村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
富豪 アーノルド が見物しに来ました。
村の設定が変更されました。
富豪の姪 カミーラ が参加しました。
煙草の煙が漂ってるわ。アーノルド伯父さんは居るみたいね。
あんまり顔をあわせたくないのに。
先に部屋に行って荷物を置いて着替えてこようかしら。
/*
アーノルドの弟の娘。18歳
幼少時に母を病気で亡くし、その後父親が事故で死亡。
伯父であるアーノルドに引き取られ21歳になるまでアーノルドが後見人となることになった。
現在寄宿舎に入れられていていてクリスマス休暇で屋敷に戻って来た。
父の事故死にアーノルドか係っているのではないか、また母親から相続した財産をアーノルドが使い込んでいるのではないかと疑っている。
こんな感じでよろしいかしら。
*/
[そっと階段の手すりから下をうかがっている]
誰も戻ってこないのね。
伯父さんと2人であんまり顔を合わせたくないけど、礼儀知らずと思われるのも癪だわ…。
[意を決して下に下りていく]
伯父さん、お久しぶりです。
クリスマス休暇なので戻ってきたの。
学校はいつもどおり順調だわ。
伯母さんたちはクリスマスの買い物なのかしら。
少し疲れているので熱いお茶を入れて居間で一休みさせてもらうわ。
伯父さんもなにか飲みますか?
おぉ、カミーラか、よく帰ってきたな。
なかなかに優秀なようで私も鼻が高い。
さて、あれらはどこに出かけているのやら。
女の買い物は長くていかんな。
私も茶を貰おうか。
ブランデーをたっぷりたらしてな。
はい。ブランディたっぷりの紅茶ですね。
美味しそうなシュトレーンを見かけたから買ってきましたの。これ少し切り分けますね。
[台所でお湯を沸かしなおしている**]
相変わらずみんな戻ってこないのね。
料理をすると人が来るというジンクスを聞いたことがあるけれど、わたしはお料理できないのよね。
お茶を入れるのがせいぜいなのよ。
伯父さんに料理をさせたら後で何を言われるか分かったものじゃないわね。
[台所で独り言を呟いた]
メイド キャロル が参加しました。
あらよかった。
このお茶を運んで、何か簡単な暖かいものを出してもらえるかしら?
/*
キャロルはどれぐらいここに勤めてるのかしら。
わたしと面識ある?
*/
温かいものでございますか。それでは先ほど焼きあがりましたアップルパイを切り分けてお持ちいたします。少々お待ちくださいませ。
/*
二年になりますから、お会いしております。ただ、わたくしは女性の顔を覚えるのはあまり得意ではありませんから、誰かと混ざってしまい勘違いをすることもございます。
*/
お待たせいたしました。こちらに置かせていただきますね。
それにしても皆様おそろいになりませんね。わたくし、ほかのお客さまの分もあわせてお料理をご用意する予定なのですけれど、余ってしまいそうで心配です。
カミーラさまは、当分こちらに滞在される予定と承っておりますが、よろしいでしょうか。なにか苦手なものとかございましたら、遠慮なく仰っていただければ、そのように対応いたします。
おはようございます。ご主人さま。
・・・・・・・
お休みになっておられるのかしら。(朝ごはんは用意しなくてよさそうですね。) 屋敷のお掃除でもしてきましょう。
[フンフフフーンと歌いながら軽やかなステップで掃除を始めた。]
ご主人さま。本日はメインをローストビーフにしようと思っておりますがよろしいでしょうか。先週末の仕入れで牛肉がいい感じに熟成しておりますので、あるいはビーフステーキもよろしいかと思います。
牛肉はあまり好ましくないのでしたら本日入りました鴨かオマール海老でもよろしいかと思います。鴨のローストをオレンジソースでさっぱりと仕上げるのもよろしいですし、オマール海老を贅沢にフリットで仕上げるのも食材の性を生かせてよろしいかと思います。
新しいお客様はまだなんでしょうか。キャロルは歓待のために腕を振るいたくてたまらないのですけれど…。
[少し咳をして]
どうにも体調が悪いらしいな。
キャロル、いちいち詰まらんことで私を煩わせるな。
その程度のことは自分で判断しろ。
少し書類の整理でもするか。
[訊かなければ訊かないで不機嫌になる主人はそういい捨てると書斎へ向かった]
/*
多忙と体調不良で失礼している。
申し訳ない。
とりあえず、たちの悪い主人と言ったところだが、キャロル嬢は私に含むところはあるかね?
*/
キャロル、ローストビーフでいいわ。
冷たくなっても問題ないもの。
ホースラデッシュつけて頂戴ね。
/*
食べ物の好き嫌いはないわ。ありがとう
*/
叔母さんたちはクリスマスの買い物なのかしらね。
雪になる前に帰ってくるといいのだけれど。
お忙しいことに気がまわらず申し訳ありません。
[ぺこり]
ご主人様。昨日ご指示頂きましたとおり、机の周辺の書類は全て焼却しておきました。交易商のベンジャミン様からの請求書と発注書などは念のためこちらに残しておきましたが、これも焼却してよろしいのでしょうか。
/*
ふくむところはございません。キャロルはプロでございます。ただ要所要所で命令を盾に取った「やりすぎ」をすることはございます。憂さ晴らしの一種ですが、表面的には勤勉実直そのもので行動しております(ぺこり)
*/
本日はこのような献立となっております。
お時間のよろしい時にお声をおかけください。
すぐに準備いたします。
[鴨と季節野菜のゼリー寄せ]
[オマールえびのブイヤベース]
[特選牛ロースのローストビーフ]
[焼きたて仏蘭西パン]
食後のデザートには[カッサータ]を用意してあります。[アップルパイ]も残っております。アップルパイをご所望の場合は軽くオーブンにかけますので、こちらも声をおかけください。
ワインにつきましては専門の者が休みを取っておりまして、キャロルでは判断つきかねます。ご主人様がお望みのものを用意いたしますのでご指示ください。
.oO(キャロルって優秀だわ。
どうしてここにいるのか不思議)
もうクリスマスが来たみたいなご馳走ね。
シャンパンでも抜いてもらいたい気分だわ。
伯父さんは書類を整理したの?
年末の大掃除ってところなのかしら。
わたしには整理するような書類はないわ。
むしろ……そうね。
散らかす方にまわりましょうか。
[届いていたクリスマスカードを壁に飾り始めた]
ご主人様のご指示で常に用意できる最上のものをお客様にお出しするようにと命じられております(ぺこり)
シャンパンでございますか。モエ・エ・シャンドンとクリュグの白とロゼならハーフでもご用意しております。フルボトルをあけるには少々早いかと思いますので、こちらでお持ちいたします。
ご主人様もご一緒にお飲みになられますか? でしたらいつもの[モエ・エ・シャンドンドンペリニョン]のロゼも冷えております。こちらの方がよろしいでしょうか。
[いろいろ言われているが、半分は聞き流した。]
分かりましたではそのように。クラッカーと、ええ、いつものですね。少々お待ちください。
[10分ほど経過]
お待たせいたしました。
[クラッカー]
[自家製カッテージチーズ・レモン風味]
[キャビア・オシェトラ]
[キャビア・セブルーガ]
チーズは塩味はほとんどございませんので、キャビアとあわせてお好みであわせてください。…はい、かしこまりました。それではそちらもお持ちいたします。
[キャビア・ベルーガ]
はい。カミーラ様。なんでしょうか。
なにが違うのかと? ええとそうですね。カナッペでさっぱり頂くのでしたら、キャロルとしましては一番小粒でもありますし、カッテージチーズを多めにしてセブルーガをあわせるのがよろしいかと思います。
ご主人様はいつもはカッテージチーズ少なめでオシェトラをあわせておられることが多いようです。こちらの方がコクを楽しめます。キャビア本来の味を楽しむならベルーガがよろしいかと思います。あくまで好みですので、深く考えず美味しいと思うものを美味しく食べていただければと思います。
キャロル美味しいわ。
ありがとう。
カッテージチーズはレモン風味なのね。
これだとキャビアにレモンを絞らなくていいということなのかしら。
[椅子にかけた足が机の下の何かに当たり下を見る]
クリスマスカードが一枚落ちているわ。落としたのかしら。
うん?
伯父様宛だけど変に十字架のキリストが変に強調されていて不気味。
差出人は……書いてないわ。クリスマスカードよ…ね
これは飾らないでおきましょう。
[隣の空いている椅子の上にそっと置いた]
ローズマリー が参加しました。
皆様こんばんは☆
[外は風が強いのだろうか、緑色の髪の毛をなびかせて、手には沢山のお酒を持ち、入って来て周りを確認するように見て]
こちらでクリスマスパーティーがあるときいて伺ったのですが・・・・
あら・・?
まだみなさんいらしていないのですね。
それにしても寒いですわ。
あら、お客様かしら?
こんばんは、ようこそ。
外は寒そうですね。
/*
お客様でいいのかしら。
アーノルド伯父様とはどういうご関係?
*/
レモンはお好みでどうぞ。とくにかけなくても風味としては足りるかと思います。確かにベルーガに合わせるには若干薄いかもしれません。
いらっしゃいませ。お待ちしておりました。これはこれはたくさんのお土産をありがとうございます。寒かったでしょう。まずこちらへ。
[暖炉のそばに案内する。椅子にはひざ掛けの毛布も用意されている。]
今お飲み物をお持ちしますので、まずは身体を暖めてくださいまし。パーティの前に風邪を引いてしまっては元も子もありません。
[厨房からレモンの香りが漂う飲み物を持ってきた。]
まずこちらをどうぞ。
[ホットワイン]
甘くしておりませんが、もし必要ならこちらの蜂蜜をお使いください。
そうね、両方試してみてわたしはレモンを少し足した方が好みかもしれないと思ったわ。
んー、ホットワインの香りが気持ちいいわ。
寒いところから来た時にはいい飲み物よね。
わたしに出す時はシナモンとオレンジ入りのでお願い。
お客様は温まったのかしら。
はい。かしこまりました。のちほどお休み前にお部屋にお持ちいたします。
ところでご主人さまが席を立って戻ってこられないのですが、カミーラ様はなにか知っておられますか? トイレにも書斎にもおられないのですけれども。どこかで行き違ってしまったのでしょうか。差出人不明の速達封書が1通届いているのでお渡ししたいのですが。
[不思議そうに首をかしげている。心当たりの場所はあらかた見て回った後のようだ。]
[キャロルの問いに考えながら]
そうね、さっきわたしも席を立ったときに書斎の前を通ったけれど伯父さんの気配感じなかったわ。
どうしたのかしらね。
クリスマスの幽霊にでもさらわれたのかしら。
[ローズマリーの方に向き直って]
外で伯父さんを見かけたりしてないですよね?
[地下のセラーからワインを手に出てきた]
キャロル、パーティのメインにはこいつを出すように。
惜しいが、ケチな人間と思われるのは我慢ならんからな。
[カミーラの言葉を聞きとがめて]
誰がスクルージなのかね?
/*
ローズマリー嬢は私に招待されたという形で宜しいかな?
少々足が遠のいていて申し訳ない。
土日は時間を取れると思うのだが。
*/
あら、伯父さん地下にいらしたのね。
……誰がスクルージなのでしょうね?
残念ながら伯父さんをケチと思ったことはないわ。
(でも……贅沢しているお金の出所を知りたいと思ったことはあるわ)
ローズマリー がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(ローズマリーは村を出ました)
メイド キャロル がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(メイド キャロルは村を出ました)
メイド キャロル が参加しました。
[大荷物を抱えて外から戻ってきた。]
なんということでしょう。キャロルとしたことが時間を町が手手しまいました。今日はもうクリスマスじゃありませんか。ここはがんばって料理を・・・
などと思って買い出しから戻ってきたのですけれど、ローズマリーさまが今度はどこかへ・・・?
困りました。例年通りのさびしいクリスマスになってしまいそうです。(それもこれもご主人さまが・・・)
まずは厨房において来るとしましょう。
お帰りなさい、キャロル。
あなたも亡霊に捕まったのかと思ったわ。
そうね、とても静かなクリスマスね。
伯父さん、伯母さんと離婚寸前って噂本当なのかしらね…
[誰に言うでもない小さな呟き]
あら、伯父さんお大事に。
キャロルは台所なので、アスピリンわたしのでよければ。
[鞄からピルケースを取り出すとアーノルドに手渡した]
/*
お大事に
*/
ニューイヤーの準備に走ったほうがいいのでしょうか。キャロルとしてはもう少し簡単にお客様が集まるかと思ったのですが…
ここはもうキャロル自身が飲んで騒ぐくらいしかすることがございません。いっそ飲んで寝てしまいましょうか。それも良いですね。
ああそうだわ。キャロルにクリスマスプレゼント渡すの忘れていたわ。
いつもありがとう。
[四角い包みを渡した]
中身はご本よ。「デュマの大料理辞典」っていうの。
読んでないといいのだけれど。
見習いメイド ネリー が参加しました。
はわわわっ!
「クリスマスから新年まで、伝説のメイドの傍で しっかり学べ!」って言われていたのだけれど…
…大・寝・坊 しちゃった!
すべてはこの寒さのせい…。
こう寒いと、お客様も大・遅・刻 ってカンジなのかな?
/*
・アーヴァイン
ネリーの雇い主
ネリーは雇い主と共に この屋敷に招かれ しばし滞在
・アーノルド、カミーラ
ネリーの雇い主の知人
他所のパーティで見かけたような気がする…
・キャロル
雇い主から「伝説のメイド」と聞かされている
・ローズマリー
行き着けの美容院で見かけたような気がする…
心の中で「あのお姉様の緑髪…素敵!」と叫んだものだ
*/
クリスマスプレゼントまでくださるなんて・・・ありがとうございます。アレクサンドル・デュマといえば文豪にして食通。キャロルも話には聞いておりましたが実物を読むのは初めてでございます。ニューイヤーメニューに向けて勉強させていただきます。
ご主人さま、アスピリンでございますか・・・。あまりお薬に頼らないほうがよろしいかと・・・。奥様も・・・
いえいえなんでもございません。アスピリンですね。こちらでございます。
[銘柄の判然としない錠剤を水とともに準備して渡した。]
おや可愛いお仲間が増えましたね。ご主人さまになにか間違ったことでも吹き込まれましたか? いつものことですから気にしないようにしてくださいね。キャロルはキャロルでしかありません。
ああでもちょっとここをお任せして良いでしょうか。さきほどワインセラーをご主人さまがずいぶんいろいろ(散らか)してしまったようなので、整理してこなければならないんです。
よろしくお願いします(にっこり)
[出遅れてしまったネリーは、会場を見て愕然とした]
…さ…さすが伝説のメイドですね。会場準備、既に完璧!
[せめても…と、カミーラとキャロルの『デュマの大料理辞典』談義に聞き耳を立てて学ぶことにした]
とと…!
[ネリーは、キャロルに声を掛けられて驚いた]
お疲れさまですキャロルさん!いえいえ、さすがです!
ご主人さまから、毎日キャロルさんのこと聞かされては比較されてるんですぅ〜…。
お次はワインセラーの整理なのですね。…見つけ仕事とは…やっぱりさすがです…。
…はい、ここは私が任されますので、頑張って来てください!
キャロルさん…「飲んで騒ぐくらいしかすることが…いっそ飲んで寝てしまいましょうか」…と言っていたわね。
私の得意な方は…飲んで寝るお仕事…かな?
[ネリーは、シャンパンを勢いよく飲み干した]
むにゃ〜
…ご主人様も お客さまも 神様なのれすぅ〜… むにゃ*
あら・・・リシュブールの1990年もありませんね。シャトー・ラトゥール・ポイヤックの1982年・・・は先ほどご主人さまが用意しておけと2本厨房に持ってこられましたけど。お部屋で飲んでおられるのでしょうか。それとも・・・? 名品といわれる年だけに少し気になりますね。
[明るくないワインセラーでしばらく黙々と片付けている。]
これでよしと。ご主人様が初めから指示していただければキャロルの仕事も少し減りますのに。いえいえそんなことを言ってはいけませんね。誰が聞いているかもわかりません。
[戻ってきて半分寝ているネリーを見つけて微笑み、暖炉のひざ掛けを広げてかけておいた。]
大きめだから当座はこれで足りるでしょう。もう少し起きない様子ならメイド室に連れて行けばいいでしょうし。さてどこまで終わらせていたかしら。
前菜は終わってますね
[スモークサーモンムース・小麦粉のブリニ添え]
[浅葱風味・烏賊のマリネ]
[蕪添え鶏肉の蒸し煮・大豆風味のソース添え]
[スペイン風オムレツ・ケッカソース添え]
スープはシンプルに[コンソメ・スープ]の準備も終わり。
パスタは[ペンネ・アラビアータ][ペンネ・野菜クリームソース]で足りるでしょう。ソースは完了ですからあとはペンネを用意すればよし。ジェノベーゼソースも作っておきましょうか。人数が読めないのが困りますね。それもこれもご主人様が・・・(もごもご)
メインの準備も終わりですね。
[ローストビーフ]
[イベリコ豚のロースト・蜂蜜マスタードソース]
[鴨のロースト・オレンジソース]
[オマール海老のグラタン風・ウニの生クリームソース]
[舌平目のムニエル]
・・・これぐらいあればどの宗旨の方でも大丈夫でしょう。仕上げはその時でいいですから冷蔵庫に下拵えはしまって・・・
ああいけない。ご主人様のことだからコーンスープとかクラムチャウダーを突然命じてくるんですよね・・・。念のためコーンの裏漉しと魚介のコンソメも用意しておかないと・・・。
吹っかけられる難題が多いほど燃えるのがプロメイドのこだわりです。
[一通り終えてリビングを見渡す。ネリーは相変わらず気持ちよさそうに寝息を立てている。近くに落ちているシャンパンのビンを拾って少し肩をすくめた。]
シャンパンだから早めに飲むのは良い事ですけど、ピンク・ドンペリニョンを一気に飲んだのかしら・・・? 見た目より豪快な子ですね。ガーデン・パーティだったら火の番とかお願いするところですけれど。
・・・雪が強くなってきましたね。お客様は・・・集まるようにはみえませんね・・・
/*
お客さまがた、本日23時半をもちまして廃村となるようでございます。
人数は普通なら厚くない壁なのですが、時期が時期だけにお身内を呼び寄せるにも限度がございましょう。しかしながらご主人様に代わりまして、ご協力をお願い申し上げます。
*/
新聞記者 ソフィー が参加しました。
[玄関のドアをノックする]
こんばんは、アーノルドさん。
本日は、クリスマスパーティに招いて頂きましてありがとうございます。
時間の方っと、何とか間に合ったみたいですね。
よかった…。
今年は例年以上に冷え込んでいますね。
ワシントン市内は大雪で、交通関係がすっかり麻痺してるそうなんですよ。
私はたまたま近くで宿をとっていたので何とか間に合いましたが、遠方から来られる方がちょっと心配ですね。
[コートを脱いで、クローゼットのハンガーにかけた]
/*
Washington Post 社の新聞記者。
業績不振の企業を次々と再建したビジネス界の救世主アーノルドとは、1年前から会社を通して懇意になる。
本日は、アーノルドの新年の展望について取材する事が表上の目的であったが…。
5年前、ソフィーの父のヒューバードが事業に失敗し、ゴッホの「ひまわり」をアーノルドに売る事で負債の肩代わりにしようとしていた。
しかし、絵の受け渡し当日、アーノルド他、彼が連れてきた鑑定士数人の立会いの下でそれが贋作と判明し、売買不成立になる。その後、ヒューバートは色々な鑑定士に見てもらうが、いづれも贋作の烙印を押され、金策に尽き絶望のあまり自殺する。あのゴッホの絵の出所は疑う余地もなく、真作だといわれてたのに…。
ソフィーは、受け渡し当日、父が絵から目を離した数十分の鑑定時間、絵が掏り返られたのではないかと疑っている。
/*
/*
他の参加者との関係は、アーノルドを取材する新聞記者として何度か面識がある設定でお願いします。
メイドさん達とは、パーティを通して徐々に交流してゆく方向で。
カミーラとは、ハイスクールメイトであり、共にバスケットボール部に所属していた仲にしとこうかな?
/*
[咳払いをして]
おぉ皆さんお集まりですな。
ゆるりとくつろいでいただきたい。
[鷹揚そうにつげ、葉巻に手を伸ばした]
/*
23:30までに後四人とはなかなかハードルが高いですな
*/
[ネリーは、暖炉のひざ掛けにくるまって寝息を立てていた]
すぴー…
…むにゃ…?
[途中、新しいお客様−ソフィー−がコートをかける音で意識が少し戻った]
……すぴー……
[しかし、血中を巡るピンドンには勝てず、再び眠りについた]
[あらためてお辞儀して、周囲をチラリ]
素敵な会場ですね。会場の飾り一つとっても、とてもアットホームであたたかい印象を受けて驚いています。
ご存知ですか?
アーノルドさんは、ビジネス界では救世主と呼ばれていらっしゃいますが、かたやお仕事一筋の真面目な方という評価があるんですよ。
でも、ご家族や使用人の皆様、そして私のような新聞記者まで招いてこのようなパーティを催されるなんて…
アーノルドさんの別のお顔を知りえた気がしますわ。
[ネリーは、暖炉のひざ掛けにくるまって、なおも寝息を立てていた]
すぴー…
…ん…?…んんんー!!
[アーノルドと共に会場に現れた主人−アーヴァイン−に揺り起こされ、飛び起きた]
お…おはようございます、ご主人様!
伝説のメイドにくっついて、さらに頑張ってきます!
[ネリーは、アーノルドにも会釈して、ひざ掛けを持ったままキャロルの手伝いを行うこととした]*
/*
寒い中、雪中のお屋敷に集まられた皆様、お疲れさまです。
あと4人…揃われるとよいですね。
*/
[ネリーを見て微笑む]
あらあら…、そちらのメイドさんはすっかりお疲れのご様子。こう寒いと、暖炉の前は居心地が良くてつい眠くなっちゃいますもんね。
私も少し身体を暖めようかな…。
お恥ずかしい話、まだ手の方がかじかんじゃってますから。
[…は暖炉の前に行き、ネリーのひざ掛けをそっと正した]
[ひざ掛けを持ったまま走るネリーを見て]
……げ、元気なメイドさんね。
伝説のメイドって何?何なの!?
あー…ちょっと、ちょっと… 行っちゃった。
まぁ、いっか。後でお話聞く事にしましょう。
/*
皆さまもお疲れ様です。
村のコンセプトはとても面白いと思ってますから、無事揃って始まればいいですね。若輩でお恥ずかしい私ですが、よろしくお願いします。
*/
[ソフィーの言葉にまんざらでもなさそうに]
いやいや私などが救世主などと・・・たまたまチャンスを逃さないで要るだけでして
チャンスにおいて迅速に行動すること
そしてチャンスの"真贋"を見抜くこと
が肝要ですなぁ
[アーヴァインのほうへ向き直り]
やぁよく来てくださった。
葉巻はいかがですかな?
[人の話し声に目を開けた。いつの間にか少し眠っていたようだ]
くしゅん。
いやだわ、寝ていたのかしら。
あ…ら……? ソフィー先輩?
えーーー、どうして。
…そういえば、記者が来るとか聞いたような気がするわ。先輩のことだったのね。サプライズなプレゼントだわ。
嬉しい。
キャロル、ソフィー先輩をよろしくね。
暖かい物何かすぐ出せるかしら?
[視界に入ったネリーに気が付いて]
応援のメイドさんかしら?
確かアーヴァインさんの所の元気な子だわ。
良かった。キャロルは優秀だけど一人では大変そうだもの。
[取材メモを急いで取り出して]
なるほど…、ご成功の秘密は、物事の見極めと迅速さにあるのですね。メモメモっと。
でも、そうだからといって、負債をかかえた会社を数多く救われたわけですから誰にもできるものじゃないですよ。
事業に失敗し、自殺する経営者が年々増えている世の中ですから…。
[カミーラを目にして]
あ…、お話中で申し訳ありませんが、ちょっと失礼します。
[カミーラの両手を握って、無邪気にぶんぶん上下にふると]
きゃー、カミちゃんじゃない。久しぶりー。
ハイスクールでて以来だから、2年ぶりになるのかなぁ。
えへへ、実はさ、カミちゃんがここにいる事は知ってたんだよ。でも、ちょっと驚いたカミちゃんを見てみたい!だなーんて、私ってば全然思ってもなかったんだからねっ。
それにしてもカミちゃんって、学生時代とあんまり変わっていないよねぇ。
相変わらず真面目で控えめだし、後輩から随分慕われてたもんね。私の同級生の男の子からも、カミちゃんが好きだって人、結構いたのを覚えてるわ。
でもあの当時のカミちゃんって、男の子に興味なかったからねー。
[急に小声になって]
それでどうなの?今、彼氏とかいるの?
[ソフィーに両手を取られながら]
先輩、いやですよ。本当に驚かせてくれます。
昔っから電光石火でフェイントプレイをする人でしたけれど。
記者として忙しいって風の便りには聞いてましたけれど…
嬉しいわ。
[ソフィーを抱きしめた]