
用心棒 セロン
[セロンは微かにクリストファーに目配せをした。]
[ゲルダとクリスの秘密を知っているとも知らないとも見える微妙なやりとり。]
こんばんわ。クリストファー。
伝道師 クリストファー
うーん。
…セロンには、ゲルダと私がどういう関係か話すべきなのかなぁ。
暫くは、ゲルダと私の二人だけの秘密にしたいなぁ…。
で。暫く黙って私達がどんな関係なのか、やきもきさせるのが楽しそう…。ふふふ。
[...は、セロンを秘密に加担させるべきか考えている…。]
伝道師 クリストファー
[...はセロンが居ることに驚いた]>>487>>488
わ、私は何も！？
[と思わず動揺しかけてから取り繕う様に]
こ…こんばんは。ははは。
用心棒 セロン
[セロンは自分の目のまわりを押え]
これですか…？
娘想いの父親に｢婚約のお祝い｣としていただいたものですから。
痛くなどありませんよ。
[セロンはほんの数日前には出来なかったような屈託のない微笑みを浮かべた。]
伝道師 クリストファー
>>492
「婚約祝い」ですか？
すると……。
[...は、ぱっと笑顔になって]
おめでとうございます！
いやぁ。本当におめでとうございます！
[と言いながら、セロンの方に手を掴もうと歩み寄った]
用心棒 セロン
［セロンはクリスの右手をさりげなく無視して頭をさげようとして］
（…右手をあずけない習い性も直さなくては。）
［そっとつぶやきクリスの右手をとって握手をしながら］
ありがとうございます。
領主の娘 ゲルダ
…だ、大丈夫ですか?
これ…
[急いで濡らしてきたハンカチをセロンに渡そうとして、目の前の人物に気付く。]
お兄さ……
[そこまで言いかけて、はっと口を噤む]
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