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――枯井戸――
[集まった面々を見回して、笑う]
さても、奇妙な事じゃの。
このように大勢が、この場所に集まってくるとは。
皆を引き寄せるべき“何か”が……この場所に宿っているのやも知れぬな。ほっほっ。
底なしか…?
[ナサニエルの言葉に井戸に近付くと、ひょいと中を覗き込んで]
……
[言葉ないまま視線を逸らす、とても高い所から下を見下ろした時と同じように小さく肩を竦めてふるりと震え]
涸れているかもわからぬではないか。
[ぶつぶつとぼやき]
…なさにえるよ。
お主は人狼について何か知っておるのか?
[蒼髪の青年へ視線を遣り]
――枯井戸――
[森の中より少年が歩いてくるのをモーガンは目にした。茫洋とした、覚束なげな足取りだった]
……如何思う、答え求め彷徨い続けた少年よ?
……この奥底に、その答えは潜んでいるだろうか?
――小屋――
〔灯りも燈さぬ小屋の中。幻術師は、柳が繋ぐ望みにじっと感覚を研ぎ澄ませる。てのひらの上でぐるぐると幻は姿を変える。〕
……。………
〔…。賭博師は勝負をかける。―希望の―〕
深い、深い、井戸。
ここでも人が死ぬのだな。
……我らの手でなく。
彼らの手で死んだならば。
……そのものの魂は何処に行くのだろう。
暗殺者 シャーロットは、傀儡使 舞葉 を投票先に選びました。
何か、ね―
[クックと笑って]
死神の気配とかでもすんのかな?
[冗談めかして、しかしその目は冗談を言ってる様な物ではなく―]
ふむ。
ナサニエル、聞いておったのか。構いはせぬ。
あれしきの音声を発して潰れるヤワな喉ではないわ。
尤も――
[と言いかけて、井戸に近づいた舞葉の様子に気づく]
少年! 舞葉よ! やめい、危ないぞ!
夢くらい語ってもいいじゃろう。
悲観するよりかはよい。
[カラカラと笑い、モーガンにも小さく手を振り挨拶をする]
…一度、見ておかねばならぬからな。
[引き寄せられてきたのかはわからないが、やんわりと今はそれを否定し]
[誰を落とすかなど、"私"にはあまり関わりの無い話で]
[ならばせめて、幼い子供にはこれ以上の苦しみを知って欲しくはないと]
……酷い欺瞞だ。
[吐き捨てるが、力はない]
[贖うために誰かを殺し]
[生き延びるために誰かを落とし]
調律師 すてらは、傀儡使 舞葉 を投票先に選びました。
[すてらの問いにひらりと手を振って]
まあ何度か戦った事はあるけど…多分参考にならないよ?それでも良いなら―
[―と、舞葉の気配に気付き]
本当に良く人がくんな…磁場でもあんのかね。
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