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[窓硝子を濡らす雨。
この分では、いずれあの小屋も燃え尽き鎮火するだろうか。]
…雨が止んだら、片付けに行かなきゃならないな。
骸があれば、弔ってやらないと。
[髪をまとめようとして痛みにやや顔を顰め、溜息混じりに毛先を指先で弄ぶ。
例の少年が井戸に落ちたことは、未だ知らされていなかった。]
彼らが何の罪を犯したのだろう。
……そもそも罪とは誰が決める。
導くべき我々か──否。
彼ら自身か──、
その命を半ばで狩り取り、次の輪廻へ送り出すことが本当に彼らの幸せか。
彼らが死を望むなら、心安らかに送ることが出来たろうに。
ヒトは生きる限りなんらかの罪を犯すとも言う。
では我々は全てのヒトを殺さねばならん。
目に留まるヒト全てを。
『何が正しいのか』
──お前ならば、このように惑うことなく役を果たすのだろうな。
一つを知った引き換えに、分からないことばかりが増えた。
私はどうすれば良い。彼らを殺すが彼らの幸せか。
──私は。
己が望むことのためだけに、彼らを殺して良いのだろうか。
それは──罪ではないのか。
[思い出すのは、彼の独白。]
…望みは、叶ったのだろうか。
それとも、未だ無念の中に居るのだろうか。
[「悪い幻を見せたくなくなって、ここへ来た。」
そう漏らした言葉を思い出す。
もう少し、話したかった。
その思いが胸の中へと沈んでいく。]
[未だ、霧は晴れぬまま。
手に触れた欠片の鋭さに、思わず竦んだままで。
ウルズとしての日々は、少しずつこの胸に積み重なっていく。
*暖炉に温められた体は、いつしか眠りを欲していた。*]
― 回想 ―
肉体が精密過ぎて心の揺れに反応するの。
人形に心は必要ないと、
私の設計者は其処まで計算しなかったのよ。
心を震わせる度に私は腐って逝くわ。
[暗殺者と調律師へと淡々と告げ]
[問い掛けには暫く思案の後に頷く]
隠しても仕方ないのだけれど、
態々醜いものを晒す必要も無いわね。
[手当てを受ける間も甘い腐臭は部屋に漂い]
[赤黒い頬を包帯に覆われるのに瞳を伏せる]
そうね、子供は大人に甘えるわ。
けれど私が誰かに甘えてしまえば、
きっと温もりに心震わせ腐ってしまう。
――…あの時みたいに。
[包帯を巻かれた小さな手を握って開く]
[未だ動く事を確認して安堵の息を吐く]
すてら、シャーロット、有難う。
睡眠は必要ないのだけれど、
少しひとりで考えたいのよ。
外は雨だし部屋を借りるわね。
罪も咎も興味が無いのだわ。
誰かにとっての罪は、
誰かにとっての罪で、
私にとっての罪ではないもの。
本当に彼等を導けるのは彼等自身でしょうね。
在る限り罪深いとしても、
本来全ては輪廻の輪に還されるのではないかしら。
其処から外れているらしき此処に留まり続けるのは、
永劫に罪を持ち続けると云う事なのかも知れないわ。
何が良いのか、
何が悪いのか、
私には判らない。
其れでも貴女が安らげば良いと、
私はそう願っているのよ。
[二人が部屋を出て行くのを見送る]
[たたまれ脇に立てかけられた日傘]
[男に貰い受けた柳の枝を見詰める]
ヒューバート…
[彼を想い人形はまた少し腐る]
[腹部の腐れるは見えずとも]
[甘い腐臭は*部屋を満たす*]
―自室―
♪― ♪― ♪―――
[雨の中、濡れる事も厭わず窓に腰掛け、外へと向けて、誰にも理解出来ぬ言葉で歌を歌う―死者を悼む鎮魂歌を。
目の前で墜ちていった舞葉、燃え尽きるヒューバートの小屋―
死んでいった2人の事を思い、彼は歌う―その瞳に涙はない。
だがその歌は涙を流していた―]
[自室に一人。二人の命の消えた事を繰り返し繰り返し考え続け。]
何でなんだろうね?何でヒューバートさんと、舞葉って子が死なないといけなかったんだろうね?
[思い返す。ヒューバートの塒を包んだ炎を。]
……ヒューバートさんに「殺意」はなかった。電雷がそういったからそれは間違いないんだよね。
あの時、電雷がそのことをヒューバートさんに言った時、
誰かほかにいたのかな?そんな気配はあった?
そうか、覚えてないよね。
それなら、どうしたらいいんだろう?
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