20 ゲルダと愉快な仲間達
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【独】 木こり バラゴ
パーソナリティはワタクシ、炎の逆転ファイター・バルゴ。
そしてこの番組は“心と手と手と手と手と心、繋いでまとめてぶん投げる！”でお馴染みの魔王様カンパニーの提供で、お送りいたします。やはっ
鍛冶屋の弟子 マジ
[もぐもぐしながら。]
そ、そういえば、勝手に好敵手（とも）扱いした人の顔はなんとなく覚えたが、自分が名乗るのを忘れているような。
１人１人に名乗っていくのか？だが断る！
ハート型の名札に名前を書いて、最初から決めてました！ちょっと待った！などいまさら名乗りながらいう空気でもない！たぶん！いや、そうなのか？うむぐぅむぐむぐん。
よし、明日は背中に『本気』と極太で書いた服を着ることにしよう！
これで他の人にも俺の名前は通じる、ゲ、ゲ、ゲｒ（ぷしゅー）さんの目にも止まってくれるかｍ（鼻血）
うむ、腹が膨れると、独創的な思考が生まれるな。いまならいい銀細工が出来るかもしれない！よしっ！
【独】 木こり バラゴ
―― ＣＭ ――
♪ちゃらっちゃらっちゃーんちゃーん、ちゃららららっちゃ、ちゃーん
「これで世界は儂のものじゃぁっ」
「貴様の野望もこれまでだ、覚悟しろＤｒ.バルゲ！」
「ええい邪魔者めが、くたばるがいいわぁっ」
「うわー、人海戦術はんたーいっ」
もう駄目かも知れない、そんなとき。
「魔王様印の不思議な吉備団子でエネルギー・ｉｎ！」
「やられたー！！」
魔王様印の不思議な吉備団子、これで君も元気１倍！！
【独】 木こり バラゴ
はい、あらためましてこんばんは。
すちゃらかバラゴのウルフェン・リミテッド第一夜、まず最初のコーナーはお便り紹介です。
つーか第一回からお便りがあるなんて、スタッフの捏造もなかなかいい度胸だねっ
…え、捏造じゃない？ 演出？ あーそうなんだ。
まー、ともかく一枚目のお便りいってみましょーか！(すちゃっ
【独】 木こり バラゴ
えーと、ラジオネーム『セレブと羅漢が同居するのはジャスティスか？』さんから。
頼むから自分に喧嘩売るようなラジオネームはよしなさいね？
とー、なになにー？
『バラゴさんはじめまして』
はい、はじめまして。
『バラゴさんの番組、いつも楽しく聴いてます』
おい、スタッフ。第一回放送だってことサクラ頼んだ奴に教えてないだろ、勘弁しろよ。
【独】 木こり バラゴ
『ちょっと気になることがあるんですがー』
あーはいはいなになにー？
『あの招待客のどの辺りに“ゲルダお嬢様の希望”が入っているんでしょう』
お、なかなかいい着眼点だね。
うーん、考えられるのは次のみっつかなー。
Ａ．ウルリヒが借金のカタに奪った招待状あたり
Ｂ．バラゴがストリートファイトで集めた７通の招待状あたり
Ｃ．ゲルダの希望は通らなかった。現実は非情である
ま、とりあえずこんなのは話が進んでいけば判ってくるもんだから深く考えない方向で。ＯＫ？
さ、次のお便りいってみよっかー。
【独】 木こり バラゴ
………。
え、おしまい？ あっそう。ま、第一夜だししょうがないよね。ふざけんな。
おっと、この番組はＥ-メールでのお便りも待ってるよ。
メールアドレスはいまちょうど画面下に出ていると思うからそちらに…ラジオだから画面下なんて見えない？
そーこを根性で見るのが正しいリスナーの姿だって。がんばれオトコノコ！
番組は、まだまだ続くよっ
領主の娘 ゲルダ
……。
ヤシチ様、テリー様、チャールズ様、ミケーレ様、ウルリヒ様、コンラッド様、バラゴ様、マジ様、グリフィス様、クリスさん、…セロンさん。
領主の娘 ゲルダ
…ん?違いました。11名ですね。
この中に、お父様が紛れ込ませた方がいらっしゃるわけですね…。
何名くらいいらっしゃるの?
[脇で控えていたある程度事情を知る侍女に、そっと尋ねる]
領主の娘 ゲルダ
……もう!お父様ったら…!
いつもいつも自分の好きなようにしなきゃ、気がすまないんだから…っ
[ちょっぴり頬を膨らませる]
んん…でも、味方になってくださる方もいらっしゃるのよね…。かと言って、出てきてください、と言っても他の方の手前、中々出にくいでしょうし…。
領主の娘 ゲルダ
……うん、考えてても仕方ないです。
手当たり次第に突撃してみましょう!
…嘘が得意で無い方なら、反応から何かわかるかもしれませんし…。
[そう言って、すくっと立ち上がった]
御曹司 チャールズ
［...は会場内を見渡して］
ヘクターの招待状を受け取った者の席を他から隔離しようとしているようだな。
まあ、納得できる処置といえるが・・・
［...は食べるだけ食べて眠りこけているバラゴを見てつぶやいた。］
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