捨て猫 ウェンディは、とぼとぼしながらも、気を取り直して次に「サンマの間」に足を運んだ。

捨て猫 ウェンディは、大粒の涙をこぼして、ざぁざぁ泣いている。

仲居猫 ネリーは、屋根裏で大きな伸びをして、とてとて降りてきた

捨て猫 ウェンディは、｢パパとママに会いたいよぉ。会いたいよぉ！」

仲居猫 ネリーは、捨て猫 ウェンディをぺろぺろと舐めた

宿泊客 メイは、メモを貼った。

捨て猫 ウェンディは、番頭猫 クインジーを見て、ほっとしたのか、少し落ち着きを取り戻してきた。

宿泊客 メイは、部屋に戻ってまったりまったり

捨て猫 ウェンディは、仲居猫 ネリーの言葉にうなずいた。

仲居猫 ネリーは、捨て猫 ウェンディを押しやると*とてとて*

捨て猫 ウェンディは、気を取り直すと、サワラの間にすたすた足を運んでいった。

暴走猫 ヴィンセントは、ウェンディのことはあっさり忘れてさっさと出て行った。

捨て猫 ウェンディは、なぜかぷんぷんしているが、そこには笑顔があった。

捨て猫 ウェンディは、番頭猫 クインジーに「はいな！いってくるのですぅ〜」

捨て猫 ウェンディは、サワラの間近くにある給油室に*立ち寄った*

仲居猫 ネリーは、大広間であるクジラの間に朝食を用意した

番頭猫 クインジーは、暴走猫 ヴィンセント用に、板場にカステラ一本*置いとく事にした。*

黒猫 ユージーンは、旅館に向かって走り出した…と思えば道端の猫じゃらしと*戯れている*。

番頭猫 クインジーは、黒猫 ユージーンの姿を買い出し帰りに玄関で見付けた。「おや、いらっしゃいまし」

番頭猫 クインジーは、食材とお茶菓子をもって板場に。お彼岸なので*おはぎだ*。

番頭猫 クインジーは、暴走猫 ヴィンセントの姿が見えないので「……あいつ山菜採りに行って、遭難しちまったんじゃなかろうなぁ」*ちと心配気*。

番頭猫 クインジーは、電波猫 ラッセルに、恐る恐る「……、えー、お泊まりのお客様でいらっしゃいますか？」

電波猫 ラッセルは、番頭猫 クインジーにお土産の秋刀魚を30本投げつけた！！！！

番頭猫 クインジーは、「あわわっ！」飛んで来た秋刀魚を拾いまくる。

通りすがり ローズマリーは、電波猫 ラッセルに襲い掛かった。

仲居猫 ネリーは、食器棚の上で伸びをした

通りすがり ローズマリーは、メモを貼った。

番頭猫 クインジーは、えーと確か、イサキの間とタチウオの間が空いてた筈だな……。

電波猫 ラッセルは、メモを貼った。

電波猫 ラッセルは、ひたすらゴロゴロ転がりながら温泉へと向かった！

電波猫 ラッセルは、番頭猫 クインジーを秋刀魚でづんづんどついた！！！

番頭猫 クインジーは、電波猫 ラッセルはい、何か？

仲居猫 ネリーは、手際よく布団をひくと、ローズマリーにお辞儀をして厨房へ

電波猫 ラッセルは、丸まってすやすやと寝入った。

捨て猫 ウェンディは、給湯室でミルクを沸かしている。

通りすがり ローズマリーは、眠りについた。

仲居猫 ネリーは、通りすがり ローズマリーの枕もとの机に茶桶とポットをそっと置いた

捨て猫 ウェンディは、サワラの間のドアの前をぐるぐる回ってる。

通りすがり ローズマリーは、メモを貼った。

番頭猫 クインジーは、電波猫 ラッセルが眠ったのを幸い、首根っこ掴んでイサキの間に*連れていった*。

仲居猫 ネリーは、メモを貼った。